もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 ようやく今夜私はひとり。
〜 日本酒の家呑みレポ&本日の1曲、安センベイ評、時々メガネ警察〜

◤本日の1曲♪【SUMMER GROOVE】桑名晴子 - あこがれのSUNDOWN (1978)  

genre tag:MELLOW, SUMMER GROOVE, SAUDADE
▪︎昨日の山下達郎に引きつづき、上質な国産1978年型サウンドを紹介します──と言ってもプロデュース (元カラパナのMackey Feary) も演奏 (そのお友達) も外人だけど (笑) 。ちなみにこの女性、桑名正博の妹です。不定期長編連載『REMIX講座』でも取り上げたように、表ではピンクレディーなんかがバカ売れしてたけど、影でこういうサウンドも一部のマニアや玄人筋には評価がありましたとさ。

▪︎この曲に関してはもはや説明不要。20年以上前からすでにDJアイテムとしての再評価は済んでます。ただ、REMIXという視点で絡めて言えば、当然この曲の12inchシングルなんかは存在しないし、「Long Version」だの「Inst Verison」だの、1978年当時の日本にあっては、そんなもん、 かりに夢と幻を混ぜ合わせて奇跡の鍋で数日間煮込んだとしても誕生しえないほど「ありえない」話。最近でこそDJ個人がパソコン上でRe-Editして勝手にLong Versionなんかを作ってるみたいだけど。ちなみに当時は「さりげなく過ぎゆく時に」というドーナツ盤 (7inchシングル) のB面に収録されていたみたいね。

▪︎音楽的に傑出している点は、同時代のポップ・ミュージックにあって、この手のライトでメロディアスな楽曲に対してベースをシンセで演奏させているところで、これはかなり珍しいサウンドメイク──単なる制作費の削減目的かもしれないけど (笑) 。とはいえ、最先端気取りではなく、あくまでもバンドスタイルのラフな演奏なのにベースがシンセということで、サウンド全体に独特の異化作用がもたらされてる。当時としては、ディスコやテクノ以外のジャンルでこのシンセベース使いは結構アヴァンギャルド。バッキングの「ミョォ〜ミョォ〜ミョォ〜♪」というアナログシンセもかなりClub Music的なトリッピーさがあって、もしも当時これのインストが存在していれば、今ごろ世界中でネタにされてたくさんの傑作Dubが誕生していたかもしれないことを思うと、やはり簡単には人に未来は見えないんだということを知って、なんだか少し切なくなる。












 ▶︎「作詞作曲:桑名晴子」の恐るべき名曲。当時Walter Gibbonsにリミックスして欲しかったぜ (笑) 。
 

 ▶︎他にあんまイイ写真が拾えなかった・・・。
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MELLOW SUMMER_GROOVE SAUDADE DOMESTIC

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