もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 池袋小話シリーズ② ▶︎自転車で人通りの少ないなんでもない道を通過中、前から化粧っ気のない髪の長いナチュラル系の無表情な若い女 (ともすれば1960年代のヒッピー風情) が歩いて来た。よく見るとその隣にはヲタ風情のデカくてデブでニヤついたメガネ男が随伴していた。自転車で彼らとすれ違う時に一瞬だけ聴こえた前後の流れ不明の男のセリフがこれだ──「それって1回やるとどれくらい貰えるの?」。これが都会の何気ない一コマ。
〜 日本酒の家呑みレポ&本日の1曲、安センベイ評、時々メガネ警察〜

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 photo: 英ナビ!記憶術を知れば、勉強の仕方が変わる!?
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ტ SPECIAL SEARCHについて ──

▪︎恣意的なカテゴリーなので参考程度に楽しんでね。


Moukan's tag:




◎ 基本的に〝自分のための記憶の体系化〟を目指して設計されています。

 たとえばモダンな人気銘柄の生酒に対してよく使われる〝Juicy (ジューシー)〟という形容詞。これ、辞書的な意味だと、「水分の多い、汁の多い、うまみのある」というのが一般的な和訳になる。果物に対して使えば「果汁たっぷり」というニュアンスが前に出てくる。

 で (なんか今日は文体が口語調だなw) ──で、当然にして、この水分多めな感じのどこに重きを置くかによって、その意味合いも微妙に違ってくる。飲み手Aは、文字通り「果汁たっぷり」という、どちらかと言えば、〝水分のあるボディ感〟に対して使うかもしれない。また、飲み手Bは、少し踏み込んで「味の濃い凝縮感」という、どちらかと言えば、〝味/香りの濃醇さのあるボディ感〟に対して使うかもしれない。

 オレンジに例えるなら、

🍊飲み手AのJuicy観・・・果汁たっぷりの、搾るとジュースになりそうなオレンジ
🍊飲み手BのJuicy観・・・味わい濃いめの、噛めば噛むほどに旨みが溢れてくるオレンジ

という違いになるかと思うわけだが (なんか今日はマジで文体が口語調だな。許せ) 、結論として、その成否は当ブログでは追求しない方針であることを、本日ここで言っておきます (やっと丁寧な末尾) 。要は、

「それぞれの飲み手が自由にそれぞれの〝Juicy観〟を語ったり追求したりすりゃいいんじゃねーの!」──

つうことかな。ま、オレ自身も、月日が流れていく中で自分自身の〝Juicy観〟が変わるかもしれないしさ。とはいえオレは、『吉田類の酒場放浪記 BS-TBS』で豊盃が出てきた時、ナレーターが「辛口である」と説明したことについては激しく異議を唱えるのである!

 そんなわけで、SPECIAL SEARCHはオレ個人の記憶体系を築くための便宜に過ぎない以上、「それ、Juicyじゃないよ」と言われても、「うん、ゴメン」としか言えないところではあるんだが (笑) 、稀にフレイヴァー・タームの使い方に関して世間との乖離&齟齬や、そこから生まれる切ない孤独感がMAXに悲鳴を上げた場合のみ、もしかしたら喧嘩腰で「おいコラ、吉田類! 豊盃は辛くないんじゃーっ!」と論争を引き起こし兼ねない記事を書くこともあるかもしれませんが、その時はどうぞ皆様なりの辛口観なり甘口観なりを大いにコメント欄やメールなどで語ってください。たくさん意見が集まるような珍事という名の奇跡が起これば、それらをまとめて記事してもいいしさ。ま、楽しくやろうよ。


◎ 最後に大事な説明が残っていた!

 肝心のSPECIAL SEARCHそれ自体の説明を最後に軽くまとめておきます。ちょっとカッコつけて横文字のみで設計しちゃったんで、和訳も兼ねて、オレ自身がどう振り分けるかなどの方針なんぞを。おいそこ、もうすぐ終わるから起きろ!

