◤萩の鶴 - きき酒セット 27BY ── dಠಠb「やや、商品構成に難アリ。あと、アンケートに備考欄がないのは不毛」 





 本日12/12 (月) 本編を更新!
haginotsuru_kikizake_set27by3.jpg
 ▲色違いがカワイイ





 以下、蔵元の佐藤曜平氏のfacebookより転載


★萩の鶴 きき酒セットのご案内★ シェア大歓迎!!

 お米違いや仕込み違いのきき酒ではなく、同一仕込みの全く同じお酒を2016年4月に上槽 (搾り) 後、別々の処理を施した4本をセットにいたしました。火入れ・貯蔵の仕方によって明確に味や香りが変化することを体験していただけます。

① 迅速火入
 弊社の主な火入商品の処理方法です。搾ったお酒にいち早く一度だけ火入れを施し、直後に0℃以下で瓶貯蔵しました。

② 遅目火入・常温貯蔵・活性炭濾過
 搾ったお酒を生のまま常温で約2ヶ月間貯蔵し、その間に付いた熟成香や色を活性炭濾過によってある程度除去後、火入れしたお酒です。

③ 生原酒
 搾ったお酒を火入れせずに瓶詰めし、0℃以下で貯蔵したお酒。低温貯蔵でもハッキリとした生熟成香を感じられます。

④ 生原酒 (瓶内二次発酵)
 火入れせず、酒中に酵母を残した状態で瓶詰めし、0℃以下で貯蔵しました。生きた酵母が瓶内で発酵することによって炭酸ガスが増加し、生熟成香の生成を抑えてある程度のフレッシュ感が持続しています。


 原料米:山田錦100% 精米歩合:60%
 使用酵母:宮城酵母  アルコール分:17度 27BY
 価格 300ml × 4本セット 税込 ¥2,592


 <萩の鶴きき酒セット>に関するアンケートhttps://questant.jp/q/VEAN2ABH





マチダヤ試飲会2016萩の鶴 またしても萩の鶴です。すでに読者の中には「モウカンはどんだけ萩の鶴が好きなんだ」と勘違いしている人も多いかと思いますが、何度も書いている通り、オレが好きなのは「萩の鶴 - 別撰 純米吟醸」の、しかも上澄みなので、そこはお間違えのないよう。

 つうか、15日には28BYの1発目が入荷して来るよね。オレの関心事は「別撰28BYは果たしてリリースされるのか」ということに尽きるわけだけど、その前に27BYの「萩の鶴」を飲み納め──イエイ、きき酒セットだぜ!




haginotsuru_kikizake_set27by2.jpg
 ▲簡易な箱に入った状態で届きます。落書きはオレによるもの。

 ▼隙間に立てるとこんな感じ。
haginotsuru_kikizake_set27by5.jpg
 bottle size:300ml×4本




SAKE GRADE:☆☆☆½

【252】萩の鶴 -はぎのつる- きき酒セット 27BY <宮城>

萩野酒造株式会社:http://www.hagino-shuzou.co.jp


Moukan's tag:




haginotsuru_kikizake_set27by4.jpg




 同じ蔵の同じ銘柄の「米違い」「酵母違い」「取ってる部分違い (あらばしり・中取り・責め) 」の酒は数あれど、「同じ醪 (=同一仕込みの全く同じ酒) の処理違い (=状態違い) 」のセットはオレの知る限り、ぬわい (ない) 。もちろん、新酒時期にリリースされた「生酒」が春以降に「火入れ」として出直すパターンはよくあるが、同じタイミングで「きき酒セット」として発売されることは極めて珍しいと言える。今回はその珍品イズムに乗っかってみた (笑) 。

 ①〜④の「処理違い (状態違い) 」については前説を読んでもらうとして、我が家では①→③→②→④の順番に飲みます。以下の記事は、土曜に①と③、日曜にそれらの残りと②と④、本日月曜に②のお燗を呑んだレポートになります。 (※どうしてその順番にしたかは文末の「取説&方針」を参照。)




① 迅速火入
 弊社の主な火入商品の処理方法です。搾ったお酒にいち早く一度だけ火入れを施し、直後に0℃以下で瓶貯蔵しました。

 ▼画像clickで拡大。
haginotsuru_kikizake_set27by6.jpg 立ち香──おう、これは予想どおり〝ド真ん中〟な香り。まず飛び込んでくるのは、極めて萩の鶴ライクな柑橘系の酸。そこにちょっと甘みも溶けてるかなあというニュアンス。フルーツ換算だと、「グレープフルーツ」というよりは「オレンジピールの砂糖漬け」のような感じ。それなりに寝てるだけあって、全体のトーンはそこまでパッっと明るくはないけど、まあ、そこそこフレッシュな感じ。熟香は全くないと思う。

 含みます──。


haginotsuru_kikizake_set27by8.jpg ほいほい。ま、銘柄的にも──おそらくこのセット的にも中心の味わい。ガスはない。最初は少しツンケンした酸も出てたけど、温度が上がってくるとそれは落ち着いて、チャーミングな甘みも出てくる。退けにかけては少しカァーとしたキレ上がりもあるけど、まあ、これは銘柄的な属性。全体には十分に「らしさ」は出てると思う。冷たいと酸っぱいから、少し温度が上がった方がいいね。似たようなタイプの「萩の鶴 - 特別純米 山田錦 無加圧直汲み」には少し劣るけど──まあサイズも300mlだし──、「ひまわり」「メガネ」よりは上。☆4はあるかな──甘い (笑) ?




haginotsuru_kikizake_set27by7.jpg
 ▲土曜はmoukan1973♀が西荻に出向いたので、いつもの魚屋で刺身を買ってきたもらった。写真は「サヨリ」です。しかし300mlって、2人だとアっと言う間になくなるな (笑) 。




 男女間の相違なのか、moukan1973♀は普通に気に入った模様。♡☺♡「イヤな感じが全くないよ。ノーストレスに飲める。これこそみんなが無難に美味しいって言うよ!」──ま、ここ最近はクソ酒ばっか呑んでたからな (笑) 。

 熟感は全くない。そうかと言って、「ワオ、フレッシュ!」でもなくて、全体に角が取れて少しまろやかになっているという意味では、「ひやおろし」っぽい口当たりではある。うん、これは①から飲むのが正解でした。極めて「萩の鶴」的な味わいなので、はじめて飲む人は、まあだいたい萩の鶴ってこんな感じだと思っておいてくれていい。ただし、別撰は別だぞ!




