◤Veuve Fourny - Blanc de Blancs Brut Nature Premier Cru (ヴーヴ・フルニ ブラン・ド・ブラン・ブリュット・ナチュール・プルミエ・クリュ)  





 【Xmas特別企画】「ハレの日に飲むシャンパーニュ/ワイン特集」
シャンパーニュ特集2016_1




 シャン、シャン、シャン、シャン・・・♪

 気のせいだろうか、もうすぐ春だと言うのに、我々は「酸が恋しくなる・・・」なると──「28BYの長陽福娘」が圧倒的に酸不足だからというより、すでに「米鶴 - 山廃純米大吟醸 中取り生 28BY」で得た「酸動 (酸への感動) 」をオカワリしたくなっていると説明した方が正しいであろう──、こうしてシャンを開けてしまうのです。

 dಠಠb「昼間も日本酒を軽く呑んだし、シャンでも開けるか
 ♡☺♡「シャン、開けようぜ!




 ワインセラーウメムラで買えます。
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 ▲通常Verが白に対してノンドザVerは紫と、まさに強豪ライバル校的ユニフォーム・カラー。


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 bottle size:750ml




 ご存知の通り、読者のサンジュリアンさんが薦めてくれた、日本酒で言うと、家族経営の地酒のような、小規模醸造所のシャンパーニュです──2000年代に入るまで、こうしたシャンパーニュのほとんどは、一般的な市場に出回っていなかったそう。

 シャンパーニュの原料には「白葡萄 (シャルドネ) 」と「黒葡萄 (ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ) 」があって、市場に出回るほどんどのシャンパーニュは「白黒のアッサンブラージュ (ブレンド) 」なんですが、今回のヴーヴ・フルニは前回同様「シャルドネ100%の白の白シャン」──DE-SU-GA!──今回は最強辛口ゾーンである「Dosage Zero (Brut Nature) =ナチュール」スペックです。

 通常ほとんどのシャンパンには「門出のリキュール (liqueur d'expedition) =ドザージュ」と呼ばれる甘味の添加が行われるんですが、これはリキュール無添加の100%PUREな果実酒ということになる。「ブラン・ド・ブラン (白の白シャン) 」のノン・ドザージュは市場に出回る量も種類も少ないので、まさにマニアックな立ち位置のシャンパーニュです。どうです、日本酒のブログを始めたら、黙っててもこんな情報が集まってくるんですから、これはブロガー冥利に尽きますね。

 シャンパーニュについて語れるボキャブラリーが全くないので、今回も写真多めで (笑) 。





【Champagne】Veuve Fourny - Blanc de Blancs Brut Nature Premier Cru (ヴーヴ・フルニ ブラン・ド・ブラン・ブリュット・ナチュール・プルミエ・クリュ)

Veuve Fourny :http://www.champagne-veuve-fourny.com





 シャンパン──音を立てないスマートな開け方3つのポイント
 (RIEDEL OFFICIAL BLOG)


 
 ▶︎http://www.riedel.co.jp/blog/others-blog/2014/cork-sparklingwine (テキスト)



 今回も開栓には少し苦労しました。オレが非力だからという話もあるが、動画のように瓶が思うように回らない。仕方ないので、瓶を立ててコルクを2〜3mmほど抜きにかかります。すると圧が高まってくるので、親指で押さえながら瓶を横に寝かせ、あとは動画のような感じで少しずつ栓を抜いていきます。圧を感じながらそれを抑えつつ、栓を前後に倒しながらその瞬間を待ちます──

 プシュぅ〜♪──天使の囁き、いただきました。それではいただきます。




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 立ち香──サンジュリアンさんオススメのシャンパーニュはこれで4本目だけど、今回が最もオイリーなブリオッシュ香を感じる。もう栓を開けた瞬間から凄いエネルギーで漂ってくる。シナモンやバニラ等のスパイシーなアロマもふんわり感じつつ、ピンと張り詰めた「線の酸」も伸びてくる。まあ、このへんは日本酒ではそもそも太刀打ちできないレベル。やはり「原料:果実」は伊達じゃない。

 いきなりワイングラスで──。

 瞬間的にこれまでの4本の中で一番旨いとわかる。やっぱバランスかな。とにかく含んでからフィニッシュまでのプロセスが極限までスムースかつエレガント。最強クラスの酸だけど、別に全然。確かに味幅はスリムでBodyも細マッチョだけど、とにかく姿のキレイな酒という印象。これは旨いな。一切の無駄がない分、一つ一つの味や香りのエレメントにフォーカスしやすい──つまり、オレの言うところの「非常に見晴らしの良い味風景」ということになる。

 ♡☺♡「確かにこのシャンパン美味しいね。今まで飲んだ中で一番美味しい!




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 ▲近所に「いいパン屋」ができた。西荻時代はパン屋だらけで全く苦労しなかったけど、こっちは個人経営のパン屋がほとんどない。「ロブションやメゾンカイザーより旨い」とはmoukan1973♀の弁。まあ、そこに勝てないようならわざわざパン屋を開く価値もないだろう。ただし、バケットはまだまだ未完成。これは胡麻チーズパン。しっとり系で旨い。煎餅換算だと「ぬれ煎餅」ライク。ちぎれてるが、本当は「羽餃子」ようにチーズが飛び出てた。そこは「お通し」的に先に食った。ちなみにオレは普段パンをあまり食べない──食った気がしないくせにお腹いっぱいまで食べるとすぐ太る不経済な主食だから。しかし食べると決めたらバカみたいに食う (笑) 。


