もう肝臓の無駄づかいはしたくない夫婦のワイン&日本酒備忘録

 突然ですが、ブログ名を変えました。近日中に[hello !][about us][site policy]を改訂するので、今後の方針はこれらを御参照ください。【近況】8年ぶりに「石神井公園」で一人暮らしをしている叔母 (母親の姉) に会う。突き抜けた変人揃いの母方の親戚の中でも極め付けの人物。途中からmoukan1973♀も (「焼肉」目当てに) 参戦。今年80歳だけど──認知症の〝欠片〟もヌワイ──、一人で喋りまくる。内容の数々がドロドロと黒々しくエモーティヴでエグいが、なぜか爆笑を誘う。どういうわけか昔からオレとは波長が合う──と、少なくとも彼女の方は〝そう〟思っている (笑) 。携帯電話を持っていないので、今度「契約」に付き添う約束をした。一人息子は少し離れたところに住んでいるけど、オレは電車で20分なので、サポートできることはしてやりたい。
〜 たぶん年ベースだと余裕で300本以上の酒瓶を空にし、メインは7,000円以下のChampagneとStill Wineと1.8Lの火入れ純米、日本酒はそこらのマニアの10倍はマニアック (役に立たないクイズ的な知識は少ないけど) 、オマケと思わせておいて「本日の1曲♪」が実はプロ級に専門的、合間に安煎餅&女優評 (ほぼ「浜辺美波」関連) 、超時々メガネ警察、特に悪気はないが冗談は常にキツめなので気弱な人&単に優位に立ちたいだけの身の程知らずのマヌケは (必ず〝返り討ち〟に遭うので) 絡まないで下さい、夫婦仲はオレ主導で常に円満&爆笑の連続 (今年で結婚16年目&子供は作らなかった派) 〜

◤Christian Bergeret et Fille (クリスチャン・ベルジュレ) AOC Saint-Aubin 1er Cru「Les Murgers des Dents de Chiens」2015 




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 毎度アクセスありがとうございます。


 そこそこシャンパーニュもストックしてるし、あまり前向きにブルゴーニュの白を漁ったりして来なかったんだけど、今年はピンポイントで──もちろん1,800〜2,500円付近の鬼門ゾーンのキュヴェ (時間の無駄) は回避しつつ──幾つか拾って行こうと思ってます。そうだな、安くて旨いのがコイサー (最高) だけど、とりあえずの上限は「8,000円」かな。

 実はこれまでに「Saint-Aubin (サン・トーバン) 」の白は幾つか飲んでいて、中でも「ウメムラのお任せ」に入っていた「Alain Chavy (アラン・シャヴィ) AOC Saint-Aubin 1er Cru “En Remilly” 2013」は割りと好きだったので、まずはココを手掛かりに──というわけDE、その「En Remilly (アン・レミリィ) 」のお隣さんの1級クリマ「Les Murgers des Dents de Chiens (レ・ミュルジェ・デ・ダン・ド・シアン=犬の歯のようなミュルジェ) 」で手頃なヤツを買ってみました。

 いざ漁ってみると、サン・トーバンの中でも、この2つのプルミエ・クリュは「Puligny-Montrachet (ピュリニー・モンラッシェ) と地続き (なのに価格は半値以下) 」という売り文句が堅実な販売実績を確約するからなのか、割りといろんなドメーヌのキュヴェが出回ってるようなので、ちょいちょい飲んで行こうと思ってます。

 興味があるのは──果たして同じ価格帯において〝AOC Saint-Aubin 1er Cru〟は〝AOC Puligny-Montrachet〟を打ち負かすことが可能なのか──ということです。他人の意見 (味覚) はまるでアテにならないので、自分で確認するしかないのは日本酒や音楽と同じですね。オレだって少しは他人の意見を参考にしたいけど、参考になった試しが〝ほぼヌワイ〟という。



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 photo: bourgogne-wines.jp




Christian Bergeret et Fille (クリスチャン・ベルジュレ)




 サン・トーバン村の6km西、ノレ村に1900年から続くぶどう栽培家で、1969年、前当主クリスチャン・ベルジュレのもとに、サン・トーバンで最も偉大な造り手と言われたマルク・コラン氏の妹ベルナデットが優良な畑とともに嫁いで来たのを機に、自社ビン詰めを開始しました。2000年に、娘のクロティルドが継承。以来、5代目当主としてドメーヌを運営しています。