③ 生原酒
 搾ったお酒を火入れせずに瓶詰めし、0℃以下で貯蔵したお酒。低温貯蔵でもハッキリとした生熟成香を感じられます。

haginotsuru_kikizake_set27by9.jpg 立ち香──ウホっ、もろ生酒臭 (笑) 。穀物由来のカツっとした香ばしいミネラル感もしっかり。奥で干しブドウのような酸も──おおお、これは完全なる熟成生酒の香りだ。

 含みます──。

 その前に──グラスに注ぐと、液体の粘度もトロットロな感じだし、なにより瓶口周辺がベトベト (笑) 。これは「甘さ」の先読みか。それでは改めて──。


 ああ。これは・・・うん、ブっちゃけ、これだけ単体で欲しい人、いるだろうね。コアの酸には①と同じニュアンスもあるけど、全体には、まあ別の酒。ああでも、このキュートに酸っぱい感じの生熟成酒って意外にレアだから妙に新鮮だよ。ブチャっとしたファット感もあるけど、たとえば雄町の生を1年以上熟成させた酒に比べると、イイ意味で抑制されたエロさも堅持してるというか (笑) 。

 つうか、これは普通に旨い。明白に熟感がある。コアには萩の鶴らしい酸もあるけど、表面的には甘いコーティングが施されてる。全体の印象では「甘い酒」だけど、熟れた──というか、少しブヨブヨの、まるで当たってしまった巨峰のようなニュアンスも。余韻は長めだけど、旨みの広がりは程良く抑えられて、それなりに凝縮感もある。まあ甘いけど、酸の中心に向かって収縮して行くような味曲線も。言うならば──甘いコートを羽織った酸っぱい女──というか。

 moukan1973♀は♡☺♡「もうこれ、完全に別の酒じゃん! 飲み比べとか、そういう次元じゃないよ! でもわたしはコレ好き!」だそうです。




── 2日目。


haginotsuru_kikizake_set27by10.jpg
 ▲①と③が少しずつ残ってるので、まずはこちらを空けてから②に移ります。



 ①はクワナリ (かなり) が出てきたね。加えてクリーミイさも出てきた──これぞ「The 萩の鶴」なニュアンスもあるかな。さすがに含むと少し渋いけど、小さな氷を入れたら、いくぶん柔らかに。

 ③は結構ブドウ。昨日より酸が前に出てきて、幾分フルーティーに。やっぱこの旨口感だよね、生酒Ver最大の特徴はさ。ふくよかでファットなBodyラインというかさ。ややドライフルーツ的な苦みもあるけど、全体にはキレイな生熟成酒だと思う。300mlサイズなので参考程度だけど、たとえば一升瓶を「冷やおろしシーズン」にリリースしてれば新たなファンを獲得していたかもしれない。程よく熟した純米生原酒が好きな人でこれに嫌悪感を抱く飲み手はまずいないと思う。あんま「萩の鶴」っぽくはないけど、逆に新鮮だな。


② 遅目火入・常温貯蔵・活性炭濾過
 搾ったお酒を生のまま常温で約2ヶ月間貯蔵し、その間に付いた熟成香や色を活性炭濾過によってある程度除去後、火入れしたお酒です。

haginotsuru_kikizake_set27by11.jpg 立ち香──ギャハハハ。なんだよ、これが一番スモーキーで派手な熟香があるじゃんか。まるでレーズンチョコだよ。

 含みます──。

 うわっ、案の定、コレが一番熟してる (笑) 。まさにカカオパウダー&シュガー&ドライフルーツの三位一体攻撃。それでも旨みの広がりは③の生原酒の方があるかなあ。これは「好き嫌いが分かれるタイプ」かもね。オレは③より楽しいと思うけど、moukan1973♀は♡☺♡「あたしは③の方が好き!」だって。まあ、普通はそうなるわな (笑) 。

 オレはこれが一番好きかも。面白いということもあるけど、なんか惹かれる。

 渋みにまとわりつく、このネチっこい甘さ。コアの渋みに向かって甘さがそれを追いかける流れ。だから最後まで甘い。普通、この手の酒は、最後は渋くなったり苦くなったり辛くなったりするんだけど、キュッと収縮する渋みのコアに、それでも甘さがしぶとくついてくる。

 なかなか面白い熟成酒。わざと2ヶ月ほど常温でスパルタ放置して──からの濾過&火入れとか、なかなかありそうでない処理かもしれない。お燗が良さそうだ。




haginotsuru_kikizake_set27by12.jpg
 ▲ちゃんと萩の鶴らしい酸も奥で感じるな。チョコとの相性もそこそこ (笑) 。





④ 生原酒 (瓶内二次発酵)
 火入れせず、酒中に酵母を残した状態で瓶詰めし、0℃以下で貯蔵しました。生きた酵母が瓶内で発酵することによって炭酸ガスが増加し、生熟成香の生成を抑えてある程度のフレッシュ感が持続しています。

haginotsuru_kikizake_set27by13.jpg さーて、最後はデザート的にシュワシュワ酒を頂くとしましょうか。まさか「別撰」みたいな七色のフルーティネス大爆発とか、あったりするのか?──まさかな・・・。

