◤萩の鶴 - 特別純米 山田錦 無加圧直汲み 処暑の酒 27BY ── dಠಠb「言うならばこれは『萩の鶴/日輪田27BYのBEST盤』──少しシニカルな含蓄をもって補足するなら、それはすなわち・・・」#Fruity, Wine Oriented, Women 




 久々に前説とレポートの同時仕上げ──年に2〜3回しかないはず。

マチダヤ試飲会2016萩の鶴 1月 (リリース直後) と7月 (半年熟成) に「萩の鶴 - 別撰 純米吟醸」を呑んで完全にノックアウトされて以来、今年は随分と「萩の鶴/日輪田」を空けてきた。銘柄癖というか傾向はだいぶ掴んで来たつもり。それでも「別撰」だけは「別格」というか「別人格」というか「別物」──つまり「別撰」だったということがわかった。もちろん、萩の鶴の輪郭をなぞってる部分もあるけど、瓶内二次発酵のシュワシュワ酒として、あの七色のフルーツ光彩を放つ上澄みをオレは他に知らない。一応、造った本人にはメールで一度、実際に会って一度、計2回ほど「28BYも別撰を造って下さい!」と推してはおいたが、本人にも再現不能の奇跡の出来栄えだったようで、今期の醸造計画は未定だと言う──特約店の連中はもちろんオレ同様に推してるんだろうな?

 これだから突発的な試験醸造酒は簡単に見過ごせないわけだが、そうなると買うこちらとしてはチェックしなければならない酒が増えすぎて困る。酒屋のHPがもう少しマズイ酒について正直にアナウンスしてくれたなら、そのぶん、旨い酒についてのレビューの信頼性も相対的に上がるんだけど、まあ、商売柄、なかなか言えないこともあるだろう──最後に貧乏クジを引かされるのはいつだって我々哀れなエンドユーザーであるという悲劇を横目で知りつつも。

 中にはマズイ酒をマズイと書くことを悪だと考えているエンドユーザーも少なからずいるようだが、そこまで地酒を高尚な何かとして崇める必要はない──それは某酒屋の店主も言っていた。オレたちがどんなに厳しい罵声を浴びせたとしても、実は彼らに対してとっておきのカードを常に残しておいてやってるんだ。

「だったらオマエが造ってみろよ!」──by 蔵元

 つまり、常にイーブンなハンデ戦が繰り広げられているに過ぎないのだ。だから遠慮はいらない。所詮は何を言っても上記の必殺カードですべてが覆されるんだから (笑) 。




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 ▲シビびれる試合だった。広島は横浜相手の方がイヤだろうな。。




 さて、今宵の酒。蔵で冷蔵貯蔵して味を乗せてから毎年「冷やおろし」の前にリリースされる「無加圧直汲み」の一回火入れ特別純米──当然、理屈としては「瓶囲い」のはず。直汲みで火入れというのは、属性としては珍しい部類には入るけど、実はつい最近呑んだ「作 PROTOTYPE G」も同じ手法でフレッシュさを閉じ込めた酒。26BYは「宮城県産・トヨニシキ60、協会7号酵母」だったけど、27BYからは「兵庫県産・山田錦60、酵母非公開」に変わり、製造原価は間違いなくUPした。去年との比較はできないけれど、エントリークラスの萩の鶴で全量山田錦の酒は種類が少ないので、そこは少し楽しみではある。




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 ▲「処暑の酒」という肩ラベルはマチダヤ指定なだけで、中身は他の店のモノと同じだそう (笑) 。


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 bottle size:1800ml




SAKE GRADE:☆☆☆☆½

【208】萩の鶴 -はぎのつる- 特別純米 山田錦 無加圧直汲み 処暑の酒 27BY <宮城>

萩野酒造株式会社:http://www.hagino-shuzou.co.jp


Moukan's tag:




