◤MONTHLY REPORT - 2016/12 (日本酒:篠峯, 長陽福娘, 赤武, 十四代, 東洋美人, 宝剣, 豊盃, 賀茂金秀, 山間, 萩の鶴, 鍋島, 風の森, 雪の茅舎, 珠韻, etc.) 



MONTHLY REPORT ── 2016年12月に呑んだ日本酒のまとめ

▪︎2016/12月 (合計23本=1升瓶×6本、4合瓶×15本、その他×2本)


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雪の茅舎

 雪の茅舎 (2.0)

風の森

 風の森 (3.5)

賀茂金秀

 賀茂金秀 (2.0)

田酒

 田酒 (3.5)

珠韻

 珠韻 (1.0)



宝剣

 宝剣 (3.0)

長陽福娘

 長陽福娘 (4.5)

萩の鶴

 萩の鶴 (3.5)

鍋島

 鍋島 (3.0)

姿

 姿 (3.5)



山本

 山本 (3.0)

昇龍蓬莱

 昇龍蓬莱 (3.0)

山本

 山本 (3.0)

赤武

 赤武 (4.5)

篠峯

 篠峯 (4.5)



東洋美人

 東洋美人 (2.0)

十四代

 十四代 (3.0)

山本

 山本 (3.0)

山間

 山間 (4.0)

天明

 天明 (3.5)



豊盃

 豊盃 (3.0)

獺祭

 獺祭 (1.0)

篠峯

 篠峯 (7.0)




ARTICLE ON SAKE

【245/2.0雪の茅舎 純米吟醸 限定生酒 28BY <秋田>
【246/3.5風の森 純米 露葉風70 笊籬採り 28BY <奈良>
【247/2.0賀茂金秀 純米大吟醸 千本錦 27BY <広島>
【248/3.5田酒 特別純米 27BY 自家製1年熟成Ver <青森>
【249/1.0珠韻 純米大吟醸 27BY <山形>
【250/3.0宝剣 限定中汲み 純米大吟醸 山田錦 27BY <広島>
【251/4.5長陽福娘 限定直汲み 山廃純米 山田錦60 無濾過生原酒 27BY <山口>
【252/3.5萩の鶴 きき酒セット 27BY <宮城>
【253/3.0鍋島 New Moon しぼりたて生酒 純米吟醸原酒 雄山錦 28BY/11月ロット <佐賀>
【254/3.5みんなの姿 ウエモ商店オリジナル 純米吟醸 五百万石 直汲み 中取り無濾過生原酒 28BY <栃木>
【255/3.0白瀑 山本 和韻 純米吟醸 生原酒 半年熟成Ver 27BY <秋田>
【256/3.0昇龍蓬莱 生酛 純米大吟醸 阿波山田錦50 槽場直詰 生原酒 27BY <神奈川>
【257/3.0白瀑 山本 純米吟醸 深蒼 ミッドナイトブルー 生原酒 28BY <秋田>
【258/4.5赤武 -AKABU- 純米酒 NEWBORN (直汲み 中取り生) 28BY <岩手>
【259/4.5篠峯 純米吟醸 八反50 無濾過生原酒 26BY <奈良>
【260/2.0東洋美人 純米大吟醸 特吟 播州愛山 27BY <山口>
【261/3.0十四代 純米大吟醸 極上諸白 27BY <山形>
【262/3.0白瀑 山本 純米吟醸 和韻 ワイン樽熟成 27BY <秋田>
【263/4.0山間 特別純米 仕込み5号 中採り直詰め 生原酒 27BY
【264/3.5天明 中取り零号 純米 瑞穂黄金 おりがらみ本生 28BY <福島>
【265/3.0豊盃 純米大吟醸 大寒仕込み 27BY <青森>
【266/1.0純米大吟醸 磨き二割三分 12月Aロット 27BY <山口>
【267/7.0篠峯 純米大吟醸 雄町 中取り生酒 26BY <奈良>

