◤Franck Bonville / フランク・ボンヴィル ブリュット ブラン・ド・ブラン グラン・クリュNV 




DSCN7770.jpg いつもの店 (フィッチ) で深く考えずババーっと4本セレクトしたうちの1本で、買った後で「そういやシャンジュリアンのヤジが薦めてたなあ」と思い出し、オレの判断は間違っていなかったと少し誇らしい気分になったフランク・ボンヴィルです。

 なんだかんだでシャルドネ100%使用のブラン・ド・ブラン (白の白シャン) のNV (ノン・ヴィンテージ=様々な収穫年のワインを独自にブレンドして造られるスタンダード・スペック) でアタリを引くのは──特にオレのような素人には──簡単な行為ではない。それでも漢は負けを覚悟で当たりに行くんだよ!


DSCN7767.jpg うちはワイン・ブログじゃないし、今のところそこで張り合う気も自己主張する気もないけど──単なる週末の優雅な休肝日用の酒に過ぎないけど──、まあ、どこの世界もバカ舌の分布率は同じなので、結局自分の鼻と舌しかアテにならないのは一緒。それにワイン評論の世界は異質でファニーで、とにかく「山手線ゲームか!」というほど、一つの酒の香りについての異様な数の単語を並べる──のがエライ (カッコイイ) と思ってるフシがある。それを全部集めたらそこそこの花屋と果物屋が開けるんじゃないかというくらい羅列する。日本酒でもあるじゃん。全然違う香りや味の果物を異様に羅列する書式。最近わかったけど、あれ、ワイン評論のパクりなのな。ま、中にはフルーツパーラーみたいな酒もあるけどさ。

 これ、まるで筒井康隆のパロディ小説並みにポストモダンな記号的羅列なので、いつかオレも日本酒で完全パロディにします──ワイン評論の書式 (エクリチュール) で日本酒の記事を書く。ワインやシャンの世界は権威と格式とスノッブの香りがプンプンだから噛み付きやすくていいわ (笑) 。





◤Franck Bonville / フランク・ボンヴィル ブリュット ブラン・ド・ブラン グラン・クリュNV


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 ▲写真クリックで販売ページにJUMP!



 立ち香──ビビッドなフルーティネスが久々に大爆発。秘伝のタレ香 (トースト、ブリオッシュ) もほんのりある。やはり、こういう明るい果実香を感じれると、つくづくピエール・ジモネのNVはハズレだったということがわかる。これ、味しねえもん。

 最近は週末のシャンが仕事のモチベーションになりつつあるカナリア──。

 ♡☺♡「フルーティー&ジューシイ&酸、足りてる。旨い。バランスいいねえ〜

 あああ、久々に1本芯の通ったシャルドネ・パワーを感じたわ。これはそこそこアタリだな。まだまだ温度が低いので表情は端正で少し硬いが、ピーンと張り詰めた酸の力強さに比して、意外にジューシイな口当たり。ちょうど先日、他の記事のコメ欄で感想を書いたので、自分で自分の文章を引用しとくわ (笑) 。




 フランク・ボンヴィルは久々にBBらしい酒を引いたなという感じです。優雅さやエレガンスよりも凛とした一本筋の通った佇まいですが、酸はバッチリ足りてますね。ただ、飲み飽きしないものの、もう少しジュースとしての豊かな表情は欲しいという感じです。少し凛とし過ぎていて基本クールで無表情ですが、温度が上がってくると徐々に様々なフルーツ──特に桃なんかが出てきて、まだ少し残ってるので、昼間に飲んでみます。


 アグラパールよりは好きですね。アグラパールは嫌いというより、ちょっとエレガンスが眩しいというか、鼻持ちならないんですよ (笑) 。なぜか僕にルサンチマンや僻みのような複雑で下位な感情を想起させますね (笑) 。

 あと、フランク・ボンヴィルは含んだ瞬間にマロラクティック発酵を感じて今調べたらやはりという感じなので、徐々にわかるようになってきてます。アグラパールの方がもっとふくよかな甘みの膨らみがありますが、あそこまでハンナリすると、今はあまり面白いとは思えないですね。

 オイリーさ、リッチさはフルニのナチュールの方が上なので、これのTOPは変わりません。ナタリー・ファルメがこれに続き、チボーBrut、ボンヴィル、記憶は微かですがクルエのBN、このへんは上位組です。シャンシーラは少し人懐こいですが、和めるBBなので雰囲気あります。チボーのBrutはフィッチに問い合わせてるので、上手くいけばナタリー・ファルメと味クラーヴェできます。




 現時点でのオレなりの「マロラクティック発酵」のイメージは、一般に言われている「まろやかな酸」というよりは「優しいシュガーにオブラートされた酸」というもの。変な話、マロラクティック発酵のシャンを飲むと、なぜか「寒天ゼリー」のリンゴ味を思い出すんだよ (笑) 。

 でもアグラパールほど露骨な雲がかった酸ではないので──これをワイン飲みは「エレガント!」と言うのだろうが──、しっかりと力強い果実味は感じれて、オレには許せる範囲でのマロ度。あまりヤリすぎると、せっかくのシャルドネ流のスパーキーな酸のコアへの視界不良を引き起こすんだよな。