 立ち香──ウホ、60磨きの特純のわりには、意外に華やかに香りますね。オレの言うところの〝トラッド吟醸なバナナ感〟をしっかり感じる。それを足腰の強いブドウや白桃様の酸が支える骨格。最近呑んだ中だと、「こんな夜にの山女」「一白水成の山田錦」なんかにも共通の──磯自慢や飛露喜なんかでも感じる、あのフレイヴァー。それでも萩の鶴/日輪田らしい爽やかな酸が風のようにそよぎます。そこに若干のアルコール感もあって、このへんは27BYに呑んだこの名柄に共通の〝酒感〟でもある。ほのかにナッティーな穀物感、ホロ苦さも甘酸の膨らみの中にしっとり佇んでいて、そこから立ち上がる旨みにミルキーなニュアンスも。このあたりが熟成による味わいなのだろうか。


haginotsuru_tokujun_jikagumi27by4.jpg 含みます──。

 おっ、いわゆる一つの「いいですね系」じゃねーか (笑) 。決して旨すぎない、上質でチャーミングなカジュアル感。直汲み的なガス感は残念ながら皆無──ロットによっては微弱に溶存しているらしいけど。

 言うならばこれは、『萩の鶴/日輪田27BYのBEST盤』──少しシニカルな含蓄をもって補足するなら、それはすなわち「必ずしもBEST盤がそのアーティストの全作品の頂点に君臨するわけではない」という意味もここにはあるわけだが、当然にして、この酒が27BYにおける萩野酒造の最高傑作ではない──何度も言うが、それは別撰である。

 よく音楽CDなんかで、とりあえずそのアーティストの最初に買うべき作品としてBEST盤を勧めるという手立てがあるじゃん? その意味でこの酒は、「萩の鶴/日輪田」という酒を呑んだことのない人にそれがどんな酒なのかを伝えるのに一番便利な酒かもしれないと思うわけだ──ゆえに『萩の鶴/日輪田27BYのBEST盤』。

 飲み口は、生っぽい火入れというより、火入れを感じさせない火入れといった感じ。爽やかな果実感がチャーミングに残存しているあたりは、東洋美人の一回火入れなんかに近いニュアンスとも言える──そうか、この二つの銘柄には、酒と口当たりの距離感になんらかの近似値があることに、今気づいた。


 最後が少し辛いという「萩の鶴/日輪田27BY的問題」もあるけど、それでもこれは飲んだ瞬間に素直にわかりやすく旨い酒。ちゃんと味乗りしてる。立ち香で感じたバナナは全くと言っていいほどなくて、萩の鶴らしい柔らかな甘みを引き継いで、グレープフルーツ寄りの柑橘系の酸がキュっと味わいをキレイに手仕舞って、最後にもう一度甘みのリフレインを伴ってしっかりキレ上がるライン。ほんの少しだけ感じる液体としての粘度、ここに熟成の妙が発揮されてるのかな。

 フルーツ換算で言うと、「日輪田ひまわり」で感じた「砂糖をドバドバかけたグレープフルーツ問題」はクリアされていて、同じグレープフルーツ・ジュースだとしても、苦みの出方は自然で、甘さの質感も、砂糖のようなベタついた甘さではなく、米由来のエキス感など、バランスの中で甘さが引き立つタッチ。

 温度はね、RSフィールド全開 (れいしゅふぃーるどぜんかい) だと、最後が少し辛いけど、15℃近辺に差し掛かると途端に口当たりが柔らかくなって、アフターのアタック感も後退する。新政との「佐藤対決」──我が家では宮城の曜平氏の圧勝ですね (笑) 。飲み口において、しっかりと舌に爪痕を残す意味で、やっぱオレはこういう酒の方が好きなのか。

最後が丸いまま終わる」── by バカ舌1973♀



haginotsuru_tokujun_jikagumi27by5.jpg 読者さんリクエストのロックで──。

 その前に軽くお礼なんぞを──「えーと、コメント欄から萩の鶴のロック依頼を受けて以来、ご存知の通り、すっかり日々のテイスティングにおいても、飲み方の幅が広がりました。ありがとうございます。これまでの記事の中で何度も「最後が辛いんだよバカヤロウ!」などとホザいていた過去の自分を殴ってやりたい気分でオッパイです (笑) 。お陰様で、最近ではすっかり呑み方メソッドの一部としてロックを普通に楽しんでいます。 moukan1972♂&moukan1973♀

 今宵はここ最近のロック戦術をさらに一歩押し進めて、最初から意図して「チロック」を実践──「チロック」=チロリに氷を落として撹拌して、頃合いを見てちょうどいい味わいと思ったら、氷を引き上げるスタイル──ま、実際にはチロリに氷を入れるという「割水」に過ぎないんだけど (笑) 。

