◤鳴海 - 特別純米 直詰め生 白ラベル 28BY ── dಠಠb「香りはしっかり出てるが味は全く出てない、酸は足りてません」 



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※こちらの記事は『第1回・味クラーヴェ大会』から個別にセパレイト&加筆したものになります。

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 毎度アクセスありがとうございます。

 オレが千葉育ちということを知って、『酔いどれオタクの日本酒感想記』のまるめち氏が推奨してくれた鳴海 (なるか) です。ま、「千葉」言っても京葉線エリア──「東京ディズニーランド」の少し先──なので、房総エリアは小学校の修学旅行なんかでしか行ったことないんだけどね。「木更津キャッツアイ」と「池袋ウエストゲートパーク」、ロケ現場に見覚えあるのは圧倒的に「池袋」の方だし (笑) 。

 とはイエイ、前から気になっていた銘柄なので、良いキッカケを与えてくれました。ありがとうございます。「直詰めシリーズ」はガスもあって、数値的にも「日本酒度:+6、酸度:2.1」なので、軋むような収斂性 (ビシバシな酸) を期待していたんだけど、結果的には「酸、足りてません」でした。つうか、味が全く出てなかった。ちょっと開けるの早すぎましたね。いろいろ見所のある酒なので、これに懲りず、また買います。オレにはわかるが、これは「鳴海」として必ずしも出来の良い酒ではない。




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 bottle size:720ml




SAKE GRADE:☆☆☆

【292】鳴海 -なるか- 特別純米 直詰め生 白ラベル 28BY <千葉>

東灘醸造 株式会社:https://www.azumanada.jp


Moukan's tag:



 立ち香──これはもう、完全に「風の森」です (笑) 。この段階で区別できる人がいたらソムリエになった方がいいレベル。あえて違いを探そうとすれば・・・探せない・・・。フローラルなセメダイン。赤いベリー系。愛山っぽいチェリー感の先読みある。期待できそう。♡☺♡「美味しそうな匂いがします!


 ♡☺♡「風の森タイプ。ひけがいい。もうちょっと様子見たい感じ。ちょっとガスあるね。結構ドライ。ドライフルーツ系

 含みます──。

naruka_white28by2.jpg いいですね。今日の流れの中だと「貴」がスーパーサイヤ人になった感じ。☆4からスタートしようか。やや野暮ったい「風の森」(=過疎の雑木林) というニュアンスで、ツルっとした光沢感のある米由来の黄色い旨みの膨らみがコアにある。ガスはこれまでの中で一番ある。少し早飲みし過ぎたか。呑み頃はもっと先だな。すでに「ややドライフルーツ」のような甘茶けたタッチもあるが、甘みの膨らみはまだまだ細いので、これは最低でも夏まで引っ張った方がいいかも。

 ♡☺♡「ようやく日本酒飲んでる感が出てきた。これはもう一杯呑みたいと感じる。前の2本はそう思わなかったけど、おかわりほしい感じ

 香りは甘くてエネルギッシュなんだけど、実は呑むとそうでもない。これはむしろ「貴」を薦めてくれた読者さんにこそ呑んでほしい酒 (笑) 。もうちょっと甘みがほしいね。「酸度:2.1」だけど、「酸、足りてません」。つうか、味がまだまだ開いてない。ごめん、「貴」よりはいいけど、今日の段階では☆3.5ですね。なんかメイクが仕上がる前に無理矢理本番に突入してしまった女優のような不完全さ。

 ♡☺♡「まあ、旨いけど『惜しい!』ってことでょ?」──まだ本番を迎える準備ができてない状態ということ。早飲み厳禁。2日目に期待。




おかわりタイム

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 ▲新しい仲間が加わりました。中身が見えないガチャ系システムだけど、未だダブり無し。
 【公式】スミスキー * SMISKI * あなたを見守るふしぎな妖精



 おかわりは「鳴海」と「春霞」──ああ、「鳴海」は、やっぱギシギシとした硬さがあって、なかなか心開かない人見知り酒。一方「春霞」はすでにこなれていて、やや草っぽいハーブアロマや地酒的な秘境感がありつつも、一廉の洗練さもあって、その佇まいには、静かだが力強い芯がある。簡単に言えば「単純に出来の良い酒」という感じ。

 ♡☺♡「これ、飲みつづけられるね。この草感、好き。まだまだ呑みたい

 いやほんと、そこはかとなくパステルかつソリッドな「百春」だね (笑) 。まあ、今日の4本の中では間違いなく1位だろうね。これは夫婦の同意だし、今ここにどの読者がゲストで参戦していたとしても、それは揺るがないと思う。「酸、足りてます」──ややクセのある草っぽいフレイヴァーがあるけど、小粒にジューシイで、可憐だが芯の通った酸が、冬の夜空の山の向こうへ、澄み渡る咆哮を上げる。




