◤花邑 - 純米吟醸 酒未来 27BY ── dಠಠb「華やかな香り酒として特に文句はない」#Fruity, Sweet, Fresh 




 花邑の新商品、純米吟醸「酒未来」です。十四代の高木専務がその醸造テクニックを直接指導したというトピックが先行したおかげでいろんなバイアスの掛かる銘柄だけど、まあ頑張ってる方だとは思う。頭ごなしに厳しい視線が注がれている中で、「十四代買えないから仕方ない花邑買うか」程度には存在意義を発揮してるっしょ。幸い、うちの近くに特約店があるので気軽に買えるし、タイミングが合えば、今後も追いかけたい銘柄ではある。

 スペックは酒未来の磨き55、瓶燗火入れで加水ALC.15度、「日本酒度:−7.0、酸度:1.4、アミノ酸度:0.7」という感じ。数値的には花邑史上最強の甘口ということになるね。




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 bottle size:1800ml





【173】花邑 -はなむら- 純米吟醸 酒未来 27BY <秋田>

両関酒造 株式会社:http://www.ryozeki.co.jp


Moukan's tag:




hanamura_sakemirai27by3.jpg ウホ、香るねえ。お花畑全開。果物換算で言うと、メロン、イチゴ、洋梨。秀鳳や花陽浴なんかにも通じる花の蜜様のトロんとしたポッチャリめの質感はこの銘柄に特有のもの。これで火入れか。立ち香レベルでは生酒的な質量がある。

 いいな。バカ舌のmoukan1973♀は「最近飲んだ中で一番ジューシイ!」と叫んでるわ。そうね、今年飲んだ中だと、而今の山田錦火入れなんかにかなり似てるけど、こっちの方が五味の発散性がエネルギッシュ。特にアフターの渋みや苦みのアクセントはしっかり。やや大仰な甘さの出方も而今より弾けてる。先に言っておくと、「而今買えないならこれ買えば?」という言い方もできる。

 火入れだけど、ジュワっとした凝縮感の中に幻レベルのガスも感じる──実際にはないんだろうけど。初日だからか、ちょっと味が暴れ気味だけど、火入れALC.15度でこの濃醇さなら、基本的に文句はないです。同じ火入れの純吟雄町との比較だけど、もう雄町の火入れを飲んだのはだいぶ前だから正確な比較は難しいけれど、そうね、今回の酒未来の方が果実まるかじり感は上かな。バランスというか、酒としての落ち着きと風格は雄町の方があるけどな。

 ま、火入れの華やかな香り酒としては、それなりの突っ走り感はあると思うよ。シロップ的にかなり味が出てるので、くどいと感じる飲み手もいるとは思うが、ジャンルの住み分け的にこれくらいのエンタテインメントがあってもいいでしょ




── 2日目。



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 ▲
 入場パフォーマンスで動きがワンテンポ遅れる山縣くん (笑) 。
 ▼
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 ▼キャッコウィィ (カッコイイ) 〜。
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 実は昨日、少し飲み過ぎちゃってさ、ちゃんと書けなかったんだよ。途中で面倒臭くなっちゃって (笑) 。克正でクワナリ (かなり) 出来あがってる状態からの華やか甘口酒ということで、ついつい加減が難しくなってしまって・・・。

 さて、2日目。イイ感じに酸が前に出て、今日は立ち香にマスカットもある。あとはイチゴ様のシロップ感。まあわかりやすく華やかに香ります。

 うん、ちょっと最後が苦くなっちゃったかな。このパターン、あれと同じだ。町田酒造の雄町東洋美人の直汲み。しかしこれ、火入れだけどホント生酒みたい。少し粘度のある舌触りに対して、飲むというより口の中で潰したくなるようなトロみ。温度が上がってくるとクリーミイさも顔を出すしね。そしてド頭の派手な甘みが収斂されるジュワっとした渋みの中に閉じ込められたジューシイさ。

 moukan1973♀は「最初の甘さにインパクトがあるから苦みは気にならない」ってさ。うん、ギリギリOKかな。最後はちょっと苦いんだけど、酒質に粘度があるから、水っぽくならないというかさ。酒未来という視点に立つと、どうかね。ま、日本酒は米だけで味わいが決まるわけじゃないけど、山田錦や美山錦と言われてもオレにはわからん。

 花邑は、同じ火入れの純吟という括りでは雄町の方が上かな。でもこれはこれで派手めの華やか酒としてのエンタテインメント性はある。オレ個人としては別に嫌いじゃないし、銘柄にまつわるサイドストーリーさえなければ、特に誰も文句を言ったりはしないでしょう。

 甘口ジュワリンコな酒が好きな人は迷わずトライ。気に入る気に入らないは別にして、これまでの自身の味アーカイブの整理には何らかの役には立つでしょう。たとえばオレの場合、秀鳳や花陽浴や而今なんかとの差異を確認したりさ




── 3日目。


 更新が遅れちゃったけど、昨日のうちに空けてます。

 2日目より苦みの出方がクリーミイ。とはいえ、パキパキに張りつめた苦みじゃなくて、余韻としてのホロ苦さの中で立ち現れる感じ。初日よりは多少は水っぽくなってはいるが、火入れだけあって、まあなんとか骨格だけは維持してるか。

 十分に及第点以上の楽しみを与えてくれる酒だと思う。必ずしも日頃、この手の甘口酒に特別のプライオリティーを与えているわけではないオレが言ってるんだから、そこは信じてよ (笑) 。


moukan1972♂






日本酒 酒未来 花邑 翠玉

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