◤Domaine Henri Magnien (アンリ・マニャン) AOC Bourgogne Pinot Noir「Moutier」2015 




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 毎度アクセスありがとうございます。


 キュヴェの名前が違うけど、この「AOC Bourgogne “Moutier” 2015 」は先日に飲んだ「AOC Bourgogne Côte d'Or 2017」の以前のキュヴェ名です。 「2017」からは「AOC Bourgogne Côte d'Or」に変更されてます。この「AOC Bourgogne Côte d'Or」は2019年頃から市場に出回り始めた「新設アペラシオン」で、ぬわんと準備期間に20年も掛かったらしいです。[AOC Bourgogne Côte d'Or?

 というわけDEQuentin Jeannotが〝やや期待ハズレ〟だったので、急遽ピッチャー交代です。Henri Magnien (アンリ・マニャン) はジュヴレ・シャンベルタンの新星で、日本への輸出は2008年からと、割りと最近です。現当主のシャルル・マニャンは1986年生まれで、2009年、弱冠23歳でドメーヌを継承したそうな。



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 photo: bourgogne-wines.jp



 輸入元の説明によると──ブロション村内のACブルゴーニュ単一区画『Moutier (ムティエ) 』に0.37ha。泥灰土質・砂質土壌。平均樹齢30年。カヴァン社製ジュピーユ、コンピエージュ、フォンテーヌブローの各森産の2~3回使用樽で10ヶ月間の熟成──とのこと。ちなみに、上の地図の ⬛︎⬛︎ エリアがジュヴレ・シャンベルタンにおける「AOC Bourgogne Côte d'Or」区画に相当します。エチケットに関してはコッチの方がモダンでオサレだったような気もするけど。。



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◤アンリ・マニャン AOCブルゴーニュ - ピノ・ノワール「ムティエ」20153,240 円

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 立ち香──まずは開けたての瓶口から。急遽〝開けた〟ので、すでにそこそこ酔っ払ってることもあり、鼻センサーの感度はいつもより鈍化してるとは思うけれど、正直、クイントン・ジャノ (AOC Maranges) とそこまで大きな違いがあるわでもない。ただ、タンニンの層は立体的で、相対的にはジューシイ。「2017」との比較で言えば、あっちの方が華やかにアロマティックではありました。

 グラスに注いで──やはり、下手な南の村名よりも明らかに〝華〟があるのと、より肉厚な果実感。



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 アロマの深さや奥行きは別にして、表面的な表情に大きな違いはないものの、含むとタンニンの多層感がまるで違うのと、よりミネラリーで収斂性があり、ジューシイな広がりと膨らみがある。端的に言って「水」と「果汁」ほどにテクスチャーに充実感に違いがある

 飲んだ瞬間の素直に分かりやすい旨さがあるのは「2017」の方ではあるのかな。この「2015」の方がくぐもった内気さがあり、少しテンションの高い収斂性もある。

 ♡☺♡「さっきのよりジューシイ。開けて良かった (笑) 。」





── 2日目。

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 立ち香──まずは瓶口から。カニッキー (果肉ライク) な厚みが増した印象。ほんのり燻製のような甘塩っぱいニュアンスも感じる。

 3本の違い──「Quentin Jeannot (クイントン・ジャノ) 」は意外にも一番清楚にフローラルで、2,000円台の味の薄いキビキビした透明感のあるピノという感じ。「Henri Magnien (アンリ・マニャン) 」は奥行きがあって多層的で深みのあるジューシネスを感じるので、この中では最も〝飲み応えのある量感〟がありそうな佇まい。「Hudelot-Baillet (ユドロ・バイエ) 」は異質にミネラリーで、これだけ他の2本とは明らかに違う。ある意味、華のあるアロマティックな表情には乏しくて、土や草や鉱物感を感じさせる、非常にアーシー (earthy) なピノ・ノワール。



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 ▲記事より写真の出来に満足してます。一応、意味はある。『パパがも一度恋をした』の親子三人に擬えて、手前から「クイントン・ジャノ娘役:福本莉子ちゃん (若くてキビキビしたピノ・ノワール) 」、「アンリ・マニャン死んだはずの母親役 (おっさんの身体を借りて蘇る):ドランクドラゴン塚地 (肉厚で横に広がる味わいのピノ・ノワール) 」、「ユドロ・バイエ父親役:小澤征悦 (クセのあるアーシーなピノ・ノワール) 」というように。



 ♡☺♡「ジューシイ。アタシはクイントン・ジャノよりこっちの方が好き。」

 個人的には、甘やかではあるものの「2017」の方がチャーミングかつエレガントで、それでいて清冽な透明感の中にも凛としたフィネスがあって好み。この「2015」は良くも悪くも没個性的で、単なる「安くて美味しいジュヴレのACブル」に留まってる気がしなくもない。もちろん、これよりヘボい村名ジュヴレもオッパイあるだろうけど、それだけ「2017」の出来が良いということだ。





── 3日目。

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 立ち香──多層的なサクサクとミルフィーユなタンニンのヒント。この3本の中では一番古いヴィンテージだからなのか、フローラルな中にも柔らかなカカオも感じる。横に広がるイメージの香りの出方で、ふくよかで円やかなストラクチャーのヒント。

 日に日に薄くなっては来るけど (笑) 、それでも歴然とQuentin Jeannotより上質。なんだかんだで肉厚にジューシイ。値段が同じなら迷わずこっちだろ。やはり、相対的に安いからという理由だけで「格下アペラシオンの村名」を買ってはダメということですね南のマイナー村名は北のエリート地域名には勝てません!


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※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


Henri_Magnien ブルゴーニュ赤 ジュヴレ・シャンベルタン

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