◤竹泉 - 純米吟醸 雄町 槽口直詰 生 27BY ── dಠಠb「たとえば少年ジャンプとかのスポーツ漫画で、主人公たちが全国大会の一回戦で対戦する、ユニホームが紫とか黒とかの、謎の強豪校的な存在に近い (笑)」#Spicy, Unique 




 竹泉 (ちくせん) です。あまり近場で取り扱いの少ない銘柄だけど、阿佐ヶ谷の柳瀬屋酒店に少しだけ置いてあって、以前店主に「コレの飛び切り燗、超旨いっすよ」と、火入れの純米雄町を勧められたことがあったものの、なかなか買うタイミングがなかった。

 そんな中、いつもお世話になってるお二方がリレー形式のようにブログで紹介していたので、柳瀬屋にこの生酒の扱いはなかったものの、他の銘柄を検索中にたまたまネットで見つけた勢いで取り寄せてみた。オレがポチった瞬間にSOLD OUTになったので、まあよかった (笑) 。


 酔いどれオタクの日本酒感想記
 本日の家飲み 竹泉  純米吟醸 生原酒 槽口直詰 雄町 26BY

 日本酒感想日誌
 【543】竹泉 純米吟醸 雄町 槽口直詰 27BY




 ▼時代を感じさせる独特の角度とサイズ感のウェリントン。ダサ史は繰り返す。
chikusen_omachi55nama1.jpg


chikusen_omachi55nama2.jpg
 bottle size:720ml





【140】竹泉 -ちくせん- 純米吟醸 雄町 槽口直詰 生 27BY <兵庫>

田治米 (たじめ) 合名会社:http://www.chikusen-1702.com


Moukan's tag:




chikusen_omachi55nama3.jpg 立ち香──酸の弾ける瑞々しい香り。雄町らしいブドウ様プラス、少し焦げたような、スモーキーなタッチも。そこにハーブライクな草っぽいスパイシーさが重なる。風の森や七田愛山なんかにも通じるバニラ系のセメダインもありつつ、この草っぽいニュアンスは宝剣や相模灘も思い出す。27BYのちえびじんレベルの焚き火感はないけど、おばあちゃんちの桐箪笥よろしく、少し布チックな、独特な和の香りもある。搾った際の袋香が酒に染み付いてるのかな。

 おう、アケスケに飛び込んで来るドッカリした香りと旨み。ガスの感じはキメの細かい粒子状の微細なタッチ。草っぽいニッキみたいな甘さから立ち上がりつつ、すぐにガスによる凝縮感へと収斂され、飛び切りの辛み&苦みでギシっと切れ上がる流れ。まさに苦みに宿るジューシイ感。これはなかなかに得難いタッチ。

 疑いようもなく辛いんだけど、この辛さを軸に、そこへ様々なフルーツや香りが混ざりこむ感じ。この酒に関しては、表面的な甘さには振れず、あくまでもパンチのある辛みと苦みの中で滲み出るように色の濃いフルーツ感を浮き上がらせる酒質、これでいいんだと思う。

 風の森や七田をこの酒と対峙させるなら、竹泉は、たとえば少年ジャンプとかのスポーツ漫画で、主人公たちが全国大会の一回戦で対戦する、ユニホームが紫とか黒とかの、謎の強豪校的な存在に近い (笑) 。風の森や七田が表通りのモテ男なら、竹泉はあきらかに裏通りの不良。

 温度が上がってくると、甘くなるのではなく、むしろ苦旨なニュアンスが横に広がる感じだ。この裏街道な秘蔵酒感、アンダーグラウンドな地酒としての秘境感、まさに女子供はすっこんでろ的な振り切れ感、これはなかなかに楽しい。決して初心者向けではないけれど、酒に限らず、少しクセのある珍味とか、周りの友人たちとは常に味覚において打ち解けない日々を過ごしてる変わり者なら、逆に「別に普通に美味しいんだけど」という受け入れやすさもあるのではないだろうか。

 ただし、今日のこの感じがこの酒の最大ポテンシャルではないな。2年くらい生熟させてはじめて、この酒の真価が発揮されるようにも思う。


moukan1972♂






日本酒 雄町 竹泉 メガネと酒

Comment

Add your comment