もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 チャリは寒いけど (逆に汗が冷えてスースー) 、お燗用の1800mlを買って来た。これでしばらくは安心。その店、去年から〝あの銘柄〟を扱うようになったのでオレにとっては更に便利。他に気になったのは「諏訪泉 阿波山田錦 Vintage 2015」とか、もはや「生酒コーナー」なんか見向きもしなかったよ (笑) 。
〜 たぶん年ベースだと余裕で250本以上の酒瓶を空にし、記事の比重は徐々にワインが日本酒を侵食、週末には必ずシャン、なるべく毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評 (ほぼ「浜辺美波」関連) 、超時々メガネ警察、特に悪気はないが冗談は常にキツめ 〜

【Xmas Recommended Champagne】「クリスマスくらいはシャンパンでも飲むか」という俄かライトユーザーを一気に深淵へといざなう厳選キュヴェ23! 




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 ▲メインCMに関しては「Full Version」以外は基本カス。[Full Version 120秒][60秒Ver][30秒Ver][15秒Ver][ゲレンデ飯篇15秒][仲間篇15秒][急接近篇15秒][浜辺美波篇6秒][メイキング][公式HP][modelpress




 毎度アクセスありがとうございます。


 先に言っておくと、季節を問わず、別に〝いつ飲んでも美味しい〟のがシャンパーニュというワインではあるけれど──冬の寒空の下で飲むわけでもないし──、とはイエイ、基本的に4,000円スタートの高級アペラシオンなので、誕生日やクリスマス等の「ハレの日」にしか飲む機会のない人も多いことでしょう。

 絶対にやってはイケナイ事は、急な必要に迫られて、そこらの高級スーパーやデパートで「Moët & Chandon “Imperial” 」や「Veuve Clicquot “Yellow Label” 」を仕方なく買ってしまうこと。周囲が、皆、味のわからぬ (何でも「美味しい!」と言う) 幸せモノ集団であるのなら、別にそれでもいいんだけど、せっかく年に何回かしか飲まないのなら、ちゃんと旨いヤツを買った方がいいと思うわけです。



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 というわけDE、これまでにオレが家で開けて来た200本以上のシャンパーニュの中から、買うべきキュヴェを、今この瞬間 (2019/12/10) に楽天で買えるモノ限定で紹介します。ちなみに3年前にココでも似たような記事を編纂してるけど、チョイスはオレじゃないし、あくまでもコッチが正解版です。(※キュヴェ=Cuvée・・・いろんな文脈において僅かに異なるニュアンスを放つ言葉だけど、シャンパーニュの場合、簡単に言うと「完成品に対しての商品名」くらいに思っておいてくれれば。日本酒やビールなら“本丸/プレミアムモルツ” は『十四代/サントリー』の中で一番ポピュラーなキュヴェだ──みたいに使う。)

 えーと、大事なのは〝読むこと〟や〝買うこと〟ではなく〝飲むこと〟なので、教科書的な説明──「シャンパーニュとスパークリングワインは違う」とか──は省きます。好きになったら自分で調べればいいし、以降、オレの記事をこれまでよりも真面目に読めばいい。古い記事は (オレ自身が初心者だったゆえ) あまり参考にならない面もあると思うので、何か質問があればどうぞ。





【Xmas Recommended Champagne】「クリスマスくらいはシャンパンでも飲むか」という俄かライトユーザーを一気に深淵へといざなう厳選キュヴェ23!


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◎キュヴェのタイプを色別で示唆。
Blend Type (一般的なシャンパーニュ/白&黒ブドウのブレンド)
Blanc de Blancs (ブラン・ド・ブラン/白ブドウ100%)
Blanc de Noirs (ブラン・ド・ノワール/黒ブドウ100%)
Rose (ロゼ)

◎味に関するマニア度を★5つで示唆。数が少ないほど初心者向け。
★☆☆☆☆・・・まずはココから。
★★☆☆☆・・・少しわかって来た。
★★★☆☆・・・このラインで「美味しい!」と思えなければ先に進む必要ナシゴレン。
★★★★☆・・・わかり始めた My Revolution。
★★★★★・・・牛ワトニハモロレライ (もう後には戻れない) 。

