もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 ようやく今夜私はひとり。
〜 日本酒の家呑みレポ&本日の1曲、安センベイ評、時々メガネ警察〜

◤やまとしずく - 純米大吟醸 雫取り 生原酒 28BY ── dಠಠb「なんかモデルオーディションの審査員をただ仕事として真面目にやってる気持ち」#Fruity, Clear, High Grade 




yamatoshizuku_jundai_shizku28by3.jpg そろそろ見切りを付ける時が来たか、もはや我が家では「一発屋」扱いのやまとしずく (局地的俗称:ヘトの泪) です──それでも一発すら当たりを出すことのできない人気銘柄よりは綾瀬はるか彼方にマシではあるけれど。

 一応、蔵の名誉のために言っておきますが、☆4.5を付けた「純米吟醸 直詰生原酒 28BY」はイイ酒です。もしもこれが家の目の前のコンビニで365日オロナミンCサイズで買えるなら、オレは間違いなく年に10回は買うだろう──台所でハズした酒をすぐに捨てて飲み足りない不完全燃焼な気持ちをオッパイに抱えてコンビニに駆け込む──そして5分後に戻ってきて息を切らせたまま開栓して、

 dಠಠb「やっぱヘトの泪の純吟直汲みはいつ呑んでもハズさねえなあ!」

と歓喜の声を上げるだろう。


yamatoshizuku_jundai_shizku28by4.jpg スワテ (さて) 、こちらのゴールディーな純米大吟醸は税込で720mlが3,024円もします。「秋田酒こまち」を40%まで磨いて、それを「雫取り」した生原酒ということで、それでそんな素敵な値段になってます。そしてこの中途半端に素敵なお値段──720mlで2,500〜3,000円クラス──の酒との相性が著しく悪いのがオレなのであります。ちなみに数値は「日本酒度:−2、酸度:1.4」の模様。

 基本的に「高くても旨けりゃ全て許す」というのが信条なので、旨さのレベルが1,500円の☆4.5と同じでも文句は言いません。だけど、☆4に到達できない時は怒りが三倍増醸清酒になるということね──そこは人間的複雑さを抱えた思考論理が横暴に現れる。

 というわけDE、以下、全くもってどうでもいい☆3.5酒の本篇をご覧ください。酒とは全く関係ありませんが、↑と↓の写真には大変満足しています。
 



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 bottle size:720ml




SAKE GRADE:☆☆☆½

【367】やまとしずく 純米大吟醸 雫取り 生原酒 28BY <秋田>

出羽鶴酒造 株式会社 (瓶詰・貯蔵・販売は秋田清酒株式会社) :http://www.igeta.jp


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 立ち香──久々にキタ、このクラスの純大によくある王道なメロン。少しキャンディー系のイチゴもある。そして少し心配なニュアンスの牛乳もほんのり。そこまで露骨ではないものの、冷然とややミルキーではある。見晴らしの良さは感じるが、少しアルコールの浮きも。

 甘メロ吟醸に対する嫌悪が益々暴走中の辛リア──。

yamatoshizuku_jundai_shizku28by6.jpg ♡☺♡「あああ。なるほど。結構イチゴシロップぽいんだけど。もうちょっと温度が上がった方がいいかも。キレイ、キレイ。まあまあか?

 磨いてる感はある。そしてわかりやすい透明感もあるが、まるでどこかの「2日目の直汲み生」──それは「町田酒造」──みたいな甘苦辛いタッチが微妙にチープ。あまりにもツルピカな酒になってしまったせいなのか、ド頭こそ優しく甘いが、全体のバランスにおいては跳ね返りが強過ぎる。女だからと手加減して優しいボールを投げてやったのに、うっかり顔面強襲のライナーが飛んで来て思わず仰け反ってしまった感じ。もしくはさっきまでデレてた美人による急転直下の往復ビンタ。