 今日のこれまでの流れの中でロックにすることには、実は一抹の不安もあった。というのも、氷で割水するということは、最初からRSフィールド全開な温度で呑むことになり、それはどうなんだろう、と。GA!──そんな心配は無用なのであった。含むと、酸の密度が上がってキュっとスリムな味わいで、ますます飲み口は軽くなった。アフターの辛みも緩和されて、こりゃあ、なかなかのイイ仕上がり。新政の亜麻猫より全然いいわ (笑) 。飲み手も造り手も、別に原酒でALC.15度とかにこだわる必要、全然ないかもね。加水してALC度数を下げりゃいいだけの話じゃん。

 おっ? わかりやすくピーチ、出てきたぞ。渋みの中にある繊維質なテクスチャーに甘みが重なり、それで白桃のルックが現出したのか。こうした発見が日々あるということが、家庭内ラボ特有の粋なアドヴァンテージだろう。いいな。しっかりしたミネラル感もあって、これはニクいバランス感だ。まあでも、ポテンシャル的に、たとえこの酒として満点に近い出来でも、☆5には少し届かないかな。

 28BYは是非とも山田錦50の純吟で直汲み生を作ってほしいなあ。この感じでガス感があって生なら最高じゃないだろうか。エントリークラスの全量山田錦の酒は、萩の鶴/日輪田では初めて呑んだけど、やっぱチャーミングさに艶っぽさという役が1枚加わる感じがして──彼女は今、〝少女〟から〝女性〟へ・・・的な (笑) ──、そこはさすがに山田錦と言ったところか。味わい的には「萩の鶴 - 純米吟醸 別仕込み 猫ラベル火入れ」に少しだけレモン汁をキュっと搾ったニュアンスかな。

 山廃ラインの日輪田とは異なり、やっぱ速醸ラインの萩の鶴は、いい意味で、味のいろんな情報があって、一口の中のドラマは波瀾万丈だ。

 最後に、以前にも紹介した、佐藤曜平氏の言葉を引用しておこう。


▪︎ 萩野酒造 佐藤曜平氏のコメントより (From カネセ商店)

 私たちの考える理想のお酒は、外行きでも普段着のような感覚で、肩肘張らず気軽に楽しめる酒です。高級料理店でワイングラスと共に楽しむ日本酒も魅力的ですが、普段は無造作に茶碗に注いで飲むような日本酒の方が性に合ってます。例えるならば、たまに着るよそ行きのドレスよりも、毎日着られて心地のよい、カジュアルでありながらも上質なTシャツのような酒を醸したいと考えております。




 いくらオレが御託を並べても、萩の鶴/日輪田を端的に表す言葉として、上記の「毎日着られて心地のよい、カジュアルでありながらも上質なティシャツのような酒」以上の表現を探し当てることは難しい。この辺の文才と言語センスに関しても、もう一人の佐藤よりも実力は上 (笑) 。

 えっ? 贔屓だって? なーに言ってんだ、それが個人ブログの醍醐味だろーが。オレに「日本酒業界全体を盛り上げて行こうよ!」とか、そんな身の程知らずの野望も気概もないよ。ただ毎日、moukan1973♀と美味しい酒やマズイ酒を飲んでクダ巻いてアーダコーダ盛り上がれればそれでいいの




── 2日目。



 世にも珍しい「海外組」補欠連合のナショナルチーム (笑) 。
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 ▲人気有名選手のスポンサーの圧力、本当にあるのかね。



 ──ここで一旦CMです──



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 そりゃあ初耳だなあ。辛口が多くてお嘆きの輩がオッパイいることは認識していたが。


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 死ねば?


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 ▲自己啓発世代の学級委員長。


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 ▲自分大好き世代の腕白坊主。


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 ▲得点と失点に一人で絡むという圧倒的な主人公ぶり。




haginotsuru_tokujun_jikagumi27by12.jpg 立ち香は初日とあまり変わらず、バナナ様のトラッド吟醸なルックを見せつつ、眩いイエローな酸がキュゥ〜っと重なる、小粒なフルーティネスが心地良い。

