◤昇龍蓬莱 - 生酛純米 阿波山田錦77 槽場直詰 生原酒 27BY ── dಠಠb「<米 vs フルーツ>の激しい闘いの末のフルーティネスの勝利」#Rich, Fruity, Fresh, Wine Oriented 




 実は久々の昇龍蓬莱。1年以上前に特別純米の火入れを呑んで以来。これがお燗映えする最高の純米酒だったんだよな。26BYからは、速醸タイプを残草蓬莱 (ざるそうほうらい) 、生酛系を昇龍蓬莱 (しょうりゅうほうらい) と明確にブランド分けしていて、27BYのQUEEENも最高だったんだけど、今回は生酛系ブランドの昇龍蓬莱から、阿波山田錦77の直汲み生原酒をいただきます。例によって例の如く、

 日本酒感想日誌
 【523】昇龍蓬莱 生もと純米 山田錦77 槽場直詰生原酒 27BY

からのインスパイアード記事になります。さすがに磨き77の生酛生なんて、少し尻込みするスペックなので、まあ、勇気を〝ただで〟手に入れたようなもんだよね (笑) 。毎度あんがとね。




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 ▲酒を飲んで思考停止になってもう一杯飲もうとしちゃったときあります──moukan1973♀


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 bottle size:720ml





【160】昇龍蓬莱 -しょうりゅうほうらい- 生酛純米 阿波山田錦77 槽場直詰 生原酒 27BY <神奈川>

大矢孝酒造 株式会社 (by 神奈川県酒造組合) :http://www.kanagawa-jizake.or.jp


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shouryuhouai_yamada77nama_27by4.jpg 先に言っておくか。ほとんど「Highly Recommended」です。なので、もう単純にオススメ。旨い。最高。あまり細かく説明はしてこなかったけど、当ブログにおけるHighly Recommendedというのは、いわば点数で言うと90点以上と、かなり高めのハードルを設けています。

 逆にRecommendedについては、振れ幅は広く、個人的な好みは別にして、出来栄えとして〝造った本人の意図した地点に落とし込まれてるであろう酒〟についても、すべてここに分類してます。つまり、造りにさえ失敗していなければ──それなりに成功していれば「Recommended」です。あとは、問題なく旨くても、スペックや酒質上、満点でも「Highly Recommended」に分類されない酒もあります。今回の酒も、このスペックとしては完璧に近い点数ですが、77というスペック上、どうしても乗り越えられない壁もあって、ただそれだけで「Recommended」なだけであって、ここから何をどうすればいいかとか、そういう不満は一切ありませんので、自信を持ってオススメいたします。最近だと、山本/和韻なんかも同じ。酒としてはほとんど満点だけど、属性として「Highly Recommended」には届かないだけというか。


shouryuhouai_yamada77nama_27by5.jpg 立ち香──おう、食用セメダイン (白ブドウ香のセメダイン) 。煮詰めたような濃醇なバニラ。生酛らしい乳酸系の香りもほんのり。低精白ならでの米のいなたいタッチも奥でツルんと。しめやかにフローラルなニュアンスもありつつ、米とフルーツが拮抗する、内的エネルギーに満ちた芳醇な香り。吟醸香? 違うよ──エネルギー香だよ (笑) !

 ウホっ、デーシー (ジューシイ) 。

 ガスは弱めながら、ギリ直汲属性として成立する程度には溶存。一口目、moukan1973♀♡☺♡は「結構アルコール、感じる」とか素人発言してたんだよ。違う違う! この酒は果実をかじるように飲まなきゃダメなんだよ。一気にゴクリと行くと辛いから、舌の上で酒を潰すように飲むと、ジュワ〜んと旨みの固まりが溢れてくるのさ──したっけ、

 ♡☺♡「セメ香も強いけどフルーティーも見え隠れ。うわ結構メロン。バランシング (バランス) がいい。温度が上がってくると77を感じる」──だってさ。(←最近、生意気な発言が目立つようになってきたんだよな、バカ舌のくせに!)

 ギラギラ&ギシギシした酸でありながら、そこは生酛造り、カロリーゼロな透明感もありつつ、最後は根性焼きのような留め感のある強めのミネラル着地を伴ってドスンとフィニッシュ。まるでソリッドな風の森という感じ。

 温度が上がってくると濃醇なタッチが前面に出てくる。甘みが膨らむというより、酸の色彩コントラストが倍増する感じ。甘さを打ち消す酸ではなくて、甘さの隙間からの木漏れ日としての絞り出される凝縮されたビビットな酸。

 おかわりの冷酒返し──。

 甘ぁぁぁーーーーーいっ! 濃醇ファイヤーな旨みをコーティングするツヤツヤな甘み──そこから漏れ溢れる燦々とした眩い酸。米由来のふくよかなエキス感を携えつつ、全体としては、凝縮感のあるフルーツが味の輪郭を支配するという、「米 vs フルーツ」の激しい闘いの末のフルーティネスの勝利。フルーツ色の絵の具を荒々しく重ね塗りしたかような濃醇なミネラル感。

 締めにはオリジナル・レシピの魯肉飯 (ルーローハン) の手羽元Verを。作ったのはもちろんオレ。




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── 2日目。


 ▼メガネの似合ってない芸能人筆頭の哀川翔。警察への通報はあるのか。少しサイズが小さいです。
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 今日はクリーミイな甘やかさも。メロン?──は気のせいか。やはり中心は白いブドウの香り。赤のニュアンスはない。凝縮感のあるストロング酸は今日も健在。

 残りが1合弱なので参考程度で。

 菊鷹の3日目なんかに近いニュアンスもある。でも、酸のジリジリ感はこっちの方が強い。フルーティーな甘さの膜を液体表面に感じるけど、全体に酸っぱ酒としての属性が前面に出ちゃってるので、初日より凡庸なルックになっちゃったかな。エッジの効いた生意気な表情は後退して、わりにトラッドな佇まいになっちゃった。ま、旨いけど。初日ほど熱く語る要素はない。ま、これは仕方ない。残りが1合を切っちゃってるので、劣化のスピードが二次関数的に速まるからさ。

 というわけDE、今日は酸っぱい顔がメインのお酒になっちゃった。精米歩合77のお酒としてはキレイで透き通った酸が駆け抜けるオシャレさもあるので、先入観を捨てて気軽にトライしてみてね。都内だと、池袋の西武なんかでも扱いのある銘柄だけど、デパ酒としては相当に突き抜けたモダンさがあると思う。



moukan1972♂




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