◤貴 - 新酒 特別純米 直汲生60 28BY ── dಠಠb「甘苦パウダリーで清楚な辛口、酸は足りてません」#Dry 



※こちらの記事は『第1回・味クラーヴェ大会』から個別にセパレイト&加筆したものになります。

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 毎度アクセスありがとうございます。

マチダヤ試飲会2016貴 ゴリの野郎 (自身のfacebookの表紙もゴリラ) が造る「」です。コヤツ、マチダヤ試飲会の時も、微妙にタメ口を挟んでくるんだよな。一応オレの方が年上だし客なんだけどなあ。ま、兄貴と慕う「日高見」の平井社長に対してもたまに微妙な言葉遣いをして突っ込まれてるみたいだから大目に見てやるか (笑) 。

「貴」と言えば、27BYは「夏純米 発泡ニゴリ」が☆5でなかなかの出来でした。上澄みハンター的にも分離状態で呑めたので、一升瓶で買って撹拌しないで呑めばよかったと後悔してるよ。今回は28BY一発目の新酒。いつもの特別純米の生原酒ということでいいのかな? いつもだと「麹米:山田錦、掛米:八反錦」が彼の黄金レシピだけど、時間ないので28BYについては詳しく調べてません。なにげに特純の生原酒は初呑みです。たしか去年は「ニゴリ」のような体裁だったので、毎年決まった商品内容ではないみたい。今季は「直汲」を高らかに謳ってます。




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 ▲ALC.17〜18度のハードスタイル。


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bottle size:720ml




SAKE GRADE:☆☆☆

【291】貴 -たか- 新酒 特別純米 直汲生60 28BY <山口>

株式会社 永山本家酒造場:http://www.domainetaka.com


Moukan's tag:



taka_shinshu28by2.jpg 立ち香──やや「おばあちゃん家の桐箪笥 (少しキビキビとした袋香のようなニュアンス) 」もありつつ、そこそこミネラリーな軋みの先読み有り。香りは極めて穏やか。あえて探すなら、メロン味のラムネの粉がわずかに指に付いてるくらいの発散レベル。

 ♡☺♡「ああ、ガブガブ呑む人には、これいいかもね。結構ドライ。なるほど

 含みます──。

 ガスは〝ほぼ〟ない。まるでモノトーンの「風の森」と言った感じ。ホロ苦バニラリー。ちょっと苦いかなあ。直汲みは個体差あるからなあ。

taka_shinshu28by3.jpg 撹拌して──。

 香りで思い出すのは「竹泉」。ちょっとスモーキー&クリーミイ。ややパウダリーなテクスチャーに優しい甘みがプラス。この状態なら火入れの特純との通奏低音も探せる。ただ、思ったより「酸、足りてない」。あれだね、少しケレン味を抑えめの「相模灘」の特純という言い方もできる。☆3.5




おかわりタイム2

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篠峯」は全然ダメ。撹拌することもなく、残りの600mlは捨てました。「」はこの流れで呑むと「少し水っぽい」──バカション (moukan1973♀) も同じことを言った──♡☺♡「最近、わたし、少しはわかるようになって来たでしょ!?」。そして、パツンとした張りもありつつ、最後は少し苦い。この4本の中では、残念ながらどうでもいいレベルの酒。ただし、まだ3合弱あるので、2日目以降に期待は持てる。





── 2日目。



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 昨日よりは香る。ブドウ様の酸が伸びた先には、少し優しいメロン香も。だが、やや奥で袋香のような布っぽい軋みがある。これ、諸々の道具をキレイに洗ったばかりの、新酒第一弾的な──まるで新築の家に引っ越したばかりの、あの香りのようなものなのだろうか。粉っぽいニュアンスも相変わらず。

 ♡☺♡「昨日よりは味は出てるけど水っぽさはある。別に☆が上がることはない

 昨日よりはジューシイに感じるし、「酸、足りてる」と思える瞬間もあるけれど、全体の柔らかな輪郭の中で、少し退けにかけての苦み&渋みがバランス的に強いかなあという印象。途中までは酸が液体を球体化させる美しいプロセスを垣間見せてくれるんだけど、途中で球体がベチャっと割れちゃう感じ。そうそう、この粉っぽい小粒なメロン感と退けにかけての辛み&苦みは──あれだ、やや静岡吟醸的。だからのめり込めないんだ (笑) 。もちろん、静岡吟醸よりは無骨だけど。

