◤諏訪泉 - 山廃 純米酒 鳥取県絶滅危惧種ラベル「ニホンモモンガとコガネタケ」2015 (H27BY) <鳥取> 




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 ▲「煎餅は純米、サラダならなお良し。」──moukan1972♂[立正堂「純米せんべい・サラダ味」]←サラセン界のロールス・ロイス。



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 毎度「諏訪泉 (すわいずみ) 」です。


 どっかの酒屋の説明では「初の山廃仕込み」みたいです。今のところ出回ってるヴィンテージはこの「2015 (H27BY) 」のみです。蔵元のHPがいちいち充実してるんだけど、使用酵母について「協会7号」を明記されているので (他の商品は明記されていないので) 、つまり、他は基本的に「9号酵母」という理解でいます。





思ったより多い!「ムササビ」と「モモンガ」8つの違い

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 酒の味とは直接の関係はないけれど、せっかくなので。文章は「ココのまとめサイト」を参考にしています。

 ザックリ言うと「ムササビはモモンガの仲間で〝日本固有の種〟ということ」です。

 どっちも滑空できるリス科の動物で──ムササビが平均的に100m程度滑空するのに対して、モモンガは20~30mほどしか飛べません。」──ということらしいです。これはボディサイズに由来するポテンシャルのようで、要するに「ムササビの方がデカイので滑空距離が長い」というわけ。あとは、見た目としては (※写真右上がムササビ) ──ムササビの頬には特徴的な白い帯模様があります。これは白門と呼ばれますが、モモンガにはありません。」──こんな違いも。

 ちなみに「モモンガ」には「ニホンモモンガ」と「エゾモモンガ」の2種があるそうです。


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https://gimon-sukkiri.jpより)



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 ▲「熟成量」には「積算温度」という概念を取り入れてるようで、一部の高級ライン以外は「蔵内常温熟成」で、その際、トータルで「何℃分の気温を積算したか」で「熟成具合を数値化している」ようです。[詳細


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 bottle size:1800ml





【885】諏訪泉 -すわいずみ- 山廃 純米酒 鳥取県絶滅危惧種ラベル「ニホンモモンガとコガネタケ」2015 (H27BY) <鳥取>

諏訪酒造 株式会社:http://suwaizumi.jp


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▪︎酒米/精米歩合:玉栄、山田錦/70%
▪︎酵母:協会7号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+8/1.7/─ (※お燗の体感は「+5/1.6/0.9」という感じ、燗冷ましは「酸度:2.0」という感じ。)
▪︎ALC:15%
▪︎処理:加水の二回火入れ
▪︎酒造年度/出荷日:2015BY (H27BY) /2020年4月
▪︎管理状況:2020/4/9に着、室温 18-20℃) で管理。
▪︎試飲日時:2020年5月5日 (火) / 1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 ▲戴いた「酒粕」は小さく切ってラップ。冷蔵で8月頃まで保つらしい。冷凍すれば次の鍋シーズンまで保つかな。普段の味噌鍋が「 (漠然としたイメージの中の) 田舎のお婆ちゃん風」になって新鮮。うち、両親とも東京出身だから、どっちの祖父母の家も東京にあったし、そもそもオレ、小学2年まで「田舎」って「どっかの地名」だと思ってたもの。オレ:「ねえねえ、みんな夏休みに〝いなか〟に行くんだって。オレも連れてって」。父親:「いつも行ってるじゃねえか (車で1時間) 」。オレ:「???」。


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 立ち香──前回の「田中農場」ならぬ「田中酪農」のチーズという感じで、ひとまずヨーグルト・キャンディーはヌワイ。まろやかバターというニュアンスで、日本酒としての熟成感は「田中農場」くらいかな。造りのエグい山廃にはタマに「どぶ川」みたいな匂いのする瓶があるけど、それはヌワイので、まずは一安心。まあ、いつもの「諏訪泉」という感じです。むしろALC.15%なので、飲み過ぎ注意です (笑) 。

 瓶を縦にワシャワシャ振って、開栓したまま1時間ほど放置──還元臭だったのか、抜栓後のチーズっぽさは引っ込んで、いつものビターな熟香が出て来た。それでも速醸よりは相対的には〝まろやか〟ではある。生酒星人が頭に描くようなキャッチーな乳酸フレイヴァーは皆無と言っていい。



