もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 その吟醸、720mlが840円ナリ。
〜 日本酒の家呑みレポ&本日の1曲、安センベイ評、時々メガネ警察〜

◤町田酒造 - 限定直汲 特別純米55 美山錦 ── ♡☺♡「ヤンチャな五百万石に比べると、美山錦は一歩下がってキメポーズを構えるクールなバランスタイプ」#Fresh, Fruity 


╰ 【001-074】の記事はfacebook時代のモノを加筆/再構成 (一部キャラ変) して書かれたものです。


 ジョジョにコレ、♡☺♡「わたし以外わたしじゃないの?」という次元にまで文章が研ぎ澄まされて来ていますが、詳しい事情はHello !ページを一度ご参照ください。

 さて、地元では「清りょう」というお酒で親しまれている蔵ですが、この「町田酒造」は、いわゆる〝全国で一旗上げるぜスピリッツ〟によって企画された別ラインの銘柄です。夫婦で少量生産しています。ここ10年くらいは、こうしたアプローチの地方蔵が増えてきたようです。残念ながら、都内デパートでの扱いはありません。

 結局、「地元の日本酒好きの常連オヤジ軍団が死んだら、うちの蔵は一体どうなってしまうんだろう・・・」という危機感がそうさせているんだと思います。先細りの日本酒需要を鑑みて、もっと全国レベルで通用する酒で勝負したい、そんな気概の現れだと思います。



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 bottle size:1800ml



【044】町田酒造 -まちだしゅぞう- 限定直汲み 特別純米55 美山錦 無濾過生原酒 27BY <群馬>

株式会社 町田酒造店:http://www.seiryo-sake.co.jp


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machidashuzou_jikazui_miyama4.jpg そんなわけで、ここ数年、日本酒ファンの間で急速にその知名度を広げている町田酒造です。流行りのフレッシュ&ジューシーな味わいをイイ意味でわかりやすく追求した、とてもモダンな酒質が人気の理由です。

 普段日本酒を飲まないけど正月のときだけ飲むようなライトユーザーが「たまには日本酒もイイよね!」と言うときの日本酒とはまるで別の味わいの飲み物ですので、「美味しくて最新型の日本酒わたしも試しに飲んでみようかなあ」と最近考えはじめた正しい物の考え方が生来より身についている聡明な読者の皆様は、近所のデパートや楽天が倒産するのを義理堅く気長に待たずに、是非死ぬまでに一度は飲んでみてください。美味しいですよ。


machidashuzou_jikazui_miyama5.jpg 今回は直汲み第二弾の美山錦55をいただきます。五百万石の直汲みはすでに飲んでいます。直汲みは、このあとに山田錦→雄町とつづいて、ひとまずは出そろいます。

 それでは抜栓します。

 キタキタ━━(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━!!

 これですね〜。立ち香はマスカット系の甘酸あり、ラムネ様の甘酸もあり、とっても爽やかな香りです。奥の方でプラムやドライフルーツ様の渋酸も感じますが、直汲みの生酒なので、そこまで熟した感じはありません。幻舞や亀甲花菱の美山錦のときにも感じた、ちょっと濃密な渋酸、たとえるなら、果物の皮の裏に張り付いてる果肉のような濃密さを感じます。


machidashuzou_jikazui_miyama6.jpg 含みますヨ。

 直汲みならではのガス感はほんのり少しだけ。飲んだ瞬間に甘酸っぱい旨みが広がり、最後はジュっとした、やや重みのある渋みで締めます。味の輪郭がいいですね。甘さが泳がず、バランス良くまとまってます。少しチョコムース的なクリーミーさも感じるので、先日飲んだ鍋島/New Moonのようなタッチもありますが、こっちの方がタイトでまとまりの良さを感じます。美山錦ならではの味の濃さも程良く出てます。タイトな割に余韻は長めです。これ、熟成させたらかなり化けるんじゃないでしょうか。いろんなポテンシャルを感じさせる酒質です。


 photo: プリ画像 (ジョジョ立ち一覧)
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 去年に飲んだ27BY一発目の五百万石と比べると、こちらはバランス型ですね。五百万石のヤンチャでケレン味のある酒質も嫌いじゃないですが、美山錦の方が、一歩下がってキメポーズを構えるクールな風情でしょうか。

 いろいろ言ってますが、飲んだ瞬間に分かりやすくフルーティーな旨酒です。まだまだネットでも割に買いやすい銘柄なので、今から仕込んで花見に持参してみてはどうでしょう。周囲が「旨い旨い」言って瞬殺されることは想像に難くありません。

 そろそろ旨い日本酒、飲んでみませんか? 今飲まないでいつ飲むの?という感じです。いやホント、もう他の酒飲んでる暇なんかないですよ。

 つい最近、山田錦の直汲みも出たので、明日買いに行こうかなー。今年は気合を入れて追いかけます。




── 2日目。


 一気にこなれて来ました。昨日より淡麗でキリっと締まった味わいになってます。フルーティーな香りはそのままに、タイトでクリアな酒質になりましたので、ワイングラスで楽しむのもアリですね。ガスが完全に抜けています。もうちょいシュワシュワが強くてもよかったかなー。




── 3日目。


 香り系というより、ミネラリーな旨口酒になってきました。リリースの渋酸は決してノイズにはなっていません。旨いです。一升瓶で税抜2,600円は安スギですね。山田錦も楽しみですし、3月にドロップされる雄町も楽しみです。常に飲みたいお酒でいっぱいで困ってます。




── 4日目。


 さすがに最後は水っぽくなってました。一升瓶の場合、最後の残りは2合以上キープしておくべきですね。瓶内の空気の比率が高いと、劣化が進みやすくなります。初日が一番旨いタイプの酒でした。鈴傳のスタッフブログに書かれていた「美山錦/開栓後下がるタイプ」というコメントは正しいです。酒屋が正しいことを言うのは非常に珍しいんですが、これは完璧に当たってます。


moukan1973





町田酒造

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