◤星泉 (ほしいずみ) - 純米吟醸 夢吟香 6号酵母Ver 無濾過生原酒 27BY ── dಠಠb「この酸の使い方を見るに、流行りの甘旨酒ではない、もっと上級クラスの、Next Stageな大人の酒を目指してる蔵だと思う」 




 日誌係氏のフェイヴァリット銘柄「ほしいずみ」です。はじめて呑みます。地元向けに「冠勲」という銘柄で本醸造なんかも作ってるけど、最近では県外向け商品も織り交ぜつつ、この「ほしいずみ」に力を入れてる模様。日誌係氏は「初めてなら今回のじゃなくて別なのがいい気もするけど、まあいいでしょう!!」と言っていたが、安心しろ、1本飲んだくらいで安易に傾向や属性を決めつけたりしないから (笑) 。

 なのDE、渾身の飲み比べ迷宮レポートは氏のブログを読んでもらうことにして、とりあえず、相対的にオススメだという6号の方を取り寄せてみた。よく見たら酸度&アミノ酸度高めの7号Verの方がオレ好みのような気もするが、ま、気に入ればまた買うさ。

 日本酒感想日誌
 【579】ほしいずみ(星泉) 純米吟醸 6号 無濾過生 27BY (飲み比べ記事)
 【578】ほしいずみ(星泉) 純米吟醸 7号 無濾過生 27BY




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 bottle size:720ml





【156】星泉 -ほしいずみ- 純米吟醸 夢吟香 6号酵母Ver 無濾過生原酒 27BY <愛知>

丸一酒造 株式会社:http://www.sake01.co.jp


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hoshiizumi_jungin6gou27by3.jpg 立ち香──あ、思ったより酸っぱくて青い香り。ドッカン甘旨な感じはないし、派手な香り酒としての属性もない。むしろ瑞々しくフルーティー。果物で言えばブドウ、日本酒的吟醸香としては優しめのセメダインと表裏のバニラが少々。香りだけなら、最近飲んだ中だと菊鷹なんかに近いよ。

 お、色ついてるね──うっすら黄色。

 旨い──

 予想外に清冽な味わいだ。甘旨なルックはほとんどない。思ってたよりオサレな酒質。質感のある苦みにザラついた舌触りがあって、たぶん、熟成由来のバイアスはここに掛かってるんだろう。そこまで気にするレベルじゃないけどな。おう、最後はわりとアルコールがカッと来るぞ。

 途中までは最高の流れ。ソフトな甘さが膨らむ手前で流麗な酸が美しくバトンを受け取って美酒の輪郭をスムースに形成していく──GA、わりと最後はストロングなミネラル感、ある。個人的にこれ自体に好き嫌いはないけど、この酒のこの流れの中では、もっとスカっとFade Outする方が好みかな。

 味の出方に節度があって、言うなら「端麗旨口」というかさ。でも、最後が重いなあ。食中はあまり気にならないし、むしろこのメリハリが白ワイン的な濃醇さと近似で、次の一杯へとグイグイ誘う酒質なのはわかるが──わかるGA、頭の流れが美しいんでね、着地はドスンと体勢を低くしないで、軽業師のように人を食った感じでスコーンと軽やかに決めた方がいいような気がする。でも、他になかなか似たようなニュアンスを探すことのできない個性もあって、もっと他のスペックも飲んでみたい気にはさせる。旨いだけに、もう一枚なにか役が欲しい気がしてならないんだよ。

 甘い酒という勝手な思い込みがあったんだけど、この酸の使い方を見るに、流行りの甘旨酒ではない、もっと上級クラスの、Next Stageな大人の酒を目指してる蔵だと思うな。直汲みより、むしろ高精白の純大あたりを飲んでみたいよ。出品用の大吟醸って商品化されてんのかね? 

 味は全然違うけど、高精白で実力を出し切れば、亀甲花菱の純大なんかと面白い勝負をしそうな気がするよ。うーん、いつか山田錦45くらいのスペックで一発ガツンとかましてほしいぞ。

 飲んでます、引きつづき──

 それなりに酔っぱらいながら豚しゃぶなんか食ってるけど、やっぱ酸に魅力のある酒。食中は辛みやアタック感はさほど気にならないけど、酒単体で飲むと最後が少し気になる。もうさ、遠慮しないで磨いちゃなよ (笑) 。60でこのタッチでしょ? 45まで磨けば真の実力を発揮すると思うんだよなあ。

 温度が上がってくるとフルーティネスも倍増するし、ぐんぐんクリーミイな旨味が膨らんできた。味や香りうんぬんの酒じゃない。口の中で酒がダンスするというかさ。でも、ちょっと辛いな、最後が。◎を付けたい気持ちが強いからいろいろ言ってるけど、これはしっかり旨い酒。周囲の流行りとか趨勢に媚びてない感じも好印象。

 もうね、ウズウズしますよ、飲んでて。あと一歩、あと一歩で大爆発みたいな、だからウズウズしちゃう。おかげで飲みすぎちゃったよ。今日はこのへんでやめとく。重ねて言うけど、このスペックに関しては甘旨な酒じゃない。酸の美しさ勝負の、甘旨トレンドの先を行く酒。ありがとう、日誌係。

 最後におかわり──旨い。これ、あと一歩で化けるで




── 追記。


 2日目はデパートの試飲レベルしか残ってないので、あまり多くは語れないが、やっぱ甘旨とは感じない。なんだろうな。甘さの流れは極めてスムースでありながら、少しザラついた質感もあって、そこにキューンとキメの細かい酸が突き抜ける──と、ここまでの時間が非常にビューティフルだが、最後はやっぱカァーっとしたアルコール感が強めに前に出てくる。

 でも、これは一言で「何かに似てる」と表現するのが難しいお酒だし、フルーティーとか、甘いとか、そういう言葉で説明しても、どこかしっくり来ない。酸がキレイと言っても「酸っぱい」わけじゃないしな。ま、オレの味覚アーカイブが少ないから説明に困るんだけど。

 DE、昨日、あれから少しネットで検索してみたんだけど、大吟醸 (山田錦40) や純米大吟醸 (山田錦40&45、夢吟香50、五百万石50) なんかも造ってはいるのね。とりあえず、7号酵母Verも呑んでみよう。


moukan1972♂






日本酒 ほしいずみ

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