 立ち香──あ? おいっ、かなり熟してるぞ? チョコもズカっとあるじゃねーか。とりあえず、メガネの佐藤くんが言う「生きた酵母が瓶内で発酵することによって炭酸ガスが増加し、生熟成香の生成を抑えてある程度のフレッシュ感が持続しています」は嘘──というか、実際には想定を外れてるよ。




haginotsuru_kikizake_set27by14.jpg
 ▲上澄みより攪拌後の方が熟味は緩和されるかな。




 まさかオレがやった「別撰の生熟実験」──7月にボストンから友人が遊びに来るから1月の酒を半年ほど寝かせてみた──をそのままなぞって書いたりはしてねえよな。実は彼とは「別撰の件」で二往復ほどメールのやり取りをしたんだけど、オレが半年ほど寝かせた「別撰」の感想をメールで「さっき開けて飲んだら、全く問題ありませんでした!」と送ったら、

生ではありますが、オリがらみによる瓶内二次発酵で炭酸ガスがより多く溜まってシュワシュワ感が更に増し、その炭酸ガスによって通常の酸化(劣化)がうまく抑えられていたものと推察されます」 (原文のまま)

とレスをくれたんだけど、この事例をそのまま実績として引用するとかは、まさかしてねえよな (笑) ?──というのも、この④は明白に過度に熟成してます。


haginotsuru_kikizake_set27by15.jpg う〜ん、楽しいけど微妙。一応、オレが責任を持って断言しておくと、これは「別撰」とは別物。これ、一升瓶なら、おそらくはここまで熟さなかっただろうね。ちょっと狙いとしてはハズレ気味──なところが逆にファニー&チャーミングとも言えなくもないが・・・。フルーティーさから離れた二次発酵系もなかなか得難いから笑えるけど、これは素直にフレッシュな状態で飲みたかったかな。なんか他の3本に無理矢理付き合わされた感がある。

 半ばヤケクソ気味にお燗──。

 うん、確かに甘さは伸びてくる。でも、なんか健康食品的な安心感というか、五体に染み渡る──よくわからんけど体に良さそうな──薬学的に健康的な味わい (養命酒?) というか、酒としての素直な旨さからは少し離れるかな。まあ、全体には「仙禽 - 秋あがり 赤とんぼ 生酛 亀ノ尾 1年熟成」モドキみたいなニュアンスも探せたりと、なんとも中途半端な印象。ガスが強めに残ってるので、タイミング次第ではゴクゴク飲めるだろうけど、我々的には常に「別撰」が基準として立ちはだかるので、そこは少し不利でしょうか。




── 3日目。


 ②の残りをお燗で!
haginotsuru_kikizake_set27by16.jpg



 まずは残りを少しRSで──。

 最近、我が家で流行ってる「貝の出し汁」という表現に即した味わいもありつつ、レーズンの皮表面のような渋みも。

 お燗で──。

 おう。幾分バランスは良くなるかなー。自然な甘さが前に出る。長めの余韻の中ではホワっとした米感──つうか、レーズン入りの蒸しパン?──も感じる。この余韻には少々クセがあるので、嫌いな人は嫌いだろうね。燗冷ましは甘酸っぱくて悪くない。あらためて飲むと、香りや味の──雑味的な情報量は少し多めだけど、生酒よりも旨みの幅はタイトです。RS (れいしゅ) だとエグいけど、お燗にすると、そこそこ優しくなるわ。




haginotsuru_kikizake_set27by17.jpg



 最後にオマケ──。


 別にオレは変態的な「臭いフェチ」というわけでもないんだけど、日頃よくやってるのが、空き瓶の香りチェック。ゴミ捨て場に運ぶ途中で別れを惜しむように空ビンの口の香りをチェックすることがある。今回はそれを意図してやってみた。瓶の中身は空だし、①③④は24時間ほど経過してます。②はさっき空いたばかりなので幾分フレッシュ。

 ①の空き瓶香──優しく甘やか。ピーチ。
 ②の空き瓶香──1番クセがある。ドライフルーツ。スモーキー。
 ③の空き瓶香──意外に大人しい。ちょいフローラル (ジャスミン?) 。トイレの芳香剤的 (笑) 。
 ④の空き瓶香──1番甘やか。熟香は消えてる。カルピスの原液みたい。




【総評】

 まずは参加者の皆様、お疲れ様でした。蔵元ではアンケートも募集しているようなので、気が向いたら送ってみて下さい。

 DE、今オレもアンケートに答えたんだけど、「備考欄」がなかったので、散文で意見を言えるスペースがなかったことは残念──蔵元、見てる?

 DA-KA-RAAA!!!

 ここで少し言わせてもらうわ。まず、この「きき酒セット」には大きな想定ミスがある。それは、結局これって、「① vs ②〜④の熟成軍団」という対立構造なんじゃね?──ということ。①だけが歴然とフレッシュ──でもないけど一応は普通の酒で、残りの3つは露骨に熟してる。だから、より客観的かつ正確に「処理違い (状態違い) 」を楽しめるという企画ではない。だったら②の生貯蔵──的な処理の酒が完成する2ヶ月という時間幅で即出荷した方がいい。①だけが力強い火入れ効果を手にしているので、「そりゃあ、他の3つよりはフレッシュでしょうよ」という話。①と③の対比も、フレッシュ同士の方が面白かったと思うし、それは④に対しても同じ。唯一②だけが造るのに最低「2ヶ月以上」かかるので、そこを待つ形で商品を構成するべきだったんじゃないかね。

