もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 その吟醸、720mlが840円ナリ。
〜 日本酒の家呑みレポ&本日の1曲、安センベイ評、時々メガネ警察〜

◤秀鳳 - 純米大吟醸 愛山 生原酒 27BY ── dಠಠb「飲み口は山田錦47、出羽燦々33の中では一番軽い、文句ナシに楽しめる華やか大吟醸という属性は本作でも健在」#Sweet, Fruity, Women 




 出羽燦々33に引きつづき、今年2本目の秀鳳 (しゅうほう) です。

 いろんなところで言われてる話だけど、まあ、秀鳳の純米大吟醸はコスパが異常。愛山米を100%使用して45%まで磨いて生原酒で一升瓶4,320円 (税込) 。ちなみに鍋島の愛山45が6,480円、篠峯の愛山45が5,400円ということを考えても、その安さがわかるかと思う。

 ところDE、よくわからないのが、ネットでちょろっと検索したら、いくつかの店で「精米歩合:47、日本酒度:+2、酸度:1.8」とアナウンスされているということ。これ、過去のDATAをそのまま27BYで流用してるだけだよな? ちなみにラベルの裏を見るに、27BYのDATAは「精米歩合:45、日本酒度:−3、酸度:1.2」と書いてあって、「数値なんか関係ねえぜ!」と粋がるには、あまりにも異なる設計だと思うので、一応、指摘しておきます。





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 '80sなスタイリング&メイク、もうやめにしようよ。

 ▼スタイリストのセンスに疑問。せっかくの素材が・・・。
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 bottle size:1800ml





【161】秀鳳 -しゅうほう- 純米大吟醸 愛山 生原酒 27BY <山形>

秀鳳酒造場:http://www.shuhosyuzo.com


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 立ち香は〝いわゆる一つの秀鳳香〟(笑) 。メロン&かき氷のイチゴシロップを感じさせつつ、今回は山形酵母や明利系に特有の花の蜜様のツンとした香りは控えめ。


shuhou_jundai_aiyama27by3.jpg 飲み口は山田錦47出羽燦々33の中では一番軽い。愛山的なチェリー感は全く感じない。ここ最近は謙信〜七田〜風の森と、愛山に関しては濃醇な酸味に振れた酒が多かったので、その意味では久々にキュートでチャーミングな愛山酒となった。

 含み香はライトな山田錦流メロンというニュアンス。最近飲んだ中だと、東洋美人/直汲み町田酒造/雄町なんかに近いタッチ。ギリギリ堪えてなんとか苦みが出ないように踏ん張ってる感じ。もうね、呑んでるこっちがヒヤヒヤする展開ですよ。まるで子供のお遊戯会で「セリフ間違えるな〜セリフ間違えるな〜」と見守る親の気分 (笑) ──うちは子供いねえけどな。

 温度が上がってくると味わいに質量が出てくる。悪くないよ。香るし甘いし華やかだけど、不思議とくどさはないんだよな、それが秀鳳。

 甘くて酸度低めの酒質ながら、しっかり酸に収斂される流れ──つまり泳ぎや暴れの少ない甘口酒。出羽燦々よりは余韻は長めだと思うけど、パっと甘さが華やいでサクっとほどけてジュっとタイトに着地。程よいタンニン的な渋酸でしっかり切れる流れ。甘い酒の手仕舞い方としては理想的で流麗な奏で。

 相変わらずクリーミイっすなあ。まさに日本酒的山形乳業とでも言うべきお家芸かもね (笑) 。しかし、まあ危ういバランス感。ライトジューシイな飲み口はいいんだけど、いつ苦くなるか、もうそれが心配で心配で落ち着いて呑んでられないという親心。明日はどうかな。ここでなんとか踏みとどまって、酸が苦みを抑え込んでほしいぞ。

 秀鳳にしては、しっかり酸に型どられたボディを感じる酒質だよ。ジュワっと感は山田錦47、出羽燦々33の中では一番あるかな。それでいて一番軽いっていうバランス感。

 秀鳳は「何を呑んでも秀鳳問題」あって、米違いによるキャラの差が少ないのが不満っちゃ不満なんだけど、だったら鍋島のオレンジみたいな、一年中買える、銘柄の顔になる商品を企画することが重要だと思ってみたり。いろいろ出してて買えたり買えなかったりするんだけど、通年で買える看板商品があればもっとメジャーに羽ばたけると思う。

 ま、文句ナシに楽しめる華やか大吟醸という属性は本作でも健在。ちなみにmoukan1973♀は「シロップみたい。甘くて美味しい。癒される」だって。参考になる (笑) ?





── 2日目。



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▲末長い結婚生活の秘訣を結婚12年目の我々が伝授しようかね──「そんなものはない」と知ること。ある意味、秘訣を守る生活というのは窮屈なだけだよ。あくまでもそれは結果なのだよ。因果関係を完全に解き明かせるなら、それこそこの世から離婚はなくなるわけで。ま、せいぜい浮気しそうになったら男はトイレに一度駆け込んで性欲のアクを自ら放出することだな。それでもまだヤル気が失せないなら、少子化改善のために、ガンガンに種を拡散して人類の栄華に寄与してくれ (笑) 。



 さて、2日目の秀鳳。

 今日も香るぞい。メロン、マスカット、イチゴシロップ、少しミルキーな甘やかさも。酸が少し強まったかな。苦みを予見させる要素はこの段階ではない──頼むぞ〜。

 あ、昨日より甘いかも──。

 ミルキーなコクもプラスされてジュワっとした果汁感も増した。オレの呑んだ他の秀鳳よりは相対的に軽めの飲み口だけど、旨みも乗ってるので、十分に味は出てるよ。旨いっす。よかったー。イヤな苦みが出なくて。アフターにはしっかりした辛みの余韻もあるけど、バランス的にノイズになる手前で踏みとどまってる。甘さの口どけは相変わらずいいですよ〜。

 いいな、これ。酒としての貫禄は山田錦47の方が上だけど、愛山はそのぶん可憐だ。ただし、温度が上がってくるとアタック感も比例して大きくなるので、冷たいうちにグイグイ呑むのが吉でしょう。

 おかわりの冷酒返し──。

 うん、冷たい方が旨い。エキス感の豊穣がハンパないよ。薄くてツルツルな飲み口かと思わせておいて、無駄なく香りと味を乗せてくるっていうね。まさにクリスタルなボディから七色のプリズムが発散される感じ。明日もこのままで頼むぞ




── 4日目。


 オレは一日空いちゃったので4日目。だいぶ劣化が進んだかな。ちょい苦みと辛みが強くなっちゃった。残りが少ないと瓶内の空気の比率が増えるから仕方ないけど。ま、3日で飲みきった方がいいし、これだから外食は怖くてなかなかできない。残り1合の4日目の秀鳳愛山を一杯900円なんかで飲まされた日にゃ、もう玉乱ですわ。

 あ、でも、moukan1973♀は昨日呑んでるんだ。「昨日と全然違う! 昨日は美味しかったよ!」と言ってるから、3日目はまだ大丈夫だったみたい。つまり、残2合以下で4日目まで引っ張っちゃいけない酒ということ。残4合とかなら4日目でも大丈夫だとは思うけど。


moukan1972♂






日本酒 秀鳳 愛山

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