※写真クリックで該当記事にジャンプ。
※楽天へのリンクは恣意的な要素も含むので他の店で買える場合も多数。基本的には最安値を優先。



【01】P. Guerre&Fils (P. ゲール) Brut「Cuvée “Coquelicot (コクリコ) ” 」NV <6,776円>
 ★☆☆☆☆
 セパージュ (使用品種) はシャルドネとピノ・ノワールが半分ずつ。ドザージュ (補糖) も9g/1Lとシッカリあるので、割りとゴージャスにフルーティーで、飲んだ者すべてをシアワセにするハッピーアンセムな極上キュヴェ。ラベルもカワイイので手土産にも最適だし、飲んだ後は花瓶にもなります。つい最近オレも手配した。ただし、最初に飲んでから2年ほど経ってるので、どこまでフレッシュネスを維持しているかは未知。[楽天


【02】Etienne Lefevre (エティエンヌ・ルフェーヴル) Brut Réserve「Carte D'or (カルト・ドール) 」Grand Cru NV <4,103円〜>
 ★☆☆☆☆
 これまたハッピーアンセムかつチャーミングにフルーティーな鉄板キュヴェ。セパージュは「ピノ・ノワール:75%、シャルドネ:25%」で、ヴェルズネイ村を主体にヴェルジーのブドウもブレンド。平均樹齢は40年で、もちろんグラン・クリュ100%──なぜならここのドメーヌはグラン・クリュにしか畑を所有していない。ドザージュは6g/1Lで、飲んだ感じは極めて適切な量。少し割高ではあるが、初回に「1,000円OFF」のクーポンも使えるので、正規輸入元のフィラディスの販売サイトでの購入を薦めておきます。[楽天][フィラディス


【03】Philipponnat (フィリポナ)「Royale Réserve Brut (ロワイヤル・レゼルヴ・ブリュット) 」NV <4,581円>
 ★★☆☆☆
 上質なムニエやピノ・ノワールが育つVallée de la Marne (ヴァレ・ド・ラ・マルヌ) 地区の名門です。高級スーパー程度じゃ見掛けないけど、シャンパーニュ界ではビッグネームです。ロットによって細かいレシピは異なるけど、このエリアのNVにしてはシャルドネの透明感が前に出たエレガントかつチャーミングにフルーティーなキュヴェ。陽気で爽やかなので、パーティーの乾杯酒に最適。イタリアンやシーフード料理にも合わせやすいです。Xmasパーティーにせっかく高級なケータリングを用意してもワインがショボくちゃハナシニナラナイ。せめてコレくらいはテーブルに待機させたい。[楽天]←最安値ではないが同梱を組みやすいので。


【04】Henriot (アンリオ) Brut「Souverain (スーヴェラン) 」NV <3,960円〜>
 ★★★☆☆
 同じく家族経営の名門ながら、上のPhilipponnat (フィリポナ) とは、ある意味でタイプが真逆のキュヴェ。アンリオはコート・デ・ブランのシャルドネを重視しており、その味筋は、陽気というよりは厳粛かつダンディー。約30%という多めのリザーヴ・ワイン (秘伝のタレ) を使い、このエントリーレンジのNVでも瓶熟に3〜4年もの歳月をかける。この価格で名門の静謐なるゴージャス感を味わえる機会もそう多くはヌワイ。たった4,000円でこの完成度。日本酒の「箱入り山田錦40」なんかハナシニナラナイ。楽天フェリシティーに驚きの安さで再入荷してるけど、気になる人はエチケットの新旧を確認するといいでしょう。ちなみにフィッチは新エチケット。[フェリシティー][フィッチ