 ワンフレーズで言うなら、甘苦パウダリーで清楚な辛口です。☆3


moukan1972♂






日本酒

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To temakinoriさん

毎度です。


──この果物や野菜の例え、すごく分かりやすいです。さすが! というか、モウカンさんの脳内面白い。笑

ありがとうございます (笑) 。
もう一歩踏み込むと、「どんなミカンの風味が自分好みか」──これ考えるといいですよ。僕は実が小さくて、皮がキツく引っ付いてるタイプの、味の濃い、やや酸っぱめのバランスのミカンが好きなんですけど、人によっては、露骨に甘い方が好きな人もいるでしょう。よくスーパーなんかで買ってハズレのヤツ──水っぽくて何となく甘いだけのヤツ、あれ、酸、足りてません!

ちょっとバタバタしてて「酸コラム」を書けずにいますが、ここで書いたことをまとめる感じになるので、気にせず引き続き適当に「酸トーク」しますが、

──ちなみに作のプロトタイプHは二日目にして明らかなブドウになりました。 あと、酸、足りてます!(たぶん。少なくとも適度にはあるはず)

2日目には必ず多少は「酸化」するので、僕も「こっちの方が好み」という変化を体験するケースは非常に多いです。味わいの輪郭 (縁取り線) が太くなるんです──これが「酸による見晴らしさの良さ」と僕が呼んでる状態です。それぞれの味や香りがパキっとするというか。景色に対してメガネの度が合ってる状態です。


──あ、謙信の五百万石。 なんかすごく僕が好きなタイプのように思えます。見かけたことないんですが、これも一度は試してみたいですね。

ややキャッチーでジュースみたいですけどね。もうちょい酸が足りてるとパキっとするんですが (笑) 。「作」よりは味幅ありますが──「味幅」というより「コク」や「エキス感」でしょうか──、冷やしてガス有りコンディションを一気に飲み続ければ爽快ですよ。

temakinoriさんなら「至」の方がドライというか、オールドスクールな昔ながらのキレ感あるので、スカっと飲めるかもです。これ、今出てる「純吟 生」の方が良さげなので、機会があれば買おうかと思ってます。「純米」は「黒龍 吟十八号」っぽいクリア感 (同系統の液体のカラー感) ありましたけど、米の旨みもしっかり出てるので、そこは純米という感じで、ドスンとした重さもそれなりにはあります。

そういえば、先日BBSの方で書き込みしてくれた読者さんに「旨辛好き」という人がいたので、彼が薦めていた酒なんかもいいんじゃないですかね。

2017.02.10 Fri 14:26
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Name - temakinori  

Title - 大根の酸

って考えたことなかったです。笑
言われてみると人参と比べれば酸がある気はしますね。大根。笑

この果物や野菜の例え、すごく分かりやすいです。さすが!
というか、モウカンさんの脳内面白い。笑

鶴齢も和心も未飲なのでさっそく購入メモに追加しました!セメダインは好きなほうなのでまったく問題なしです。ありがとうございます。
鶴齢は見かけたことがある気がするので出会えば即買いします。

ちなみに作のプロトタイプHは二日目にして明らかなブドウになりました。
あと、酸、足りてます!(たぶん。少なくとも適度にはあるはず)
初日のバナナ&リンゴの蜜、その後ちょっとメロンはなんだったのかってぐらい今はブドウです。ちょっと甘口の白ワインっぽさがあります、酸もなんとなくワイン的な感じで。

ベースにあるものは変わっていないのですが、表情(果実感)が明確に変わったので二度お得というか。初日と二日目は違うものとして楽しめます。
いやぁ、プロトタイプのHはすっかり気に入りました。(参考にならないかもしれませんが、貴の直汲よりはしっかり味があります。甘も。旨も。酸も。)
プロトタイプ、全制覇したいです。

あ、謙信の五百万石。
なんかあっちこっちに書くと返信大変だと思いますのでこちらに一緒に書きますが、なんかすごく僕が好きなタイプのように思えます。見かけたことないんですが、これも一度は試してみたいですね。
2017.02.09 Thu 22:43
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Name - moukan1972♂  

Title - To temakinoriさん

──ちょっと誤解が。。。 さすがに作は僕のx軸とy軸の交点付近ですよ、そこらへんで甘旨側というぐらいで。笑

これは大変失礼しました (笑) 。さすがに僕もここが限界だとは思ってないですが、僕の中の「美しい水」である「作」を「甘旨」と捉える感覚にフォーカスし過ぎました。人の味覚って面白いですね。たとえば「パクチー」。僕に言わせれば「三つ葉」の方がよっぽどクセがあって香ると思うんですが。。。

