◤白岳仙 - 純米大吟醸 極上あらばしり 特別栽培米 吟のさと 28BY ── dಠಠb「子供の頃、父親に連れられて行ったホームセンターを思い出した」 



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 呑むのも買うのも2年ぶり以上の白岳仙 (はくがくせん) です。地元銘柄は「國府司 (こくふし) 」みたいだけど、逆に東京では見たことないです──こういうパターンは非常に多い。前に呑んだのは確か2014年の秋頃に「純米吟醸 山田錦 火入れ」を1800mlで。

hakugakusen_gokujo28by3.jpg 実は昨日の「残心 特別純米 袋吊り 無濾過生原酒」を呑んで偶然に思い出したんだけど、そういや「白岳仙」の液性も、今思い出すと軋むような硬さがあったなあと。当時は「相模灘」なんかに似た粉っぽさを感じていたんだけど、今なら「歯磨き粉」と言えるあたりにオレの成長が垣間見れるのか (笑) ──あ、まだこの前説の段階では今回の酒は呑んでないよ。2年前の記憶が急に鮮明になっただけ。ちなみにブログ以前の酒DATAは何も残ってない。もちろん写真も──あーあ、写真くらい残しときゃよかったよ。

 DE、軽く調べたら仕込み水は「中硬水」みたいね。舌にジリっと旨みが軋む感じこそが水の硬さによるものなんだと、最近ようやくわかるようになってきた。「硬水」寄りの酒は好きな方だけど、軟水だろうとなんだろうと、最終的にはバランスだし、服やメガネで言えば「その人によく似合ってることが個性」というのがオレの考え方なので、その味や香りがその水に合ってるかどうかを見定めて行きたい。あまり印象の良い銘柄ではないけれど、ちょっといいヤツを仕入れたので、これでダメならしばらく買わないと思う。

 福井県内の特別栽培地区で嶋農園が手塩に掛けて育てた「吟のさと」を45%まで磨いて造った純米大吟醸の「極上あらばしり生」で、ガスも残ってるらしい。期待です。




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 ▲この二つの惣菜を使った「簡単レシピ」はコチラで公開中。うずら卵の真空パックは普通にツマミとして問題なく食えるレベル。


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 bottle size:720ml




SAKE GRADE:☆☆☆

【319】白岳仙 -はくがくせん- 純米大吟醸 極上あらばしり 特別栽培米 吟のさと 28BY <福井>

安本酒造 有限会社:http://www.yasumoto-shuzo.jp


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hakugakusen_gokujo28by4.jpg 立ち香──ああ、この感じ、完全に覚えてるわ。この段階で見切ったような気がする。やや草っぽいアロマの茂みの中から華やかなフローラル香が優しく。あえて探すなら、やや抽象化されたイチゴ。酸の伸びはない。水の強さは感じる。♡☺♡「空気に触れて時間と共に変化していきそうな気がする」──生意気な。つうか、「菊正宗 ギンバック」的な華やかさもあるな。これがカプエチなの? オレ、未だに「カプロン酸エチル=リンゴ香」という図式がわからん。「鑑評会」用の大吟醸とか、もっとケバくて派手派手しい香りだし、それを「カプエチ」と言うなら「一体どこがリンゴなんだよ」といつも思ってる。そろそろ有料の講習会とか勉強会に「道場破り」を仕掛けて講師を泣かせようかな──イジめて泣かせるんじゃなくて、シツコク質問攻めしてヒイヒイ言わせる。

 カナリアが歌います──。

 ♡☺♡「草あるねー。ミネラルあるねー。驚きがないから言葉も出ない

 どれどれ──。

 おお。今、約2年の時を越えて全てがつながったよ (笑) 。純大の「あらばしり」の割りにはチグハグにワイルド。最近呑んだ中だと「賀茂金秀 純米吟醸 雄町 生」を超絶ミネラリーにした感じ。少しギュリギュリ軋むような歯磨き粉様の凝縮感の渦にグルグル巻き込まれながら命綱を求めて三途の川の岸辺を見上げると、そこにはトリッピーな花畑の風景が幻影として広がっている。




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 ▲ガスはそこらの直汲みくらいはある。



hakugakusen_gokujo28by5.jpg ちょっと軋むような渋さがノイジー。味のしないラムネを口いっぱいに放り込んでガリガリ噛んだようなチョークなミネラル感のインフレーション。酸、足りてないのでフルーツは実体化されず。最初の一口で☆4は否定された──つまり、このスペックと値段から言えば擁護するのが極めて面倒な酒ということになる。

 なんか先日の「長陽福娘 吟醸酵母Ver」をヤスリで削いだ感じ。ギシギシした硬い液性に「サンタリーナな華やか吟醸香」の纏いは要らない。こういう和装に白檀みたいな無駄にエロい香りが硬水に纏わりつくと、もはや「ウッ・・・」となる。(※「サンタリーナ」・・・酸が足りてない状態のこと