【05】Eric Rodez (エリック・ロデズ) Brut「Cuvée des Crayères (キュヴェ・デ・クレイエール) 」Ambonnay Grand Cru NV <5,280円〜>
 ★★☆☆☆
 やはり、Xmasにはリッチで優雅なシャンパーニュはハズせない。Montagne de Reims (モンターニュ・ド・ランス) 地区における「三大ピノ・ノワール名産地」であるAmbonnay (アンボネイ) 村のRM。食事に合わせるというよりは、ワイン単体を、例えば深夜に映画でも観ながら楽しむのがオツ。大小新古を織り交ぜた様々な樽の使用、必要な部分ではステンレスタンクをも縦横無尽に駆使したベースワイン造りは区画ごとに細かな計算が施され、それら複数ヴィンテージの巧みなアッサンブラージュに加え、多め (40〜45%) のヴァン・ド・レゼルヴ (秘伝のタレ) がワインに悠久の魂を吹き込む。ロットにより多少の調整はあるが、セパージュはピノ・ノワールとシャルドネが半分ずつくらい。同エリアのNVにしてはシャルドネの比率が高めなので、リッチネスの中にも揺らめく透明な輝きがある。本当はココの「ブラン・ド・ノワール」が更にオススメなんだけど、現在、楽天で取り扱いナシゴレン。なぜか近所の佐々木酒店では見かけたけど。[楽天][★★★☆☆ Blanc de Noirs


シャンパーニュ地方map1



【06】Vincent Couche (ヴァンサン・クーシュ) Brut「Sensation」1997 <7,480円>
 ★★★★☆
 もう1本、リッチで酒単体系のヤツを。今のシャンパーニュ界で最もエキサイティングなエリアとしてマニアからの視線も熱いCôte des Bar (コート・デ・バール) 地区のRMの長期熟成キュヴェ。これでも伊勢丹のシャン祭りに出品してた正規代理店の値付けの半分以下じゃないかな。楽天ではヴェリタスのみの扱い。ココは年がら年中「10%OFF」だの「ポイント20倍 (商品限定) 」だのをやるので、狙いを定めて安く拾うといいでしょう。オレも最近「6731円 (&ポイント15倍以上) 」で再購入。少し値の下がる「1995」もあるけど、断然「1997」がオススメ。大きめのグラスで温度を上げながらチビチビやれば幸福感MAX。これ飲んだら、もう「木戸泉 Afruge」なんかは退屈の極み。[楽天


【07】Vincent Couche (ヴァンサン・クーシュ) Brut Nature「Chardonnay de Montgueux」NV <4,983円>
 ★★★☆☆
 もう1本、同じ蔵のヤツを。シャルドネ100%のブラン・ド・ブラン──しかも補糖 (ドザージュ) ZEROの「Brut Nature (Non Dosage=ノンドゼ) 」ですね。通ぶって何でもかんでもノンドゼを推して来る輩もいますが、本当に旨いのは僅かです。この瓶はボトリングが「2013/04/05」でデゴルジュが「2018/10/04」なので味乗り抜群侍です。本当はスタンダードNVの「Elégance」を薦めたいところだけど、まだまだコンディションが若いので、今買うなら断然ブラン・ド・ブラン。これまた楽天ではヴェリタスのみの扱い。[楽天][★★★☆☆ Elégance


【08】Pierre Gerbais (ピエール・ジェルベ) Brut Nature「L' Audace (ロダス) 」Blanc de Noirs 2014 <5,610円>
 ★★★★☆
 ピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワールで、しかも「Brut Nature (Non Dosage=ノンドゼ) 」で、更には醸造時の「SO2無添加」という過激な1本。初心者には決して薦めないが、背伸び志向ツヨーメの「我こそは!」という人は、是非この機会に。Vincent Couche (ヴァンサン・クーシュ) と同じCôte des Bar (コート・デ・バール) 地区のRMですね。日本酒なんかもそうだけど、いわゆる一つの〝跡取り息子のトンガリCuvée〟です。ピノ・ノワール100%なので、たとえばフレンチのコースなんかもコレ1本で通せる懐の深さがあります。泡が弱まって温度が上がってからが第二幕。翌日も旨い。「L' Audace (ロダス) 」とは「大胆さ」の意。ちなみにココのスタンダードNV「Cuvée de Réserve」はキャッチーで分かりやすく、それでいて4,000円を切るので、コチラもオススメです。[楽天][★★☆☆☆ Cuvée de Réserve][世にも奇妙な焼き土下座の世界