 もちろん②も③も酒単体としては楽しめたけど、「きき酒セット」の駒として意義のある酒だったかと言われると、そこは微妙。④は瓶内二次発酵系でも300mlだと普通に熟々になるということが分かっただけで、「きき酒セット」の一員としては少し番外的な存在に過ぎた。というのも、やはり①だけがこの中では相対的に歴然とフレッシュで、残りが全員「老人酒」というところに問題があるように思えた。

 もしも次に同じような企画をやるなら、②は除外して、代わりに「二回火入れ」としてエントリーさせて、4本ともフレッシュな状態で即リリースした方が、この商品意図はより正確に伝わると思う。そうじゃないと、厳密な意味で「処理違い (状態違い) 」を堪能することはできない。

 それでも、他人がやらないような企画を思いついて、実際に販売まで漕ぎ着けた彼の熱意とアイディアには敬意を表したい。アンケートに「備考欄」を設けておけば、簡単にオレのような貴重なアイディアを得られるわけだから、そこはもう少し消費者サイドに寄り添う姿勢を見せても罰は当たらないだろう。

 トータルで☆3.5です。


moukan1972♂





── 2016/12/10 (取説&方針)

※以下の文章は上記の本篇をUPする前に書いた記事になります。


 毎度アクセスありがとうございます。

 こちらの酒は土日で飲みますが、本編は「月曜仕上げ」で御了承ください──ここに更新します。よく考えたら我が家は夫婦2馬力だけど、1人で飲むには「合計1200ml」なので、むしろ土日では空かないのでは (笑) ?


【取説&方針】

 オレの数少ない「飲み比べ」経験から言わせてもらうと、同時飲みは意外と迷宮に入ってしまうものです──つまり、途中から何がなんだか分からなくなります (笑) 。なのDE、ある程度その酒をじっくり飲んでから次に移行した方が差が歴然と分かったりします。


 分かりやすい例は「カレー」。たとえば「ご当地レトルトカレー」を4パック食べ比べるとします。その時、4つ同時に開けて少しずつ食べ比べるのと、1日1食じっくり食べ比べるのと、どっちが違いが分かりやすいかという問題。「カレー」の例は少し極端だけど、要は前の味が舌に残ってる状態だと、実質的に脳内で〝ブレンド状態〟に陥る危険性があるわけよ

 だから我が家では2日に分けて開けることにします。飲み方は、まず① (一回火入れ) を割りとじっくり飲む。やはり、ここが銘柄的には中心の味わいだと思うので。そこから③ (生酒) に移行する。もちろん①は少し残しておく。ここで明白に違いがわかったら、そこではじめて①と③を交互に飲みます。

 翌日は② (生貯蔵1回火入れ) を単独でしっかり飲みます。moukan1973♀は知らんけど、オレは大丈夫。前日の味くらい、別に覚えてる。最後に④ (瓶内二次発酵) を飲みます。これは孤高に別のキャラクターだと思うので、①〜③と同時に飲んでもあまり意味はないと考えます。むしろ①〜③をしっかり飲むことで、④の中にある〝同じ醪感〟を探したいというのがオレの狙い。最初の乾杯で④を飲んでも、これと共通のニュアンスを①〜③に探すのは難しいんじゃないかと思ってます。


 ま、こんな感じですかね。基本──あくまで中心は①で、それと対を成すのが③、②は番外編、④は基本的に別物──そういう理解です。もしかしたら、初日の①と③を少し残して、翌日に①〜③の同時飲みをやるかもしれないけど、そこは気分次第で──300mlだから劣化は早そうだけど。

 本日土曜は「シャンパーニュ特集」をUPして、日曜は実は木曜から飲んでる日本酒の記事をUPして、萩の鶴は月曜仕上げ、これで宜しくお願い致します。

 せめて①が☆4は欲しい。そうじゃないと、なにより酒として楽しめないしね (笑) 。

 感想等はオレがUPしてからでヨロシク。そうじゃないと先入観で飲む前から余計な情報を得てしまうので。もちろんオレも、月曜にUPする時はタイトルで何かを暗示するようなことは書かないから、購入者で未飲の人は記事をスルーしてくれればと思います。


moukan1972♂






日本酒 萩の鶴 日輪田

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To 日本酒初心者さん

「長陽福娘」のレポ、ありがとうございます。
どのみち買うんだけど (笑) 。
ま、いろんな酒を飲んでると、徐々に驚きや感動が薄れるのは仕方ないです。

「雪だるま」は土曜に開ける予定です。
28BYはなかなか評判いいっすね〜。楽しみ。
720mlなので、お燗にする前に飲み切ってしまいそうですが、
万一☆6を突き抜けて来るようなら一升瓶で買い直します。

そりゃそうと、東洋美人の特吟!

記事にも書いたけど、これは完全に蔵の管理ミス (熟成ミス) ですね。
普通に一升瓶3,000円のIPPOの方が旨いっていう・・・。
この熟味は許し難いものがある。誰もこんなものは求めてないでしょう。
うちでは、残り2合弱が料理酒行きになりました。
我が家の料理酒は純米大吟醸スペックなのが自慢です (笑) 。

28BYの出だしは必ずしも良くないですが、今年もお互いイイ酒を求めて悪戦苦闘しましょう。「貴ニゴリ」はとても良かったので、なにかオススメなどあれば、いつでもタレコミください。信頼してまっせ (笑) 〜。





2017.01.14 Sat 01:07
Edit | Reply |  

Name - 日本酒初心者  

Title - 長陽福娘の直汲み純米

呑みました。
27BYを美化しすぎてて、感動とかはなかったかも。
自分の味覚レベルだと木香とか変な癖は感じなかったかと。
「そうそうこんなんだったよな~」ってな感じで美味しく呑めたと思います。
モウカンさんの凄すぎる味覚だと、もしかしたら、自分とは違う何かを感じるかもです。
過度な期待NGでお願いします。

