もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 その吟醸、720mlが840円ナリ。
〜 日本酒の家呑みレポ&本日の1曲、安センベイ評、時々メガネ警察〜

◤米鶴 - 山廃純米大吟醸 無濾過生原酒 27BY ── dಠಠb「酒としての出来は悪くないが、もはや人懐こい熟成甘口酒です」#Well-Cured, Sweet 




 完全なる計算ミス (笑) 。
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 ▲dಠಠb「1年半近く寝てるけど、山廃だし、どうせ酸っぱいだろ」と高をくくっていたらまんまと極甘に熟していた (笑) 。ちなみに写真の中身はシャンです。


 斉吉「〆さんま」シリーズ。
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 ▲イケセイ (池袋西武) でたまたま目に止まったので試食して買ってきた。「〆サバ」はよくあるが「〆さんま」はレアじゃね (笑) ?

 ▼サラダの上から途中参戦。シャンによく合う。
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 ▼イケセイでの試食販売は5/2まで。新宿伊勢丹は5/24~5/30。普段は置いてないらしい。
 






 毎度アクセスありがとうございます。

 始まる前はどんだけスゲえ連休なんだと思っていても、豪華に海外旅行にでも出掛けない限り、案外あっけなく終わってしまう──時が過ぎ行くのがGWですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 我々はあまり変わらずですが、5/3にオレの実家にmoukan1973♀と日帰りで行くのと、5/5にmoukan1973♀が泊まりで友人の両親が所有している別荘 (軽井沢) に泊まりで行くのと (5/6の夕方には帰宅) ──やった! 独りだぜ!──、あとはメガネ屋の店長がオレに会いたい会いたいとうるさいので (笑) 、期間中に顔出すかなという程度──ちょっとmoukan1973♀は都合が付かないかもしれない。



 
 ▲珍しくメールでラブコールを送って来た「Lunettes du Jura 六本木店」の高橋店長。そんなにオレと与太話がしたいか (笑) 。こう見えても社内ではエラい人です。






yonetsuru_yamahai_jundai27by3.jpg さて、米鶴 (よねつる) です。もう細かい説明はいいよね? オレのレスも含めコメントが40以上もあるので、話が見えて来ない新しめの読者さんはコチラの記事とコメ欄をご覧ください。簡単に言うと、ここで取り上げる酒は、うちのブログで取り上げた28BYの酒の中で一番反響の大きかった酒の、27BYの売れ残りです

 スペックは28BYと同じ、地元の「高畠町酒米研究会」と連携して栽培した「高畠産の出羽燦燦」を100%使用した磨き50の山廃仕込みの純米大吟醸、無濾過生原酒です。どうやら実際には内規で「原酒」と表記できるレベルでの加水はあるようで、それもあって28BYでは「原酒」の表記は外したそうです──真面目な性格。

 ラベルの印字が「16.10」になってるけど、実際には「16.1」にリリースされた矢崎氏スピンオフ第一弾と中身は同じ模様──しかしながら、おかわり分のバックオーダーなのか、蔵元が瓶で囲って熟成させたモノを秋に出荷したのか、それについては、新宿小田急百貨店の試飲イベントで来ていた販売課の渡部さん訊いてもわかりませんでした。

 結論から言うと、実際には想定していた以上に熟していたのと、直前にシャンパーニュを飲んでいたこともあり─、初日は判定不能を付けてます。今夜2日目をちゃんと飲みますが、4月のMonthly Report扱いの酒なので、ちょっと中身のない記事ですが、初日の感想を軽くまとめておきます。




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 bottle size:1800ml




SAKE GRADE:★判定不能★

【358】米鶴 -よねつる- 山廃純米大吟醸 無濾過生原酒 27BY <山形>

米鶴酒造 株式会社:http://yonetsuru.com


Moukan's tag:




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 ▲おじさんとおばさんの間で最近「お粥ブーム」が到来中。



yonetsuru_yamahai_jundai27by5.jpg 立ち香──こ、これは・・・。ちゃんと明白に熟してます。熟れた果実というよりは、うっすらショコラなパウダー感。チョコレート&ラムな感じ。さっきまでシャンパーニュを飲んでたこともあり、酸はほとんど感じないし、乳酸ナニソレ!?状態 (笑) 。

 ひとまず、28BYの想ひ出どころか、通奏低音すら全く感じることができない・・・。熟々の先読みがあるので、熟香&熟味が苦手な人はこの段階でウっとなるかもしれない。我々は比較的「熟香耐性」がある方なので、moukan1973♀も♡☺♡「うわぁ〜、前にもこういう酒、あったよね」という感じだし、オレもそう。

 シャンの後で日本酒の熟味と向き合うカナリア──。

 ♡☺♡「うわっ、完全に熟してます完全に熟してます (2回) 。どちらかと言うとブランデー系。軽さはない。しかしシャンの後だとやたら甘くて重く感じるな。こりゃ撃沈コース確定だ・・・

 どれどれ──。


yonetsuru_yamahai_jundai27by6.jpg はい、完璧に熟してます。「篠峯」の生酒なんかが1年半や2年でもビクともしないことが別の世界の話に思えるほど、ちゃんと明白に熟してます。正直、これは微妙だ (笑) 。ひとまず28BYとの共通項は1%もない──いや、少しはあるか、「米鶴」とかの文字における共通性は。