SAKE GRADE ( ☞ about )
「0.0〜7.0」の10段階で評価 (記事の中では☆の数で評価) 。0.5刻みがあるのは3と4だけ。飲んだ瞬間に旨いのは「5.0」から。一般的なオススメ (造り手の意図が達成されていると思われる酒) は「4.0」、個人的な嗜好寄りのオススメは「4.5」。「3.0」は普通、基本的にリピートなし。「3.5」は個人的な嗜好からは外れるが好きな人も多くいると思われるもの。「2.0」は<やや問題>あり。「1.0」は<大いに問題>あり。「0.0」は老ねや熟成失敗による<判定不能>のコンディション。「4.5」と「5.0」の間には高い壁が存在。「5.0」と「6.0」の間には更なる高い壁が存在。「6.0」以上は滅多に出ません。「7.0」はタモリ倶楽部「空耳アワー」のジャンパーに相当。味や香りや完成度に加えて気分や勢いが乗らないと出ません。同じ酒でもBY違いLot違いで評価は変わります。意識はしていませんが、他の日本酒ブログより評価はかなり厳しめです。理由は、最終的に読者と未来の自分が知りたいことは、それを買うべきなのか否かという点に尽きると思うからです




◤本日の1曲♪ <場外市場>


 ▶︎Laurice Hudson - Feel My Love (1982)
 

 完璧なまでの1982年型NYサウンド!! またしても海外ラジオから流れてきた。久々に聴いたけど、やっぱ最高ですわ。12inchオンリーのレア盤です。





MONTHLY REPORT - 2016/12

 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

 結局、2016年は255種類の大小様々な日本酒を家呑みしました。夜にmoukan1973♀と一度も外食をしないYearは、結婚前も含めれば、おそらく18年間でだと思います。2015年は2回ほど外で日本酒を飲みましたが、2016年はZEROです。2017年の目標としては、4〜5回くらいは外飲みして効率良く新規銘柄をまとめて10種類くらいドカドカ注文するとか、十四代や而今などの買えない酒を飲むとか、そういうことにもチャレンジしてみたいとは思ってますが、徐々に〝外で飲む理由〟がなくなりつつあります。


 それでは、少し遅れましたが、2016年12月に呑んだクソ酒や凡酒どもを振り返ります。日々☆で格付けしてますので、「年間ランキング」のような企画は考えていませんが、☆4.5と☆5を少し回顧する記事は頭の中で練ってはいます。☆6以上の酒については特に振り返る必要はないと考えています。


 それにしても、まあ12月は酷かった (笑) 。☆1がつ2本に、☆2が3本。「獺祭」に関しては少し口汚くディスってしまいましたが、もはやこの銘柄の影響力と認知度は我々のようなマニアが遠巻きにウダウダと小言ミサイルを発射した程度ではビクともしないほど強大なものになっていて、その証拠にうちの近所の何でもないスーパーにすら、出荷から5ヶ月ほど経過した「二割三分」が流れ着くほど。特約店で新鮮なロットを買って飲んでもこの出来なんだから、転売ルートでアチコチたらい回しにされたロットが旨いわけない。普段まともな値段の日本酒なんか全く買わないような人たちがせっかく5,000円も出して買った「旨いと評判の獺祭」が不味ければ──もはや劣化した二割三分は「不味い」とかの話ではなく「ガソリンの味」がする──、彼ら、再び他の地酒に手を出しますかね? 先日の日露首脳会談の記事、見たでしょ? スポーツ紙だけど、見出しがこうだよ?

 ◎プーチン氏、日本酒に関心「銘柄は?」「獺祭」ではなく「東洋美人」


 ▼その「東洋美人」の特吟も「凡庸美人」。
 それって、世の中の多くが「山口の銘酒は獺祭」だと思ってるからこそのこの見出しなわけじゃん。だけど、そいつら、最近の「二割三分」をちゃんと飲んだことあるのかって話。そいつらだけじゃない。果たして今の日本酒マニアの多くだって、最後に「二割三分」を飲んだのはかなり昔の話でしょ。オレだって2014年の秋に呑んでるけど、別にその時は普通に☆3.5はあったからね。それが製造ラインを増やして日に9,300本も造る日がある中で、この品質低下。きっと本人たちも分かってる。でも一度走り出した列車はそう簡単には止まれない。だったら一度「倒産」して一から出直すしかない。どのみちオレがネチネチ言わずとも、こんな出来の酒を大量生産してたら勝手に倒産すると思うけど。「頑張れ」とは言わない。「もう諦めろ」とだけ言う。


 長くなりそうだな。もう1本の☆1である「珠韻」は何かの間違いだろうけど、「決してあってはならない間違い」のレベルに不味い。これ、恐らくは「濾過」や「火入れ」の行程でなんらかのミスがあったんだろうな。「賀茂金秀」は火入れのくせにガスが強過ぎ。オレ自身はガスのある酒は好きだけど、程度っつうものがあるだろう。箱入りの純大で味と香りが潜ってしまうほどのガスは要らない。「東洋美人」は温度管理に問題アリ。中途半端な「熟香」がしっかり付いてる。「雪の茅舎」は味がスカスカでベチャっと水っぽい苦みで、これはオレが最も嫌いなタイプの苦み。「新酒に苦みは付きもの」とか「苦みのない日本酒はない」と反論する人もいるだろうが、逆に言ってやるわ。

 あんた、本当に旨い酒、まだ知らねえだろ?