 ま、このNVは安定とバランス型なので、なんというか、深く味わうというよりは、食事と一緒にガブガブ飲むのが吉なブラン・ド・ブランかな。時折「退屈だなあ」と感じる時間帯がないわけじゃないが、白ワインとしてのフィネスは上々。



 オレ考案の秘伝のタレ。
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 ▲右奥は「特製味噌マヨネーズ」──マヨ、味噌、ハチミツ、粒マスタード、カレー粉、3種のすりゴマ。



 オレ以外、再現不可能だとは思うけど。


▪︎レモン半分 (ライムVerも以下同じ)
▪︎下ろし生姜 (適量)
▪︎下ろしニンニク (適量)
▪︎粒マスタード (適量)
▪︎味噌 (適量)
▪︎醤油 (適量)
▪︎リーペリン・ソース (適量)
▪︎味の素 (適量)
▪︎ポン酢 (適量)
▪︎ハチミツ (適量)
▪︎砂糖 (適量)
▪︎ブラックペッパー (適量)
▪︎シナモン・パウダー (適量)
▪︎乾燥バジル (適量)
▪︎オリーブオイル (適量)




 ただ茹でただけのアメリカ産の豚の肩ロース肉が☆付きレストランを駆逐 (笑) 。
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 ▲特製味噌マヨネーズを薄く塗って秘伝のタレを掛ければ、恐らくキミは泣く。こんなもんを家で食ってりゃ、外食もしなくなるって。






── 2日目。

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 ▲もう残り少しだけど。



 旨いです。泡 (ガス) は少し強めの直汲みくらい。グラン・クリュの威力が炸裂。同じ値段の白ワインでこれより旨いの、あるんでしょうか。むしろガスを抜いて飲むのが最高の贅沢であり通な気もするけど、シャンは気分が大事なんで、ついつい飲んじゃうんだよ (笑) 。

 次は「プレステージ」のNVを買ってみます。遊びも人懐こさもないけど、これはこれでなかなか。一般的な混醸タイプで時折感じるサンタリーナ (酸、足りてない) という印象は皆無。


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Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To サンジュリアンさん



毎度です。


──そろそろ混醸にtry

BNだと思ってたナタリー・ファルメは混醸でした。含んだ時、明らかにシャルドネを感じたので調べたら「ピノ・ノワール80、シャルドネ20」でした。ここ、ピノ・ノワールに強いメゾンなんですよね。ペウ・シモネとJ.ラサールも混醸ですね。これから届く「ヴーヴ・フルニ グラン・レゼルヴ」も混醸ですね。


──ジモネのNV一本で判断するのは?です。

なに言ってんですか。シャン祭りで「ガストロノーム 2004」を誰よりも高く評価したのは僕ですよ (笑) 。それに「ピエール・ジモネのNVはハズレだった」と書いただけで、ジモネが悪いメゾンだとは言ってませんよ。それに今の僕には「畑と生産者とヴィンテージ、更に熟成年数のマトリックス」は関係ないです。口に入れたモノが旨いかどうかだけです。能書きは旨かった時だけ調べるようにしてます。飲む前から頭に入れるモノが多すぎるのは僕には邪魔なんですよ。飲んでわかることしか理解できないし、飲んで理解できないモノを追いかける暇はないです──今は。


──シャンはワインの中で最もマーケティング商品ですから、値段=質 が当てにならないワインだと思います。

誰も何もアテにしてませんので、すべて自分の鼻と舌で判断しますよ。幸い、シャンジュリアンさんには良い店を教えてもらったので、Startダッシュにはそこそこ成功してると思います。ありがとうございます。まさか楽天がワイン天国だったとは驚きです (笑) 。

モエはモエで一度は当たりに行きたいんですが、あれ、結構高いんですよね。そこらの高級スーパーやデパートで常温管理のNVを5,000円で買いたくはないし、ハーフボトルで2,700円とか、さすがに二の足を踏みます。。。
2017.05.30 Tue 23:28
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Name - サンジュリアン  

Title - そろそろ混醸にtry

毎度です。

ボンヴィル そこそこ満足出来て良かったですね。
我家にあるのは1996年モノですが、確か当時5000円しなかった筈です。
今でも割安なシャンですが、2000年ごろは日本では無名なシャンだった様です。

前にも書きましたが、シャン以外のワインはヴィンテージ表示があるので問題ないですが、NVだと飲み頃が分からないので原則NVは買いません。が、ネット時代の今はラベルのNoで何年に仕込んだロットなのか分かる様です。
ワインは畑と生産者とヴィンテージ 更に熟成年数のマトリックスなので、ジモネのNV一本で判断するのは?です。
優れた大手の生産者のNV 特に混醸タイプを飲むと結構各社のカラーが分かります。
因みにチボーは日本では全くの無名銘柄です。だから安い
あれにモエのラベル貼ったら、多分二倍の値段つけるでしょうね~
シャンはワインの中で最もマーケティング商品ですから、値段=質 が当てにならないワインだと思います。
2017.05.30 Tue 23:06
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