 ♡☺♡「呑んじゃうな、これ。結構スルスル行っちゃう。飲み口がいい。軽くはないけど、割とガブガブいっちゃう。最近のアタシは完全ドライ派にシフト。おばさんだから、もうドッカンファイヤーは無理。花邑とか今呑むとどうなの?


hakugakusen_gokujo28by7.jpg moukan1973♀はまだまだ香りと味の閉じこもった開けたての状態を「ドライなガス有り酒」として前向きに評価しているようだが、オレはこの段階でこの酒のポテンシャルは見切った。これからどんどん香りと味が出て益々ウザい酒になると思っていたら案の定そうなった。

 飲み慣れてくると徐々に苦みと軋みのスパルタがマシマシに。純大の「あらばしり」でこのギュリギュリな喉越しは要らない。だったら水っぽくてもいいから、ジュースみたいにスイスイ呑める方がいい。軋みのスパルタは更に激しく。そして、その軋みの隙間から漏れ出る「お花畑」が、それこそ大年増の厚化粧みたいで目も当てられない (笑) 。ダメだな。☆3

 ♡☺♡「最初はイケると思ったんだけど、急に苦くなってきた・・・





── 2日目。



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 ▲シャン経由なら多少は果実的な甘酸も感じれると思ったんだが・・・。



 ♡☺♡「甘ったるい。もういらない

 イチゴ味のかき氷にオガクスを振りかけたみたいな感じ──もしくはカップに入ったイチゴ味のかき氷を食べながら、子供の頃、父親に連れられて、ホームセンターの材木コーナーに行った時の思い出が甦る感じ。甘いは甘いが、それは装飾的な属性で、本質的には渋くて軋む、硬い喉越しの、香りのケバい酒。商品名を「極上あらばしり」から「極道あらばしり」に変更すれば、文句を言う人は2割りは減るだろう。


moukan1972♂moukan1973






日本酒 白岳仙 華やかサイボーグ吟醸

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To マイルドさん



毎度です。


「白岳仙」、すでに開栓済みでしたか。お互い、今回も地雷を踏んでしまいましたね (笑) 。

確か2〜3年前の「pen」という雑誌で「白岳仙 純吟 五百万石」が三ツ星 (50本中3本だけ) を獲得したんですが、今覚えば、こいつら全員「バカ舌」だったんですかね──今、雑誌を引っ張り出しました。

友田昌子というオバハンを中心に日本酒のプロ (笑) や愛好家が集まって2日かけてテイスティングしたらしいんですが、「白岳仙」の寸評で誰も「水の硬さ」や「過剰なミネラル感」や「草っぽさ」や「粉っぽさ」を指摘してませんね。コイツら、本当に旨い酒を知ってるんでしょうか。もしかしたら、マズイ酒でも平気で美味しく飲めるからプロになれたのかもしれないですね。愛情が暴走すると人はどこまでも行けるんですね。全く恐れ入りますよ。


──ですが結局、バカ共の集まりなので「まあいいか、つまみ食いながらあけちまおう」で、おしまいでした。

目に浮かぶ (笑) 。
最終的には細かいことは二の次で酒を楽しみ、そして食らい、目の前の相手を倒す (笑) 。


今回は久々に「白岳仙」を呑みましたが、前回と全く同じ蔵癖を探せました。少し「長陽福娘」なんかと被る要素がないわけじゃないんですが、まあダメですね。どこかの時空 (過去・現在・未来) に「白岳仙史上最高の酒」があるとは思いますが、異星人と同じで、一体どこにいるのかわからないので探しようがないという (笑) 。

「自然酒」は明日、開けます。
甘い酒は別に嫌いじゃないですが、問題は味幅と情報量。生酛みたいなので、そこそこコアに力強い酸も探せそうですが、過去の出来栄えを知らないので、これだけ呑んでも知れることは少ないのが難点です。
2017.03.15 Wed 14:34
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Name - マイルド  

Title - 

こんばんは

モウカンさん、これ、「米鶴」の直後だったんですよ。
ウチで飲み会したので、「米鶴」が瞬殺のあとに冷蔵庫から
勝手に出して開けてしまったので。
「極上じゃねえな、極下だな」
「これ(白岳山)うまくねえべした。さっきの(米鶴)もう一本ないのー?」
ですが結局、バカ共の集まりなので
「まあいいか、つまみ食いながらあけちまおう」で、おしまいでした。


それこそ大年増の厚化粧みたいで目も当てられない (笑)

・・・・・こちら田舎には、たくさんいますので、その方々を走馬灯のように
思い出してしまい、「なんの酒だこりゃあ」と(笑)

まさに「極道」ですね(笑いごとではないレベルですが)(笑)
2017.03.15 Wed 01:53
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