まあでも、temakinoriさんの感覚に寄り添うなら、「作」の中にも女性らしい柔らかなBody感は確かに探せますね。「肉」は「肉」でも「男のそれとは違う質の肉」というか──表現が卑猥 (笑) 。


「淡麗旨口」という観点で言うと、

◤鶴齢 - 特別純米55 越淡麗 無濾過生原酒 27BY
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-275.html

◤和心 - 純米大吟醸 山田錦 無濾過生原酒 27BY
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-380.html

このへんもイケる口かもしれませんね。「鶴齢」は「セメダイン問題」ありますが、「越淡麗」は比較的「感じにくい」と思います。26BYは凄くクセのある甘旨だったんですが、27BYには張りがあって──酸、足りてます!──、すごくバランス良かったですね。今季も買うと思います。「和心」は少しマイナーですが、この「純大 山田錦」はなかなかでした。一番人気の「純吟 雄町生」はたぶん香りすぎなのでNGだと思います。含むとそうでもないんですけどね。


──最近、「酸」というキーワードがよくわからないでいます。ご存知ガス人間なんですが、ガスのシュワシュワ感と酸はまたちょっと違うでしょうし。

ちょうど同じようなことをWOOFさんも別のコメント欄に書いていたので、あとで別でコラム的に取り上げてみますので、書いたら追記でここにリンク貼ります。

ま、これも「人には人の乳酸菌」よろしく「人には人の酸」なので、あくまでも「僕の場合」の話ですが、果物や野菜に置き換えるとわかりやすいのでは?

イチジク、柿、にんじん──酸、足りてない。
ブドウ、オレンジ、トマト──酸、足りてる。

さらにコアに追求すると、

大根やセロリは「にんじん」よりは酸足りてるけど、ピーマンには負けるとか、パイナップルやリンゴは「柿」よりは酸足りてるけど、レモンには負けるとか。

ま、あとで書いてみます。
2017.02.09 Thu 11:17
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Name - temakinori  

Title - おっと

おはようございます。

ちょっと誤解が。。。
さすがに作は僕のx軸とy軸の交点付近ですよ、そこらへんで甘旨側というぐらいで。笑

全然これより甘旨なのもまだまだいけますので、アイツの真ん中ぐらいはだいたい「作」あたり。のインプットをお願いしますね!
(これ、モウカンさんからオススメ銘柄いただくのに超重要事項なので焦りました。笑)

最近、「酸」というキーワードがよくわからないでいます。ご存知ガス人間なんですが、ガスのシュワシュワ感と酸はまたちょっと違うでしょうし。
引き際の収斂性を担ってるものに当然酸も含まれてるんでしょうが、色々な要素が混在していて「これが酸‼」ってのがはっきりと掴めていません。

いったん「これが酸かぁ」っていうのを感得してみたいので、僕の好みかどうかはおいといて、モウカンさんの記事から酸をフィーチャーしてるものを見つけて追っかけてみようと思ってます。
2017.02.09 Thu 08:03
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Name - moukan1972♂  

Title - To temakinoriさん

毎度です (笑) 。


──春霞の直汲、帰り道の新橋で扱ってるので探してみたら売り切れてました(T-T)

12月の出荷なので、ボチボチ消える頃でしょうね。数も少なそうですし。temakinoriさんには少し甘めのような気もしますが、イイ酒です。


──ドストライクにハマるかどうかはおいといて、なんかこれ嫌いな人いるのか?って思いますね。ある意味今まで飲んだ中では、最も誰にでも薦められる感じです。

うちで「G」を呑んだ時もmoukan1973♀が同じこと言ってました (笑) 。「これ、みんな好きでしょ!」──と。「G」はガスなかったですが、ガス有りロットのプロトタイプに当たりたいですね。

適度な甘旨透明感の滑らかなプロポーション。温度が上がるとちょっとメロンっぽさもやサイダー感も出てきて」──まさにその通りですね。「G」は磨き60の純米規格ですが、むしろ「新酒 純米大吟醸」より雑味がなくてスイスイ飲めましたね。


──たぶん僕のポジショニングマップで甘旨側なので、甘旨界の中ではやはりドライなんでしょうけど。

「作」で甘旨とは、これはある意味で過激な見解 (笑) 。甘いは甘いですが、僕の中では「美しい水」ですけどね (笑) 。

「山間」は先日呑んだ「たかね錦60」は僕の中では少し軽いかなあという印象ですが、temakinoriさん的には十分に味が出てるんでしょうね。どれを呑んでも「山間」な属性はありますが、味幅や出来にはバラつきがあると思うので、軽いヤツを引ければスイスイ飲めると思います。
2017.02.09 Thu 00:39
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Name - temakinori  

