◤Camille et Laurent Schaller (カミーユ・エ・ローラン・シャレール) AOC Chablis 1er Cru「Vaucoupin」2018 




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 ▲家にあるモノを何でも咥えてしまうというトーマスくんが・・・。






 毎度アクセスありがとうございます。


 最近フィラディスがヤタラ推してる「Chablis (シャブリ) 」です。今回はプルミエ・クリュ2本を含む「3本セット」で買いました。

 ある程度の酒飲みなら誰でも目にしたことのあるワインですが、AOC (AOP) 法では「 (シャルドネ) 」だけが認められているので、シャブリに赤やシャルドネ以外の品種はありません。つまり、エチケットに「Chablis」と書かれていれば、それはすなわち「ブルゴーニュ地方のシャブリ地区 (北の飛び石エリアでむしろシャンパーニュ地方のコート・デ・バール地区に近いエリア) のシャルドネで造られるスティルワイン (泡無しワイン) 」ということになります。

 ただし、Chablisには「4つの等級」があり、よくスーパーなんかで売られている1,000円前後の瓶は一番格下の「Petit Chablis (プティ・シャブリ) 」なので、まず飲んでも美味しくありません。とはイエイ、一つ上のメジャーな「Chablis」クラスは逆にピンキリなので、これはもう、基本的には値段で見極めるしかヌワイです。浅い経験から言わせてもらうと、やはり、税込で2,000円くらいの予算は最低でも必要だとは思います。1,500円前後の瓶は少し怖いです。



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 シャブリにおけるコスパ感の本質って、結局1,500〜2,999円のブルゴーニュ白に対して発揮されると思うので、要するに「よく分からない2,000円前後のブルゴーニュ白を買うくらいなら、同じ値段のシャブリの方がワインとしての質は上」──みたいな、少なくとも今はそういう立ち位置でこのアペラシオンに接しています。

 GA! 今回は「1er Cru2本を含む3本セット」なので、1er Cruのうちの、ステンレスタンク発酵・シュール・リー熟成の「Vaucoupin (ヴォークパン) 」を開けました。単品だと4,818円もするけど、こんな高けえシャブリを飲むのは初めてだな (笑) 。




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 photo: www.chablis.jp




伝統産地「シャブリ」に新たな風を吹かせる、世界で話題の家族経営ドメーヌ。

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【生産者詳細】
 カミーユ・エ・ローラン・シャレールは、シャブリのブドウ畑の中心にある村『プレヒ』に本拠を置く、2014年創業の新進気鋭の家族経営ドメーヌです。ローランと息子のカミーユ親子はこの地域でシャルドネ、アリゴテ、ピノ・ノワールの3種類のブドウを栽培。畑はプレヒ村を始めクールギス、シャブリ、シシェ、ベイヌのエリアに合計15haを所有しています。

 ドメーヌのブドウはシャブリの典型的なテロワールである粘土+石灰岩質の土壌に植えられ、ワインに素晴らしいフィネス、ミネラル、純度をもたらします。シャレール家はサステイナブルな農法を採用、除草剤・化学肥料を一切使わずに栽培をしています。

 ブドウ栽培は手摘みで実施、収穫後のブドウは輸送中にも自重で果汁が分離されるよう、二重構造の容器に入れて畑に近接したプレス室に移動。破砕時に果汁が酸化しないように抽出するために、重力による空気圧プレスに直ちに投入され、そこで最低限の力で搾汁を実施します。このステップに続き、タンクでのアルコールおよびマロラクティック発酵の前に、12〜24時間の静置が行われます。プチ・シャブリとACシャブリはステンレス製タンク発酵・熟成、シャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ、プルミエ・クリュはオーク樽を交え平均8-10ヶ月熟成させます。




【輸入元のワインレヴュー】
「シャブリ プルミエ・クリュ・ヴォークパン」は、南国のフルーツや芳しい白い花、白胡椒的なニュアンスを持つスタイルのキュヴェ。通常のシャブリにあるフレッシュで切れのある柑橘系果実のニュアンスよりも、もっと濃密で甘味のある果物のイメージがパワフルに広がるタイプです。

 抜栓直後はやや酸が目立ちますが、時間経過ごとに優しくなり、蜂蜜漬けのレモンのような甘さと酸味の共存した味わいが長く心地よく続いていくように。穏やかで柔らか、リッチな果実感に浸るための白ワイン、といった趣です。チーズを使った料理や、オリーブオイルにハーブ&スパイスを使った魚介料理が良いと思います!

(販売ページより)



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◤カミーユ・エ・ローラン・シャレール AOCシャブリ・プルミエ・クリュ「ヴォークパン」20184,818 円)←単品価格。

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 ▲ヤラセの (飼い主が咥えさせた) 可能性が高いけど、ウケる。



 立ち香──まずは開けたての瓶口から。なんかピエロパンの「Soave Classico」みたいなニュアンスもありつつ、ヌタっとしたヨード感は、やはりシャブリ式。今のところ、火打石系のミネラル香はさほど感じられず、サラサラしたラムネ菓子のようなパウダリーなアロマの風がフワっと広がる。ギラギラの酸もなく、非常に清楚な佇まいのシャブリです。ちょっとこれまで飲んで来たどのシャブリとも異なるニュアンスですね。酸が足りてりゃいいけど、さて。

 約2時間後の瓶口──ガツンと火打石な焦げたアロマが膨らんで来た。穀物を練ったような旨みの肉感すらある。

 グラスに注いで──果実で言うと「白桃」ではあるんだけど、そこにシャブリな火打石ライクな焦げみが重なるので、やはり、ソアーヴェとは違うわな。



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 ♡☺♡「軽いから今日のサッパリした食事には合うんじゃない? カジュアルワインとまでは言わないけど、値段ほどの高級感は感じないかな。」

 以前に飲んだスタンダード・キュヴェよりも、なんだか凄く透明感があって、まるで日本酒的なランクアップとしての「純米 (精米歩合65%) →純米大吟醸 (精米歩合50%) 」のような方向での〝割り増し感〟で、普通、ワインって、値段が上がるとキャラが立って (複雑みが増して) 味も濃くなるんだけど、なんかそれとは逆方向の味わいの洗練化 (透明化) が体現されてる印象。物足りないっちゃ物足りないし、そもそもシャブリをおしゃぶりしてる気分になれない。



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 ♡☺♡「なんかコレ、軽い。だから、一口の量がいつもより多い感じ。気づいたら飲んじゃってるなあ、みたいな。味は・・・まあ、ちょっとカジュアルかな (笑) 。」

 決して悪い酒ではヌワイ。最近は「シャブリ」でも意識の高い新しい造り手たちが増え始めていて、実は「シャブリ・ルネッサンス」のような動きも活発化しており、人気生産者 (自然派ワインも含まれる) の4,000〜6,000円クラスのキュヴェがバンバン売れまくってる状況もあるので、そういう意味では、この「Vaucoupin」も、これまでのシャブリのイメージを変える程度には確実に何かが達成されてはいるんでしょう。

 ただ、どうにも心が踊らない

 フィラディス評の「濃密で甘味のある果物のイメージがパワフルに広がるタイプ」とは、むしろ真逆の印象すらオレには感じられる。ホント、日本酒の純米大吟醸ライクなレベルアップ感。


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※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


Schaller シャブリ

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