 ♡☺♡「この甘苦要素があると一気に評価が下がるんだけど。まあ、クリアだね。クリアなのは評価できる──ただ磨いてるだけという話だけど (笑) 。でもそこにお金払ってるわけでしょ?」←クリアなのは当たり前ダローガという論法。




 photo: 第4回 神コレ モデルオーディション2010



 なんかモデルオーディションの審査員をただ仕事として真面目にやってる気持ち。みんなそこそこキレイでカワイイけど、どうにもピンと来るコがいないという、この退屈な感じ。もうこんな酒を飲んで喜べる時期は通り過ぎてしまった






 最近たまたま続いてる複合スタイルで液性チェック。
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 ▲一応言っておくと「ヘトの泪」が旨かったら「米鶴」の出番はなかったからね。



◤米鶴 - 生酛 純米 中取り生 仕込み22号 28BY (4日目の夜)


 ♡☺♡「そりゃ旨いよ。イイ味に仕上がってきた

 こうして並べると「米鶴」もある意味で透明なんだけど、それは無駄を排除した結果としての透明感であり、一方の「やまとしずく」は透明を目指して獲得したイヤみな透明感というか、言うなら、すっぴん風に見せるために塗り固められた手の込んだナチュラルメークというか。そして、この流れで「やまとしずく」を飲むと信じられないくらい超重く感じる。余計なモノがいろいろ付いてる (盛られてる) し、何より「雫取り」言ってる割に跳ね返りが強くて疲れる。

 ♡☺♡「重いし、無駄が多い気がする。オトナは米鶴です






 最近なにかと登場回数の増えてる27BY。
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◤米鶴 - 山廃純米大吟醸 無濾過生原酒 27BY (開けたのは4/29)



 ♡☺♡「重い・・・

 口どけはいいけど「十旭日」と一緒に飲んだ時とはまるで違う印象。いろいろ引っ付いてるけど、芯は細い。そしてこの流れで再度「やまとしずく」を飲むと、跳ね返りが強く、入りより退けの方が重い。結局、一番安い酒 (米鶴の生酛) が一番軽くてキレイだったという (笑) 。

 まさに「米鶴 山廃 27BY」はリトマス紙。煮魚か焼き魚か刺身か──たとえ違う魚同士であっても調理法の違いっていうのは出るんですよ。闇雲な「アジ」と「サバ」の比較はナンセンスかもしれないけど、それぞれが「干物」と「刺身」だとしたら、そこでの比較はできるだろう。まあ、やってみれば分かることだよ。えっ? やっても分からない? そういう人も中にはいるでしょう。大事なのはオレが分かるということ──見方を変えれば、所詮は「夫婦の晩酌日記」なんでね (笑) 。






 最後は赤ワインで〆。
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◤ティント・ペスケラ レゼルヴァ 2011 (2日目)



 ♡☺♡「別に普通に旨いけど、これで5,000円はない。だったらシャン飲みたい
 dಠಠb「ま、赤は独特の優雅さがあるから、酒単体でどうのこうのというより、食卓における役の一部という扱いでいいんじゃないの? たしかに5,000円も払ってもう一度飲みたいとは思わないけど、それよりも考えてしまうのは、このクラスでも南青山や麻布や銀座のフレンチで頼んだら12,000〜18,000円とかするんだろ? そういう意味では、そこらのノーテンキな金持ちが如何に低次元なお食事ライフを繰り広げてるのかが窺い知れてそこそこイイ社会勉強にはなる (笑)

 さんざ日本酒を飲んできたので、このタイミングだと甘みは感じにくく、しっかり果実的な酸が出てます。シャンもそうだけど、ワインの方が会話が弾むような気がする──疲れないから。そして社交文化の一翼として世界中に広まった背景がこうした事からも何となく理解できる。どうせ1年に数本しか飲まないから、5,000円でこの程度でも特に文句はないし、そうかと言って10,000円も出す気はサラサラない。だったらシャンのヴィンテージやスペシャル・キュヴェを買う。

 もはやどうでもいいかもしれないけど「やまとしずく」は☆3.5です。高精白&雫取りの属性はよく出てるけど、跳ね返りが強過ぎるから割りと台無し。それでも素人や女子供はそこそこ美味しく飲めると思います。


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