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 まずはJOで──。

 ♡☺♡「温めてないこともあるけど、あまり山廃は感じない。『田中農場』よりは雑味を感じる。」
 dಠಠb「それは雑味ではなく、山廃ライクなスリムな体躯が相対的に熟感を前に押し出してるだけで、この軽やかさと糸のような酸は歴然と山廃仕様。オレは飲んだ瞬間に『山廃』を感じる。」

 ここで急遽「田中農場」と比較すると、こっちは明らかに「旨口」な体躯で──甘みの伸びが違う──、モモンガは圧倒的に軽やかで酸が透明。いずれにせよ、JOで飲むべき酒ではないですね。

 ♡☺♡「田中農場、濃い (笑) 。」



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 レンジ燗──600Wで20秒。

 ♡☺♡「ああ、断然さっきのJOよりいいね。でも、アタシ『田中農場』の方が好きかな。」
 dಠಠb「これは『ぬる燗』くらいがいいかな。熱過ぎると酸っぱくなり過ぎる可能性が。」

 熱燗──500Wで30秒。

 意外にイイ (笑) 。逆に酸が引っ込んで〝おはぎな米感〟と〝諏訪ビター〟が膨らんで来る。それでも「田中農場 (速醸) 」よりは立体としての質量ヒクーメで軽やか。旨みへのプレス感 (=旨みの立体を酸がペタンと上から圧し潰すニュアンス) は、このJJM (熟成純米) でも十分に感じる。捌けが素っ気ないというか、良くも悪くも〝スパっと〟潔く酒が手仕舞われる。





── 3日目。

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 立ち香──「田中農場」を一合弱ほどブレンドしたということもあるけれど、少し古くなった麦茶に砂糖を入れたようなニュアンス (笑) 。そして、初日よりも山廃ライクなネチっこい酸も多少は感じやすいけれど、そこまで露骨な乳酸感はヌワイです。でも、全体には熟感の表情が濃醇になったような気も。

 とりあえずJO──。

 やっぱ薄いな (笑) RSはヤリ過ぎだけど、これなら、軽く13〜15℃くらいに冷やして──からの「和総菜」はアリかな。変な言い方になるけど〝それなりに情報量の多い味気なさ〟が売りというか。



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 ▲飲もうとした瞬間に宅急便が到着。「Henriot Brut Millésime」のバックヴィンテージ (2006) が10,000円以内で手に入ったことは僥倖。前回は「6,783円のポイント10倍以上」で買えたけど、これは明らかにヴェリタスの入力ミス。その後、すぐに「9,720円」に値上がってたから (笑) 。

 ▼というわけDE、久々にホシザキ (日本酒用冷蔵庫) が満杯になりました。あまり長い期間ワインを冷蔵庫に入れておきたくないので──「温度」より「振動」の方が気になる──、これから暑くなることだし、moukan1973♀も早めに帰って来る日々が増えそうだし、平日からガンガン開けてイキますよ。
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 さっそくレンジ燗──600Wで25秒。

 たぶん「1年後」の方がもっと旨いと思うけれど、旨みの肉は細いが、酒そのものは軽やかで〝チュンと酸っぱい〟ので──「阿波山田錦 2015」>「田中農場 2015」>「モモンガ 2015」の順で個性は減って行くけれど──、これはこれで気軽でいい

suwaizumi_yamahai27_momonga7b.jpgぬる燗」だと細くて味気なく酸っぱいだけの燗酒になっちゃうので、やはり、45℃以上で飲むことを (真夏でも) オススメします。「諏訪泉」らしいビターな焦げ感 (諏訪ビター) もアクセンテッドに野太くなるしね。

 さすがに速醸よりは「」がピンと張ってるので、余韻は短くスパっと切れ、甘みの伸びや膨らみは感じにくいけれど、山廃なりの良さはちゃんと出てるので、食事の和洋を問わず、意外に使い勝手は良さそう。そういう意味では、完全に「食中酒」向けですね。「阿波山田錦 2015」なんかは〝食後のコーヒー使い〟もできたけど (笑) 、これは酒単体で飲んで楽しいイメージは──「寝酒」以外には──ヌワイです。

 とはイエイ、ちゃんと仕込まれたキレイな「熟成山廃純米」ではあります。もはや、日本酒はこういう存在でいい。うちでストックしてる高級シュナン・ブランシャンパーニュ若い日本酒の生酒太刀打ちできるワキャない


moukan1972♂



※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


日本酒 諏訪泉 生酛 山廃 not_on_list_good

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