◤百春 - 特別純米 直汲み 雄山錦 仕込9号 ── dಠಠb「まるでGIN様のハーブな甘辛いフレイヴァーに〝コレ日本酒だよな〟という心の声」#Fresh, Spicy, Dry 


╰ 【001-074】の記事はfacebook時代のモノを加筆/再構成 (一部キャラ変) して書かれたものです。


 は・じ・め・て・の・ひゃ・く・しゅ・ん・♡

 毎度勝手に情報享受させてもらってる信頼できる飲み手が紡ぐ人気ブログ『日本酒感想日誌』の日誌係氏が以前「百春 限定直汲み 純米 無濾過生原酒 仕込23号 26BY」を絶賛してから追走しようかと思ったんだけど、そっちは近場で売り切れてたから、とりあえず雄山錦で百春初体験。

 彼とはいろいろ好みの被る部分も多いのだけれど、この百春は全くのノーマークでした。以前から酒泉洞堀一という酒屋のHPでも度々煽り気味のポップで紹介してたので、気にはなっていたのだけれど、彼のブログがなかったら飲むのが1年2年遅れていた可能性は高い。

 しかし人が旨い言った酒だけを買うのって楽でヤバイわ。つい最近まで妻のfacebookアカウントを乗っ取って友人界隈にオススメの日本酒を紹介してたんだけど、誰も買わねえの (笑) 。バカだよねー。ま、いいさ。

 臆病者は放っておいて、我々だけで旨い酒を呑みまくりましょう!



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 bottle size:1800ml



【019】百春 -ひゃくしゅん- 特別純米 直汲み 雄山錦 仕込9号 26BY <岐阜>

小坂酒造場:http://www.kuramoto-kosaka.com


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 というわけで「我が百春ヴァージン卒業記念酒」です。雄山錦 (麹米) 60の直汲生原酒です。味わいの特徴までは分析が済んでないけど、個人的に雄山錦に悪いイメージはないかな。オレの好きな篠峯でも割と使ってるし、かつての銘酒、今や凡庸酒「鍋島」のNew Moonでも使われてるし、ま、雄山錦で醸された旨い酒は個人的に何度も飲んでるという認識です。

 裏のラベルには「生原酒無濾過」と書いてあるけど、同じスペックの25BYは「無濾過生原酒」と表記されてたし、何かのミスかね。ま、〝カレーライス〟か〝ライスカレー〟かの違いに過ぎないし、あまり気にする必要もないか。それにここの蔵、同じ米を使っていても、毎回の仕込みによって微妙に造りのレシピを変えたりするので、大当たりのタンクを引くか引かないかは自分次第な面もある。

 この「直汲み無濾過生原酒シリーズ」は、県外消費メインの特約店限定スペックなのかな。最近では、本来は地域密着型 (県外不出) の地方蔵が、全国で一旗上げるべく、別ラインでモダンな酒質の商品を県外で展開するケースがあちこちで頻発してるよね。そんでもってマニアの間では、そこを拾うのが最新の日本酒の味を知る無駄のない近道になっているという風潮がある。日本酒に限らず、地方の伝統工芸品なんかでも、都内のデパート向けに独自の新しいブランドを立ち上げたりするパターン、あるじゃない? あれの日本酒版と思ってくれると分かりやすいかと思う。

 立ち香はトロピカルなパイナップル、それにシナモンアップル様のスパイシーなタッチも。これ、今様の日本酒に疎い飲み手なら、香りだけで日本酒だとは分からないんじゃないだろうか。

 含みます──。

 久々にキマシタ・・・。


dಲಲb「旨ぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜イっ!


 活きのイイ直汲みならではのシュパシュパも心地良い。含むとGINスピリッツを思い起こさせる甘辛いハーブなニュアンスも感じる。ジンジャーエール的な甘辛感もあるかな。余韻は長めかつ複雑だけど、さばけはいい。立ち香のフルーツ感に比して味わいはあくまでもクリアーかつドライ。その意味で「日本酒度:+4.5」という数値が素直に出てるとは思うけど、結局は様々な要素がどういうバランスで絡み合うかによって意味合いも感じ方も変わるので、そこは飲み手の感性との官能的融合こそが一番大事。

 ま、これを辛口辛口言うのはオレの周りでは吉田類くらいだろ。

 温度が上がってくると甘やかさが増してフルーティーな風味が顔を出すけど、ベタベタと甘ダレすることはない。素直に捉えれば、この酒は「フルーティー」にカテゴライズしてもいいんだけど、辛口辛口うるさい輩をミスリードするために、あえて「ドライ」カテゴリに振ってみた。

 旨いモノを求める前向きな人々にとっては不幸なことに、この「直汲み無濾過生原酒シリーズ」は4合瓶での展開が少なめなので、家庭用冷蔵庫での保存が難しい商品ではあるが、飲食店で見かけたら是非チャレンジしてみて下さい。ま、抜栓後のどの段階で口にできるか未知で怖いけどな。

 これを「日本酒」とするなら、今まで日本酒だと思っていた飲み物は何だったのか、きっとそんな自問自答が、酔いが深まる前に、まず最初にスゥ〜とやって来ると思います。

 文句ナシに旨いモダン日本酒です。




 あ、この中には、まだ家に日本酒用冷蔵庫がない読者もいるのかな。オレも最初は家庭用冷蔵庫に平気で一升瓶を寝かせたりしてたけど、2ヶ月で限界に達して業務用冷蔵庫を買ってしまった。うちの冷蔵庫は日本酒フリークの間では少数派かもしれないけど、購入検討中の人でなにか聞きたいことあればいつでもどうぞ。騒音とか消費電力とか結露とか、いろいろアドバイスできると思います。

◎ ホシザキ電気 小型冷蔵ショーケース RTS-90STB2
http://moukan1972.blog.fc2.com/blog-entry-94.html

 冷蔵庫に関する質問などは上記のページにくれると、今後も他の読者が情報共有しやすいので、お手数ですが、そちらからお願いします。




── 2日目。


 やや酸化した分、さらにギュっと酒質が締まり、キレが良くなった。今日も相変わらず旨い。米由来のミネラリーな旨味も前に出てきたぞ。これは27BY第一弾の五百万石ヴァージョンも買わねば。今年追いかけたい銘柄です。




── 3日目。


まだ若干シュワシュワが残ってる。パイナップル香は消えつつあり、ますますジンジャーエールなタッチに。だけど、甘やかさにハニーなポッチャリ感も出てきた。明日でなくなる。




── 4日目。


 旨い酒はすぐになくなる。さすがに最後はツルツルな軽い味わいになってたけど、文句ナシに美味しいお酒でした。新酒の五百万石ヴァージョンも飲みたいぞ。


moukan1972♂




百春

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