【09】Marie Courtin (マリー・クルタン) Extra Brut「Resonance」Blanc de Noirs <6,600円>
 ★★★★☆
 これまたCôte des Bar (コート・デ・バール) 地区のトンガリRMの、エチケットには「Extra Brut」と書いてあるけど、実際にはブラン・ド・ノワールのノンドゼで、しかも「2014」のミレジメ (単一ヴィンテージ) 。ちょっと高いけど、この値段で買えるのも、あと2〜3年でしょうね。[楽天


【10】Vouette et Sorbée (ヴェット・エ・ソルベ) Extra Brut (Brut Nature)「Fidèle」NV <7,480円>
 ★★★★★
 あと1本だけCôte des Bar地区のノンドゼ・ブラン・ド・ノワールを。オレも初心者時代は粋がってノンドゼをいろいろ飲んだけど、結局旨いのは (魅力的なのは) 、やはりこのエリアのピノ・ノワールを使ったノンドゼ。Côte des Bar地区はシャンパーニュ・アペラシオンとしては最南なので、ブドウがよく熟すんでしょう。北エリアのノンドゼは、たとえグラン・クリュ産であっても、大抵ここまで果実味は大爆発しないです。ま、その代わり「Elegant!」なんて言われるんだろうけど (それは認める) 、せっかく高い金を払うんだし、ちゃんと味のするノンドゼを飲みたいじゃん。とはイエイ、このへんは初心者には薦めません。まずはシッカリと補糖 (ドザージュ) された、飲んだ瞬間に誰もが笑顔になれるようなハッピーなキュヴェを選びましょう。それには【01】や【02】あたりが最適。[楽天



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【11】Brun Servenay (ブリュン・セルヴネイ) Brut「Melodie en C. (メロディ・アン・セー) 」NV <4,620円>
 ★★★☆☆
 シャンパーニュ地方におけるシャルドネの聖地、それが天下のCôte des Blancs (コート・デ・ブラン) 地区だ。北からChouilly (シュイィ) 、Cramant (クラマン) 、Avize (アヴィーズ) 、Oger (オジェ) 、Les Mesnil-sur-Oger (ル・メニル・シュール・オジェ) のグラン・クリュと、南のプルミエ・クリュ、Vertus (ヴェルチュ) が主要産地で、名門アンリオもこのエリアの (特にアヴィーズの) シャルドネを重要視しています。人々が何となく頭に描く「酸っぱくてシュワシュワしてる白ワイン」の、ある意味「素直な理想型」が、このシャルドネ100%の「Melodie en C. (メロディ・アン・セー) 」だ。マロラクティック発酵をブロックする醸造スタイルなので、よりダイレクトに果実のパワーが感じれます。初めて買った時はギリ3,000円台だったけど、ジワジワ値上がってます。5,000円を超える前に一度は飲んでおくべき模範的ブラン・ド・ブラン。我が家の超ド定番キュヴェ。もしもこれが1,800円で買えるのなら、今この瞬間に日本酒は卒業する。[楽天


【12】Domaine Jacques Selosse (ジャック・セロス) Blanc de Blancs「INITIAL」NV <32,900円>
 ★★★★☆
 あれ? いつの間にか楽天最安値が30,000円を超えてるんですけど・・・。泣く子も黙る、オマルの子は飲めない、Avize (アヴィーズ) の世界的スター生産者Anselme Selosse (アンセルム・セロス) 率いる「Jacques Selosse (ジャック・セロス) 」の、これでも一番安いスタンダードなキュヴェ。徐々に仕事を息子に任せつつあるようなので、彼が直接手掛けるワインのエンディングは日に日に近づいてます。初心者がいきなり飲んでも完璧に旨いけど、他との相対的な価値が見えにくいので──この価格の意味を真に理解できないので──、せめて50〜60本くらいはいろいろ飲んでからチャレンジしたいところではあるが、滅多にシャンパーニュを飲まない人なら、死ぬまでにあと何本飲めるか分からないし──残りの人生が仮に40年だとして1年に1本なら〝たった40本〟しか飲めないわけだろ?──、だったら、いきなりコレ行くのもアリなのかな。実は難解でもなんでもなく、ただひたすらにピュアでエッセンシャルなワイン。日本酒がこのレベルにまで到達するには、あと100年はかかる。基本的に「高価な酒米をたくさん磨くこと」以外にその酒を高級 (高価) にする方法がないわけだし。虚しい・・・。[楽天