 いいですね〜。

 今日は角が取れて、いきなりの、こなれた味わい。この少しポヨンとした舌触り、やっぱ熟成ライクなタッチは出てると思う。甘酸の輪郭が凛としていながらもキュートでしなやか。柑橘系の果実味もあって、小粒にジューシイ。


haginotsuru_tokujun_jikagumi27by13.jpg 生酒デイリーな生活に疲れたとき、気軽にカジュアル使いできるこういう酒は、なにかと重宝すると思うよ。退けにかけての苦み、辛みはやや強めだけど、全体のバランスの中で、そこがどうしても気になるノイズには、ギリなってないかな。その意味では、長陽福娘の雄町に対して感じていた不満を代わりに解消してくれて、「ああそうか、このバランスなら、あの辛みは気にならなくなるのか」という体験をもたらしてくれる。温度が上がってくると今日もピーチな表情が出てくるよ。やっぱ火入れゆえなのか、初日からの味の崩れは少ない。

 今日もチロック (チロリに氷をポチャん) 、行ってみようか。


haginotsuru_tokujun_jikagumi27by14.jpg 頭の甘さはそのままに、冷たい分、酸の輪郭がハイコントラストになって、まとまりは良くなる。少しALC度数を下げると、冷たい状態でもピーチなニュアンスが出てくるんだよ。これは不思議。そのままより一回り味のサイズ感が小さくなって、退けにかけてのアタック感もかなり緩和される。それでいて、五味の輪郭が薄まる感じはないんだよな。つうか、この酒、もともと原酒じゃないしな。猫ラベルみたいに最初からALC.15度でもいいんじゃないかな。ツルピカな甘酸っぱさが何とも上質にカジュアル。

 蛇足でレンジ燗も一応はやってみたけど、ちょっと甘辛くなって、酸のチャーミングさが削がれるかな。冷めてくると「まあまあか?」程度には落ち着くけど、この酒はRSフィールド全開 (れいしゅふぃーるどぜんかい) から少し離れた温度帯が一番の飲み頃。割り水&ロックでも問題なく楽しめます。

 萩の鶴/日輪田のBESTではないが、はじめての「萩の鶴/日輪田」には最適な酒じゃないだろうか。はじめの印象に立ち返るけど、その意味では、真に『萩の鶴/日輪田27BYのBEST盤』と言い切れるよ。値段も手頃だしね。高い酒やレアな酒をジラしてなかなか開けられない日々の合間にサクっと飲めば、きっとそれなりの安らぎを得られると思うよ。


moukan1972♂






日本酒 萩の鶴

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To まったり日本酒道さん

こんにちわー。

実は最初にまったり日本酒道さんからコメントを頂いたとき、言葉の端々に日本酒に対する造詣の深さや自由な発想や芯の強い独自の考え方のようなものを感じていて、もしかしたらブロガーなのかなあ、と思っていたら、ちゃんとリンクありましたね。すみません・・・すぐに気づかなくて──つうか、言ってくださいよ (笑) !

チラっと見たら、まるで「電子書籍」のような美しいブログだったので──オレの目には、ま、眩しすぎる (笑) ──、時間のある時にキチンと読破して、そちらにコメントしますね。すごく面白そうです。

いやあ、篠峯まで持ち出されたら、彌右衛門、ますます買わないわけにはいきませんね (笑) 。

その他、いろいろ僕の嗜好や当ブログの趣向を配慮してコメントして下さり、ありがとうございます。

こちらこそ、よろしくです!
2016.11.07 Mon 02:32
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Name - まったり日本酒道  

Title - To moukan1972♂さん

モウカンさん、お返事ありがとうございます!

> 時間軸における味曲線の共通性

僕はアフターに注目してしまいましたが、確かに全体を見ても共通性がありますね。そして、分かりやすい説明ありがとうございます!これをきちんと文章に起こせて、かつ分かりやすいというのは、すごいなと思います。尊敬です!

まだ萩の鶴は残ってるので、改めて時間軸全体に注目して飲んでみたいと思います。

> 彌右衛門

コメントした後に思ったのですが、彌右衛門も篠峯もベース(基本スペックの商品)にあるのは、辛口(ドライ感)で、スペックによって旨味や甘み、ガス感がより加わってくる銘柄だと思います。そういう意味で、この2つも似ているところもあるのかもしれません。彌右衛門のハードルを上げたいわけではありません(笑)。

> 「槽垂れ 直汲み生」をぬる燗とは、なかなかの仕事人ですね。どうも勝手に辛くなるイメージがあるんですが、クリーミイさが膨らんでバニラアイスみたいな甘さになるんですかね。