あっ、仙禽でお気に入りができました。
雪だるまです。アンチ仙禽過ぎる自分が満足できました。
その日に、友達数人で

十四代の純吟 酒未来
而今 特純火入れ
東洋美人 特吟 愛山
繁枡 純大 にごり

で呑みましたが、一番印象に残ってます。
モウカンさんこれからなら、ぜひ燗もしてみてください。
温度あがると結構グロいですが(見た目がヤバいです)美味しかったです。

東洋美人はちょっと納得できませんでしたね。
価格なりのものが見えませんでしたし、みんな一口呑んだら次にはいかないという(笑)
それこそ、愛山なら、鳳凰美田のブラックフェニックスとか十六代九郎衛門の純吟とかのが感じれる(残る)ものがありますね。同等の磨きなら上喜元の純大の愛山のが質の良さは実感できます。日誌係さんの影がありすぎて恥ずかしいですが。
この失敗のせいで、ちょっと壊れてしまい、年末少しハイクラスのお酒数本買ってしまいましたよ(T_T)

十四代と仙禽の減り方がビックリするくらいだったので、旨い酒は減るのも早いなと。

もうすぐ日本酒歴2年になるので、その時には日本酒中級者に変えるつもりでいます。
2017.01.14 Sat 00:06
Edit | Reply |  

Name - moukan1972♂  

Title - To 日本酒初心者さん

毎度です。
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
ぼちぼちお互い「初心者」卒業の時期が近づいてますね (笑) 。

さて、レポートお疲れ様&ありがとうございます。
蔵元発表のアンケート結果によれば、人気順は①④③②で、特に②の得票率が「7.7%」なのでクワナリ少数派です (笑) 。

萩の鶴 きき酒セット アンケート結果発表
http://www.hagino-shuzou.co.jp/news.php#entry-119


ま、素直に旨いのは①なんだけど、面白さでは②が一番惹かれたかな。たしかに③は「普通に旨いじゃん」という感じで、萩の鶴らしさはないけれど、これは普通に好きな人はいるかなあという印象。ちなみに②は「旧いタイプのお酒」ではなく、「ただ単に古くなった (=劣化した) 酒」だと思う (笑) 。

そういや、長陽福娘の直汲み純米、どうすか? なかなか近所の酒屋に入らないので、まだ買えてません。麹室を新しくしたようなので、木香問題がありそうだけど、当然、そこに触れてる酒屋のHPはどこにもない。もしも飲んでいたら、是非タレコミください。

今年は「う◯の酒店」で「山の壽 」の生酒を買う予定です。これ、毎年スゲえ勢いで売り切れるんだよなあ・・・。

2017.01.13 Fri 22:47
Edit | Reply |  

Name - 日本酒初心者  

Title - やっと呑み比べできました。

このブログに遅れることなく呑みたかったのですが諸事情があり、先週と本日で呑み比べ完了できました。
自分は③と④を最初に、後日①と②で。

好みとしては、①>④≧③>②です。

特に②については、好みもあると思いますが、自分が日本酒を嫌いになった当時の旧いタイプのお酒に感じてしまいました。
③と④については美味しさという点では然程差はなく好みの差です。

たしかに、①と②③④との対比となりますね。①以外は熟成してますね。
読んでて「なるほど~」と。
①は自分は無加圧直汲みより好きかもです。
で、②はモウカンさんと違ってどうしても苦手。
③④ですが、純米で生熟成でこれなら普通に美味しい思います。

呑み比べセットとしても、ここまでハッキリと処理の方法を表示して蔵元から販売することはほぼないでしょうから、おもしろい経験だったかなと。
買って後悔するようなことなく楽しめました。

かなり乗り遅れので申し訳ないですが、せっかくなのでコメント残しとこうかと(笑)

今年もよろしくお願いします。



2017.01.13 Fri 21:59
Edit | Reply |  

Name - kappa1970♂  

Title - 流れ

moukanさん

お早うございます。早速のレス有り難く拝読しました。

やはり、皆んな大好きメジャーな食べ物換算
〝ハヤシ→カレー〟
〝塩→トンコツ〟
〝白身→赤身〟
という不可逆の流れを無視したが故に、迷宮入りしたこと、余韻の感じ方に違いが出たかもしれないこと、よく理解しました。

正に的を得ておられるのですが、今度やる時はもっと気楽にやろうと思います。

飲んでいるうちに、酔いも回るので、〝アレ?さっきとなんか違うな〟としつこく何度もループするうちに訳がわからなくなり、〝今日は無理だ明日にしよう〟、翌日には〝あれ、昨日と違うな、明日にしよう〟。

酒が無くなるまで利き続けるという愚行。
振り返るとアホですね!

でも、こういう愚行も日本酒道を歩む過程で意味があると信じて精進してまいります。

楽しい企画に乗らせていただきましたありがとうございました!
返信スルーでお願いいたします。
2016.12.19 Mon 08:42
Edit | Reply |  

Name - moukan1972♂  

Title - To kappa1970♂さん

kappaさん

飲み比べの迷宮へようこそ (笑) 。
お疲れ様でした。
そして、渾身のレポートありがとうございます。


──①迅速火入 4番手。本来的にはこれを軸とすべきとわかっていながら、逆行するのが私の愚かなところ!

