◤土佐しらぎく - 微発泡酒 純米吟醸生 27BY ── dಠಠb「甘酸のコンビネーションも、まるでプライベートで特に仲の良くない二遊間というか、もうちょい親密なツーカーさがあれば、フルーティーなファインプレーを見せてくれるんだが」#Shuwa-Shuwa, Nigori 




 ちょうど先週の土曜、我が家は「新政の乱」という歴史的大惨事に見舞われまして、実は今でも台所に乳酸フレイヴァーが幻レベルに残っているんですが、今回は大丈夫でしょう。だってこれ、活性にごりじゃないでしょ? 微発泡だし、万一1合や2合吹きこぼれたとしても、1秒より小さい時間内に650mlほどの酒をスプラッシュさせた我々にとっては、もはやクシャミをして鼻水がチョロっと出る程度のもんですよ。




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 というわけDE、初めていただきます。吟の夢 (山田錦×ヒノヒカリ) を55%まで磨いて7号酵母で仕込んでます。ガスの感じはどんなもんでしょう。「微発泡酒」と書いてあるくらいだから、スパークリング未満、直汲み以上というレベルを想定してるんだけど、活性にごりやスパークリング以外のシュワシュワ酒では、萩の鶴/別撰が個人的なBESTシュワシュワ度なので、先ずはこことの比較で飲んでみる。

 そういや、萩野酒造の佐藤専務に「老ねは全く問題なし、1月に呑んだときより美味しかった」という旨のメールを送ったら返事がありまして、

生ではありますが、オリがらみによる瓶内二次発酵で炭酸ガスがより多く溜まってシュワシュワ感が更に増し、その炭酸ガスによって通常の酸化(劣化)がうまく抑えられていたものと推察されます。来年以降また製造するかはまだ未定ですが、出来ればまたお届けできればと考えております」──。

とのこと。ガッカリしたくないから、期待しないで待つとしよう (笑) 。




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 bottle size:720ml





【152】土佐しらぎく 微発泡酒 純米吟醸生 27BY <高知>

(有)仙頭酒造場:https://www.facebook.com/sentoshuzo/


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 moukan1973♀はビビって逃げたけど、開栓は全く問題なし。

 立ち香は穏やか。果実香はあんまなくて、ラクトアイスのような──卵黄やバターの風味豊かではない、ライトなバニラ香がほんのり。メロンというよりはアロエみたいな青さ。ちょい草っぽい香りもあるよ。ま、これはガス由来のパウダリーな苦みと米由来の甘みのコンビネーションが引き起こす副産物だと思うけれど。

 上澄みハンターとして、そこは何がなんでも上澄みから──

 ガスはしっかり。萩の鶴の別撰よりも少し強いけど、ほぼ同じレベル。個人的に好きな度合い。冷たいと結構ドライなタッチ。味幅もスリムでタイト。温度が上がってくると優しい甘やかさの中にクリーミイな表情も出てくるけど、どこをどう探してもメロンはねえな。どちらかと言うと、靄 (もや) がかったブドウというか、バニラ系の酸の中にシャイで奥ゆかしいフルーツ感がモジモジしてる感じ。もうちょい味が出ててもいいけどな。

 撹拌して──。


tosashiragiku_bihappo27by5.jpg クリーミイさは割り増しされるものの、派手に甘くなるとか、そこまでの変化は特になし。夏酒的なコンセプトとしてはスッキリ飲めて爽やかだけど、もうちょい味が出ててもいいよ。少なくとも 27BYがメロンソーダということは絶対にない。結構ドライよ。甘酸のコンビネーションも、まるでプライベートで特に仲の良くない二遊間というか、もうちょい親密なツーカーさがあればフルーティーなファインプレーを見せてくれるんだが。

 なんか全体に食中酒属性の酒だなあ。これは27BYの方針なのか? もう4合瓶がなくなるけど、最後までドライっす。申し訳ないけど、普通という言葉以外、なにも出てこない酒。似たようなコンセプトの酒なら、特筆すべき要素のあまりなかったShida Cidreの方が、まだキャッチーな味わいだったような。

 27BYは全体にドライな方向に舵を取る蔵も多いので、これもそういう趨勢の中で理解するべき酒なのかね。完全に萩の鶴/別撰の引き立て役になっちゃった。不味いとかはないけど、夫婦の同意見として、普通──これしか出てこない。


moukan1972♂






日本酒 土佐しらぎく

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