◤菊姫 - 純米 山廃仕込「鶴乃里」2018BY (H30BY) <石川> ── dಠಠb「完成度高杉くん、まだH28BYとH29BYも買えるので欲しいです」 




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 ▲つい最近、我が家を震撼とさせた『ノンフライこがし醤油味・特濃チーズせん』を製造している関口醸造の商品『お醤油屋さんのつけやき 旨辛唐辛子』を見つけたので黙って即買い。特別に旨いというわけでもないけど、なぜか手が伸びる。そこまで辛くないので日本酒やワインのアテにもギリ行けます。ヤマザキ『五目焼きそばまん』はアイディアとしては面白いが味はまだまだ未完成。

 ▼すぐに追加購入しようと店に出向いたが、売れ切れていた。すでに終売なのだろうか。ふざけるな。





 毎度「火入れ純米」で失礼します。


 非常に有名な酒ですね。以前にも何度か買おうと思った瞬間もあったんですが、ようやく買えました。「吉川町産 特A山田錦65」の1800mlが税込4,400円なので、同精米歩合の純米の中では最高級品の部類だとは思いますが、これだけ旨いのなら問題はありません。

 ラベルの色には「」「」「」の3つがあって、ヴィンテージごとにその順番でローテーションするので、つまり「2018BY (H30BY) =」ということは「2017BY (H29BY) =」「2016BY (H28BY) =」になり、再び「2015BY (H27BY) =」に戻ります。まだまだ普通に過去ヴィンテージが売れ残ってるので、とりあえず「2017BY (H29BY) 」と「2016BY (H28BY) 」くらいは拾ってみたいです。





 2019年10月1日、H30BYを発売開始!!



【H30BY酒質コメント】

 色調は透明感のある淡いイエローゴールド。

 香りは山廃酒母らしい、ふくよかな印象。クリームチーズを思わせる爽やかさとミルキーな香りを主体として、バナナのような甘い果実の香りもほのかに感じる。口に含むと上品な甘味と旨味が広がり、酸味が味わいに豊かさと力強さを与える。後味にも柔らかくなめらかな味わいを程良く感じられ、スッと余韻が切れていく。

 ひと夏を経て、酸の荒さや硬さが消え、味に丸みと落ち着きが出てきた印象。熟成酒としての香味の複雑性などはまだ出てきていないため、「兵庫県三木市吉川町産山田錦」という高品質米由来の旨味・エキス分が素直に表現されている。

 例年通り、香味のバランスが良く、調和のとれた味わい。当社製品『山廃純米』と比較すると、爽やかな香りとさらりとした味わいが特長。(好みもあるが)飲み頃温度は15~20℃程度か。鶴乃里ならではの芳醇な香味が最も感じられる。また、熟成が程良く進んでいるため、40℃前後のぬる燗でも楽しめる。

蔵のHPより)



 ▼「第4話」の〝The Best Of 美人ショット〟は少しピンボケ気味のこのシーン (シャッターチャンスは約0.2秒) 。「南の極み」はホントに偶然。単に近所のオオゼキで新商品を買っただけ。写真を撮った後に気づいた。
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 bottle size:1800ml