まさしくその通りです。柔らかいほっこりとした、まさしくバニラアイスのような甘みが膨らみます。そういう意外な新発見ができるのは、外飲みの良さですね。仕事人のマスターが僕がほっこりとした甘みのある「ぬる燗」が好きなことを分かってて出してくれた一品です。

またちょくちょくコメントさせていただきます!
今後ともよろしくお願いいたします。
2016.11.06 Sun 14:03
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Name - moukan1972♂  

Title - To まったり日本酒道さん

2016/11/6 ▶︎

まったり日本酒道さん

というわけDE、お待たせしております。
レスが遅くなり、申し訳ありませんでした。
さーて、どこから書きましょうか (笑) 。


──もう1回、あのテンションのあがる旨さの鍋島を飲みたいですね!

全く同感ですね。忘れもしない・・・あれは2014年の9月出荷分・・・まだまだ生酒のガスがそれほど得意でもなかったオレに未知の感動を届けてくれた、あの旨さと言ったら・・・。

旨い・不味いの前に、そもそもガス感バッチリの鍋島自体をしばらく飲んでないように思います。醪が元気ないのか、汲み方に問題があるのか、いずれにせよ、先日のオレンジは酷い出来でした。

萩の鶴はそもそも、まったり日本酒道さんの言うところの「あがる系の酒」ではないので、僕は最初からそこは求めてないんですが、別撰だけはアガリ過ぎて頭がおかしくなりましたね (笑) 。28BYに造るかは未定だそうですが、本人も「造ったとしても同じ味にはならない」と言ってました。

東洋美人と萩の鶴の無加圧直汲みを同じラインで語れる人が他にできて嬉しいですね。自分の記事を読み返すと「酒と口当たりの距離感になんらかの近似値がある」などと、わかったようなわかってないような事を書いてますが (笑) 、おそらく、アフター問題というより、時間軸における味曲線の共通性じゃないでしょうか。

どちらも、タイプとしては、五味の発散は清楚でエレガント、香りや甘みの主張がソフトで優しい立ち上がり──つまり、冒頭の味曲線は、なだらかで柔らかい線を描きます。ところが、含んだ後は割としっかりキレ上がるという共通性があると思うんです──つまり、アフターの味曲線が、少し上方向に伸びて行く──これが人によっては「辛い」と感じたり「重い」と感じたりする。でもこれは、結局は曲線の中でのバランスの問題で、萩の鶴と東洋美人は、最初の立ち上がりが清楚な分、相対的に最後が余計に力強く感じるということだと思います。


彌右衛門!

これは生酛ラインの別ブランドみたいですね。これから生酒ロットがリリースされると思うので、是非飲んでみようと思います。オススメ感謝です。「BYやスペック」問題は気にしないでください。1本ハズしたくらいでめげない心を鍋島から学んでますから (笑) !

「槽垂れ 直汲み生」をぬる燗とは、なかなかの仕事人ですね。どうも勝手に辛くなるイメージがあるんですが、クリーミイさが膨らんでバニラアイスみたいな甘さになるんですかね。やっぱ、たまには外で呑むことも大事ですね。

このたびは楽しい書き込みありがとうございました。
また気軽にコメントくださーい。
今後とも宜しくお願い致します。


moukan1972♂


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2016/11/5 ▶︎

まったり日本酒道さん、こちらこそはじめまして!
熱量の多い楽しいコメントありがとうございます!

誠に申し訳ないんですが、これから出かけないと行けないんです。。
スマホを持ってない奇跡の現代人なので (笑) 、帰宅後にちゃんとレスしますね。
ちゃんと書きたいので。

今日の夜遅くのお返事になると思います。
もしかしたら、日曜の午前中になるかも・・・。

ここに追記更新しますので、また覗きに来て下さい。

コメントありがとうございました!
2016.11.05 Sat 09:53
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Name - まったり日本酒道  

Title - はじめまして

はじめまして。

少し前に、鍋島オレンジの記事を読んで以来、いつも楽しく読ませていただいてます!

