もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 遂に今年2本目の☆6が降臨。←失礼、3本目 (笑) 。
〜 日本酒の家呑みレポ&本日の1曲、安センベイ評、時々メガネ警察〜

◤篠峯 - 田圃ラベル Azur 山田錦 純米吟醸 無濾過生原酒 28BY ── dಠಠb「1年やそこらでどうにかなるとは思えないが、冷蔵で2年熟成なら何か予想外な事が起きるかもしれない」#Dry 



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shinomine_azur_nama28by3.jpg ヨネちゃんまさかのハズレだったので、実は日曜に開けてしまった篠峯です。地元奈良の契約農家で栽培した米を使った、通称「田圃ラベルシリーズ」の「Azur 山田錦55 (アジュール=紺碧) 」です──ちなみに蔵のある櫛羅の田圃で自社栽培した「山田錦」を使ったのが「櫛羅 (くじら) 」ね。DE、この「Azur」、実は27BYにも「火入れ」のみで試験的にリリースされているんだけど、奈良の酒屋以外にはあまり出回らなかったんじゃないかな。


 28BYからは本格始動ということで、他に「Vert 亀ノ尾55 (ヴェール=翠=緑 ) 」と「Branc 山田錦60 (ブラン=白) 」がリリース済みで、特に「Vert 亀ノ尾55」には<オレの中の篠峯の最低ライン>をクリアしているとして、☆3.5を付けました。まだまだ「リハビリ中」のような完成度だけど、酒の端々には他の銘柄では決して到達できないエレガンスや洗練さも十分に感じれるので──たとえば28BYの「而今」がやりたいことなんかはすでに余裕でクリア済み──、オレも頃合いを見て1800mlで買い直す予定。

 ちなみに「田圃ラベル」の生酒ロットは予約限定生産なので、バックオーダー等はないはず。このシリーズは基本的に「火入れ」をメインに展開していくようなので、生は新酒時期の一発のみになってます。さあ、どうかなー。なんかドライで細いみたいだけど、ドツファ (ドッカンファイヤー) や桃牛乳@お花畑よりはマシというのが最近の我々ではある。特に期待はしてない。




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 bottle size:720ml




SAKE GRADE:☆☆☆

【340】篠峯 -しのみね- 田圃ラベル Azur 山田錦 純米吟醸 無濾過生原酒 28BY <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


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 ▲「米鶴」がダメだったので、急遽「中継ぎ登板」となった。




shinomine_azur_nama28by5.jpg 立ち香──結構「篠峯」らしからぬ香り。青臭さもありつつ、飴っぽい甘みのコーティング感の先読みも。少し張り詰めたようなブドウ様の酸もコアに宿ってはいるが、香りのエネルギーは弱め。一定以上のエレガンスやWell-Madeさは感じる。やや草っぽいアロマも漂う。

 ドライ鬼女moukan1973♀が挑みます──。

 ♡☺♡「いい! いいです! ミネラル爆発! 今日のもう1本はコレにしてよかった。アンタが思ってるより美味しいと思うよ。アタシはこれくらいの草感があった方が好き。盃が進みます! これが今のわたしの好みだということをアンタに確認してほしい。いいですねえ。米鶴より旨い。思ったよりいい。木香はわたしは感じない。ガスは微量」──最近moukan1973♀のドライ嗜好の過激化が止まらないんだが (笑) 。


shinomine_azur_nama28by6.jpg どれどれ、お嬢さん──。

 そこまでか (笑) ? なんつうか「黒澤」が「白澤」になったというか、「長陽福娘」が「超ツレない娘」になったというか。かなり細っそいし、まあ、鋼鉄にドライ。果実味の迸り (ほとばしり) は〝ほぼない〟状態。木香はオレにはちゃんと感じる──「Vert 亀ノ尾」の方が出方が弱い。

 dಠಠb「これ、甘くもなんともないし、味もほとんどしないよ?
 ♡☺♡「でも今のアタシには程良い」──MJK (マジか) !?

shinomine_azur_nama28by7.jpg 正直、この段階では全然飲み頃じゃないけど、なんだろうなあ、音楽で言えば「洋楽」というか、やっぱ他の銘柄 (造り手) とはステージの異なる液性なんだなあ。この酒を誰かに薦めることは決してないけど、シノミネストの我々からすれば、この酒を買って開けて飲んで後悔することはないんだな。

 木香は奥であるけど、ミネラルの林に紛れなくもないので──渋みや酸に隠れているので──、気にならない人も多いかもしれない。白ワイン流儀の樽香的な何かとして心を寄せれば、別にじぇんじぇん許容できる飲み手も決して少なくはないだろう。それでもオレは「Vert 亀ノ尾」の方を支持するかな。この「山田錦」は〝やや難儀な酒〟だとは思う──なかなか心を開いてくれないという意味では、ハードボイルドっちゃハードボイルドな酒。


shinomine_azur_nama28by8.jpg 温度が上がってくると、ダークチェリーやカシスのような、黒ずんだ果実的甘みも浮き上がってくるけど、まだまだ魅惑のジュースは蕾の中に隠れてる状態。ただ、滑らかでトクトクとしたポヨみのある液性にキレイな輪郭を与える酸、ここに関しては「而今」なんかが足下にも及ばないエレガンスが発揮されているとは言えよう。

 たとえば「而今 千本錦 無濾過生 28BY」のクリスタル・マッチョな液性なんかに大西杜氏の野心と挑戦が垣間見れるものの、シノミネストの我々からすると、「まあ頑張ってチョ」というレベルで、ハズレの「篠峯」の中にですら既に彼の目指す何かが余裕で達成されていることはここで念を押しておく。

 最後に「米鶴」を一口飲む。同じ☆3でも「篠峯」の方が遥かに呑める。それでも「篠峯」としては☆3がせいぜい。熟成で味の蕾は開くのだろうか。1年やそこらでどうにかなるとは思えないが、冷蔵で2年熟成なら何か予想外な事が起きるかもしれない。


moukan1972♂moukan1973






日本酒 篠峯

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To おみずさん



毎度です。


──今日、田圃白ラベル飲みましたが概ねこちらと流れは同様な感じでした。 木香はややあって渋みと酸が先に来る感じです。 立ち香からは甘味を感じますが飲むとそれほど甘味がないように思います。

貴重なレポートありがとうございます!
山田錦60なので、少しはリッチな甘みを期待していたんですが・・・。純吟も「亀ノ尾」よりは凛とした力強さというか、艶っぽさも感じるんですが、どうにもこうにも難儀で心を開かない酒ですね。


──リピートはノーサンキューな感じですね(笑) 雄町の出来が気になります。

「純米大吟醸 雄町 Type-M」はたぶん買うと思います。あとは「八反50生」と「愛山45生」ですかね。まあ、ここまでの感じだと、26BY的な路線でのアタリ酒はなさそうですね。28BYはあくまでもスリム&ドライな方向性でどこまでエレガンスとWell-Madeさを達成するかの勝負のような気もします。26BYのような、フルーティネス大爆発なジューシイ酒を読者のみんなに紹介したいんですけど、厳しいですね・・・。

2017.04.05 Wed 23:37
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Name - おみず  

Title - 白ラベル

今日、田圃白ラベル飲みましたが概ねこちらと流れは同様な感じでした。
木香はややあって渋みと酸が先に来る感じです。
立ち香からは甘味を感じますが飲むとそれほど甘味がないように思います。

リピートはノーサンキューな感じですね(笑)
雄町の出来が気になります。
2017.04.05 Wed 20:21
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