もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

「太陽目線法」を伝授します。
〜 日本酒の家呑みレポート&本日の1曲、時々メガネ警察〜

◤風の森 - 純米大吟醸 キヌヒカリ 笊籬採り 26BY ── ♡☺♡「〝日本酒でバニラ?〟と思った方、いつでも入部歓迎です」#Fresh, Fruity 


╰ 【001-074】の記事はfacebook時代のモノを加筆/再構成 (一部キャラ変) して書かれたものです。


 珍しく♡☺♡わたしが書きます。 笊籬採り山田錦がイマイチだったので (らしくなかったので→後に老ねであることが判明!💀) 、26BYに4本買った笊籬採りのうちのラスト、キヌヒカリへの期待は高まるばかりです。雄町も秋津穂も完璧な旨さだったので、最後はビシっと決めてほしいところです。



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 bottle size:1800ml



【038】風の森 純米大吟醸 キヌヒカリ 笊籬採り (いかきとり) 26BY <奈良>

油長酒造 株式会社:http://www.yucho-sake.jp


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 立ち香は上品なバニラ様。マスカット系の酸もうっすら感じますが、全体としては米由来のクリーミーなバニラ香です。「日本酒でバニラ?」と思った方、いつでも入部歓迎です。アナタの知らない世界、どこまでも広がっています──あ、そこにも、ここにも、あそこにも!

 旦那の見解では、一般に日本酒で感じるバニラ香は、酸とのバランス次第ではセメダイン香に振れることもあるそうですが、風の森にセメダインを感じる人は、とりあえず酸は脇に置いといて、先ずはこのバニラとクリーミーさに嗅覚を寄せて、それから酸をフルーティーさの中から取り出してやると、あら不思議、セメダインはフルーティーなバニラ香に変身──することがあるそうです。

 風の森と言えばシュワシュワ、シュワシュワと言えば風の森というくらい、やはり、今回のキヌヒカリもバッチリとシュワシュワでした── 笊籬採りの山田錦はまったくシュワシュワしてなかったんだよなあ。

 はいコレ旨ぁぁぁーーーいっ!

 含むとバニラ様の滑らかな甘さがツルんと広がり、続いて微炭酸のシュワシュワと共に、シャッキリとしたドライな後口がキレ良く味を凝縮させます。ほんのり熟成香も感じますが、クセはなく、微かなドライフルーツ様の渋みが絶妙なアクセントになってます。

 使用米のキヌヒカリは関西方面で収穫の多い飯米で、実は酒米ではありません。一般に飯米の方が酒米より仕入れ値が安いので、このお酒についても、45%まで磨いても一般の純米吟醸クラスの価格におさえることができ、とてもコスパの高いお酒になってます。ですが、この滑らかさは45%磨きならではですね。60%精米程度じゃ、このツルツル感は出せません。

 日本酒を飲んだことのある100人が「日本酒って・・・」と語るときの「日本酒」と、ワインを飲んだことのある100人が「ワインって・・・」と語るときの「ワイン」、その意味の多様性 (誤差) は、あきらかに日本酒の方が途方もなく大きいと思います。

 photo: アプリゲーム生活
ikari_gendou1.jpg 日本酒を飲んだことのある100人中、風の森のようなフレイヴァーを舌に思い出すことのできる人は、たぶん1人か1人以下しかいないんじゃないでしょうか。日本酒は今、スゴイことになってます。何かの機会に、是非この風の森を一度は飲んでみて下さい。先ずは「雄町60」がオススメです。

 あ、上記の〝たぶん1人か1人以下〟というのは、わたしたちのような一部のフリークスたちのことで、居酒屋でビールやサワーをさんざ飲んだあとに気分転換で何となく日本酒を頼む人や、辛口以外は酒じゃねえと言って憚らない旦那の父親や、スーパーで紙パック酒やCUP酒をドカスカ買ってる年配の人や、「やっぱ刺身には日本酒ですよねえ」と語る旅番組の中のタレントなんかも全員含めたら、やっぱり100人中1人か1人以下しかいないと思います。間違ってないですよね?

 我々の日本酒補完計画に終わりはまだまだ見えないのであります──。




── 2日目。


 シュワシュワが少し抜けて、バニラリーな甘みが増しました。若干の酸化と共に甘酸っぱいテイストも顔を出して来ました。昨日よりイイですね! ジュワっと濃醇な凝縮感も心地よいです!

 リリースの渋みもタンニン風情で◎です。これ、日本酒なんだよな〜。表参道とか青山とかの浮ついたエリアのカフェやフレンチなんかでシャンパングラスに注がれて出てきたら、まずほとんどの人が日本酒だとは気づかないタッチだと思います。で、当然にして750mlで7000円くらいするシャンパンよりも遥かに旨いっていう (笑) 。食通のフランス人が飲んだら卒倒するレベルです。

 笊籬採りヴァージョンは毎年9月の年一限定品 (※27BYからは720mlのみ随時リリース) ですが、通年のキヌヒカリは今現在もネットで普通に買えます。笊籬採りとは違い、720mlもあるので、ホームパーティーの乾杯酒にどうでしょう。ブっちゃけシャンパンなんか、飲んだ瞬間の感動的な旨さはないですよ。ただ、それがシャンパンであることに何となく満足したような気になるだけっつうかさー。

 日本に生まれて日本に住んで日本酒が好きなだけ買える。これスゴイことです。海外の日本酒ブームが伝えられて久しいけど、それ相当レベルの海外の日本酒通も、わたちたち日本の熱心なマニアには絶対に物量では勝てません。アニメやマンガの輸出量に比べてら、日本酒のそれなんて・・・。




── 3日目。


 酸化が進んだからなのか、少しドライフルーツ様の熟香が前に出てきましたが、今日も相変わらず旨いです。炭酸が抜けて甘やかさが増しました。水っぽさはないです。こりゃうめえや。




── 4日目。


 明日でなくなります。強いですねえ。今日も水っぽさは皆無です。少し渋くなって来ましたが、これはこれで有りです。通年商品もいいですが、やはり本命は9月の笊籬採りですね。今年も買いますよ〜。


moukan1973



風の森

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