【13】Varnier Fanniere (ヴァルニエ・ファニエール)「Brut Zero」Grand Cru Avize NV <5,869円>
 ★★★★☆
 Jacques Selosse (ジャック・セロス) と同じAvize (アヴィーズ) のRM (レコルタン・マニピュラン=自家栽培醸造家) だけど、こちらはステレンス派なので、シャルドネ表現は更にクリアかつピュア。ブラン・ド・ブランのノンドゼ (補糖ゼロ) は物足りないキュヴェも多いけど、コレは違う。「Brut (補糖アリ) 」なら逆に「Rose」がオススメなんだけど、滅多に売ってないです。[楽天][★★☆☆☆ Brut Rose


【14】Guy Larmandier (ギィ・ラルマンディエ) Brut Blanc de Blancs「Cramant」Grand Cru NV <5,887円>
 ★☆☆☆☆
 Côte des Blancs (コート・デ・ブラン) 地区のグラン・クリュ (特級畑) の中でもとりわけフルーティーで明るいトーンを持つ「Cramant (クラマン) 」村のシャルドネを使用したブラン・ド・ブラン。上記3つのキュヴェと比べて格段に陽気で愛くるしく華やかにジューシイで、初心者が飲んでも素直に「美味しい」と感じられるキャッチーさがあるので、まずはココから。ただ、取り扱いが少ない銘柄なので、少し割高ではある。[楽天


【15】LAUNOIS pére & fils (ローノワ・ペール・エ・フィス) Brut「Veuve Clémence (ヴーヴ・クレモンス) 」Grand Cru Blanc de Blancs NV <5,378円>
 ★★★★☆
 Côte des Blancs (コート・デ・ブラン) 地区における最高のシャルドネ産地として名高い「Les Mesnil-sur-Oger (ル・メニル・シュール・オジェ) 」村ではあるけれど、アンダー7,000円クラスのNV程度でその内に秘めたポテンシャルが最大限に発揮されるとはオレには思えないので、逆にそこは避けて買ってるくらいではあるが、そんな中でも、メニルとしてのエレガンスがこの価格帯で無理なく精緻に表現されているのが、この「Veuve Clémence (ヴーヴ・クレモンス) 」というキュヴェだ。初心者には薦めないが、エリート産地のブラン・ド・ブランが放つ最高のエレガンスを味わいたいのなら、ここへ進むという選択は正しい。つい最近フィッチが「4,000円台」で出品してたけど、すぐに売れた (買い逃した!) 。とはイエイ、普通は概ねこれくらいの値付けではあります。愛する誰かと二人で静かにグラスを交わすための、まさにワンランク上の大人用ブラン・ド・ブラン。[楽天


【16】Quenardel & Fils (ケナルデル&フィス) Brut「Millésime 2004」à Verzenay Grand Cru Blanc de Blancs <7,568円>
 ★★★★★
 誰もが欲しがるMontagne de Reims (モンターニュ・ド・ランス) 地区における──つまり、Champagne地方における最高のピノ・ノワール産地である「Verzenay (ヴェルズネイ) 」村のシャルドネ100%で仕込んだ、あまりにもマニアックな長期熟成ブラン・ド・ブラン。これが「美味しい」ということになると、もう後戻りはできなくなるので覚悟が必要。もはや楽天では1店舗のみの扱いとなってしまったが、ここのインポーター (ヌーヴェル・セレクション) は小売店に対して値下げもしない代わりにどの店でも「定価」のように同じ値付けだったんだけど、この「ワイン紀行」という店は少し正規価格よりも高い。気になる人はヌーヴェル・セレクションから直で入れてるかどうかを確認した方がいいでしょう。透明瓶だけに余計な仲介業者は挟みたくない。ちなみにスタンダード・キュヴェの「Brut Réserve」も非常にハイレベルでオススメです。[楽天][★★★☆☆ Brut Réserve