僕も2、3年前の鍋島オレンジに感動して、鍋島を好きになった口です。もしかしたら、モウカンさんが飲んだBYと同じかもしれません。今年の夏に鍋島オレンジを飲んで、失望したのですが、居酒屋で飲んだので、コンディションが悪かっただけかと思っていました。しかし、モウカンさんの記事を読んで、ああ普通にダメだったんだなと。。元々、鍋島は当たりハズレが大きい銘柄だと認識しているので、そんなに期待はしていなかったのですが、夏に飲んだオレンジはがっかりでしたよ。。もう1回、あのテンションのあがる旨さの鍋島を飲みたいですね!

前置きが長くなりましたが、これと同じスペックの萩の鶴を飲みましたよ。そういえば、モウカンさんが萩の鶴を押してたなと思って酒屋で買ってきたのですが、激推ししてたのは別選でしたね。記憶ミスでした(笑)

僕が買ったのも、ガス感は残ってませんでした。感想も同じで、「いいですね系」、言い得て妙です(笑)。美味しいし、バランスも良いんだけど、テンションはイマイチあがらないという。一口、二口飲んで、モウカンさんの記事を読めば、美味しい飲み方が書いてあるかもしれないと、記事を探して読んだくらいです。萩の鶴だと、今年のメガネ専用とか、昨年の火入れ酒でガス感が残っていたやつ(詳しいスペックは失念)のほうが、好みですね(居酒屋で飲んだので、雰囲気補正がかかってるかも)。

錫の片口にロックを入れて、ロック追加も試してみました。確かに白桃のニュアンスも出てきて良い感じです。あと、飲み口のアフターに、立体的な味わい(なんと表現したらいいか分からない、味というよりニュアンスかな)が出てきました。このアフターの味わいは東洋美人にもよく含まれています。今年飲んだ東洋美人ippo 酒未来には顕著に含まれていました。

で、このアフターの味わいがもっと顕著に含まれているのが、福島の彌右衛門です。同じ蔵で弥右衛門が通常銘柄ですが、難しい漢字の方の彌右衛門です。この彌右衛門が、テンションあがる感じで美味しいので、ぜひ試していただきたいです。BYやスペックで良くないこともあるかもしれないので、絶対とは言えませんが。。
http://uekiya-shoten.shop-pro.jp/?pid=84722259

そして、このどう表現したら良いか分からないアフターの味わいに名前をつけてもらいたいです(笑)。もしや、既に表現されてますかね。このアフターの味わい、他の酒だとあんまり発動しないと思います。

と、モウカンさんの記事を見返してみると、このアフターの味わいは、苦手とされてる部分かもしれません(汗)。僕としては、このアフターの味わいは好きでも嫌いでもないんですが、彌右衛門と東洋美人、萩の鶴(New)にだけ現れるこのアフターは何だろうと常々疑問に思ってました。

長くなってすみません。今後の記事もお酒選びの参考にさせていただきます!

最後に(笑)
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-342.html
この東洋美人のぬる燗、激ウマでした。とある日本酒バーで出してもらったのですが、東洋美人は冷酒フィールド全開だとばかり思っていたので、衝撃の美味しさでした。
2016.11.05 Sat 01:54
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Name - moukan1972♂  

Title - ガスいいなあ〜。


毎度です。

ガス入りのロットがあったとは!
これは羨ましいロットを引き当てましたね〜。
うちのは「ほぼゼロ」だった・・・。
守破離の山田錦、ガスあるのか。
マチダヤで買うかな。


──ただ、気になった点があって。喉を通ってからの切れるまでの余韻というか流れが、 自分には、結構濃い味わいに感じ、それで[モウカンさん、ロックで呑んでみて」となりました(^_^;)

これは27BYに飲んだ (別撰を除く) 萩の鶴/日輪田に共通の「ストロングなキレ上がり」ですね。
最後は割としっかりした酒感を供なってカァーっと胸の奥が熱くなるというか。
でも、この特純はそれでもだいぶ柔らかだったけど。
ロックもよかったけど、少し温度が上がってからが特によかった。

ともあれ、お陰様ですっかり「ロックマン」です (笑) 。
ありがとうございました。
ほんの少し薄まるだけで変わるもんだ。

新酒に備えるとか言いつつ、今日、2つの酒屋で計7本も通販してしまった・・・。
ま、10日くらいで空けちゃうけど (笑) 。

また何かあれば気軽に御提案くださーい。
2016.10.12 Wed 22:11
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Name - 日本酒初心者  

