◤本日の1曲♪【RETRO DISCO】Gladys Knight and The Pips - It's A Better Than Good Time (Walter Gibbons Mix) 1978 #Theo Parrish 

genre tag:RETRO DISCO, AFTER HOURS, SOUL
▪︎何回にも渡ってずぅ〜〜〜っと『REMIX講座』に登場しているWalter Gibbonsの最高傑作と認識しているリスナーもきっと多いと思います。よく我々DJ的人種が'70年代のDiscoサウンドの中に現在にも通じるモダニズムを聴き取った時に発する言葉に「ナニコレ、まんまハウスやん」というものがあるんですが (笑) 、本日の1曲はその代表格と言ってもいいでしょう。SHICAAAMO (しかーも) ! 1978年の時点で、オリジナルとの違いがここまで顕著なREMIX作品は極めて珍しい──つうか他にない? というのも、まだ「REMIX」という言葉だって今の意味で定着していなかったこの時代に、全くもって現代的な意味での「REMIX」として成立しているんだから驚くばかり。やっぱ、天才って未来人のことなんですね。

music_walter_gibbons3.jpg ▪︎SHICAAAMO Part2 (しかーもパート2) ! 1978年当時のエンジニアリングでは、オケを別のモノにそっくり差し替えるような手法は取れない。だからこれ、 基本的にはEdit (つぎはぎによる再構成) と音の出し入れ (アレンジの強弱) とミキシング (各パートの音量バランスの再調整) しかやってません。つまり、サウンドそのものは全てオリジナルからの拝借なわけ。それでここまで別モノのサウンドに仕上げるってどうなの。SHICAAAMO Part3 (しかーもパート3) ! ブスの厚盛り詐欺メイクではなく、すっぴん風ナチュラルメイクという、減算的なベクトルにおいてリミックスしてるのよ。音を足すのではなく、必要最低限なモノだけに絞ることで浮き上がる、凝縮されたサウンド・エッセンス。日本酒で言ったら精米歩合を上げる方向でのリメイク。透き通って尚、エキスの濃度は上がるみたいな。

▪︎正規盤はCANADA盤オンリーなので昔からコレクターズアイテムです。しかもアセテート盤 (DJ個人が勝手に作ったプライベート盤) まで存在するくらいだから、Walter Gibbons自身も納得の完成度だったんでしょう。この曲、いろんな盤が存在するのに、Walter Gibbonsのリミックスはこの盤だけ。これね、当時レコード会社の人にはチンプンカンプンだったと思う。「ウォルター、まさかキミの仕事はこれで終わりじゃないよね? まるで作り掛けのデモテープにしか聴こえないんだが・・・」みたいな (笑) 。だけどね、彼は知っていたんだよ。大音量空間で音の一つ一つを美しく輝かせるためには、極限まで無駄のないタイトなサウンドにした方が、よりフロア映えするってね。今でもTheo ParrishなどのハウスDJたちがガンガンにプレイするクラシック中のクラシックです。朝方に聴いたら泣くで。

(※このカナダ盤は1979年リリースですが、曲そのものは1978年産なので、これに準じて説明しています。)












 ▶︎12" Mix (UK Edition) ←バタ臭い。
  

 ▶︎Walter Gibbons Mix ←洗練の極み。
  

 ▶︎Unreleased Version (12分超えの驚愕Edit !!) ←精米歩合10% (笑) 。
 

 ▶︎たぶん彼らは「Walter Gibbons Mix」を聴いたことないと思う (笑) 。
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