◤Alejandro Fernandez / アレハンドロ・フェルナンデス DOリベラ・デル・ドゥエロ「ティント・ペスケラ」レゼルヴァ 2011 #セブンイレブン ヨセミテ・ロード/yosemite road 赤ワイン 




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 毎度アクセスありがとうございます。


 普段は「日本酒」と「音楽」と時々「メガネ」のブログで、最近では月に何本か「シャンパーニュ」も飲みますが、まともな値段の赤ワインを自腹で手に入れるのは生まれてはじめてかもしれない。別に語れるほどの知識もセンスもないのだけれど、なぜか文章だけは人並み以上に書けてしまうので、まあ、素人レビューですが記録に残しときます。

 そういや、以前 (10年くらい前?) に一度だけ3,000円クラスの赤を買ったことがあった──「ドメーヌ アラン・ブリュモン シャトー・モンテュス」──そして夫婦で「うわぁ〜濃い」という言葉を連発したのを覚えてるし、味わいもなんとなく。アラン・ブリュモンは西荻時代にたまに行っていたフレンチの店 (今は栃木県宇都宮市新里町に移転) で売価2,000円くらいの「ブースカッセ」という赤を飲んで、それよりワンランク上ということで買ってみたんだよな。

 突然ですが、せっかくなのでBGMなんぞを用意してみた。



 ♫ Cedar Walton - Jacob's Ladder (discogs)
 
 ▲「Rhymester - Brothers」のネタ。Mummy-DとKoheiは兄弟です。



 まずは我々夫婦における「簡単な赤ワイン史」などを軽く御紹介。


◤Diego de Almagro Reserva / ディエゴ・デ・アルマグロ リゼルヴァ (※画像リンク先は最安値ではありません。)

 この赤は西荻に住んでいた頃に荻窪 タウンセブン (←高円寺生まれ西荻窪育ちのmoukan1973♀に間違いを指摘される→) 「ルミネ荻窪」の地下に入ってる「ザ・ガーデン自由が丘」でよく買ってました。この手の高級スーパーで買い物することは滅多にないけど、当時は円高でスペインやチリ産の安価な赤が大量に出回っていたので、1,000円前後で適当に何本か買って、その中で気に入ったモノだけを黙ってリピートするという、酒にコダワリのない人間──手軽に酔えりゃなんでもいいという幸せな人種に共通の購入パターンでした。この赤はトータルで10回以上は買ったんじゃないかな。980円で買えたし、たまにしか飲まないのでコレで満足でした。

 というわけDE、基本的にはココとの比較になりますのでアシカラーズ (笑) 。





今回飲んだワインが↓コチラ!

◤Alejandro Fernandez / アレハンドロ・フェルナンデス ティント・ペスケラ レゼルヴァ 2011 Tag

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 ▲画像クリックで販売ページにJUMP!



 なんの因果か、我々夫婦も随分と不幸な人種になってしまったもんだ。ついこの間まで安酒をあおってハッピーだったのに、今やプレモルやヨナヨナを飲んで「味がしない、こんなのただの水!」とか言い出す始末だし、世間が絶賛する人気の日本酒についても偉そうにアーダコーダヨーダ言ってはせっせと買って記事にするという歪んだ酒ライフを謳歌──なのか!?──してるという今。最近じゃRM (レコルタン・マニピュラン) モノのNVシャンパーニュにまで触手を伸ばし、酒屋が「◯◯ポイント、△△点を獲得!」と自信を持って煽る商品に対してすら「薄い」だの「若い」だの「イマイチ」だの言ってますので、まあ、自分でも呆れるほど好みにはうるさいです (笑)

 これを「不幸」と言わずしてなんと言う!!!






DSCN7060.jpg 商品に関する能書きやウンチクは酒屋やマニアに任せて、我々は虚心だけを拠り所に好き勝手にいただいてみましょう。

 立ち香──芳醇という森の中で様々なアロマが複雑に折重なり合う1stインプレッションは歴然と「果実」というもの。カシス、ラズベリー、バニラ、少しスパイシーなオーク香。熟した果実の甘み、ふくよかさも感じる。あと、グラスに注ぐと、ワイン越しに向こう側が見えない (笑) 。1,000円前後の安ワインだと未来は見えずとも、グラスの向こうの瑣末な日常くらいはよく見通せるが、さすがにこれは一度ハマると取り返しのつかない「闇」や「沼」がここに詰まってることを予感させる。

 最近「日本酒」に関して徐々に懐疑的になりつつあるカナリア──。

 ♡☺♡「言っていい? 今日飲んだ中で一番旨い。ブドウだねえ」──「今日飲んだ中」=「ヱビス華みやび」と「日本酒の試飲サンプル3種」と「米鶴 生酛」──飲み過ぎ?