🔎 SPECIAL SEARCH ワード解説
▪︎Fresh & Juicy (Jikagumi)
▽とりあえず直汲み生は強制的に割り振っておきます。味わいとしては、moukan1973♀が含んだ瞬間に口にする「ジュースみたーい」と言う単純な感想を重視しつつ、舌にジュワっと広がる凝縮感のあるニュアンスも拾えれば。ま、このカテゴリーは意味が広すぎるのでファジーめで。オレ自身、まだまだ自分の確固たるJuicy観を確立してるわけじゃないし。
▪︎Fruity (Melon, Banana, Apple, Grape, Pine, Strawberry, etc)
▽世間では獺祭がフルーティーの代名詞なってるみたいだし、これも人によって使い方がマチマチだけど、ここでは〝リアルに何かの果物みたいな香り/味〟ということを重視したい。〝単に飲みやすいだけの吟醸酒〟という意味だけでは割り振りません。
▪︎Sweet (Honey)
▽日本酒はそもそも米が原料である以上、甘いのは化学的に当然なわけで、そこを真面目にやると全ての酒がここに放り込まれる事態になるので (笑) 、当ブログでは果実的な甘さではなく、砂糖やハチミツ様の甘さに主眼を置きたい。果物よりお菓子に近い甘さを拾えれば。豊盃とか、オレの中ではハニーなんだけどなあ。
▪︎Wine Oriented (Sour Taste=酸っぱ味)
▽ワイン志向の日本酒や、酸っぱさにキャラの活きてるお酒なんかを拾えれば。普段ワインを好んで飲んでるような人に「こんな日本酒もあるんだぜ」と提案できれば。あまり深く考えず、カジュアルに振り分けます。
▪︎Shuwa-Shuwa (Sparkling)
▽ここは1つだけ注意事項が。生酒/直汲系のガス感だけど、明白に微炭酸としてシュワシュワしていない限り、ここには振り分けません。逆に正しくスパークリングや瓶内二次発酵系のニゴリ以外でここに入ってるお酒は「かなり力強くガス残ってまっせ」ということになる。舌先が少しチリチリする程度じゃ拾いません。
▪︎Nigori (Ori-Garami)
▽とりあえず商品名に〝 (薄) にごり/おりがらみ〟を歌ってるものは強制的に。見た目に濁っていても、一部のあらばしり/袋吊り系で、オリと分離しないタイプのお酒は拾わないかも。基本的にはオリがあることが味わいに多大な影響を及ぼしているかどうかを重視します。
▪︎Rich & Deep (Full-Bodied=濃厚・濃醇・酒が主役系・含んだ瞬間「うわっ」)
▽簡単に言うと〝味わいの濃い酒〟を割り振ります。ここも女性的な感性を重視して、moukan1973♀が含んだ瞬間に「うわ、濃い。ガブガブ飲めない・・・」と言うような酒を拾えれば。オレ的には亀甲花菱とかまさにそう。あとは「長珍 しんぶんし」とか「農口」とか「宗玄」とか「十旭日の熟成系生」とか。
▪︎Plump & Flavorful ( Plump/ふくよかな& Flavorful/味わい豊かな=旨口 )
▽「Rich & Deep (Full-Bodied)」と似てるっちゃ似てるけど、こっちには旨口の燗酒や、ポチャっとした可憐なボディの生酒なんかも含まれるので、オレの中の線引きはできてる。ここは独断的な振り分けになるかなあ。いい時の屋守や鍋島も〝Plump/ふくよか〟だし。味や香りではない何かが口の中で心地良く広がった時に拾えれば。
▪︎Clear & Watery ( 水のような透明感=淡麗 )
▽これも人によって違うかなあ。たとえば本醸造とか吟醸スペックの火入加水酒を冷やして含んだ時もそうだし、十四代の高精白の酒を含んだ瞬間も「なにこの美しい水...」ってなるわけだし (笑) 。ま、単純にmoukan1973♀が「クリアっ。クイクイいっちゃうっ」とか言った酒も拾います。27BYの仙禽なんかもクリアっちゃクリア。ただ、ふた昔前の淡麗酒についてはいちいち拾わないかも。なんとか今様の新しいクリア観を提示できれば。「淡麗」という言葉は本当は使いたくなかった。
