◤作 - 槽場直汲み 純米原酒 PROTOTYPE G 27BY ── dಠಠb「味わいは60だけど、香りは50」#Fruity 




  (ザク) です。今年のトピックとしては、2016年5月に開催された「G7伊勢志摩サミット2016」で、1日目の昼食会の乾杯酒として「作 智 (さとり) 純米大吟醸 滴取り (750mlで税込16,200円!) 」が提供されたことでも話題になった。

 近場で扱ってる店が3軒ほどあるので、何度も買う機会はあったのに、ようやく初呑みです。もう一つの銘柄「鈴鹿川 (すずかがわ) 」は逆に東京ではあまり見かけない──特に地元限定銘柄というわけでもなさそうだけど。

初めて呑むならせめてPROTOTYPE-Nにしとけよ」という声もあるかとは思うが──オレもそう思う──だって、タイミング的にこれしか売ってなかったんだもん。そこは前向きに<段階的にスペックを上げていけばいいっか>とも思い、ひとまずは「純米スペック・玄乃智」の直汲みVersionのPROTOTYPE-G (G=玄乃智の頭文字) を買ってきた。酵母は協会701号、使用米は「三重県産みえのゆめ」。ちなみにここの蔵の酒は全量火入れなので、少なくとも一般に流通するモノの中に生酒は存在しません。というわけDE、こちらも瓶燗火入れ。




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 【愛知県】モノスゴ愛知 スペシャルムービー「モノスゴ愛知でマツケン 」
 
 ※「作」とは一切関係ありません。




zaku_prototype_g27by4.jpg そうした蔵の方針を頑なに守りながらも「独自の手間のかかる火入れ技術を駆使して生酒に近い味わいに挑戦する」というコンセプトの下、2012年に登場したのがこの「PROTOTYPEシリーズ」で、種類は今のところ4つ──通常品「恵乃智 (めぐみのとも) 」「玄乃智 (げんのとも) 」「穂乃智 (ほのとも) 」「中取り」のそれぞれの頭文字を取って「M」「G」「H」「N」がある。それらに共通するのは「無濾過」「槽場直汲み」「極微発泡」「瓶火入れ」という属性。採ってる部分は「あらばしり」という話もあるが──「中取り」に関しては「あらばしりの最後の部分」らしい──、要は先に挙げたコンセプト「火入れで生酒のようなフレッシュさ」を追求した特別な作という理解でいいんだと思う。

 商品数が100種類以上もある篠峯カオスとは異なり (笑) 、銘柄として商品ラインナップやコンセプトがしっかり整理されているところは、次に何を買うかの指針を掴みやすく、そこは飲み手にとっては嬉しい。28BYは少し狙って追いかけてみようかな──気に入ればの話だけど。




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 NOW PLAYING♪Nova Fronteira - Supernova


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 bottle size:720ml




SAKE GRADE:☆☆☆☆½

【206】作 -ザク- 槽場直汲み 純米原酒 PROTOTYPE G 27BY <三重>

清水清三郎商店 株式会社:http://seizaburo.jp


Moukan's tag:




zaku_prototype_g27by5.jpg 立ち香──淡くバナナ、メロン、洋梨──いわゆる一つのエレガント臭。やや青さも感じるものの──明確にリンゴを想起させる甘酸の輪郭はなく──ややミンティーでスゥーとした清涼感も。これは旨いの先読み、来たか。

 moukan1973♀は♡☺♡「飲んだ瞬間に旨い! 結構香る! 甘すぎないのがいい! バランスがいい! 素直な味で、これを嫌いと言う人、いないと思う! 全くもって引っかかりがない!」──ですと。この一文だけでも平均的な日本酒ブログとして幾ばくかの役割、担いそうじゃない (笑) ? たまには休ませてくれよ。

 それではいただきます──我が家では、二人で同時に飲める日は、まずはmoukan1973♀に一口飲ませてからオレが飲むという時間差を設けてる。そうしないと彼女、オレの言葉に感想を被せてくるからなッ!

 開けるとき、結構プシューとガスの抜ける音がしたんだけど──栓は問題なく静かに開いた──生の直汲み的なガス感はほとんどない。アフターに感じる控えめの、ジュっとした渋みと苦みに少しガスの幻影が残ってるかなあという程度。

 おお、これは、いわゆる一つの「いいですね系」じゃないか──って、わかるか!──だって伝える気、ないもの、3連休だし。

 淡旨です (あわうまです) 。



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 全体には淡い甘みの可憐な酒質なんだけど、この香りとフルーティネスのチラ見せ感が清楚にエロティックで、酒本人に蠱惑 (こわく) の意図はないけれど、こちらの勝手な事情で妄想気味に当てに行くエロさですね──意味わかる?──わかんねえか──だって伝える気、ないもの、3連休だし。修辞や比喩の休館を言い訳に気だるく説明するなら、端的に「キレイな酒」ということ。ただし、「キレイで淡い」と言っても、別に退屈で単調なわけじゃない。だからこそ逆にエロいっていうかさ。

 実はここまでにおいて、すでに結構飲んでます──二人して水を飲むのを忘れて酒ばかり飲んでます──残り1合強?

 温度変化の物語の進展を経ていろいろな表情を味わった結果、今を以って感じるのは、フルーツとしては、結構「白桃」だということ。ややミンティーな清涼感を随伴して、まるで桃のコンポートにミントの葉が乗っかってる感じ。同じ「」で言うなら、東洋美人の酒未来を更に薄命にした感じ──もしくは山川光男を山川蜜子にした感じ──わかる?──わかんねえか──だって伝える気、ないもの、3連休だし。



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▲彼女、メガネ好きなんだって。それでも他人と似たようなメガネを買っちゃうという怪異。どいつもこいつも同じメガネを掛けやがって。芸能人の多くって、あくまでも感性は凡庸なんですよね。ついでに言うと、そのメガネ、じぇんじぇん似合ってないよ、羊ちゃん。



 それでもこの、舌に味の足跡が残る感じは磨き60ならではのボディー感なのかな。すべてがMAXから2割OFFな味わいで、だがそれがいい。だけどさあ、60の磨きでここまでキレイな桃、過去にあったかなあ。ちょっと思い出せない。味わいは60だけど、香りは50──そんな感じ。飲み口はやっぱ火入れだよね。この疲れ知らずなタッチは明らかに生原酒とは異質のプロポーション。

 淡く清楚に香る酒なんだけど、不思議と食中に香りが潜らないんだよなあ。柔らかいトロみもありつつ、決して重すぎない飲み口──退けにかけては適度な渋み苦みでキュっと切らせる心地良い着地感。あまり細かいことを考えずに安心して楽しめる美酒。こういうのを飲んじゃうと、月の輪なんか、やっぱスゲえ退屈に感じちゃうし、雨後の月の愛山なんかも、ややオレには美酒の押し売りと感じちゃう。

 ☆5は付かないけど、珍しく文句のない無条件の☆4.5です。作、28BYはいろいろ飲んでみようと思う。


moukan1972♂






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