【872】菊姫 -きくひめ- 純米 山廃仕込「鶴乃里 (つるのさと) 」2018BY (H30BY) <石川>

菊姫合資会社:https://www.kikuhime.co.jp


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▪︎酒米/精米歩合:兵庫県 三木市 吉川町産 特A山田錦/65%
▪︎酵母:飲んだ感じは「9号系」だと思うけど。
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:非公開 (※飲んだ感じは「+5/1.7/1.3」のイメージ。)
▪︎ALC:16%
▪︎処理:二回火入れ?の低温熟成。
▪︎酒造年度/出荷日:2018BY (H30BY) /2019年10月1日
▪︎管理状況:2020/2/21に購入後、室温 (18-20℃) で管理。
▪︎試飲日時:2020年2月25日 (火) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──あああ。さほど〝山廃っぽさ〟は感じないものの、なんか少し酸の立った生詰みたいなニュアンスの渋みで、熟香はイヤミのないレベルで中程度にはあります。磨き65%かあ。多少のアンモニア系の熟香もあるけど、全体には、まあキレイなもんです。こういう山田錦は今までにも何度か飲んだことある。清楚な吟香も特にはオエっとはならないです。米の旨みの輪郭にもコツっと当たるニュアンスがあるので、ココは──硬めに炊いた米ライクなタッチで──好みです。色は薄っすら程度に入ってるだけで、裏のラベルに書いてあるほど「ほんのり」でも「黄金色」ではヌワイです。火入れの純米酒としては普通です。



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 まずはJO (じょうおん) で──。

 ちゃんとイイ酒。軟水ライクな瑞々しく透明感のあるシルキーなテクスチャーで、旨みもシッカリ乗って来るものの、全体にはクリアで軽やかな量感を得る。優しいホロ苦さも下品な麦チョコには至らず、適度なザラつきが程良いアクセントになる。

 山廃ライクな乳酸フレイヴァーは極めて抑制的。それでも、そのペタンとしたスリムな旨みの構造と、甘みの肉を「面」というよりは「切る前の麺」のように薄く伸ばすように圧を掛ける役割として、速醸では成し得ることの難しいレベルの酸の力はある。JOでも十分に旨いな



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 石川地酒 (能登の酒) が「濃醇旨口」と謳うと、ついつい身構えちゃうんだけど (笑) 、これは全く重くないし、特に割り水することもなくスイスイと飲んでしまう。食中は相対的に甘みは引っ込んで、旨みの芯に対して苦みがミネラリーに絡むバランスで、一気に端正な立ち姿になる。



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 いやー、旨いっす。スプーンで軽く一杯だけ割り水すると、やや酸が立って若返るニュアンスもあるけど、基本的な骨格や輪郭はそのままで、この酒がシッカリした造りであることが逆によく分かる。あとは退けに掛けての辛みのアタック感が和らぐかな。



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 マジで旨いわ。フレッシュ&フルーティーな酒は、今や我が家ではシャンパーニュも含め白ワイン全般がその役目を担うので、ますます「日本酒の生酒」を買う理由がなくなるな。つうか、そもそもイマドキの日本酒マニアって、なんでそこまで「生原酒」とか「直汲み生」が好きなんだっけ? かつてのオレもそうだったけど (笑) 、こうなると、もうその頃の心持ちというか意気込みの正体を想ひ出せないなあ。別に旨くねえだろ──ほとんどは



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 ヤヴァイな。もはや日本酒はコレ1本で何とか使い回せるな。完成度高杉くん。これで「お燗」が更に旨かったら一体どうなるんだ、オレ (笑) !?



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 ▲「入浴シーン」は別にあってもなくてもいいんだけど、あると〝それ〟しか話題にならなくなるので──ドラマそのものがツマラナイから仕方ないとはイエイ──、そこは大いに問題。しかしながら、もしも『賭ケグルイ』の夢子が物想ひに耽りながら遠い目で入浴していたら途端にエロくなるという意味では、そこを演じ分けることのできる (美人度を意図して下げることのできる) 美波ちゃんは、やはり、ビジュアルが安定しない (作品ごとに見た目がコロコロ変わる) ことが女優としてのアドバンテージではあるんでしょうね。その代わり「顔が覚えにくい」と言われがちではあるけれど。ちなみに第4話の視聴率はガクンと落ちて──「5.2%」→「4.5%」→「5.1%」──「4.2%」と過去最低 (笑) 。



 レンジ燗──ちょっと暖め過ぎた (600Wで30秒) 。

 旨いなJOより磨き65%ならではの複雑味──というか (荒れた情報としての) クセ──が増す感じ。「濃醇旨口」という佇まいは確かにあるし、JOより味も濃くなるニュアンスが膨らむけど、決してクドくはないな。イイ意味で「食べ物」ライクなテクスチャーになり、酒単体で楽しめるヌチっとした量感があって、これはこれか。むしろ食中は乳酸が立って、ようやく酸っぱい酒という表情が前に出ます。



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 軽くスプーン一杯ほど割り水してしてレンジで「ぬる燗」──。

 この段階で、ようやくJOと似たような情報量になるし、もっと薄めても余裕なので、せっかく旨い酒だし、むしろ割り水することで酒を嵩増しできるわけで、実質的に1800mlが1900mlくらいにはなるのか (笑) ?