Title - 待ってました。

ガスなかったみたいですね。
自分の呑んだヤツは、ガスあって「これで火入れ?」って感じでした。
澤屋まつもとの守破離 山田錦レベルであったような気がします。
好印象で、初めての萩の鶴がこれで(めがね専用除く)、28BYは何種類か
呑んでみようと思えるくらいには美味しかったです。
ただ、気になった点があって。喉を通ってからの切れるまでの余韻というか流れが、
自分には、結構濃い味わいに感じ、それで[モウカンさん、ロックで呑んでみて」となりました(^_^;)
もちろん、めがね専用も購入済みです。昨年と変えてるとのことなので期待したいとこ。

そろそろ新酒に備えないとですね~(笑)
2016.10.12 Wed 22:00
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Name - moukan1972♂  

Title - To サンジュリアンさん

鰻にバーベキューに蔵巡りに新蕎麦祭りと、相変わらず優雅ですねえ (笑) 。

東洋美人、まさに仰る通りの酒質ですね。
今はIppo (一歩) の愛山がドロップされたところですかね。
水害で破損した蔵を新築するのに数億の借金をしたらしいので、
募金も兼ねて買いますかね (笑) 。

作、やはり好きでしたか。
でしたら、Prototypeはパシっとハマると思います。

獺祭は弟から貰い物を引き取る予定なので、二割三分をそのうち記事にすると思います。2年前に一度飲んでますが、今飲むとどうなんだろう・・・。


2016.10.11 Tue 22:32
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Name - Guest  

Title - 

いつも情報ありがとうございます。作は以前 日本酒に目覚める前に飲んで旨いと思った数少ない銘柄です。
教えて頂いたサイト直直 チェックしてみます。まあ 12本在庫があるので当分間に合いそうです。東洋美人って値段安い割に50%磨きである種の品のある感じが好きです。獺祭の方が一般的には人気ある様ですが、個人的には無味乾燥な獺祭、色気と品のある東洋美人の一歩 と評価してます。
黒松仙醸 の新ブランドの評価、遅ればせながら読みました。コレ桜で有名な高遠の酒ですね〜 蕎麦の旨い処で車で家から1h位なので近いうちにある新蕎麦祭りに行ってみます。
2016.10.11 Tue 18:05
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Name - moukan1972♂  

Title - To サンジュリアンさん

こんちわー。

萩の鶴の方が酸度が高いので、キュっとレモンを一搾りなニュアンスもありますが、なんというか、香りと味わいのサイズ感というか、火入れと生の中間チックな飲み口というか、少しイメージが被る要素もあると、今回あらためて感じました。

東洋美人の方が華はあると思いますが、今回の特純は山田錦ということもあり、少し艶が出て、それで東洋美人を思い出したのかもしれません。今買える萩の鶴で一番「らしさ」がわかりやすい商品だと思います。

個人的には、27BYに出てると思ってなかった純大の試験醸造酒が今年も出てて、実は今かなり焦ってます (汗) 。これはたぶん通販すると思います。見張ってたつもりなんですが、存在自体をスルーしてました・・・。

萩の鶴 純米大吟醸 試験醸造酒 生原酒 シャンパングラスラベル
http://www.premium-j.jp/eat_drink/13240/



そうそう、「作 PROTOTYPE G」あたりも、サンジュリアンさん、好きそうです (笑) 。程よくフルーティーでスイスイ飲めます。本命は「N」だと思いますが。

2016.10.11 Tue 16:12
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Name - サンジュリアン  

Title - 

萩野(酒造)さんの萩の鶴ですよね。
最近 お酒のブログサーフィンしてると、よく目にする銘柄で気になってるですよ。東洋美人好きなので、比較されてるのを知って益々気になりました。うーん又買いそうです。生々でなければ保管も出来そうですね。

先日東洋美人と山形正宗のひやおろしの酒未来買ったですが、御湖鶴に電話したら酒未来の純米吟醸を店頭で試飲販売してると言ってましたので、今週末運転手(かみさん)連れて買ってきます。ついでに岡谷の小松屋で旨い鰻食って参ります。
月末に自宅でBBQ 遣るので酒未来の飲み比べするつもりで、10人ほどの酒飲みが集まるので、いつものビールやワインの代わりに出して貯まった一升瓶出して片付けたいですね。
2016.10.11 Tue 15:52
Edit | Reply |  

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