moukan1973♀は声をあげて爆笑してました (笑) 。


──③生原酒 2番手。理由はキャラが強い生原酒を後に飲むと、火入れで穏やかであろう①や②の印象が吹き飛んでしまうと考えたからです。

実はこれ、逆なんですよ (笑) 。どちらかと言えば、「香りや味わいの薄い」方から飲んだ方が比較しやすいんです。「生」との比較で「火入れ」を感じるより、「火入れ」との比較で「うわ、やっぱ生だわ〜」と感じる方が印象にメリハリが出ます。「ハヤシライス」と「カレーライス」なら先に「ハヤシ」を食べるべきだし、「塩ラーメン」と「豚骨ラーメン」なら先に「塩」を食べるべきなんですね (笑) 。

とはいえ、いろいろ御自身で道筋を決めてから挑んだことは結果としてよかったんじゃないでしょうか。以前に僕も「篠峯」と「翠玉」で同時飲みをやったんですけど、短いスパンで行ったり来たりすると、それぞれの味わいが頭の中でブレンドされちゃんですよね。結果、迷宮へ・・・。

うちは二人で飲むので、このサイズなら1日に2本とか余裕ですけど、一人だとなかなかハードになりがちです。150ml×2種類ずつを2日に分けて飲んで、3日目は4種類を少量ずつ確認しながら同時に飲む──こんな配分がよかったかもしれません。

正直疲れました」とは、なんともkappaさんらしい生真面目ぶりです。もっと適当でいいんですよ (笑) 。我が家では、①を8割ほど飲んで③に移行した瞬間に「これ、飲み比べじゃなくて単に別の酒じゃねーか」という結論に達し、それぞれを違う酒として一歩引いた地点から飲んでました。①→③の流れで飲めば、「余韻がだらだらと残る」という印象も少し変わっていたかもしれませんね。スマートでクールな①に対して、③のルーズな愛らしさを前向きに受け入れることができたと思います。

まあ、今回のこのセットは、①以外それなりに熟してるコンディションだったので、もう少し同じようなフレッシュさを維持した状態で、純粋な「処理違い」を体験できた方がよかったと思います。

④に関しての「薄っすら白い雲がかかった青空のような中途半端な爽快感」ですが、これは熟成の進みによる輪郭のボヤケだと思います。味わいとしての熟味だけでなく、こういうニュアンスにも熟成の作用が働くことはありますね。よく言えば「角が取れて円くなる」とも取れますが、酒によっては少しふぬけた印象になることもあります。

2016.12.19 Mon 01:57
Edit | Reply |  

Name - kappa1970♂  

Title - 何だか疲れました(笑)

moukanさん

こんにちは。

今日はフルタ製菓のクリスマスセールがあったため、西荻に出向いて、群がるおばちゃんやらガキ共と一緒になってアホみたいにチョコやらクッキーを買い漁り、今年も何だかんだでもう直ぐ終わりだなぁなんて感慨深く思いながらも、買ってきたスーパーマリオの10個入りチョコエッグを全部割り、ワリオが3体も被ったと今年の運気の低さを嘆き悲しんでおります。

さて遅ればせながら、萩の鶴きき酒セットのコメントをアップさせていただきます。
何だかんだで飲み終えたのは昨夜。
何でこんなに時間がかかったのかについてですが、「訳が分からなくなった」ことに起因しています。

これまでは、蔵元もキャラも全く異なる酒を飲んできたので、自分なりに相違点は何となく感じ取れたのですが、そもそも萩の鶴を飲んだことが無いので、比較する際のコアとなるべき軸を何も持っていない上、他の蔵の酒と比べて云々というのも違うかなぁということで、いざ飲み始めたものの、どう比較したものかと途方に暮れたからです。

尚、グラスは リーデル・オー・大吟醸、温度は全てRS→JO です。


■④生原酒(瓶内二次発酵)
先週の土曜日に1本空けました。
これは4本の中ではキャラが全く違うので、比較対象から外そうと考え、きき酒開始を祝して1番手としました。
上立ち香は、サイダー&穏やかなセメダイン。果物換算すればグレープフルーツ。
含むと甘みが真っ先に来て、ガスのシュワシュワが収まると同時に弱めの苦みが出てきて、余韻短めに切れていきます。
薄っすら白い雲がかかった青空のような中途半端な爽快感で、自分としてはもっとパキッとした酸味・フレッシュ感が出ていれば良いのにと思いました。(逆にこのもやっとした感じをシルキーと感じて、良さを見出される方も多いと思われますが)
嚥下してからの苦み・絡みの「クワッ」とした戻りは殆ど感じられ無いところは好印象。尚、熟成している感じはしませんでした。
以前飲んだ、陸奥八仙prototypeに似ているなと思い、この日は寝てしまいました。


翌、日曜日
私の中では①迅速火入と②遅目火入・常温貯蔵・活性炭濾過と③生原酒 をローテーションして違いを感じ取ろうと考え、3本を同時に空けて飲み始めました。日曜日の順番は下記の通り。
その後、訳が分からなくなり①→②→③、③→①→②・・・等ぐるぐる迷宮入り。。。


■③生原酒
2番手。理由はキャラが強い生原酒を後に飲むと、火入れで穏やかであろう①や②の印象が吹き飛んでしまうと考えたからです。
開栓。ガス感全く無し。
上立ち香は大人しいく、フルーツ換算するならば薄いグレープフルーツ。微かにセメダインがあるけれど、グレープフルーツの方が強め。
含むと、ロットの小さい甘みと苦みが同時にきて、口の中で旨味が広がる間も無く、ピリッとしたはっきりとした辛みが出現した後、背後に回っていた苦みがまた表に出てきて切れていきました。
生原酒だからでしょうか、嚥下してからも舌の上で苦みのざらついた余韻がだらだらと残るのが気になりました。
甘・苦→辛→苦 と変化しました。