 ちょうど今週は寒さが戻るようだし、平日はコレ1本で十分にまかなえるな。もう「💩クオリティの生酒」なんて一生飲まなくてもいいな。是非とも2020年は〝不毛なクジ引き大会〟を卒業したい。最近は「ジョウジェモニイ生酒」を引くと、マジで虚脱するのよ。ホント時間の無駄。





 1973チャレンジ!!!
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 ♡☺♡「香りはアレだけど、飲むと異様にスッキリしてる。旨い。これはスイスイ飲んじゃう。ぜんぜん重くない。」
 dಠಠb「味わいとしての山廃属性 (ヨーグルトな乳酸) はさほど感じないけど、旨みの量感おける軽さに対しては凄く発揮されてる。味ノリ抜群だけど、スカっとツルっと軽やか。」

 ♡☺♡「もう『生酒』はいいよ・・・。」

 もちろん「生酒」にもリリース直後からシッカリ味の出てる早飲みタイプのヤツもあるけど、そういう甘くて濃いのは今の我々の嗜好からハズれるから、結果、飲める瓶は限られるのと、飲めたら飲めたらで、今度は飲み頃になるまでに少し時間が掛かるから、結局、途中の味見も含めると手間と時間と金を要することになり、日本酒とて、決して「安い酒」とはなり得ないんだよな。1,500円の720mlだって、3本買えば4,500円だからな──シャンパン1本買えるぜ。

 そう考えると、この「鶴乃里」は今の段階でも十分に仕上がってるので、手間がなくて非常に助かるし、フレッシュでフルーティーな酒が飲みたければ、もはや「日本酒の生酒」という選択肢は我々にはヌワイ。もちろん、旨ければワインだろうと日本酒だろうと何でもいいわけだけど、日本酒は〝それ〟がどこにあるのか探しようがヌワイで・・・。





── 2日目。

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 立ち香──昨日よりは乳酸を感じるけど、バランス的には米の甘みや熟香の方が相対的には少し前に出てるので、そこまで露骨な山廃感はヌワイです。

 まずはJOで──。

 昨日より五味の輪郭線が野太く、全体に味わいが濃く感じられるけど、旨みの肉感は抑制的で、結果、軽やかにスベスベしたテクスチャーと、見晴らしの良いスカっとしたストラクチャーを体現している。適度なホロ苦さも甘みに対する望ましい陰影をもたらすので決してノイズとはならない。今日も問題なく旨いです



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 スプーンで軽く一杯だけ割り水すると更に軽やかになるのと、米の旨みに望ましい硬さが出て、ますますオレ好みになる。退けにかけては──JOならではだとは思うけど──、およそ二回火入れの酒とは思えないほどのジュワっと旨みが溢れるようなジューシネスもあり──山田錦らしいミルキーな豊満もあるけれどクドさは皆無──、まるで何かを噛み砕いているかのような食感を得る。

 つうか、そもそも「生酒」って、なんでこの世に存在するんだっけ?──とまでは言わないが (笑) 、細部における、その〝不完全性〟ばかりをあげつらう生活に、オレはもう疲れた。moukan1973♀も、昨晩、♡☺♡「もう『生酒』はいいよ・・・。」とこぼしていたし、今のところ、平日のカジュアル酒としては──まだ買ってないけど──「篠峯 純米 伊勢錦66 うすにごり生 2019BY」の1800ml以外、特に欲しい瓶はヌワイです。