▪︎Dry & Tight (Karakuchi)
▽どちらかと言うと、オレ個人としては「Plump & Flavorful (Umakuchi)」とか「Juicy」との対極として拾いたいニュアンス。「Dry=そっけない、水気のない凝縮感がある」「Tight= (味のライン) が引き締まった」みたいな。〝味の開きが硬いフルーティー感〟もドライとして拾いたいところ。「辛口」という言葉は本当は使いたくなかったけど、吉田類フォロワーを敢えてミスリードするためには必要か (笑) 。
▪︎Herb & Spicy
▽ワインだと割に使われる形容詞だけど、ここでは日本酒なりの〝Herb & Spicy〟を拾いたい。主な香りだと、〝シナモン〟や〝ジンジャー〟や GIN様の〝ジュニパーベリー (セイヨウネズ) 〟あたりは頻発するかなと。あとは、個人的には、特に一部の八反錦の酒を飲んだ時に感じる〝草感〟をあえて〝Herb〟と表現したい。フローラル (花香) やバニラ香の扱いは目下検討中。というのも、これらの香りは全体のバランスの中でこそ活きるので、単体で拾う必要があるのかという感じ。たとえば風の森なんかはキレイなバニラ香が出てるけど、全体としてはFruityさの中に内包されると思うし、そもそも誰も花やバニラ目当てに日本酒を買ったり飲んだりしないと思うし (笑) 。ま、いろいろやって行く中で考えます。
▪︎Unique, Complex ( =Unique: 唯一無二・面白い, Complex: 複雑味のある・独特な)
▽これは〝Others〟的な意味合いが強いかな。「Full-Bodied」な酒と被るケースも多いと思う。全体としては、ちょっと風変わりな酒質とか、含み香の重層的なミルフィーユ感なんかを拾えれば。一部の熟成生酒のエッジの効いたボディラインについても拾うかも。
▪︎Suitable For Okan (Drink Warm=燗映えする、燗上がりする)
▽ようやく手抜きできるぜ。特に説明することはありません。ただ、一部の生酒とか純大とか純吟とかも「これは」と思った酒質の場合は積極的にチャレンジします。結果、思わぬ感動に出会えた時は嬉々としてここに割り振ります。最近だと「亀甲花菱 純米吟醸 山田錦 生原酒」の飛び切り燗 (55℃前後) には激しくヤラれた。
▪︎Well-Cured (Old, Mature =古酒・熟成酒 )
▽さて、神亀とか群馬泉とかどーすんだ? 特に神亀なんかはレギュラー商品でも3年とか寝てるぞ (笑) 。とりあえず、自前で引っ張った酒も含め〝寝てる感〟のあるものは全部ここに放り込みます。
▪︎High Grade ! (高級酒)
▽個人差のある概念ですが、一応、当ブログでは、1800ml=5000円以上・720ml=2500円以上 (共に税抜) という縛りで振り分けます。ちなみに、オレは十四代や而今をプレ値で買ったりはしないから、あくまでもこの価格は正価で、ということになる。
▪︎Aimed At Women (Moukan1973♀♡ =女性向けのお酒)
▽このへんもオマケ。基本〝女子女子うるさい趨勢〟には辟易してはいるが、一応うちにも一人〝元女子高生=現おばさん〟がいるので、Moukan1973♀が「これ女子はみんな好き♡」とか言った酒を真面目に拾うか。ま、ここが入り口になることもあるはずだから、そこは啓蒙的意識を忘れずにヤリます。


moukan1972♂







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