もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 遂に今年2本目の☆6が降臨。←失礼、3本目 (笑) 。
〜 日本酒の家呑みレポ&本日の1曲、安センベイ評、時々メガネ警察〜

◤ほしいずみ - 純米 無濾過生原酒 27BY ── dಠಠb「しかし相変わらず捕らえ所の難しい酒だなあ (笑) 」#Wine Oriented 




 ここ2日ほど、少し胃腸の調子がベストじゃなかったので、火入れの酒ばかり呑んでいたけど、本日より、生酒パレード再開です。

 先日呑んだ「純米吟醸 夢吟香 6号酵母Ver」が素敵だったので、「純米大吟醸 山田錦45」と一緒に取り寄せてみた。2月出荷の純米生原酒なので、27BYの新酒という扱いなのかな。ちょっと寝てしまってるので、新酒としての酒質を辿ることはできないが、ま、アっと言う間に28BYの新酒もドロップされるし、場合によっちゃ、改めて呑み直してもいいし。

 スペックは「麹米:若水、掛米:祭り晴」の磨き60の無濾過生原酒。「純吟」ではなく「純米」ということだけど、そこは造り手なりの線引きがあるんでしょう。ちなみに「祭り晴」は愛知県産の飯米みたいね。磨き60の一升瓶が2,700円 (税込) というのはこれが理由か。もしかして掛米に飯米を使ってるから「純米」を名乗ってるのかな。ちなみに「祭り晴」を検索すると必ず「遺伝子組み換え」というワードがついてくるんだけど、ここではそれについては掘り下げません。




 👑 おめでとうございます! 🏊🏊🏊
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 ▲漫画やアニメの主人公でもここまでドラマティックな良きライバル設定、なかなかない。映画化決定だろ。

 ▼天才 (変人) と秀才 (真面目くん) という全く違うタイプだし、瀬戸くんのイイ奴オーラ半端ない。
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 bottle size:1800ml





【164】ほしいずみ 純米 無濾過生原酒 27BY <愛知>

丸一酒造 株式会社:http://www.sake01.co.jp


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 無濾過生原酒の新酒ということで、瓶底には苔レベルのオリがうっすら。瓶中にも目視できる大きさの砕けたオリがポツポツと浮遊してる。

 立ち香──いきなりクリーミイな香りが飛び込んでくる。清々しい酸も伸びやか。甘みに寄り添うとメロン、酸に寄り添うと白ブドウ、全体には甘やかでバニラ寄りのフローラルなセメダイン。たとえば風の森のような、コントラストの激しいメリハリ感はない。あからさまにフルーティーとまでは言えないけれど、非常に落ち着きのある甘酸を感じさせる、とてもモダンな透明感に満ちた立ち香。


hoshiizumi_junmai_nama27by3.jpg あ、酸っぱい。予想外の味わいが飛び込んできた (笑) 。ガスは皆無。熟感はどこにあるのかな。ドライフルーツとかチョコとかの、わかりやすい熟感は全くない。キャッチーな甘旨タッチもない。やっぱ前回の見立て通り、酸にキャラのある酒質。純米で無濾過生で半年以上寝てるとなると、ある意味で典型的な、あのファットな旨口サイズを想像するかもしれないけど、これは全くそれらとは違う。つか、開けたてということもあり、むしろ酒質はまだまだ硬い。

 チロリに入れて──。

 さすがは魔法の器、変わるなー (笑) 。クリーミイな立ち香はヨーグルトっぽい酸へと振れてきた。そこからサラサラなバニラ感が浮かび上がる流れ。甘酸の中の甘は控えめながら、ファーストタッチには「甘酸っぱい」というルックもしっかり。旨みは広がらずにすぐに切れて、最後はしっかりミネラリーな渋酸を伴ってフィニッシュ。前回の純吟よりも、むしろ白ワイン流儀な風情は強め。

 舌で転がすと、意外に質感豊かな立体的タッチ。この感じ、知ってるな。今は思い出せないけど、清書までには。

 見かけによらず強い酒ということはわかった。ほとんど熟した感じはないよ。ただ、もしもこれを2月に開けていたら、逆に退屈に感じていたかもしれない。その意味では、これだけの空白を経て開けたことで、味わいにそれなりの複雑味が生まれてるとは思う。

 しかし相変わらず捕らえ所の難しい酒だなあ (笑) 。まあ、個人的に酸っぱい酒は嫌いじゃないし、印象は悪くない。ちょっとチョークなミネラル感を含むあたり、仙禽の雄町なんかを思い出すし──そうだよ、これだよ、似てるの──、でも、仙禽雄町27BYはクドかったけど、ほしいずみはクドくないし、やっぱ酸の隙間からの木漏れ日の中で何かが光る酒なんだよな。

 純吟で感じたアフターのアタック感はないかな。しっかりした辛みはあるが、ド頭から酸っぱいので、相対的に気になりにくいというか。


hoshiizumi_junmai_nama27by4.jpg しかしまあ、見た目は地元消費型の地味なラベルのくせして、その味わいたるや、まあモダン。オサレなフレンチレストランのオープンテラスでワイングラスなんかで飲みたい感じよ。

 お燗はどうだろうな。そこまで旨口なタッチはないんだよな。明日はどうなるんだろう。もう少しポッチャリしたボディ感が欲しいんだけど、これ以上は酸っぱくはならないような気もするし、甘みが少しでも膨らめば。

 おかわりはリーデルで──。

 ワオっ、結構アルコール感が強めに出ちゃうね。こりゃ明日だな。とはいえ、噛めば噛むほどに味の滲み出る感じ、これは悪くない。ザクロとか木イチゴとか桑の実とかの、密度の高い果実由来の酸、やっぱこれが銘柄特有の属性なのかな。たまたまオレが甘ぁ〜〜〜いほしいずみに当たってないだけかもしれないけれど。

 評価は保留しておきます




── 2日目。



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 昨日よりは甘いかな。それでも味の基本は酸にある。パキっとタイトな甘酸の中から旨みがこぼれる感じ。全体には酸っぱい酒だけど、質感豊かな舌触りの中で五味の一つ一つが溌剌と弾ける。

 食事中は甘酸よりも苦みが前に出て、ドスンとチョークにミネラリーな着地感があるけれど、余韻としての辛みは案外さばけが良くてスカっとしてる。でもまあ、純吟夢吟香の方が上だな。あくまでも「悪くはない」という安全領域から越え出ることのない酒




── 3日目。



 MVPは白井くんでしょ! おめでとうございます!
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 ▲先輩連中が悲壮感を漂わせる中、彼のハイスコアがどれだけ救いになったか。スゲえ。



 さて、3日目のほしいずみ。ちょっと最後が苦くなってきちゃったね。頭の甘酸には薄めたカルピスみたいな感じもあって素敵な瞬間もあるのだけれど。

 山廃ライクな乳酸感まではいかないけど、透明なのに薄にごってるみたいな味わいというか。嫌いじゃないよ。オレ、基本的に酸っぱい酒には理解あるつもりだし。

 しっかし、全く熟したタッチ、ないよ。強いて言えば、この強めのミネラル感、ここに効いてるのかなあ。だとすると、新酒のときはかなり爽やかな酸っぱ酒だったと思う。光る要素もあるが、決め手には欠ける。今後に期待。


moukan1972♂






日本酒 ほしいずみ

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