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 ▲バケットは新宿サザンテラスの「GONTRAN CHERRIER TOKYO 」でmoukan1973♀が買ってきた──もちろんオレの指示 (笑) 。



 なめらかリッチ──オレの第一印象はこんな感じ。渋みや酸味はそれほど感じないかな。リゼルヴァなので「3年以上 (内樽熟成12ヶ月以上) 」という規定があるわけだけど、2011年ヴィンテージなので、そこそこ寝てるという見方もできる。実際、含むと柔らかな豊満さも感じるものの、まだまだ液性に張りがあります。女性で言えば30前後の柔肌でしょうか (笑) 。ピチピチではないが、熟女まで行ってないという、ある意味で微妙なエロさのある液性。薄っすぅ〜い果実の膜に覆われたジュースがピチャっと弾けるような球体感──そして味の詰まったジューシイネスのテクスチャーはどこまでもシルキータッチ。

DSCN7053.jpg 先に挙げたオレのつたない赤体験の基準「ディエゴ・デ・アルマグロ リゼルヴァ」との比較で言うと、なんというか、ブドウの詰まってる数が桁違いには感じる──GA!──だからと言って、このペスケラを5,184円 (税込) でまた買いたいかと訊かれたら、別にリピートしたいとは思わない。

 確かにピリっと舌を締め上げるようなフレッシュな酸は落ち着いて「芳醇への道」を着実に歩み始めてるものの、なんか「進化の途中」というか「制作途中の何か」をうっかり見てしまい、ちょっと諸々の判断に困る気持ちが強い。まあ別に旨いけど、少なくともこれで赤にハマることはないです。濃さで言えば「ドメーヌ アラン・ブリュモン シャトー・モンテュス」の方が遥かにインパクトあったかな。このペスケラはリッチで果実味たっぷりだけど、まだまだ「作品」には至ってないと思います。その意味では「買ってすぐに開けるならクリアンサ (2年以上の熟成規定) で充分です」というサンジュリアンさん (ワインヲタの名物読者さん) の考え方は正しいと思う。

DSCN7124.jpg いやあ、先生の言ってた意味がなんとなくわかりましたよ〜。どうも素人は「高い=より旨い」と思ってしまうんですが、5年10年スパンでモノを考えるワインの世界にあっちゃ、2年も3年も大した違いはないと (笑) 。だったらGoodヴィンテージのクリアンサの方が将来が有望だし、早飲み程度ならリゼルヴァに勝っちゃうかもしれないですね。

 そうこうしているうちに、徐々に甘みを感じるようになってきました

 ♡☺♡「ある意味、わかりやすい。でもこれに5,000円も出すならシャン飲みたい
 dಠಠb「赤は男のロマン、シャンは女の憧れ、白は高貴なお茶」──今オレが即席で作っただけなので真に受けないように。



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 ▲「牛スジ入りトマトミートカレー」──レシピはオリジナルなのでリンクを紹介できない。


 うーん、ここまで甘みが露骨に出てくると、なんか人懐こいというか、荘厳さからはどんどん離れていくかな。ま、ジュースとしての魅力は増すけど。気分も華やぐしさ (笑) 。でもまあ、オレも現時点では同じ値段を出すなら──買ってすぐに飲むという条件なら、RMモノのNVシャンパーニュを漁るかなあ。サンジュリアンさんも言ってますが、3,000〜5,000円クラスの価格帯でシャンと同じクオリティの赤や白を探すのは容易じゃないみたいだし。だったら割り切って2,000円前後で早飲みに適した赤をたまに買うくらいが丁度いいのかもしれない。






 料理酒用に買ってきたセブンワインと味クラーヴェ!!!
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 セブンの「ヨセミテ・ロード 赤 (税込615円) 」は「マツコの知らない世界」で取り上げられたことから関連ワードで検索するとバカ舌ブロガーの記事がたくさん出てきますが、

 まあ、こんなもん、マトモな神経で飲めたもんじゃないです。

 このペスケラと並べて香りを比較すれば、うちのバカ舌ですら、♡☺♡「イヤな甘さ。オエっ!」となる。実際、香りが少し乳酸化 (ヨーグルト系のホワイトチョコ化) していて、これは紛れもなく日本酒で言うところの「火落ち菌」系の老ねに近い香り。ま、蛍光灯ガンガンの下で常温管理されてるので、元からこの香りだったのかは確かめようがないけど、含むと「お茶」みたいな渋さと「駄菓子」のような甘さが泥レス状態で、これは飲めない。しかもヨセミテを飲んだせいでペスケラがやたら渋く感じるんですけど (笑) 。

