◤Domaine Philippe Charlopin Parizot (フィリップ・シャルロパン・パリゾ) AOC Bourgogne「Cuvée Prestige」2016 




2020_5_17Charlopin9914.jpg
 ▲以前に住んでいた杉並区の「西荻窪」とは異なり、今の家の周囲には──新宿デパートの食品売り場を除いて──いわゆる〝パン好きが遠方からでも集まるようなパン屋〟がほとんどヌワイんだけど、実は「馬場FLAT」の他に、もっと近いところにあったことを、つい最近知った。つうか、何度も目の前をチャリで通り過ぎてたわ (笑) 。2016年オープンの小さな店。すでに大人気で食パンは予約で2週間待ち。[ticopain (ティコパン) ]


2020_5_17Charlopin_ticopan.jpg




 毎度アクセスありがとうございます。


 フランスはブルゴーニュの「Gevrey-Chambertin (ジュヴレ・シャンベルタン) 」を本拠地とするスター生産者 (オヤジのフィリップ氏は今やロマネ・コンティよりも高値の付くこともあるアンリ・ジャイエの弟子としても有名) ですね。

 この「Bourgogne “Cuvée Prestige” 」は、ドメーヌが所有するブルゴーニュ各所 (ジュヴレ・シャンベルタン、マルサネ、フィサン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ヴォーヌ・ロマネ) のあらゆる畑のブドウをブレンドして造られるキュヴェですが、前回の「2015」同様、今回は近所の信濃屋にスポットで安く入ってたので買ってみました。ちなみに最新ヴィンテージの「2017」からはキュヴェ名が変わり、新設されたアペラシオンに即して「Bourgogne Côte d'Or」となってます。





ゴージャスな「シャルロパン・スタイル」の入門編ワイン

Bourgogne_Philippe_Charlopin_Parizot1.jpg


 ドメーヌが所有するブルゴーニュ各所のあらゆる畑のブドウをブレンドして造られる、最も手軽なキュヴェですが、栽培から収穫、醸造に至るまで村名クラス以上のワインとなんら変わらぬこだわりで造り上げられます。

Vinous
「色調は深く、野生のブラックラズベリー、ブラックベリー、リコリスがほんのりと香る。果実味が豊かで芯があり、ドライかつクラシック。ブルゴーニュの印象的な力強さが表現されており、長いフィニッシュ を伴ったパワフルなブルゴーニュのピノ・ノワールと言えるだろう。」

2016VTコメント
純粋にワインを楽しむことができるだろう。ブルゴーニュ愛好家たちは、非常に味わいのはっきりとした、香り高い、柔らかいタンニンを持つ2016VTの良い部分のみを知ることになるだろう。よりクラシカルな2016VTのワインを見つけるのもそう簡単ではない。」──アラン・メドー

ウメムラの販売ページより)





◤生産者詳細

Philippe_Charlopin_Parizot_firadis1.jpg
 photo: Firadis WINE CLUB collection


 フィリップ・シャルロパンは、トップドメーヌがひしめくジュヴレ・シャンベルタンのみならず、ブルゴーニュを代表する造り手だ。1976年に1.5haのささやかな畑とともに自身のドメーヌを設立。その後少しずつ畑を広げ、現在では25haの所有畑から35のアペラシオンのワインを手掛けている。

Bourgogne_Philippe_Charlopin_Parizot3.jpg 8つのグラン・クリュを含むこの絢爛たるラインナップにふさわしく、彼のワインは華やかな果実とアロマに満ちている。そのゴージャスな味わいから、時にはテロワールよりも『シャルロパンのスタイル』が強調されていると評されることもある。確かに彼のワインは濃厚なスタイルだが、それは各畑独自のキャラ クターを凝縮した完熟ブドウの持てる全てをワインに反映させた結果である。彼の作品にじっくりと向き合えば、そのふくよかな味わいの中には、ピノ・ノワールの旨みとともに、畑の個性とブルゴーニュならではの精緻さが密に詰まっていることが分かるだろう。

 2006年に新設された醸造施設が、家族経営のブルゴーニュのドメーヌとしては並外れて大規模であるのも、テロワールの違いを表現するためだ。140もの区画に分かれた畑に対応するために、発酵用の小さなステンレスタンクがずらりと並ぶ様子は壮観である。

 畑自身にテロワールを表現させることを目指すフィリップは、自然なワイン造りをモットーとしている。栽培はリュット・レゾネで行い、除草剤や殺虫剤は使わない。低収量にこだわる彼は、自然と収量が低くなる古樹を大切にしているため、所有畑の樹齢は高い。