「素晴らしいポテンシャルを持った畑ですので、できる限り無農薬に近い栽培を実践しています。私自身が飲みたいと思うワインを造ることを心がけています。私はお料理が趣味なのですが、いつも私のワインを合わせて美味しく楽しんでいます。趣味なのか仕事なのか分からないわね(笑)。

 白ワインは、サン・トーバンもシャサーニュ・モンラッシェも、まず美しい酸があること。そして、それに負けない豊かな果実味と、たっぷりとしたミネラル(塩味)があることが大事です。赤は、繊細でしなやかなスタイルが好きです。シャサーニュ・モンラッシェの赤は、コート・ド・ニュイの赤のように厳格ではなく、同じコート・ド・ボーヌでも重厚なボーヌやポマールとはまた違って、絵画でいえばルノワールのような、音楽で言えばジャズのような、柔らかな色彩性と快楽性に溢れるワインです。自由な発想で造る創作料理と合わせると、ワクワク感が増幅して、とても幸せな気持ちになりますよ。

 私の3つのサン・トーバン一級の中で最も酸とミネラルに富む、長期熟成型のワインです」。(以上、クロティルド・ベルジュレ)

 ブルゴーニュワインの造り手は数千人いますが、自身で料理との相性を極めている造り手は両手で数えられるほどしかいないと思います。看板に偽りなし。ぜひ、美味しいお料理と一緒にお楽しみください。0.14haの区画より。白亜質を含む石灰質土壌。平均樹齢25年。樽で発酵後、新樽率25%で16ヶ月間熟成。

(販売ページより)





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◤クリスチャン・ベルジュレ AOCサン・トーバン プルミエ・クリュ「レ・ミュルジェ・デ・ダン・ド・シアン」20155,159 円

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 ▲同時に「Francois Chidaine (ロワール/シュナン・ブラン) 」「Michel Thomas (ロワール/ソーヴィニヨン) 」「Clos Floridene (ボルドー/ソーヴィニヨン&セミヨン) 」も開けてます。


 立ち香──まずは開けたての瓶口から。Clos Florideneより、むしろこっちの方が柑橘ファイヤーかも。しかし、その果実光線はスリムかつシャープかつ直線的で、そしてエレガント。Clos Florideneはアロマが「横」に広がるニュアンスだが、こちらは「直線的な一本線」に沿って鼻の奥に力強くタイトな果実感がズドーンと飛び込んで来る。小さくて味の濃い果肉を思わせる凝縮感。

 グラスに注いで──ちょいグリーンがかったイエロー。濃いネーブルのようなシトラス香もありつつ、ネトっとしたカニッキーな香りのベトつきには味の濃い杏ジャムのようなニュアンスも。



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 ♡☺♡「ちょっとクロ・フロリデーヌとは格が違うよね。飲んだ瞬間に旨い。」

 まず、余韻が長い。口の中に現れた長い道を遠くまで駆けて行くようなトキメキがある。酸は求めるレベルよりは弱いけど、凝縮感はシッカリ。そこへ来ると、Clos Floridene (ボルドー/ソーヴィニヨン&セミヨン) は、酸はあるものの、良く言えば「ジューシイ」、悪く言えば「デレっとユルい」という感じ。なんだろうな。端的に言って「芯がない」というか「下半身が脆弱」というか。



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 ただ、徐々に味が開いて来ると (舌が慣れて来ると) 、骨格に撓みが出て、端的に言って、シャンパン飲みの我々夫婦にとっては、甘い、です。うーん、なんか「Domaine Larue (ドメーヌ・ラリュー) AOC Puligny-Montrachet 1er Cru “Sous le Puits” 2016」を想ひ出したな。香りで感じるほど味にパワーがあるわけでもなく、どこかで〝旨さを探している自分〟がいる──ということはつまり、オレにとっては〝その程度のワイン〟ということではあるのだろう、残念ながら。

 その点、Francois Chidaine (ロワール/シュナン・ブラン) とMichel Thomas (ロワール/ソーヴィニヨン) はどちらも非常に〝骨太なワイン〟で、特に前者 (Francois Chidaine) は──「流麗で美しい」とまではお世辞にも言えないものの──酸もミネラルも果実味もエキス感もこの4本の中ではズバ抜けており、やはり我々好みの味わいではある。