 とにかくシャンの後だと、病的なまでに甘く感じる。読者さんで同じロットを飲んだ人が「老ね、えぐみは皆無」と言ってたので、余裕をかましてたら後頭部をガツンと殴られた感じ (笑) 。まあ、感じ方は人それぞれだし、日本酒の場合は店の管理温度でも全く違う表情に仕上がるからしょうがない。ちなみにオレは四つ木の「杉浦酒店」から取り寄せた。「老ねてる」とは思わないけど、想定外の酒質に出会って戸惑ってることだけは確か。そして、徐々にボンタン飴ライクなムッチリ感が出てきた (笑) 。

 シャンの後だと、これは存外に重くてクドく感じる。ちょっとバイアスが掛かり過ぎてるので、初日は判定不能でフィニッシュしておきます。






── 2日目の食前。

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 あとでちゃんと呑むけど、初日の印象はシャンのバイアスが掛かり過ぎてたので、ちょっとだけ冷静に確認。

 立ち香──昨日よりは酸を探せるようになったけど、同時にアルコールの浮きも少し気になる。熟味は昨日ほどには強く感じないけど、ちゃんとあるし、なにより、28BYで感じた、あの美しいクリスタル感は微塵もない (笑) 。

 軽く一杯だけ──。

 不思議なもんだ。オーナメントは熟したカラーだけど、山廃的なプレス感はちゃんと出てる。むしろ跳ね返りの辛みに鋭さすらある。ただし、すべての甘みや旨みをプレスしきれず、余韻は餡子菓子のようにいつまでも甘い。酸はそこそこ出てるけど、「甘酸バトル」で勝利するほどじゃないかな。ひとまず昨日より印象はいいので一安心。乳酸はどこにもないけど、もしかすると、この時代にヨーグリーナはまだ存在してなかったんじゃないかな (笑) 。

 うん、液性とBodyは意外と軽やかね。完全なる麦チョコまでは育ってないけど、少し着てる服がゴテゴテしてるというか、野暮ったい手縫いの毛糸のカーディガンの模様は古めかしく、そして朗らかに人懐こい。ボンタン飴ライクな突っ張り (ムッチリ感) はだいぶ後退した。

 ジューシイっちゃジューシイだけど、果実のそれというよりは出来のイイ「甘納豆」のようなオイリーさ。そうね、甘納豆とレーズンを一緒に食べるとこういう感じなんじゃない (笑) ?

 ひとまず、呑めることに一安心。酒としての完成度は悪くないし、液性の優雅さ、美しさはあるけど、それはおばあちゃんの若い頃の写真と同じ意味合いだろう





── 2日目。


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yonetsuru_yamahai_jundai27by9.jpg 立ち香──まあ、それでも人懐こく熟してるわな。

 さーて、どうかなあ──。

 サラサラしたパウダリーな味の道に、ネリネリした赤茶けた甘みの太線が道路に敷かれる白い線のように伸びていくイメージ。ジュースとしては「萩の鶴 きき酒セット②」なんか近いカラーだが、酒としてはこれを研ぎ澄ませたようなニュアンスもあり、それこそ液性には山廃ライクなペタンコ感はある。完全には押さえきれないので甘みが溢れて舌に残るが──ボンタン飴ライクなムッチリ感に再び出会う (笑) ──、まあこれを「甘旨ドッカン」と認識する味覚はオレにはない──つまり、ちゃんと山廃属性は感じれる。


yonetsuru_yamahai_jundai27by10.jpg なんと言っても──これは何度も何度も言ってることだが──、液性の質量は速醸よりも少ない。平たく言えば、纏いとしてのカラー情報はそこそこあるものの、トータルでは情報量の少ない軽い液性だと言えよう。ジュースとしての熟香や熟味や人懐こい甘みに惑わされると本質を見失うが、ちゃんと潰し (プレス) は効いてる。むしろ山廃だからこそここまで熟してても呑めるとさえ言えるだろう。ただし、ここまで育つと本来どういう味と香りの酒だったのか、全く逆方向への時間旅行ができない。運が良ければ「28BYとの関連性を探れるかなあ」などと思ってテンション高めにこの27BYを取り寄せたけど、そう人生は甘くはないわな (笑) 。







 ワイングラスで──。

yonetsuru_yamahai_jundai27by11.jpg 今わたしは「ボンタン飴」を超えて「油性マジック臭」を得る!!──まさにポスト・セメダイン (笑) 。ワイングラスだとアルコールの浮きが目立つかな。それと、正直、酸は足りてない──というより、熟れ茶けたジュースとしての共通項を探せる「篠峯ろくまる 雄山錦 26BY」の方が酸が圧倒的に足りてるということに驚愕してるのが今のオレ。

 まあ、デザート酒ですね。評価をするのは何とも悩ましいけど、酒としての出来は悪くはないと思うな。こういうコンセプトの生熟成酒がこれとしてリリースされていたとしたら☆4だけど、まあ今回は残念ながら「判定不能」だろうね。

 別の時空でこれを呑んでるmoukan1973♀が電話口で、♡☺♡「なかなか減らない・・・」と言っている。彼女には「甘さ=重さ」という負荷が掛かるようだ。実際、28BYのようにスイスイ&ガブガブと飲めはしない。


moukan1972♂moukan1973






日本酒 山廃 生酛 米鶴

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