もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

「太陽目線法」を伝授します。
〜 日本酒の家呑みレポート&本日の1曲、時々メガネ警察〜

◤やまとしずく - YamaTornade (ヤマトルネード) 純米吟醸 生原酒 28BY ── dಠಠb「映画で言うと冒頭の爆破シーン3分だけが飛び上がるほどのテンションで、結局物語の大半は退屈でまあまあな展開というか」#Fruity, Clear 



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yamatornade28by3.jpg 28BYの酒で1本も☆4.5以上を引けなかった4月だったので、仕方ない、狙いに行くぜ。というわけDE、「ヘトの泪 (へとのなみだ) 」──通称「やまとしずく」です──ウソです──「ヘトの泪」は我が家の隠語なので間違ってもヨソで使わないように。

 バカ旨いわけでもないのに、何度も何度も記事の中で引き合いに出される「純米吟醸 直詰生原酒 28BY」の遠心分離ヴァージョンという位置付けの酒みたいね。お値段も少しだけ手数料が入って1,836円 (税込) ──通常版は1,543円 (税込) 。蔵元HPの商品説明を読むと「味のタイプ:香味とてもあざやかなやや甘口」とあり、オレ自身は「日本酒度:+6、酸度:1.9」という数値に絡ませて、この「あざやかな」という部分を拡大解釈して、

 dಠಠb「もちろん、酸、足りてるんだろうな、ヘト!」

という思いが募るわけだが、さて結果や如何に──久々に呑む前に前説を書いてますので、今はリアルに夢が膨らむ時間帯。


 ちょっとここで前回の純吟の補足を。今HPの商品説明を見たら数値が変更されてるね。前回は「日本酒度:+2、酸度:1.8」と書いてあったんだけど、今見たら「日本酒度:−2、酸度:1.5」とある。そしてオレの当時の記事には「それでも十分に甘みを感じた。ただ、相変わらず酸は足りてなかったけど (笑) 」と書いてあり、ここでオレの印象と訂正後の数値がピタリと重なるので、正しい数値は訂正後のモノで間違いないと思う。

 スペックは地元の農家が栽培した「秋田こまち」の磨き55、「秋田酵母 No.12」使用の生原酒なので、通常の直汲みヴァージョンと同じね。タンク (醪) まで同じかは分からんけど「雫採り」や「 笊籬採り」と同じような方向性でのアップグレードなので、舌触りの違いなんかを感じれれば。

 久々に期待です。



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 bottle size:720ml




SAKE GRADE:☆☆☆☆

【359】やまとしずく YamaTornade 純米吟醸 生原酒 28BY <秋田>

出羽鶴酒造 株式会社 (瓶詰・貯蔵・販売は秋田清酒株式会社) :http://www.igeta.jp


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 ▲岩塚製菓『うんめぇ煎餅 振塩仕立て』──普段あまり岩塚製菓の煎餅類は大袖振豆もち以外は買わないが、これはスポット商品でイレギュラーに入荷したので買ったみたら意外にイケた。ただ、この塩加減なら煎餅のBodyはもう少し薄い方がいいし、もうちょいオイリーでもいい。オレが2〜3微調整すれば名品になれます。



yamatornade28by8.jpg 立ち香──うっすらイチゴ様。遅れてメロンも。ただ、香りにツルピカな光沢感があるので、実体性のあるフルーティネスというよりも、ある種のキャンディーというか、イチゴに似せた非イチゴなニュアンス。シロップほど甘みはダレてないと思う。前回の純吟よりは香るけど、ドッカンファイヤーの先読みはなく、味幅はそこそこスリムそうではある。フルーツパーラーまではいかない。

 最近シャンシャンうるさい贅沢なカナリア──。

 ♡☺♡「スっと消えてなくなっちゃうんだけど。これ磨き何?
 dಠಠb「前回の純吟と全く同じ55


yamatornade28by6.jpg ♡☺♡「すごいクリアに感じる。クリスタル。なんかすごく磨いてる酒に感じる。ほんのちょっとアル感がある。言っていい? 結果的にクイクイ系になりそうな予感。だってもう最初の一杯を飲んじゃったもん。それだけ嚥下がスムースってことよ。なんだこれ?なんだこれ?と思ってるうちになくなっちゃった。軽い

 歓喜の竜巻キボンヌ──。

 おいしい香る水 (笑) 。ガスはヌワイ (ない) 。だいたいmoukan1973♀が言った通りなのでオレは楽させてもらうわ。確かに不思議な淡麗感がある。クリスタルっちゃクリスタルだけど、鏡面フルーティーと言った感じ。コクやエキス感を携えてのクリスタル感ではなく、表面に味と香りが反射するような実体感の稀薄さとしての透明感。それでも味の抜けた2日目の生酒ではなく、味も香りもない水に日本酒的なフルーティネスを反射の中で纏った感じ。

yamatornade28by9.jpg ♡☺♡「うわー、すごいクリアネス。最初の一杯を飲み干すスピードがこの3年で最速」──そこまで言うか (笑) 。

 個人的に「雫取り」や「無加圧取り」の属性を味わいやテクスチャーの中で明白に実感したことがないんだけど──経験不足は否定しない──、これは明らかに「違った方法で採ってる」ことがわかる部分が伊達じゃないし、楽しめる──GA!──別に歓喜の竜巻は起こらない。「なんだかんだで飲めちゃう」という程度の受け身な姿勢から一歩も二歩も自ら前に踏み出して酒の中へ分け入って行こうという気持ちにさせるほどの酒力はない。

 徐々に跳ね返りに辛みも感じてきたし、余韻にもアクセンテッドな渋みが前に出てきた──これはこれで「キレ」という点では確かな役割を果たしているものの、遠心分離という特殊な属性を楽しむことを阻害していることもまた事実であろう。だったら徹頭徹尾「おいしい香る水」でいい。


yamatornade28by10.jpg 搾る時に空気に触れなさ過ぎたからなのか、一度空気に触れてからの劣化 (変化) のスピードが早い早い (笑) 。異常なまでにキメの細いカキ氷を作ったら、最初の一口目は奇跡の口どけで、その消失マジックに感動して思わず目を閉じてしまったのに、次の瞬間に目を開けたら皿の中の氷が溶けてなくなって、ただのチンケな液体に変わり果ててたみたいな儚い美しさとパラレルというか。

 映画で言うと冒頭の爆破シーン3分だけが飛び上がるほどのテンションで、結局物語の大半は退屈でまあまあな展開というか。☆3.5でもいいんだけど、最初の一口目にはそれなり驚きはあったし、ほとんど初めてと言えるほどにオレに対して「無加圧パワー」を体感させてくれたことに敬意を表して、オマケで☆4をつけておこうか。

 今は割りとフツーの酒に成り下がっていて──すっかり2日目の生酒様──、オールドスクールな辛みはあるし、酸も渋みやジュっとしたアクセンテッドな止めに効いてる感じなので、オレの言うところの「酸、足りてる」ニュアンスは特にない。これは一升瓶で買ってはダメな酒の典型だろう。前回の純吟の方が遙かに旨い。頼むぞ金字の純大。


moukan1972♂moukan1973






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