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 しかしシャンは日本酒に比べて軽い軽い。ALC.が12度ということもあるが、やっぱ消化の問題だと思うな。米はなんだかんだで重い。もちろん、全く別の飲み物なので、同じ目線で比較することはできないけれど、たまに飲むと日本酒に足りない面も見えてくるし、逆にシャンを通じて日本酒の多彩な味や香りや甘みの素晴らしさもより見えてくるというものだ。

 ただし、やはり原料へのコダワリや品質の安定感では日本酒はワインやシャンパーニュには全く太刀打ちできない。旨い時はバカみたいに旨いが、ハズす時も容赦ないというか。28BYの「長陽福娘 9号Ver」は特に酷い。「イイかなあ」と思う瞬間がないわけじゃないが、それは「そういう酒」としてそう思うだけで、この銘柄を飲んでるという気には全くなれない。

 こうした想いも、実はシャンを飲んでいると自然と湧き上がってくるものなんだ。シャンを飲みながら最高の日本酒に想いを寄せる──少し屈折したセンチメンタリズムだが、たまにはそれもいいだろう。



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 ▲マドラーで撹拌して少し泡を飛ばす。



 前回にも感じたことだけど、フルニは少し泡がモコモコ&ホワホワするので──クリーミイと言えばクリーミイだが、少し腹が膨れるタッチがある。なので、サンジュリアンさんのアドバイスに従って、写真のようにマドラーで少し泡を気化させてガス度を落とす。こうすることで、より白ワイン的な味の骨格も感じやすくなり、液体としてのフィネスが明瞭になる。やり過ぎるとガスがあの世に召されるので、軽く2〜3回で十分だ。

 ♡☺♡「ゆっていい? もろブリオッシュ。昔よく食べてたなあ、ブリオッシュ

 いいですね。これ、あっという間に空けちゃうよ。美しいフローラル香の外殻にアクセントしてスパイシーに纏うシナモンやバニラ様のアロマ。エレガンスの中に力強い芯を与える鮮烈な酸。アフターにはレモンを齧ったような強烈な凝縮感があるものの、実は個人的にはドザージュVerの方が石灰質のミネラルを感じていて、このナチュールVerの方がスリムながらも美しい球体感がある。そう、まるで子供の肌の様にツルツルでピカピカだ。



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 ▲まあまあ旨い (笑) 。



 これは旨いっす。正直、日本酒ほど銘柄ごとの違いは少ないという意味で「シャンはシャン」だけど、 味や香りというより、「嚥下プロセスの中に流れる時間、その時間に対する官能の差」を楽しむジャンルのような気がしてるよ。その意味で、このフルニのNVナチュールが構築する嚥下物語は全く以って美しくエレガント。

 これはまた買いたい。


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 空き瓶調査隊
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 スゲえイイ香り (笑) 。ピンと張り詰めた酸がスゥーと伸びてくる。全体には極めてフローラル。もちろん、果実香も味の詰まった素晴らしい凝縮感。



Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To サンジュリアンさん



毎度です。

これ、飲んだ瞬間に収まりの良さを感じましたね。相性ですかね。すごく馴染みが良かったですね。まさにノーストレスです。泡のモコモコは御愛嬌ですが、むしろ1500mlで買って2日に分けて飲みたい感じですよ。シャンは軽いので二人だと750mlがすぐになくなります。次回はAYALAの2種類を同時に開けてみます。


──BN/BBのBrutとノンドゼ 4本(2X2)飲むシャンビギナーはモーカンさん以外には居ないでしょう。

寄り道せずにエッセンシャルな領域に無駄なく辿り着けるのはサンジュリアンさんのおかげですね。これからも御指南よろしくです。

そうだ、まだあれがあったんですよ──「ガストン・シケ スペシャル・クラブ 2008」。これは特別の日に開けるとして、日々の日本酒生活の中で「酸欠乏症」に陥ったら、赤もぼちぼち開けてみます。

トリビアはどんどん下さい (笑) 。
2017.02.27 Mon 17:46
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Name - サンジュリアン  

Title - Brut とノンドゼ(ナチュール)

毎度です。
フルニのナチュール 気に入った様で良かったです。
確かノンドゼのシャンを最初に商品にして出たのは、ローランペリエのウルトラBrutと聞きましたが、未だBBのナチュールで国内で入手出来るのは本当に少ないですね。しかもフルニ以外は高い(¥8000〜)です。
BN/BBのBrutとノンドゼ 4本(2X2)飲むシャンビギナーはモーカンさん以外には居ないでしょう。
ここまでやったら、是非次は普通のシャン(混醸)のBrut/ノンドゼ比較してみて下さい。前にも書きましたがアヤラのマジェール/ノンドゼがお手軽です。ここはAyに自社畑を持つメゾンで今はボランジェの資本が入ってる様で評判良いですよ。ピノ(40+40)シャルドネ20
http://store.ponparemall.com/veritas/goods/vaaybmz0/

http://store.ponparemall.com/veritas/goods/vaay35z0/?vos=evppmpo0021x6839508&gclid=CKKbt9jhr9ICFVgnvQodvGEAWQ

BBの最高峰(Brut)の一つにテタンジュのコントデシャンパーニュが有りますが、これ007第二作 ロシアより愛を込めて(1964)の最後のシーンで飲んでます。
因みに 浜美枝がボンドガールで出た007は二度死ぬ ではドンペリ1959年でションコネリーのボンドは何時もドンペリだった様です。ロジャームーア以降 ボランジェに成った様です。
どうでも良いトリビアですが、、、
2017.02.27 Mon 16:52
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