◤謙信 - 純米吟醸 五百万石 生酒 28BY ── dಠಠb「ゴクゴク&ガブガブ系の、満点で☆4のジューシイお米サイダー」#Fresh, Fruity 



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kenshin_jungin_gohyaku_nama28by3.jpg 謙信です。去年は「純米吟醸 無濾過生原酒 越淡麗」に☆4.5を付けてます。今回は少し歪んだ想いの果てに買ってきました。

 実はこの「五百万石 生酒」ですが、2015年 (26BY) の1月くらいに呑んだことがあって、まだ日本酒本格参戦半年そこそこのオレが含んだ瞬間に思ったこと、それは──

 dಠಠb「鍋島のオレンジ生を薄くした感じ?」

というもので、オレの中のレジェンド酒である25BYの9月印の「鍋島オレンジ生」 (☆6!) との比較で──ちょうど両方とも五百万石50の生酒だし──、この「謙信」は「オレンジもどき」に感じられた。だが、同時にこうも思った。

 dಠಠb「鍋島のオレンジ生はなかなか買えないし、そんな時は謙信を代替酒にしよう (*´Д`) 」

 どーですか、この初々しくも抱き締めたくなるような切なる想い!

 DE、今や地に堕ちた「鍋島」なので──28BYの「山田錦生」が旨かったというタレコミもあるけれど──、それはそれとして「オレンジの美しい思い出」に浸りたく、それで「謙信」を買ってきたというわけ。どう? なかなかに歪んだ「鍋島愛」だろ (笑) ?──つまりさ、今や「オレンジもどき」が「本家オレンジ」よりも「オレンジ」らしいんじゃないか、それを確認するために買ってきたんだよ!

 参考までに数値は「日本酒度:±0、酸度:1.4」みたいだけど、うん、記憶の中でもホントこんな感じ。使用酵母は協会9号系。この「五百万石」は「謙信」の中では一番甘いんじゃないかな。「山田錦」にはもう少し甘酸のメリハリがあるし、「越淡麗」は明確に酸っぱいからね。「謙信、おまえもか!」だけはよしてくれよ。祈ります。




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 ▲現代エンジニアリングの恩恵を最も強く受けている女性シンガー。『傷だらけのラブソング』は高橋克典が笑えるから好きだけど (笑) 。「コースケ、早く、曲作れ!」


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 bottle size:720ml




SAKE GRADE:☆☆☆☆

【296】謙信 -けんしん- 純米吟醸 五百万石 生酒 28BY <新潟>

池田屋酒造 (by 地酒サンマート) :https://www.sakesake.com


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 ▲実際には「ペシャっ」という感じでクワナリ手加減してます (笑) 。




kenshin_jungin_gohyaku_nama28by5.jpg 立ち香──「甘」に寄り添うとラムネ、「酸」に寄り添うと青リンゴ、両天秤にかければマスカットと言ったところか。少しだけアルコールの浮きがあるような──前向きに捉えれば白ブドウ寄りのセメダイン・エキスとも言える。最近呑んだ酒の中に似たようなヤツ、あったな。ひとまずこの段階で「☆6的な鍋島オレンジ」は探せない──むしろ「ダメ島」に近い?

 瓶口周辺がベトベトしてるので、そこそこ甘いのかな。そうね、「六十餘洲 - 純米吟醸 山田錦 生酒」とか「作 新酒」みたいな、割りと透明感のあるフルーティネスだとは思うな。ドッカンファイヤーの発射準備はない。酸は足りてない感じ。

 さあ、どうだろう──。

 おうよ、ガス、少しあるじゃないか。そこそこジューシイ──果汁が奥からジュワリンコというより、単にジュースみたいなジューシイさ。旨みの膨らみはあまりなく、ややカロリーオフなエキス感でストラクチャーを支える軽やかな液質。

kenshin_jungin_gohyaku_nama28by6.jpg まあ、無難に☆4という感じで、さすがに感動や驚きはないけど、普段あまり日本酒を呑まない人に「これ呑んでみ?」と言いたくなるような酒ではある。やっぱ「謙信」は「五百万石」だけは甘めなんだな。やっぱオレは「越淡麗」なんかのスカっと酸っぱい酒の方が好きだな。

 香りに少し粉っぽいクリーミイな表情が出てきた。ま、このへんは新酒風情なのかな。ま、完全にお米のジュースですね。露骨にメロンメロンしてないあたりは好感度高いけど、やや〝二日目の生酒〟のような足腰のツラつきがある──まるで今にも潰れそうな組体操のピラミッド。

kenshin_jungin_gohyaku_nama28by7.jpg 改めて久々に呑んでみると、やっぱ (オレの中の) 全盛期の鍋島オレンジの七掛けのような酒かつ、個人的にはセンチメンタルな気分にさせてくれる条件反射酒で、また「謙信」の五百万石そのものを呑みたいとは特に思わない──もちろん、最近飲んだどのオレンジよりも旨いけれど。