── 2日目。



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 立ち香──「風の森」+「甘露飴な黄色い米の旨み」というニュアンス。

 ところが、含むとなぜか物足りなさを感じるんだよなあ。ガスはわずかに残ってる程度。なんというか、イマイチ凝縮感のあるジューシイさに届いてないんだな。甘みも酸も、もう一つ伸びて来ない。そして今日は一段と荒々しく苦い。なんか「ハズレの風の森」みたい。やっぱ「過疎の雑木林」ですね。

 今日は☆3かなあ──消極的に「貴よりはマシか」程度。やや光沢感のあるトロっとした液性で、少し魅せられる程度には甘みのコーティング・プロセスも味曲線の中で立ち現れるものの、やはり、もう一つ酸による収斂には向かわず、奥からジュワジュワと苦みが溢れてくる流れ。

 いろいろ惜しいですね。見所もあるし、「おっ!」と思う瞬間もあるけれど、少なくとも「白ラベル 28BY」に関してはまだまだですね。酒屋の店主は本当にこれを呑んだんでしょうか。本当に旨い酒を逆にこっちが教えてやりたいくらいです。

 いろいろ惜しいけど、魅せられる要素はあるかなという感じ。食中は甘みが更に潜るね。苦みのスパルタと向き合う時間帯が増える。

 ♡☺♡「やっぱ最後の苦みが気になる、以上。また呑みたいとは思わない

 今夜は「春霞」と「篠峯」がないので、このままでは不完全燃焼ということで、困った時のクラフトビールで締めました。




 伊勢角屋麦酒 ペールエール
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 ブっちゃけ、もうBREW DOGは卒業。こっち呑んだら、あっちはもう雑でオコチャマで呑めない。もちろん、プレモルなんか水だし、YONA YONAも少し香る水程度。通販組には「うのかわ酒店」でも扱いあるし──欠品も多いけど──、都内の日本酒ラヴァーたちは西荻の「三ツ矢酒店」で扱いがあるので是非。ちょうど「純米 無濾過生原酒」的な飲み応えがあって、ホント旨いです。ただし、他のビール呑めなくなるので覚悟が必要。

 ♡☺♡「酒の今日イチは伊勢角屋。ちょっと日本酒が不完全燃焼だったから、締めがよかった〜


moukan1972♂moukan1973






日本酒 鳴海

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To まるめちさん



毎度です。

「鳴海」レポありがとうございます!!!


──まあ、そもそも酸は足りてない銘柄かと思うので、今となってはモウカンさんにオススメする銘柄ではないかと… 恐らく購入する余裕は最初からないとは思いますが、念のため報告しておきます。

おっと山田錦50がドロップされていたとは。いや、購入する気は全然ありました (笑) 。数値的には酸度高めだし、香りも力強いブドウ感があって完全に好き系なんだけど、含むとモノクロというか単調だったのが白でした。


──実は同時に不動の純米吟醸生原酒吊るししぼり(酒こまち55)を開けたのですが、悔しいながら(笑)こちらの方が完成度高いと思ってしまいました。

オレの呑んだ「不動 赤 直汲み」もしっかり味が出てた。少しやりすぎな面がないわけじゃないけど、自信に満ちてるというか、内的エネルギーを十分に感じれるから嫌悪しないんだよな。27BYの試験醸造で山廃もやってたみたいなので、今季も出ればそれを2本目として狙いたい。あの味の暴れがスリムに整理整頓されれば☆5を抜けていく予感がある (笑) 。


──いやあ日本酒はBYごとに米やら人やら目まぐるしく変わっちゃってなかなか難しいですねえ…

さすがにいろいろ学んだので、今季はガンガン同じ酒をリピートするつもり。来年同じモノが飲める保証はどこにもないし──むしろ「ない」と思った方が正しいし。

2017.04.17 Mon 23:12
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Name - まるめち  

Title - 

どうもです。
一応オススメした責任もあり、今期の出来も気になるので、鳴海山田錦50直詰めの28BYを即飲みしてみました。
印象としては、こちらの白ラベルの感想に、甘味だけブーストしたイメージですね、高精白酒にありがちな嫌な苦味が全体のバランスを損ねる印象でした。
ガス感で誤魔化しきれて無い感もあるかな…
といいつつ、自分としてはガス甘味が好きなので十分楽しい感じではあるんですけどね(笑)、我ながら得な味覚をしております。
まあ、そもそも酸は足りてない銘柄かと思うので、今となってはモウカンさんにオススメする銘柄ではないかと…
恐らく購入する余裕は最初からないとは思いますが、念のため報告しておきます。