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 蔵元の見解と同様、オレもJO推奨派ではあるものの一応レンジ燗で──スプーン一杯の割り水&600Wで20秒。

 ホロ苦さと酸が浮き立つくらいで、それほど大きな違いはヌワイです。むしろ縦のラインがシュっとして端正な佇まいになるので、そこまで燗が生えるというわけでもないけど、まあ、単純に身体が暖まるので、それこそ、風邪引いた時の寝酒の一杯には丁度いいんじゃないでしょうか。



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 とにかく言えることは、もう「苦い」だの「味がしない」だの「硬い」だの「重い」だのとブツクサ言いながら、どこにあるのかも分からないユートピアを求めて、まるで何かの苦行僧のように不完全な「生酒」を一つ一つ吟味するような生活は時間の無駄だし、2020年は、是非そういう日本酒ライフを卒業したいと思ってます。

 たとえば、この「鶴乃里」は今でも「2016 (H28BY) 」や「2017 (H29BY) 」が──「2015 (H27BY) 」さえも──フツーに売れ残ってるので、これらの1800mlを平日にダラダラと、だがしかし有意義に飲んでいさえすれば、ますます「生酒」の出番はなくなりますね。



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 ▲ヤスケン (安田顕) は第5話になっても、まだ力み過ぎてるんじゃないか? 黙ってても濃い顔してるんだから、もっと肩の力を抜けよ。メイン3人の中で、実は一番伸び伸び演じてない。ベテランの気負いか (笑) ? 労せず黙って美波ちゃんに準じることが得策。気持ちは分かるけど、下手にジャジャ馬をアシストしようとしたり援護射撃しようとすると不意に返り討ちに遭いますので、無理せず〝受け〟に徹するべき。その点、成田凌は「ああ、特にオレ、別に何もしなくても (楽な省エネ演技で) いいんじゃん──どうせ浜辺美波ちゃんを売り出すためのアイドル作品だし」ということを実はよく分かってる。それでいい。


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 まあ、飲み手の各人がそれぞれに〝日本酒に対する独自の楽しみ方〟を追求して行けばいいんじゃないでしょうか。オレも当初は〝既存イメージの中の日本酒とは懸け離れた生酒〟という現代的ジャンルに魅了された一人ではあるけれど──今でも限られた銘酒に出会えるチャンスがこのジャンルの中にあることは知っているけれど──、もはや〝フレッシュでフルーティーな酒〟という属性に限って言えば、シャンパーニュやスティルワイン白があれば〝事足りる〟わけなので、そうなると、わざわざ日本酒を飲む理由は、こういうシッカリと仕上がった「火入れの熟成純米」以外になくなるわけで、さて、今後どうしたものかな──このブログの基本的な方針は (笑) 。

 たとえば子供の頃に「ファンタ・グレープ」は何度も飲んだわけだけど、最後に飲んだのがいつだったのか想ひ出せないくらい、もうしばらくは飲んでいないわけで、一般レベルの「メロンでフルーティーな生酒」も、もはやオレにとってはそういう存在になりつつあるんでしょうね。





── 3日目。
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 ▲1800mlでも5,000円でオツリが来るとは、こういう酒を飲むと、ホント日本酒って安いと思えるわ。



 ワイングラス──。

 立ち香──香りを楽しむ酒でもないけど、オレくらいになると、この段階でもこの酒が「アタリ」であることくらいは容易に分かります。

 グイ呑みと違って最初からある程度の量を注げるので、ワイングラスだと、逆にますますダラダラと飲めてしまいます。それこそ「別に普通の (大衆居酒屋で出されるような) ビールグラスでもいいんじゃないか?」とすら思えてきます。

 ホント旨い。〝どう旨いか〟を知りたければ買って確かめてみるといいさ。720mlもあるし。どうせ適当に「生酒くじ」を引いたって滅多にロクな酒なんかに出会えねえだろ。


moukan1972♂



※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


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