■②遅目火入・常温貯蔵・活性炭濾過
3番手。事前予想では、最も自分好み。
ガス感全く無し。
上立ち香は、フルーツ換算で何でしょう?敢えていうならば微かにグレープフルーツで、それよりもセメダインが勝っています。強く嗅ぐと、薄っすら木香も感じられました。
含むと、仄かな甘さと酸味のバランスが取れていて、液質としては角がとれて円みを感じ、好印象。
甘→辛→苦 の変化でキレて行きますが、引けにかけての苦みの余韻が結構長く舌に残るものの、全体的な印象としては甘みが勝っている様に感じました。嚥下してからのコク味も感じます。先に述べた円みとコク味が常温長期貯蔵の特長でしょうか。
尚、普段熟香が強い酒を好んで飲んでいることもあり、思っていたほど熟香は感じませんでした。

■①迅速火入
4番手。本来的にはこれを軸とすべきとわかっていながら、逆行するのが私の愚かなところ!
ガス感は全く無し。
上立ち香はマスカットとセメダインのバランスが拮抗していて、アロマティックでエレガントな煌めきも感じました。
香りのバランスは
① フルーツ = セメダイン
② フルーツ < セメダイン
③ フルーツ > セメダイン
含むと甘さと苦みが先行し、ジュンとした辛みがフェードインしてきてからは、切れるまで結構長いこと舌に残りますが、③程だらだらしていません。
辛みの出方は、③が含んでワンテンポ遅れて辛みMAXになるのに対し、①は嚥下してからMAXになります。故に③よりもキレの良さを感じます。
苦みの量も少な目で、自分としては好印象です。


【結論】
飲み終えてみて、自分の好みの順番は下記のとおりになりました。
①迅速火入
②遅目火入・常温貯蔵・活性炭濾過
④生原酒(瓶内二次発酵)
③生原酒

①と②の差は僅少です。①のアロマティックでエレガントな煌めきのある香りに惹かれました。

当初予想では
②遅目火入・常温貯蔵・活性炭濾過
③生原酒
④生原酒(瓶内二次発酵)
①迅速火入

でした。

最後になりますが、こんなに真剣に酒を飲んだ経験が無く、蔵元の粋な企画には賛同しましたが、正直疲れました。


ストックとして
・仙禽赤とんぼ(一升)
・亀甲花菱美山錦(720)
・射美熟成特別純米(720)
があるので、シャンパーニュとスティルワインが届く来週末に向け、今夜からはマイペースで愉しみたいと思います。

稚拙な文章をだらだらと済みません。以上同一蔵同一仕込み別処理きき酒体験記でした。
2016.12.18 Sun 17:44
Edit | Reply |  

Name - moukan1972♂  

Title - To サンジュリアンさん

①については「日本酒の海外進出」にとって重要な意味を持ちますよね。確かに「生」だの「直汲み」だのは美味しいんですけど、それを伝える「方法」や「技術」の開発が遅れに遅れてるという。

② (③ですね) はmoukan1973♀も①の次に③を飲んだら瞬時に酔いが回ってましたよ (笑) 。

③ (②ですね) は「珍味」や「クセのあるチーズ」なんかと同列のニュアンスだと思うので、ハッキリ分かれるでしょうね。ま、僕は元々「食べ物」でも一切好き嫌いないんですけど。

④はそうとばかり言えないのが難しい部分で、実際「別撰」の半年熟成はフレッシュ・コンディションより甘かったですからね。そこは力のバランスでしょうね。酵母が糖分を食べるスピードが、旨み (甘み) の成長を追い越せばマイナスに、追いつかなければ全体としてはふくよかな熟成をもたらす。

あとはオリ成分がどう作用するかですね。オリにも「苦いタイプ」と「甘いタイプ」があって、後者のシュワシュワ酒の場合は熟成させても甘さは減らないような気もします。ま、微生物任せなので、計算したり予想したりすることは意味ないんですけど (笑) 。
2016.12.13 Tue 12:23
Edit | Reply |  

Name - moukan1972♂  

Title - To まったり日本酒道さん

まったり日本酒道さん


渾身のレポご苦労様です。
まるで「共著」ですね。嬉しく思います。


それにしてMO!


──1,4が本命で、2,3が当て馬っぽいですね(笑) 4は瓶内二次発酵によって、甘みが少なくなってしまい、結局1が一番美味しいと予想!! そして萩の鶴の火入れはすごいんだぞというメッセージと見た(笑)

上記の予想ラインは「ほぼその通り」でしたね。さっすがぁ〜 (笑) 。
厳密な「きき酒セット」というより、①のフレッシュさ封印技術を②〜④を通じて知る企画だったという (笑) 。彼は迅速火入れにかなりコダワリを持ってるようですからね。25BYには「超速火入」という肩ラベルの特純もあったようです。

③も苦手ですか。これは意外。たしかに少しブヨブヨになった果実感があるので、ちょっと草っぽい独特の香りは出ますよね。甘さが焦げたというか。ちなみにmoukan1973♀はコレが一番好きだと言ってました。

②は「好き」というより「興味を持って行かれた」という感じですかね。甘みがいつまでもついてくる不思議な粘着性というか (笑) 。とはいえ、300mlサイズなので、②〜④については個体差ありそうですね。なにせ瓶内で微生物がご生存中ですからね。

我が家の④は明白に熟してましたね。甘みが足りないのは元からだと思います。萩の鶴の場合、通常の一回火入れでも酸度1.8〜2.2くらいありますからね。①の酸っぱさから逆算すれば、④は出来立てで2.4〜3.0くらいはあったと思います。「別撰」はカプロン酸エチルが出やすい大吟醸酵母をブレンドしたらしく、それでいつもの萩の鶴よりカラフルな甘さが出たようです。

僕が一番ダメなのは「水っぽい苦み&渋み」で、これ以外はたいていイケます。特に上っ面だけ華やか&フルーティーに決めようとして中身がスカスカな酒には容赦ないです (笑) 。