 問題は「その出方」や「バランス」だろう。「グレープフルーツにおける苦み」と「ゴーヤにおける苦み」の意味合いは違うし、ザックリと「日本酒」という括りで「苦み」の意味を一緒くたにするな。


 それにしても12月は我々にしては割りと高い酒をたくさん空けたな──と言っても4合瓶で2,500〜3,000円クラスだけど。「宝剣」はヤンキーの虚栄と粋がりが垣間見えて印象悪い。「美酒を造ろうとして美酒たろうとしている=美酒風美酒」という感じ。「美酒」は結果であって「美酒的な何か」というイデアを追い求める類のモノではないだろう。「十四代」は明らかに失敗作。26BYとはまるで別の酒。最初の一口目だけは「おっ」と思ったが、それ以降は「はあ・・・」とうな垂れるだけ。なんか愛くるしく甘い酒で、十四代らしい幽玄さ、荘厳さが全くない。そういう意味では「鍋島」も似たような輪郭 (印象) 。まるで佐賀の益荒男がコント (宴席) で女装したような、こっちが赤面するほどキュートな酒。「豊盃」も4合瓶だと熟味の中の渋みが強調されてしまうようだ。これは恐らく一升瓶じゃないと良さの出ない酒だと思う。「篠峯」はどちらも満足できる内容だし、特に「純大雄町26BY」に関しては、上記の平凡な酒たちがこの傑作と比較されるのは余りに可哀想なので、ここで触れるのは止めておく。野球賭博に限らず、強者と弱者の間には、常に少しのハンデは必要だろう。


風の森」は少し心配。26BYのある時点で「鍋島」に感じた「らしさからの逃亡」が少しある。創作上の問題でこうしたことはよくある話だ。つまり、ある一定のレベルまで駆け上がった人間は、必ず一度「自己模倣という呪縛」に陥ることがある。何か上手くいかない時、「上手くいった時の自分を安易に真似てしまう」ものだ。勢いがある時はそれでいいが、迷ってる時にこれをやると大抵失敗する。この「露葉風」からは、「風の森」が「風の森」であるために何とか頑張って「いい時の風の森」であろうと自己模倣しているようなキナ臭さがある。ファンはそこを斟酌 (しんしゃく) しがちだけれど、よーく注意してないと、一緒に堕ちて行ってしまうので、そこは冷静に。


 その意味で、「赤武」には「風の森 露葉風」にはない溌剌とした勢いがある。造り手たちの「自信」と「充実感」がヒシヒシと伝わってくるし、実際それらが味にもちゃんと反映されてる。呑んだ瞬間にハっとするのはまさにそれゆえだろう。少し「ヤリすぎてる面」がないわけではないが、オレはこの勢いを買う。一方、「山間 仕込5号」は少しこなれ過ぎの嫌いがあり、酒の完成度は一定以上だけど、あと一歩、飲み手の胸を打つ何かが足りない。「萩の鶴」は記事の中で全てを語り尽したし、コメント欄にも読者さんの濃醇なレポートがあるので、是非そちらも御覧下さい。


長陽福娘」の山廃は流石の完成度。この時期、マジでロクな酒を呑んでなかったから、余計にそれを実感した。逆に「山廃」としては物足りなさを感じるほど「速醸」みたいな飲み口。これ、多分そこそこ寝てる状態だと思うけど、ここの山田錦生は熟成させるとなぜか「和み系」の味わいになるので、パキーンとしたブライトネスを堪能したいなら「速醸」タイプを早飲みするのがいいでしょう。すでに28BY一発目の「限定直汲み 純米 山田錦60」がドロップされてるけど、今期から麹室を新しくしたようなので、「篠峯」同様、「木香問題」があるかもしれず、そこは注視したい。

 ひとまず、こんな感じかな。

moukan1972♂





日本酒

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