【17】Franck Bonville (フランク・ボンヴィル) Brut「Millésime 2010」Blanc de Blancs Grand Cru <5,197円>
 ★★★☆☆
 もうちょいCôte des Blancs (コート・デ・ブラン) 地区のブラン・ド・ブランを。Avize (アヴィーズ) 村のRM (レコルタン・マニピュラン=自家栽培醸造家) ですね。オレが飲んだのは「2009」だけど、今買えるのは「2010」で、こちらは未飲だけど、オススメの理由は、何と言ってもこの価格。このRMは所有する畑が全てグラン・クリュ (特級畑) なので、それで安いというわけ。ここの熟成シャンパーニュは割りとシッカリとした熟味が前に出るので、少し枯れたニュアンスのブラン・ド・ブランを試すには最適で気軽な入り口。一方、スタンダードNVはフレッシュで塩気のある、シャープな味筋がカチっとした細マッチョなブラン・ド・ブラン。[楽天





【18】Pierre Callot (ピエール・カロ) Brut「Millésime 2011」“Les Avats (レ・ザヴァ) ” Vigne Anciennes (Vigne Vierge) Grand Cru Avize <5,940円>
 ★★☆☆☆
 これもAvize (アヴィーズ) 村のRMだけど──コート・デ・ブラン地区のRMなら個人的にはこの村の造り手のワインが一番好き──、ある意味Franck Bonville (フランク・ボンヴィル) とは、真逆の味筋で、こちらは分かりやすく上質にフルーティー&ジューシイ。オレが飲んだのは「2009」で現行ヴィンテージの「2011」は未飲だけど、まだギリ5,000円台で買えるので、やはり〝お得感〟はあるし、比べて飲むのも面白い。スタンダードNV (「Grand Cru」表記のキュヴェ) はロットによって味にバラつきがあるけど、アタリを引けば4,312円で超絶ジューシイなシャルドネ林檎を堪能できる。ちなみにエチケット (ラベル) のデザインは少し前に新調されてます。写真は旧エチケット。[楽天


【19】Andre Jacquart (アンドレ・ジャカール) Brut「Experience」Blanc de Blancs Premier Cru NV <4,400円>
 ★★★☆☆
 もう一丁ブラン・ド・ブラン。Andre Jacquart (アンドレ・ジャカール) はコート・デ・ブラン地区の最南端Vertus (ヴェルチュ) 村のRMで、Les Mesnil-sur-Oger (ル・メニル・シュール・オジェ) にも畑を所有しており、このスタンダードNVは「メニル:60%、ヴェルチュ:40%」のブレンド。ヴェルチュだとVve Fourny & Fils (ヴーヴ・フルニ) やPascal Doquet (パスカル・ドケ) も有名だけど、信濃屋で安く買えるので、まずはココから。ヴェルチュ特有の少し熟れ感のある濃醇な果実味が楽しめます。北のグラン・クリュがレストランなら、南のプルミエ・クリュは地元のビストロという雰囲気。[楽天


【20】Pierre Paillard (ピエール・パイヤール) Extra Brut「Les Parcelles (レ・パルセル) 」Bouzy Grand Cru ─ XIV (14) ─ NV <5,478円>
 ★★★☆☆
 ココからは若手のスタイリッシュ系を幾つかピック。Montagne de Reims (モンターニュ・ド・ランス) 地区における「三大ピノ・ノワール名産地」であるBouzy (ブーズィ) 村のRMで、今や勢いは同じブーズィのAndre Clouet (アンドレ・クルエ) よりあるんじゃないかな。パワフル&クリスピー&スタイリッシュな味筋で泡はツヨーメ、骨格はシャキっとカチっとしたメリハリのあるプロポーションながらも、独特の削げた軽やかさがあり、キラキラな日本酒の100倍の輝度でキラキラなエキス感を四方に放つ。オレが飲んだのは「2012ベース」と「2013ベース」だけど、確かな一貫性がある。現行ロットは「2014ベース」で、セパージュは「ピノ・ノワール:70%、シャルドネ:30%」、ドザージュは1.8g/1Lの極辛口 (Extra Brut) 。年々値上がってるので、6,000円台に突入するのは時間の問題。[楽天フィッチ][楽天ウメムラ


