◤Agrapart & Fils (アグラパール) AOC Champagne Extra Brut「Terroirs」Grand Cru NV(Dégorgement:2018/3) 




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 僕はもう、誰とも笑えません。
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 photo: 宮武酒店




 毎度アクセスありがとうございます。


 Agrapart (アグラパール) はシャルドネの聖地「コート・デ・ブラン」のAvize (グラン・クリュ/アヴィーズ) のRM。『シャンパーニュ超初心者時代にヒトに薦められて一度飲んでるヤツの再飲』シリーズです。

 エチケットに「Grand Cru」と表記できるのは使用するブドウが100%そうである場合のみで、この「Terroirs (テロワール) 」と名付けられたNVブラン・ド・ブランのキュヴェも、所有するコート・デ・ブランの特級畑 (Grand Cru) である「Avize (アヴィーズ) 」「Cramant (クラマン) 」「Oger (オジェ) 」「Oiry (オワリィ) 」──中でも「Oiry」は「謎のグラン・クリュ」と言われほどのマイナーな存在で (笑) 、大手メゾンの所有地を除くと地元の栽培農家は21軒、RMも数軒ほどで日本への輸出は多分「Christophe Martin (クリストフ・マルタン) 」のみ──のシャルドネを使用しています。ベースワインやヴァン・ド・レゼルヴ (ブレンド用の秘伝のタレ) の一部には樽を使用。マロラクティック発酵は──おそらくこのキュヴェでは──ON、瓶熟は36ヶ月、ドザージュは5g/1L、デゴルジュは2018年3月です。



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 photo: シャンパーニュ専門店 マチュザレム



 またAgrapart (アグラパール) は、旧クラスマン (現『Les Meilleurs Vins de France (レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス) 』) という権威あるフランスのワインガイドブックで、約5,200社 (!) が存在するシャンパーニュの全生産者の中から、最高評価の三ツ星を与えられた僅か9社──「NMKrug (クリュッグ) 、Bollinger (ボランジェ) 、Salon (サロン) 、Jacquesson (ジャクソン) 、Louis Roederer (ルイ・ロデレール) 、Pol Roger (ポル・ロジェ) 」、「RMJacques Selosse (ジャック・セロス) 、Egly Ouriet (エグリ・ウーリエ) 、Agrapart (アグラパール) 」──のうちの1つであり、Jacques Selosse (ジャック・セロス) と並び、まさにアヴィーズRMの二大巨頭という世界的な評価を受けているけれど、ちょっと個人的にはピンと来ない部分もあって、それで久々に再飲することにしました。ま、前回は初心者も初心者だったので、この「Terroirs」に関しては実質的に〝初飲み〟みたいなものですね。



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◤アグラパール AOCシャンパーニュ エクストラ・ブリュット「テロワール」グラン・クリュ NV5,910 円

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 ▲生スイスチャードと茹でアスパラの特製ごまマヨドレッシング和え。細かいレシピは門外不出 (教えても再現不能) だが、ドレの中身は──ごま4種のブレンド、ごま油、マヨネーズ、粒マスタード、味噌、パセリペースト、黒酢、純りんご酢、すし酢、レモン汁、味の素、砂糖、醤油、ウスターソース (リーペリンソース) 、カレー粉、セロリシード、ブラックペッパー等のアドリブ配合。



 立ち香──まずは開けたての瓶口から。想定外に爽やかだな。まだ冷たいということもあるけど、第一アロマはヴェルズネイの (しかもステンレンスタンク醸造の) ピノ・ノワールのよう。酸は澄み渡るようにクリアで、透明感のあるフルーティネスに、端正な佇まいで高貴に寄り添う。

 グラスに注いで──徐々にシャンパーニュらしい甘香ばしいクッキーのような香りも膨らんで来る。酸はクリアなものの、エクストラ・ブリュット的な攻めっ気はなく、あくまでも清楚でハンナリした佇まい。樽のニュアンスはさほど感じない。泡は穏やかでキメ細かい。

 ♡☺♡「あまりブラン・ド・ブランで感じることのない〝円み〟を感じる。旨いは旨いけど、飲んだ瞬間の『旨い!』はないかな。なんか甘くない?
 dಠಠb「オレならではの表現をする (レトリックを駆使する) と──『まるで目隠しをして面白い映画を観ているようだ』──ということになる。」

 ♡☺♡「どゆこと (笑) ?
 dಠಠb「台詞の掛け合い (役者の息づかい) やストーリーから〝面白い映画〟だということは伝わって来るものの、実際の役者の表情や画の迫力 (ビジュアル的な構図) をダイレクトに感じれないから、目の前に一つ膜がかかってるみたいというか。つまり、このワインが非常に良くできたモノであることは十分に伝わるが、何か直接的な感動が制限されているような気がして、それでイマイチ夢中になれない感じがする。だから『まるで目隠しをして面白い映画を観ているようだ』──と。」

 ♡☺♡「なるほど (笑) !



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 徐々に果実味 (色濃い酸) に明瞭さが出て来て、小さな領域ではあるものの、力強い凝縮感が姿を現す。つうかこれ、むしろノンドゼ (ドザージュZERO) の方がこのワインの正しさを伝え切るのでは?

 ♡☺♡「たしかに段々フルーティーになって来た。」
 dಠಠb「『薄い』とまでは言わないが『何か物足りない』ような気はする。」

 日本酒もそうだけど、だいたいオレはこの手の〝お上品〟で〝こまっしゃくれた〟酒に対して〝もう一つ乗り切れないタチ〟なので、そこは嗜好の問題だから生姜はあるけどショウガナイ。もちろん「エレガントな酒」はワインに限らず日本酒でも好きだけど、あまりに優等生過ぎてもね──というか。まるで短パンとサンダルで見た目にドレッシーな (性根はスノッブな) 金持ちだらけの高級レストランに行ってしまったような肩身の狭さ (笑) 。


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※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


Agrapart コート・デ・ブラン

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