 というわけDE、今回最大の収穫は「ヨセミテ・ロード 赤」と比較できたことだったという・・・。この二つの香りを比べれば、もはやヨセミテはワインにすら感じません──ペスケラがワインだとすればね。

 ワインの世界も日本酒に負けじとバカ舌ワールド全開のようなので、今後はあまり悪目立ちしないように気をつけます。


moukan1972♂moukan1973






Alejandro_Fernandez スペイン赤

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To サンジュリアンさん



毎度です。


──リゼルバを5年で飲むのは幼児虐待とまでは言いませんが。我が家に1996年のぺスケーラのレゼルバケース買してありますが、未だ2-3本飲んだだけです。ボチボチ飲み頃かと思ってたくらいです。

記事で取り上げておいてそりゃないですよ、サンジュリアンさん。日本酒同様、全く同じヴィンテージの、同じ熟成条件じゃないと真の意味で同じ情報は共有できませんね──それも不可能に近い。

結局、赤ワインの世界というのは、タニマチやパトロンがお気に入りの新人女優やホステスを自分で一流に仕立てるという道楽的育成ゲームの側面が強いということですね。美味いモノを口に入れるまでのハードルが高すぎて逆に白けますよ。

この2011年も別に不味くないですけど、「まあ、こんなもんか」くらいですかね。そんなに渋みはなかったですよ。酸の密度は高めですが、途中からすごく甘みが出てきました。酔える高級ブドウ・ジュースですね。


──先日一緒に赤飲んだ印象で、赤のタンニン耐性弱いモーカンさん大丈夫かと心配してたんですよ。

あそこまで熟香がゴチャゴチャしてると──ブドウ以外の要素を多く感じすぎてしまうと、オーナメントが過剰に感じます。少なくとも今の段階ではそう思いますね。このペスケラがもう二段階くらい熟してダークカラーになったくらいが程良いですかね。

シャトー・モンテュスは確かにクドかったです。二人で「これなら980円のアルマグロでいいや」と言ってましたよ (笑) 。


──今週末 ハマるな危険な赤を飲ませましょう。お楽しみに!

楽しみにしてますが、赤はいちいち面倒なので自分から進んでイイやつを買って育てることはないと思います。そういう酒はたまに誰かにご馳走になるのが一番です (笑) 。



2017.05.15 Mon 18:12
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Name - サンジュリアン  

Title - 幼児虐待とは言いませんが、、、

毎度です。
リゼルバを5年で飲むのは幼児虐待とまでは言いませんが、高校生の円光くらいのーバチ当たり?かな、我が家に1996年のぺスケーラのレゼルバケース買してありますが、未だ2-3本飲んだだけです。ボチボチ飲み頃かと思ってたくらいです。
先日一緒に赤飲んだ印象で、赤のタンニン耐性弱いモーカンさん大丈夫かと心配してたんですよ。
モーカンさんは酸には耐性ありそうなので、ブルゴーニュかリオハ辺りの熟成酒が合ってる様な気がします。ただブルゴーニュの熟成した良い奴は高い(最低¥15k〜)のと外れ引く方が多いので、スペインのリオハのグランレゼルバが安くて(¥3k〜)良いでしょうね。ここもピンキリなので良い作り手(そこそこ良い値段)を選ぶという前提ですが、、、
因みに前に飲んだというモンテスはタナ種の葡萄100%使用で濃いけど酸が少なくスマートな上品さがないワインですね。私の好みでないです。
フランスの地中海沿いのラングドック地方や南部ローヌのワインも同様です。葡萄は違いますけど、要するに夏暑い地方なのでよく熟し過ぎて重いワインになりがちで酸も少ないのでクドイ味が多いです。酸が少ないので熟成する前に昇天してしまうのが多いですね。

ワインの赤は良いのを知るとペールエールと同じでもう昔に後戻り出来ないと思いますので、覚悟して手を出しましょうね〜
自分の経験で云えば、シャンの上下のレンジが5ランク(カバなど発泡酒全体含めれば10ランク)なら、赤は20ランク位あります。白は10位かな?
今週末 ハマるな危険な赤を飲ませましょう。お楽しみに!
2017.05.15 Mon 16:41
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