【21】Dhondt Grellet (ドント・グルレ) Brut「Dans un Premier Temps」NV <5,472円>
 ★★★☆☆
 レベルは違い過ぎるけれど、日本酒同様、今やシャンパーニュ界も跡取り息子のトンガリCuvéeがシーンを席巻してます。このDhondt Grellet (ドント・グルレ) も年々値上がりしつつあって、この「Dans un Premier Temps (ダン・ザン・プルミエ・タン=第一段階) 」と名付けられたスタンダードNVも正規代理店経由だと6,000円台に突入してます。セパージュは「ピノ・ノワール:50%、ムニエ:20%、シャルドネ:30%」、ドザージュは5g/1L、リザーヴ・ワイン (代々継ぎ足された秘伝のタレ) は30%とRMとしてはクワナリ多め。煮詰めた生姜のようなスパイシーな味わいがクセになる独特の風味ではあるが、テクスチャーは軽やかで、エキスの透明度もタカーメ。ブラン・ド・ブランの「Prestige du Moulin (プレスティージュ・デュ・ムーラン) 」は更に過激にスタイリッシュ。[楽天][★★★★☆ Prestige du Moulin



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【22】Bereche et Fils (ベレッシュ・エ・フィス) Brut「Réserve」NV <4,869円>
 ★★★☆☆
 当主のRaphael Bereche (ラファエル・ベレッシュ=写真右) は今や若手ヴィニュロン (ワイン醸造家) のリーダー的存在。RMシャンパーニュだけでなく、秘蔵のオールド・ヴィンテージを買い付けて自前で熟成&デゴルジュをするネゴシアン部の「Raphael et Vincent Bereche (ラファエル・エ・ヴァンサン・ベレッシュ) 」も立上げるなど、ますます旺盛な活躍が期待される。この「Réserve」は、未だに手頃な価格で提供される蔵の顔とも言えるスタンダードNVなので、まずはココから。セパージュは主要3品種を1/3ずつブレンド、ドザージュは7g/1Lながら、Montagne de Reims (モンターニュ・ド・ランス) 地区で最も標高のある「Ludes (リュド/1er Cru) 」村のドメーヌだけあって、酸のラインはシャープかつストロング。マロラクティック発酵はブロックするので「シャンパーニュ」というよりは「泡有りのブルゴーニュ」のような表情を持つワインで、スタイリッシュネスに中にも静謐なフィネスとエレガンスが佇む。ロットごとに前に出る品種の印象が異なるが、その違いに出会えることすら楽しい傑作。単一区画モノやミレジメも飲んでみたいんだけど、ちょっと高くて手が出ない・・・。[楽天][★★★★★ Raphael et Vincent Bereche “Côte - Avize”


【23】Egly Ouriet (エグリ・ウーリエ) Brut「Vignes de Vrigny」Premier Cru NV <7,634円>
 ★★★☆☆
 当主のFrançois Egly (フランシス・エグリ) と「Jacques Selosse」のAnselme Selosse (アンセルム・セロス) はRM界における二大巨頭であるばかりでなく、もはや世界中のワイン愛好家の間でもカリスマ的な影響力を持つ生きるレジェンド。「Millésime 2008」がパーカーポイントでシャンパーニュとしては史上2本目の100点を叩き出したこともあり──もう1本は「Louis Roeder “Cristal Rose” 2002」──、ここ2年くらいの商品全体の値上がり方がエグくて、Vrigny (1er Cru/ヴリニィ) という小さな区画のムニエ100%で造られるこのNVブラン・ド・ノワールですら、10,000円突破は時間の問題。ヴェリタスのみが何とか7,000円台で頑張ってるけど──2017年9月2日に買った時は5,780円!──、これもいつまで持つか。10%OFFの時に買えばギリ6,000円台で拾えます。グラン・クリュ100%のスタンダードNV「Tradition」は最安値でも8,000円台です。これも2年前は6,469円で買えたんだよな。[楽天][★★★☆☆ Tradition


