◤和心 - 純米大吟醸 山田錦 無濾過生原酒 27BY ──dಠಠb「基本〝淡麗辛口〟だが、旨みの出方は嫌いじゃない、でも2日目は少し渋い、だから初日で飲み切ろう、お燗は試してない」#Clear 




 岡山の和心 (わしん) です。地元銘柄は「作州武蔵」で、この「和心」は2012年に立ち上げた新ブランド。コンセプトは全量岡山県産の酒米で醸す特定名称酒。実は家呑みは3本目。ブログを始める前に「特別純米・雄町60火入れ (720ml) 」と「純米吟醸・雄町55無濾過生原酒 (1800ml) 」を空けてます。都内での扱いの少ない銘柄だけど、たまたま近所の酒屋 (酒道庵之吟) で買えるので、たまーに飲むという感じ。

 特純の雄町は日本酒を本格的に飲み始めたばかりの、たしか2014年の秋頃に飲んだので、さすがに細かい味や香りまでは覚えてないけど──口の中での収まり具合は覚えてる──、マスター推奨のお燗より常温の方が旨かったことは確か。そして気に入った。純吟の雄町は立ち香はスゲえ華やかなんだけど、含むと意外にシャキっとスリム&タイトな酒質だったと記憶してる。

 まだまだ銘柄的な特徴を語れるほどは飲み倒してないが、今回はちょっとだけお高い純大の山田錦をチョイスしてみた。岡山県産の山田錦 (2014年の都道府県別の生産量は全国2位) を「麹米:40、掛米:50」まで磨いた無濾過生原酒ということを考えれば、720mlで1,944円 (税込) は別に高くないか。ラベルに書いてある「すっきりとした辛口仕上げです」という説明に少し不安になるが (笑) 、数値的にも「日本酒度:+6.0、酸度:1.6」と、確かに辛口に仕上げているようだ。ただし最近じゃ、高めの日本酒度でどこまで甘みを出せるか、そこに造りの良さを見出したりする呑み方にオレ個人はなりつつあるので、「高めだけど甘みもある」という味わいを期待しようじゃないか。




 ▼テレビ東京「なるほどストリート」で取り上げられ、やや硬さの見える之吟マスター (笑) 。
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 (2016/6/14放送回より)→店内の写真は洌の記事を参照。


 ▼決して老い先の長くない二人にそんな酒を呑んでる暇はないはずなのだが・・・。
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 bottle size:720ml





【178】和心 -わしん- 純米大吟醸 山田錦 無濾過生原酒 <岡山>

難波酒造 株式会社:http://musashi-sake.jp


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🍶──実は昨日に開けてるので2日分まとめて書きます──🍶


 久々だな、ここまでわっかりやすい酢酸イソアミル系の山田錦の純大。ワオ、🍌バナーナ&🍈メローナ。とはいえ、立ち香は非常に穏やか。奥で少し柑橘系の酸がミンティーに佇んでる。良さげ。

 あああー。この感じ、知ってるな。なんだっけ? いろいろ混ざってるけど、この芯で硬い旨みが詰まってる感じは「亀甲花菱の純大」のようだし、誤解を恐れず言うなら「はッ? 解散!? (八海山) の特別本醸造」なんかでも感じた、少し硬質な──だけどふくよかな旨みと同じニュアンスだ。

 チロリにデカンタージュ──。

 おう。ちょっとブドウ様の酸も出てきたぞ。

 基本的には「淡麗辛口」ということでいいと思う。だけど、この酒はそれだけで素通りできないだけの魅力があると感じる。淡い舌触りの中に骨格だけに削ぎ落とされた静謐な濃醇さがあるんだな。うん、いい酒だと思う。

 生原酒でALC.度数も17〜18度と高めだけど、全然重くない。まるで一回火入れみたいなタッチよ。それにしても旨みの出方がいいな。ブっちゃけ、オレはこういう酒には興味がないと思ってたけど、結局は非常に細かい部分でのバランスが大事なんだな。もちろん、亀甲花菱の純大には適わないけど、あそこまで旨すぎても食事に集中できないし (笑) 、ある意味、このバランスが食中に楽しめるギリギリの淡麗ラインだと思う。

 正直、まだこの酒を正しく語れるだけの言葉を持ち合わせてはいないが、削ぎ落とされた中にもしっかり米の旨みとコクがあって、風のような、天使の衣のようなフワフワした甘やかさ──それらを清楚な酸が優しくコーティング。退けにかけての苦みと辛みは至って節度あるレベル。わかりやすいフルーティネスはないけど、酸に折り重なる繊細な五味の発散が心地イイんだよ。

 うん、かなりいいよ。淡い酒として最上クラスだと思う。とはいえ、徐々に味が開いてきた。というのも、これだけ淡い酒なのに食中でも不思議と味が潜らないんだよ。いいな。酒単独で飲むより、食事と合わせた方が味が出る。飴のようなポチャっとした甘みに被さるエレガントな酸。そうね、あれだ、木の香りのしない、少し酸っぱい廣戸川の純大とも言える。

 おおお、どんどん良くなるな、畜生。最近なんかパっとしなかったし、流れと勢いで◎を付けちゃうかなあ。ひとまず明日の感じを見てから最終的に判断するけど。

 ケレン味あふれるドゥワリンコな生原酒──その先を体験したい大人の飲み手には特にオススメです。旅行先のお部屋でお食事の流れでシレっとこれが出てきたら間違いなく感動するで。





── 2日目。



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 瓶口からは今日もイソアミル系のメロンやバナナがある。もちろん、而今や町田酒造や東洋美人なんかのそれと比べると極めて穏やかだけど。

 うーん。初日の方が断然いいかな。ちょっと渋くなっちゃったかなー。たいぶ前の話になるけど、ブログを始める前の、26BYの伯楽星の雄町なんかを思い出すかな。伯楽星よりは味がするけどな (笑) 。あとは、つい先日、ブログ内でボロカス書いた「きまぐれドラゴン」がもしも気まぐれじゃなかったらこれくらいの酒にはなってたんだろうなあと思わせる感じ (笑) ?

 今日は渋いんだけど、それでも、この旨みの出方は嫌いじゃないんだな。純吟の雄町でも感じたことだけど、立ち香のわりに含み香は大人しいんだよ。これが和心ならではの酒質なのかね。

 徐々にチロリ内の温度が上昇──。

 苦み&渋みへと収斂されていく手前の、優しい甘みから立ち上がってタイトな旨みへと連結していくまでは上々。でも、そこからが、2日目は少し渋い。

 一応、条件付きで◯ (Recommended) を付けときます。つまり、この酒は初日で空けちゃってください。そうすれば食卓をワンランク上のレベルに引き上げてくれる酒としてその一生を有意義に終えることができます。だから開栓済みのこの酒を外で飲むのはやめといた方がいい。


moukan1972♂






日本酒 和心

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