◤八海山 - 特別本醸造「2019.11.28」<新潟> 




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 皆さん、今日も元気に「生酒」を飲んでますか?


 気づけば「篠峯 生酛 純米 H30BY (2019/12/23) 」を最後に「 (日本酒の) 生酒」を飲んでませんが、意外に困ったことは何もありません──むしろ「〝生酒〟から離れたことで〝困ったことになっていない〟のではないか?」とすら思えて来た、八海山 (はっかいさん) です。大晦日にCOREDO室町2に入ってる「八海山 千年こうじや」で〝ハズレ酒の保険〟として買っておいたんですが、そこそこ「冩樂 純米酒 一回火入」が美味しく飲めたので、静かに消化試合です。

旨さの幻影や想ひ出〟を追い求めながら (〝理想のイクラ〟を頭の中で補完しながら) 、味がしなくても逆に味が出過ぎて甘くて重くても渋くても苦くても何かの完全体を頭に描きつつ目の前の大して旨くもない酒と真面目に向き合うことこそがマニアの本懐と言うのならオレはもうその地位を捨てようじゃないか──とまでは言い切れないものの、次に買う酒は、おそらく適当な (少しの熟考を経て選ばれる) 二回火入れの熟成純米の1800mlだとは思います。今こそ「西荻窪 三ツ矢酒店」の出番ですな。近所の「旭興屋」も火入れの酒がたくさんあるけど。

 というわけDE、今回で地味に3本目ですが、これだけ有名なクラシック商品ではあるものの、それなりに毎回バランスの異なる酒ではありました。ま、そこを含めて〝家庭料理〟同様〝飽きが来ない〟ということなんでしょうね。逆に「次は一体どんなバランスの仕上がりなんだろう?」という興味すら少し沸く珍現象がオレの中で不意にもたらされる令和初の正月なのでありましたとさ。



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 bottle size:300ml





【863】八海山 -はっかいさん- 特別本醸造 30BY? <新潟>

八海醸造株式会社:http://www.hakkaisan.co.jp


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▪︎酒米/精米歩合:五百万石 (麹米・掛米) 、トドロキワセ他 (掛米) /55%
▪︎酵母:協会701号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+4.0/1.0/1.2
▪︎備考:原料や数値は仕込みごとに多少変わります。
▪︎ALC:15.5%
▪︎処理:二回火入れ
▪︎酒造年度/出荷日:2018BY?/2019年11月28日
▪︎管理状況:2019/12/31に購入、3℃で管理。
▪︎試飲日時:20208年1月8日 (水) / Feudo ArancioMIYASAKAの次に3本目として開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──いつもの感じではあるけど、本ロットは少し甘そうな雰囲気。表面に焦がし砂糖のような甘みを感じるのは、直前まで酸っぱい白ワインを飲んでいたからであることを祈ろう。それでも、この酒としては初めて「カンロ飴」を感じる。和菓子みたいで嫌いじゃないけど。

 まずはRS (8~10℃の冷酒) で──。

 あああ、なんかクリアにビターな火入れ純米という感じで、特にアル添ライクな属性は〝軽さ〟以外には感じないかなー。でもまあ、無理に探しに行けば、このペタンとした上っ面な〝辛み〟こそが〝アル添らしさ〟ではあるのかな。なんかホクホクした芋焼酎のような旨みの層もあり、過度な熟味は感じないものの、ちゃんと仕上がってる感はあるので、落ち着いてスイスイ飲めます。いやー、正直、五味それぞれの主張のうるさい今時期の不完全な生酒より綾瀬はるかにイイです。



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 レンジ燗 (45℃前後) ──500Wで30秒。

 甘みが引っ込むことで、ビシっとした酸が立ってビターなニュアンスになるのと、やはり、ここへ来て〝アル添ファイヤー全開の揮発感のある辛み〟がピリっと利いて、期待を裏切らず〝オヤジな酒〟にはなるんだけど、腐っても「磨き55」、全体的にはキレイなもんです。

 レンジで日向燗 (30℃前後) ──500Wで20秒。

 この温度帯だと米の甘み&旨みも柔らかな質感の中で感じられ、それでいて、退けにかけてはオールドスクールな麹由来の酸も酔い (ヨイ) っと伸びるので、締まりはイイです。いやホント、週末はイイ酒をバンバン開けるので、平日は火入れ酒のみで乗り切れそうな自信が沸いて来た (笑) 。いちいち些細な欠点を書くのが面倒なガチャガチャした生酒より綾瀬はるかに心の健康を維持できるわ。何より300ml (572円) でこの品質が確約されていることの、何と心強いことか。

 下手すりゃ、また買うぜ。伊勢丹新宿でいつでも買える。


moukan1972♂



※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


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