もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 今週の『歌謡ゲスオテン (通うゲス男テン) 』、初登場1位。一番悲惨なのは桐谷くん。ヒット&当たり役の予感もあっただけに。
〜 たぶん年ベースだと余裕で250本以上の酒瓶を空にし、記事の比重は徐々にワインが日本酒を侵食、週末には必ずシャン、なるべく毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評 (ほぼ「浜辺美波」関連) 、超時々メガネ警察、特に悪気はないが冗談は常にキツめ 〜

◤Dehours & Fils (ドゥウール/デウール) AOC Champagne Brut「Trio “S” 」NV(Dégorgement:2016/06) 




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 ▲ANOTHER SKYの公式Twitterアカウント内で事前にアナウンスされていた、美波ちゃんが食べたというサルデーニャの伝統料理「ポルチェッドゥ」のシーンは結局放映されず。未公開シーンを盛り込んだ再編集版のBlu-rayをリリースしてくれ。[TVer - アナザースカイII]※12月13日 (金) 23:44 配信終了
 



 毎度アクセスありがとうございます。


 Dehours (ドゥウール/デウール) はムニエ栽培の盛んなヴァレ・ド・ラ・マルヌ地方の西、Cerseuil (セルスイユ) のNM (ネゴシアン・マニュピュラン) で、つい最近まで日本では正規インポーターがついていなかったものの、現地では「偉大な造り手として知られる生産者」のようです。

 ちょっと高かったんだけど、フィッチの宮崎社長からダイレクト・オファーをもらったので、楽天ポイントで購入。フィッチの輸入部門である「」が入れたボトルなので、これでも正規ルートよりはクワナリ安く買えてます。



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 なんで高いかというと、このキュヴェがいわゆる〝ソレラ・シャンパーニュ〟だから。つまり、1998年から毎年継ぎ足しているブレンド用のヴァン・ド・レゼルヴ (秘伝のタレ=蔵の財産) を100%使用したワインなので、少し素敵な値段になってはいるけれど、箱に入った日本酒の糞10,000円ボトルに比べれば割安感はハンパないです。

 セパージュはピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネが1/3ずつで、12年分 (1998〜2009年) のヴァン・ド・レゼルヴ100%で仕込んだワインを6年間も瓶熟させたプレスティージュ的な位置づけのNV。ちなみにジャック・セロスの「Substance (シュブスタンス) 」、アンリオの「Cuve 38 (キューヴ38) 」、ベレッシュの「Reflet d'Antan (ルフレ・ダンタン) 」も各蔵を代表する〝ソレラ・シャンパーニュ〟ですね。通常は蔵の定番NVに「秘伝のタレ」として少量ブレンドするモノを丸々100%使って造るので、それで高くなるというわけです。




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◤ドゥウール AOCシャンパーニュ ブリュット「トリオ “エス” 」NV10,800 円

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 ▲テーブルを出すのが面倒だったからヴェリタスのダンボールで深夜の鑑賞会。



 立ち香──思ってたほど熟した香ばしさやトリュフやネリネリの黒系ベリージャムもなく、もちろん、リッチな熟香はあるけれど、驚くほどではヌワイです。アロマを主導するのは、やはりピノ・ノワールやムニエなどの黒葡萄コンビ。シャルドネは、差し詰め、それらを照らす〝灯り〟という感じです。

 アナスカを観ながらなので下書きはしてません──。

 ♡☺♡「旨いっ。でも意外に爽やか。そこまでリッチというわけでもないけど、味は濃いねえ〜。」

 だいぶ泡は落ち着いてるので、もはやクレマン並のガス気圧だけど、さすがにキメの細かさは流麗にして清冽。凝縮感のある果実味の奥から細い絹糸のような繊細さで麗しのフローラル香がスラっと伸びて来る。全体としては、非常にエレガントで静謐な佇まいを帯びた、一廉のケレン味とは一定の距離を取るタイプの熟成シャンパーニュ。

 もはや10,000円の日本酒は怖くて買えないけれど、さすがに10,000円のシャンパンはハズさないか。高額な日本酒をハズした時の、あの、愛に満ちた優しい夜から一瞬で幸せな笑顔を奪う静かなる青白い虚脱感ほど短い人生にとって切なく邪魔な感情はないわけで、もう我々は余計な冒険はしません。





── 2日目。

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 ▲パクチーサラダに、やや余り気味だったCalbee『カレーグラ』を混ぜ込んだら、思いの外、イイ感じの食感アクセントに。ま、完全オリジナルの門外不出レシピのドレッシングが美味しいのだけれど。



 さすがに半分は残しておきました。

 まだまだ酸が活き活きとフレッシュ。少し温度を上げながら飲んだ方がリッチ感は増す。アタックはシルキーで泡もキメが細かく、テクスチャーはベルベッティー、内側へ鋭く切れ込むミネラル感は鮮烈で、酸が象る極薄の皮膜に包まれた果汁の球体は、揺蕩いながらも焦点がブレることはなく、練り込まれたコシのある旨みを包み込みながら、充実したエキス感を散りばめつつ、力強くもしなやかにフィニッシュ。

 もちろん、予算1万ということであれば、他にいくらでも選択肢はあるとは思うけれど、まあ、初めての「本格ソレラ・シャンパーニュ」へのエントリーとしては有意義ではあったかな──まさに「ロマンへの対価」という感じで。次は「Bereche “Reflet d'Antan” 」あたりを買ってみるか。でもコレ、15,000円くらいしちゃうんだよなー。1本あたりの単価を下げるべく「ウメムラの6本セット」の枠組みの中で買うかな。


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※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


Dehours シャンパン シャンパーニュ Champagne 浜辺美波

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