実は同時に不動の純米吟醸生原酒吊るししぼり(酒こまち55)を開けたのですが、悔しいながら(笑)こちらの方が完成度高いと思ってしまいました。

ちなみに一喜も同じ店に並んでいたのですが流石にスルー(笑)
いやあ日本酒はBYごとに米やら人やら目まぐるしく変わっちゃってなかなか難しいですねえ…
2017.04.17 Mon 22:12
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Name - moukan1972♂  

Title - To まるめちさん

毎度です。


──まあ私の推奨銘柄という時点で、甘味が足りないというのはありえないはずというのは察していただけるかと(笑)

わかってるってえ (笑) 〜。
香りが完璧に「風の森」だったもん。
だけど、残念ながら味は全く出てなかったです。すごく窮屈な味幅。
甘旨が広がらずに、そのまま萎んでしまう感じ。


──これが生のままひと夏越えるとどうなるかは気になるところですが

ケースバイケースなので、一括りにはできないけど、やっぱ旨い酒は酒は最初から旨いし、「不味いモノが旨くなる」ことはあんまないような気がする。「旨い酒がさらに旨くなる」──こういうことなんだと思う。

抽象的な言い方になるけど、「より味わいがカラフルになるという変化」というか。赤いものがより赤くなることはあっても、白いものが赤くなることはないというか。ただ、「旨み」に関してはある程度は育つとは思うけど、味わいのカラーに関しては新酒としての出来が全てのような気もする。


──となると今期、自分としてのスタンスもどうするか若干迷っています。

オレがブログで「ドッカンファイヤー」と言った酒を買うとか (笑) 。
「不動 赤 直汲み28BY」は、きっと大好きだと思います。あとは「赤武 NEWBORN 純米 11月ロット」、このへんは今の「而今」より「而今」してると思います。

2017.02.07 Tue 13:16
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Name - まるめち  

Title - 

いやあやっぱり酸足りてませんでしたか…、と思ったのですが、どうやらそれ以前の問題というか、今期特有の問題が強く出ているみたいですね。
まあ私の推奨銘柄という時点で、甘味が足りないというのはありえないはずというのは察していただけるかと(笑)

28BYは本当、特に花陽浴を筆頭とする芳醇甘口系のお酒について「味の開いていない感」が多数の銘柄で出ているみたいですね。
これが生のままひと夏越えるとどうなるかは気になるところですが、少なくとも新酒の時点では各銘柄の「らしさ」があまり出てないっぽいので、新規開拓として一本飲んで判断するのは少し酷なのかも…
(まあ商品として味の再現性が無いのは問題ではあるのですが)

となると今期、自分としてのスタンスもどうするか若干迷っています。
新規開拓を続けるか、思い切って27BY以前の生熟酒を探す旅に出るか…難しいところです。
2017.02.07 Tue 12:54
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Name - moukan1972♂  

Title - To 酒バカさん


毎度です。

僕は初呑み銘柄でしたが、「味の出てなさ加減」は飲み進めて行くとすぐに分かりました。香りの質量に比して、実際に味が全く出てないと言えるレベルです。そこまでドライを売りにしているような銘柄でもないと思うので、これは商品単位での「ハズレ」だなと。完成系をイメージすることはできますので、イクラを探せば脳内で補填できますが、これは今季でのリベンジを果たしたいですね。


──ブランドに傷がつくとか、日本酒の蔵元って考えないんですかね? 長年の大きな謎です。

去年、「不動」は出来の悪い「雄町」をお蔵入りさせたようですが、そういうケースは稀でしょうね。みなさん、意外と鷹揚に不出来な酒をありがたがって飲みますから (笑) 。

「五十嵐」は去年に初呑みしましたが、「本当はこういうんじゃないだろうなあ」という感じは受けました。それでもそこそこ荒ぶる力技な酒質は堪能できましたが。

去年の9月とか、雨ばっか降ってたじゃないですか。28BYはどう考えても米の出来は良くないと思うんですよね。ブドウと違って米は保存もある程度はききますし、出来の良い米は確保してBYを跨いで使って欲しいですよね。26BYの酒米を冷凍保存してる商社があれば、みんな飛びつきますよ。

日本酒の次なるステージは、出来上がった酒の「熟成」ではなく、出来の良い米の「冷凍保存」からの、BYを超えた醸造でしょうね。

2017.02.06 Mon 21:14
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Name - 酒バカ  

Title - 鳴海 

少し前に飲み、同じくがっかり
しました、去年からあれこれ、鳴海
を飲み始めてて、おおむね、満足
してたのですが、初めて、うーん
となりました。味がでてない、こんなの
「鳴海」じゃない!

安心しきって開けただけに
ショックでした。
出荷前に飲んだら出せないと思うんだけどなぁ、ブランドに傷がつくとか
日本酒の蔵元って考えないんですかね?
長年の大きな謎です。

この後に開けた、五十嵐でも同様
な事態に遭遇。
2017.02.06 Mon 19:56
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