── 2日目。

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 ▲一応、ワインは左から高い順に並べてるけど、買う店によっても変わって来るので大した意味はヌワイです。ただ、一番左のブルゴーニュ (Christian Bergeret) だけはどこで買っても5,000円以上するので、これが一番高いという事実だけは不動です。


 ロワールの2本は「3日目」です。同じ形のワイングラスが4脚もないので、少し〝すぼまり〟のあるグイ呑みを使って味クラーヴェです。特に気に入った2本は後でワイングラスで飲みます。[東洋佐々木ガラス 冷酒グラス 100ml T-16108-JAN




 ◤Christian Bergeret (コート・ドール/シャルドネ) ・・・要するに「甘い」わけ。もちろん、日本酒よりは甘くないけど、ココに我々が求めるレベルの〝〟はヌワイです。樽のニュアンスも、なんか〝こまっしゃくれたRMシャンパーニュ〟みたいというか──正確にはあっちが〝こまっしゃくれたブルゴーニュ〟なんだけど (笑) ──、なんかキリキリし過ぎてて、まるで新築の一軒家でウイスキーの水割りを飲んでるみたいだよ (笑) 。樹液というか松ヤニというか、イイ塩梅でそこに果実味が乗って来ないですね。

 ◤Francois Chidaine (ロワール/シュナン・ブラン) ・・・良くも悪くもこの4本の中では一番目立ってますね。色もコレだけオレンジっぽいし。エキス感たっぷりという感じでコクもデロンと出ていて、充実感はある。ただし──です。透明なフルーティネスが十分に発揮されているかというと、それよりも外皮的な要素の方が色濃く出てるので、濃いし強いけど、真の意味で「ピュア」とは言えないかな。そう考えると「Les Bournais 2015」にはフィネスやエレガンスを感じたよな。そして、その両方を併せ持つのが、今のところ最初に飲んだ──2本目はイマイチだったけど──「Les Choisilles 2013」ということになる。

 ◤Michel Thomas (ロワール/ソーヴィニヨン) ・・・Francois Chidaineと比べると随分とシンプルで素っ気ないワインだけど、引き締まった体躯には密度の高い酸やミネラルや果実味が十全と凝縮されているので、無駄がないというだけで、決して味気ないわけではなく、むしろ「エレガンス勝負」ならFrancois Chidaineを打ち負かすのではないだろうか。これは熟成が利くヴィンテージだと思う。再来週にまた西荻窪に出向く用事があるのでリピートしてもいいな。3〜4年ほど忘れ去ることができれば面白い結果と出会えそうだけど、問題は保管場所だな。逆に日本酒用冷蔵庫はスカスカなんだけどな (笑) 。

 ◤Clos Floridene (ボルドー/ソーヴィニヨン&セミヨン) ・・・これだけカジュアル。いちいちワインの緻密について斬り込む必要もなく、気の合う仲間とワイワイ飲んでればそれで事足りるワイン。ちょっと「2014」を近々リピートしてみるわ。



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 というわけDE、左から好きな順です。

 まあ、これに関しては夫婦で意見の相違はありません。Michel Thomas (ロワール/ソーヴィニヨン) は結構イイ線まで行ってるんだけど、いかんせん、今の時点では骨格が屈強過ぎる。まるで寝起きのジジババ並みに柔軟体操が必要で、美味しく飲むのに少しコツが要るというか、まだまだ先のあるワインです。



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 そんなこともあり、今の段階ではFrancois Chidaine (ロワール/シュナン・ブラン) の方が──粗野で暴れん坊ではあるものの──アトラクティヴです。いずれにせよ、ロワールワインは今やマイナーな存在なので、我々夫婦にとっては、まさに〝漁りたい放題〟で、しばらくはシツコク飲み続けてイクと思います。

 ブルゴーニュと比べたら綾瀬はるかに安いし、予算8,000円以内で相当なヤツが買えるし、カリスマ生産者のトップ・キュヴェですら、ブルゴーニュのプルミエ・クリュ程度の値段だし、このエリアに詳しくなることには相当なモチベーションがありますので、2〜3年後には特集記事も書けるようになってると思います。


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※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


Christian_Bergeret ブルゴーニュ白 サン・トーバン

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