【最後に】

 というわけDE、オススメしたくても買えないヤツが結構あったので、とりあえずこんなもんです。つい最近「Louis Roederer (ルイ・ロデレール) “Brut Premier” NV」と「Bollinger (ボランジェ) “Special Cuvée” NV」をリピートしたので、これらは今飲んだらどうだろう。もちろん、シャンパーニュ全体で見れば、この2つは基本中の基本ではあります。






 あと、家で最初に開けた時は良さが理解できなかったんだけど、近所のワインバーで2回ほどボトルを入れて飲んだ「Bruno Paillard (ブルーノ・パイヤール) Extra Brut “Première Cuvée” NV」は〝リッチなVilmart〟というニュアンスで、これはオススメしておきます。クリスマスの食卓が一気に華やぎますね。[楽天フィッチ

 オレも3年前は知識ゼロだったけど、意識的に飲んでいれば、特に覚えようとしなくても、これくらいの専門用語は勝手にスラスラ出て来るようになるので、今は無理に暗記する必要なヌワイです。「★☆☆☆☆」の初心者向けのキュヴェが結果的に少ないんだけど、これはオレの嗜好全般が音楽以外の分野でも元々マニアックなので、仕方ないカナートいう感じです。今の時代は小規模生産者のワインでも美味しいヤツは幾らでもあるので、別に大手のNVを制覇する必要もないとは思いますが、そういう情報はそこらで売ってる教科書を参考にしてみて下さい。


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 あと、初期投資は掛かるけど、どうせならワイングラスはハンドメイドの高級品の方がイイです。ハンドメイドは個体差が大きいので、実際に店で同じモデルの在庫を全て試して一番〝軽いグラス〟を選ぶことをオススメします。[フレッシュ・タイプ用①][ (実質半額) ][リッチ&熟成タイプ用


 それでは、皆さま、愛する人と、素敵なシャンパーニュ・ライフをお楽しみ下さい


moukan1972♂



※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


Champagne シャンパーニュ シャンパン

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - 【保管方法について】


【保管方法について】

▪︎冷蔵庫であれば基本的に問題はないですが、庫内はとても乾燥しているので、長期保存は避けるのが無難です。基本的には買って半年以内に飲んだ方がいいです。その際、瓶は立てても寝かせてもいいですが、寝かせた場合は揺れないように下にタオルを敷くなど、緩衝材を挟む必要があります。

▪︎調湿機能のない安価なワインセラーで長期熟成させることは推奨しません。コルクは乾燥すると縮むので隙間から空気が入って酸化 (劣化) する場合があります。

▪︎冬場は部屋の最高温度が18℃以下なら室温でも保存可能ですが、ダンボールに入れるとか新聞紙で包むとか、光 (太陽&蛍光灯=紫外線) が当たらないようにして下さい。最高気温が20℃を超えると劣化が早まりますので、すぐに冷蔵庫に移動させて下さい。尚、飲む前にはしっかり冷やさないとワインが吹きこぼれるので注意して下さい。開ける3時間くらい前に冷蔵庫に入れておけば大丈夫です。

▪︎ネット通販した場合は最低でも2週間はワインを休ませた方がいいです。特に長期熟成シャンパーニュなど、休ませる期間によって泡のキメ細かさに差が出るキュヴェもあります。泡がモコモコしてワインの味が捉えにくい時はマドラーなどで優しく数回クルクルと撹拌させるとテクスチャーが滑らかになります。

▪︎ネット通販する場合、夏場 (最低気温が20℃を超えてる場合) は必ず「COOL便」を指定して下さい。Shopによってはデフォルトで「通常便」が設定されていることもあるので注意が必要です。

▪︎ここで紹介したシャンパーニュは、どれも翌日も美味しく飲めるモノばかりですが、その場合は、せめて1/3くらいは残しておいた方がいいです。あまりにも残りが少ないと劣化が進む場合があります。


2019.12.19 Thu 16:11
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