 26BYの同じ酒との比較だと、そうね、基本的には似たような印象だけど──意外に覚えてるもんだ──、28BYの方が整理整頓されてる感じはある。26BYにガスはなかったけど、これには少しあるし、液体としての光沢感は26BYの方があったかな。あとはフルーツ指数も26BYの方が大きかったと思うけど、今のオレ的には28BYのこれくらいの方がゴクゴク気にせず──立ち止まって味わうことなく飲めるから、ブログの書き手としては「扱いの楽な酒」です (笑)

 キンキンに冷やして、あまり深く考えずにガブガブ呑むのが正しい呑み方です。香りもそこまで派手じゃないし、キメの細かいガスがうっすらと、だがピンとした味筋を整えてる感じ。やや味の泳ぐフラつきのある酒質なので、一升瓶の3日目以降や最後の2〜3合は悲惨なことになるだろうけど、720mlを友人宅のホームパーティーに持ち込んで「これ呑んでみ?」的な上から目線のドヤ顔で振る舞えば、その場に居合わせた初心者や素人の全員が、

「なにこれー!? 日本酒っぽくなーい!?」

と感動するであろうことはオレが保証します (笑) 。

kenshin_jungin_gohyaku_nama28by8.jpg おそらくこのガスは、たとえ未開栓であっても、あと1〜2ヶ月で抜けると思うので、呑みたい人はさっさと買ってさっさと開けた方がいいでしょう。そうそう、思い出した。「町田酒造 美山錦」なんかも似たようなニュアンスだね。ちょうど「美山錦」と「山田錦」の中間くらいかな。「町田酒造」の方がガスはあるけど、まあ、似たようなもん。むしろ退けにかけてのアルコールのアタックは「謙信」の方が柔らかいくらい──28BYの「町田酒造」はどんなことになってるか、まだわからんけど。

 特に文句はないですもしもオロナミンCサイズの小瓶で一年中どこでも自動販売機で買えるなら、便利なので、主に外出時などに、たぶん1年に7回以上は買うと思います──メガネ屋の帰りにコンビニで買ってその場でカンパ〜イみたいな (笑) 。

 やっぱ香りのカラーはラムネ&青リンゴだろうか。酸は足りてないけど、適度な小振りの渋みがあるので、これがアクセントになって、ギリギリでフラつきを支えてる感じ。「薄っスイな〜」と思う瞬間もあるけれど、モダン・ジューシイ酒で食事の邪魔をしない酒も希有なので、これはこれでいいのか。

 ま、少しガスの抜けた「お米サイダー」ですね。甘みは徐々に気にならなくなってきた。ゴクゴク&ガブガブ系の、満点で☆4のジューシイ酒です。そうね、まるで「ろくまる山田錦26BY」に弟子入りしたペーペーのような酒だけど、世間的なボーダーラインにはリーチしてると思うし、落ちぶれたオレンジと並べてブラインド試飲会を開いたら、負ける要素はどこにもないだろうね。

 あと、リンゴ系の新酒でガッシャブル (ガスがジャバジャバ) ということであれば、同じ☆4でも、やっぱ「小左衛門 - 純米吟醸 初のしぼり 池袋西武限定 直汲 生酒」の方が楽しいと思う──いろいろ雑でヤンチャな面も多いけれど。

 DE、これがオレンジの代替品になるかという話だけど、全盛期のオレンジを知らない人に対して、こうは言えるだろう。

 全く同じフルーツ盛り合わせの塗り絵を全く同じ配色で──だがしかし──、色鉛筆で塗れば「今の謙信」、クレヨンで塗れば「全盛期の鍋島」になる──と。

 オレンジの追憶型ダミー酒ですね、相変わらず。異常には旨くないが、普通以上には旨い。なんだかんだでよく通ってしまう、特段に旨いわけでもない、職場や学校の近くで食える「生姜焼き定食」のような酒。ただし、家の近所にあっても行かない、みたいな。だって、家にいるなら自分で作って食うよ──家の酒を呑むよ、という話になるわけで。☆4です。それ以上はない。




── 2日目。



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 ▲オレも親族 (叔父=母親の弟=享年50) の突然死 (会社早退した帰り道、乗り換え駅で心筋梗塞) に遭遇したことあるけど、残された方はマジで地獄。「死」に重みも意味の違いもないけれど、「余命宣告」を受けてから死ぬのと、突然死ぬのとでは逝かれた方のショックが桁違い。お通夜も葬儀もそれはそれは悲惨極まりなかった。最後は喪主 (奥さん) が泡吹いて倒れるし。予兆は必ずある。うちの伯父さんも倒れる1ヶ月くらい前から食後とか「なんとなく横になりがちだった」みたいだし。オレ? マズイ酒を褒めはじめたら危険です・・・。



 残り100mlもないけど。

 意外に呑めるな (笑) 。薄いけどね。意外にも米の味が前に出てきた。なんか「」を思い出したよ。あっちの方が色気のある酒だけどな。退けにかけてのアルコールのアタックあるけど、新潟酒だし、キレの範疇です。「生」から「火入れ」になったみたいな変化なので、不味くはないけど、これは1日で呑みきった方がいい酒であることは間違いない。

 空き瓶調査隊──。

 ややトゥワンとした花の蜜のような甘やかさと酸味。麹由来かな。それでもやっぱ、酸のコアはない。


moukan1972♂






日本酒 謙信

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