それか、②は通常の生貯蔵でもいいですよね。黒龍の吟醸みたいな。氷温で生酒を保存して、出荷前に1回火入れ。

いずれにしても、全体にフレッシュな状態で商品を構成した方が「きき酒セット」としてのエンタテインメント性はUPしますね。③だって、「しぼりたて」くらいのフレッシュな状態でも十分に①と楽しく比較できると思いますし。

こちらこそ、今回は乗っていただき感謝です。
ここまで書いてるヤツ、他にいるのだろうか・・・。
あんま他人のブログは見ないけど、少し巡回してみるか。
いや、時間の無駄か (笑) 。

ブログの更新情報ありがとうございます。
あとで読んだら、そちらにコメントします。

2016.12.13 Tue 12:10
Edit | Reply |  

Name - サンジュリアン  

Title - 

お二人のコメントを拝見してワインコノシュアーの自分が感じたこと

①火入れ処理は酒のフレッシュさを保つには重要、安易な生酒礼賛は危険
②日頃自分が感じてるムロゲン生酒は人(体力差)によって飲み疲れる
③熟成した味は、個人の好みがはっきりする 実は私も苦手
④瓶内発酵は一度完成した酒に酵母の栄養分となる糖分を追加しないと、蛸が自分の足を食べてる様になるから、元酒の利点が崩れる

あと、小瓶のサイズが品質のバラツキを大きくしてる様ですね
2016.12.13 Tue 08:32
Edit | Reply |  

Name - まったり日本酒道  

Title - 

こんばんは〜。
記事待ってました!

いっぱい書きたいことがあって困る(笑)。

まずは、僕もモウカンさんと同じく、1と3を土曜日、2と4を日曜日に開けました。ほぼ一人で飲んでるので、まだ全部残ってます(笑)。とくに2の残量が。。

モウカンさんの感想と明確な違いとしては、4の酒についてです。僕は、熟成感は全く感じませんでした。熟成香も全くないし、味についてもフレッシュで、普通にシュワシュワ系の飲みやすい酒でしたよ。前の発売予定の記事のコメント欄に書いた想定通り、甘みが足りず、酸味が勝ってました。まだ半分ほど残っているので、もう少し置いてガスを逃がすと、甘みも感じられるようになって好みの味になるかなと踏んでいます。

モウカンさんが飲んだ4の酒と僕の飲んだ4の酒で明らかに味わいが異なりますね。ここまで個体差が出るものなんですかねぇ。

1については、大体同じ感想です。「萩の鶴 - 特別純米 山田錦 無加圧直汲み」には少し劣るけど、萩の鶴らしい味わいでした。温度が上がったほうが良いのと、初日より今日(3日目)のほうが落ち着いて、良いバランス感です。普通ですが(笑)、僕は1が一番好きですね。

3については、ほんのり熟成香があり、酒の色もほんの少し黄色っぽかったです。僕にとっては酸味と苦味が強調されてしまい、苦手な味でした。これが生熟成の味というのが明確に分かったのが今回のきき酒セットの一番の収穫でした。そして、僕は生熟成が苦手なんだなとあらためて思いましたね。

前々から思っていたのですが、熟成したお酒は、味のりと言われているうちは好きな範囲内なのですが、熟成香がつくくらいにまで熟成してしまうと苦手だなと改めて思いました。

初日は3を一緒に飲んだせいか、飲み疲れ感がひどかったです。。しばらくお酒を抜いて、万全の体調で挑んだのに(笑)。ま、これは熟成のせいだけではなく、17度という高いアルコール度数のせいもあると思いますが。

で、3ですが、3日目の今日飲んだら、そこまで苦手じゃなくなってました。これも開けてから少し置いたほうがバランスが良くなるようです。3日目の状態であれば、単体でだとちょっときついですが、何か食べながらであれば、わりといけちゃいますね。

2については、3よりダメでした。。ここまで熟成が進んでしまうと、僕は無理ですね。まだお燗にしてないので、お燗にしてなんとか飲みきるか、料理酒行きにします。このお酒について、「料理酒行き!!」だと、あらぶるモウカンさんを見られると期待していたのですが、好きだという、意外な反応でびっくりしました。僕は熟成のお酒はダメですが、それ以外はOKなので、わりと幅広いカバー範囲だと思っていましたが、モウカンさんのカバー範囲の方がさらに上ですね。

2についての知見としては、生酒の常温放置はすっごい熟成が進むんだなという真っ当なことと、炭濾過は熟成香と色味を抑えるのには役に立つけど、それ以外は役に立たないんだなということです(熟成の味わいは消せない)。

あと、来年出すとしたらですが、下記のラインナップが良いなと思います。

1は、同じ
2は、普通の蔵の生詰め(迅速じゃない生詰め)
3は、0度以下ではなく、-5度の氷温で貯蔵
4は、同じ

3を氷温で貯蔵してくれれば、1との対決がもっと面白くなるかなと思いました。2は、2ヶ月常温放置だとやりすぎな感じなので、一般的な蔵のやり方の生詰めで比較するのがいいかなと思います。どれくらいの期間が普通なのか分かりませんが。。萩の鶴は迅速って言っているので、普通の蔵より火入れまでの時間が早いのだと思われます。

長くなりました(笑)。
今回の企画ありがとうございました!こういうの楽しいですね。

あと、ブログ更新しました!はてなブログを使うことにしたので、デザインが変わっています。コメントのバックアップはあるのですが、移行はできなかったので、なくなっちゃってます。すみません。。
http://blog.sake-casual.com/2016/12/11/hitorinomi/
2016.12.13 Tue 01:16
Edit | Reply |  

Add your comment