Bourgogne_Philippe_Charlopin_Parizot2.jpg


 駆け出しの頃はブドウを房ごと発酵させたり、バトナージュを多用していたが、現在ではなるべく人為的な干渉を避けた醸造を行っている。フィリップがアンリ・ジャイエの愛弟子であったことは広く知られているが、彼のワイン造りの随所に師の影響がみられる。ブドウは全て除硬し、バトナージュではなく、長い低温浸漬でエキスを抽出する。この手法でワインを造るためには本当に熟した健全なブドウが必要だという彼の選果は厳しい。一部のワインにはボルドーのトップシャトーで使われる光学式の選果台も使うほどである。アルコール発酵は必ず自然酵母で行い、補酸も決してしない。近年では新樽の使用も控えており、ワインは瓶詰めまで澱引きされることなく長期間熟成される。畑の個性を体現してこそグランヴァン、という彼のワインには、時代の寵児たる風格すら感じられる。

Firadisのオンラインサイトより)




2020_5_17Charlopin9917.jpg





◤ドメーヌ フィリップ・シャルロパン・パリゾ AOCブルゴーニュ「キュヴェ・プレスティージュ」20163,850 円

Tag 



2020_5_17Charlopin9922.jpg



 立ち香──まずは開けたての瓶口から。ワイルド・ビターで、ほんのり土っぽいニュアンスも。透明感のある明るいトーンではなく、靄がかった黒系果実に、ややドスンとした重心ヒクーメの体躯のヒント。薄っすらフローラルなニュアンスのあるけれど、分かりやすく華やかというほどではヌワイです。このままコルクを戻して2時間ほど放置します。

 グラスに注いで──思ってたより (たぶん「2015」より) 色はウスーメ。透き通った赤系チェリーのニュアンスで、瓶口よりはフェミニンなアロマが漂い、なんかスゲえ華やか。



2020_5_17Charlopin9931.jpg
 ▲メイン前の「Pari-Pari Time (パリパリタイム) 」中。YBC『Chip Star トマト&オリーブオイル味』は「スナック菓子」というより「酒のツマミとしての乾きモノ」としての属性が強いので、意外と自然にワインに寄り添う。



 ♡☺♡「瓶口からの香りで感じるよりも、実際に飲むと軽やかで、そんなにワイルドさは感じないんだけど。これ、飲んじゃうヤツだ。つうか、グラスの形でだいぶ変わるよねえ。めだか鉢の方が味わいに円みがあって、タンニンの先生も優しめ。」
dಠಠb「相対的に (どのワインを飲んでも) ザルトは常に酸とミネラルが鋭角的に肉付き良く入って来る傾向にある。むしろ酸とミネラルの足りない安物ワインをワンランク引き上げるのに適しているかもしれない (笑) 。ただ、熟成シャンパーニュとの相性はいいけど。」



2020_5_17Charlopin9934.jpg



 まるで「2015」とは異なる味筋で、酸が強いのはもちろん、結構フローラルで、なんか口紅を舐めてるようなニュアンスすらある (笑) 。「ACブル」としては、様々な要素が詰まった、やや「村名」寄りの内容ではあるが、オレには少しケバく (厚化粧に) 感じられる。とはイエイ、このドメーヌは「ジュヴレの村名」になると最低でも8,000円以上するもんなあ。

 ちょっと捉え所のない〝雑多華やかなACブル〟という感じで、一体どこに焦点を当てて飲んでいいのか、今のオレにはよく分からないが、決して「ハズレ」というわけでもヌワイです。





── 3日目。

2020_5_17Charlopin9976.jpg
 ▲言うほどか? 現役最強スナック菓子は、関口醸造株式会社「ノンフライこがし醤油味・特濃チーズせん (おかしのまちおかPB) 」です。

 



 昨日は飲まなかったので、約半分ほど残した状態での3日目。なんか初日よりも滑らか&円やかで、樽ビターなニュアンスもありつつ、華やかさと力強さとの谷間に小さな花が咲いたかのような、丁度良いバランス。旨いな。あと2~3年ほど追熟させれば、もっと滑らかフローラルになるとは思うけど、まあ、この時点でも、そこそこ良い飲み心地です。ちょい甘いけど。

 個人的にそこまで入れ込む要素はないんだけど、根がミーハーなので、もしも「2017 (Bourgogne Côte d'Or) 」が安くスポットで入ったら、どうせまた買ってしまいそうだ (笑) 。今のところ、オレの中での最強ACブル赤は「Ghislaine Barthod (ジスレイヌ・バルト) AOC Bourgogne 2015 (4,383円) 」だな。


moukan1972♂moukan1973



※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


ブルゴーニュ赤 Charlopin ジュヴレ・シャンベルタン

Comment

Add your comment