Title - 毎度です

モウカンさん

毎度です。(←これ使ってみたかったので)

春霞の直汲、帰り道の新橋で扱ってるので探してみたら売り切れてました(T-T)もうちっと探します。

んで、いま作のプロトタイプHを飲んでます。後味に残る苦味がちょっと強いかなって気もしますが、バナナ&リンゴの蜜と僅かに感じるガス。適度な甘旨透明感の滑らかなプロポーション。苦酸でしゅっと切れる。温度が上がるとちょっとメロンっぽさもやサイダー感も出てきて、飲み口はどんどん軽くなっていく。

ドストライクにハマるかどうかはおいといて、なんかこれ嫌いな人いるのか?って思いますね。ある意味今まで飲んだ中では、最も誰にでも薦められる感じです。

たぶん僕のポジショニングマップで甘旨側なので、甘旨界の中ではやはりドライなんでしょうけど。
あまりよく知らない同僚と日本酒トークになって「なんかオススメってありますか?」と聞かれたときに、これからは「とりあえず作のプロトタイプ飲んでみたら」と言えそうです。

そろそろマニアック銘柄にも挑戦と思ってましたが、まだまだ僕なんかはメジャー系でお勉強ですね。

山間はよく行く酒屋で見かけます、これは入手しやすそうなので試してみます!
ありがとうございます!
2017.02.08 Wed 23:32
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Name - moukan1972♂  

Title - To temakinoriさん


毎度です。

せっかくの「お気に入り」を無残にも切ってしまい恐縮です。ただこれ、あまり細かく味合わずにガブガブ飲む人にはイイ感じのドライ感でしょうね。「貴」自身も「食中酒」を掲げてここまで人気銘柄になったわけですし、そういう意味ではこれはこれかなあという気はしてます。ただし、去年の「ニゴリ」の上澄みはtemakinoriさん的には「最高のジュース」だったと思います。

「竹泉」は「やや不良っぽい酒質」ですが、きっとイイ感じのタイトネスがあって好きだと思います。「鳴海」にしても、本来的にはもう少し味幅&甘みがあるようですが、temakinoriさんなら、逆にこのくらいの方がガブガブ飲めると思います (笑) 。

「春霞」は安くていいですよ。この値段でこのクオリティの酒が気軽に飲めるなら便利で楽ですね。もちろん「百春」の方がクリアなタイトネスありますが、香りのニュアンスは似てると思います。「山間」なんかもイケる口じゃないですかね。「長陽福娘」はハマると思いますよ。


──結構量を飲むほうなので

地味にこれ、毎度ながら憧れますね〜。
僕も「日に4合」くらい呑めればどんなに幸せかと思いますよ。


今週末の「味クラーベ」は凄まじい内容になりそうです。「もう買えない」という点では参考にならないと思いますが、僕のアガりっぷりをご覧ください──サガりっぷりになる可能性も、当然ありますが (笑) 。


2017.02.06 Mon 23:24
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Name - temakinori  

Title - これは

モウカンさん、こんばんは!

確かにこれ、ガスと酸はほとんどなかったです。苦味と辛味もよく分かるので、僕が飲んだものに近いと思います。

これはどちらかというと中庸なポジションのお酒かなと思ってたのですが、やはりドライ側なんですね。。。なんか僕自身がドライ界のなかをウロウロしてる感がありますが、ちょっと味覚の幅を広げたいなぁと思う今日この頃。

結構量を飲むほうなので自然と飲み疲れないドライ志向になってしまいがちみたいなのですが、なんとか甘旨酸の世界に飛び込めるヒット銘柄に出会って世界を広げたいです。

それにしても竹泉、またこの名前が出て来ました。未飲なのですが、なにかとよく名前を聞くアイツ。笑
超意識しています。

ちなみに今回No.1の春霞。飲みたいです。実は百春結構好きなんですよねー♪

味クラーベ企画はとても面白かったです、水平比較されてるので一つの味に覚えがあれば他のもすごくイメージがつきやすい。

鳴海もそこまで評価は高くない?みたいですけどモウカンさんのコメント見る限り実は僕が好きなタイプなのではと睨んでいます。これも要チェック。

第二弾、楽しみにしてますね!
2017.02.06 Mon 22:46
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