もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 チャリは寒いけど (逆に汗が冷えてスースー) 、お燗用の1800mlを買って来た。これでしばらくは安心。その店、去年から〝あの銘柄〟を扱うようになったのでオレにとっては更に便利。他に気になったのは「諏訪泉 阿波山田錦 Vintage 2015」とか、もはや「生酒コーナー」なんか見向きもしなかったよ (笑) 。
〜 たぶん年ベースだと余裕で250本以上の酒瓶を空にし、記事の比重は徐々にワインが日本酒を侵食、週末には必ずシャン、なるべく毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評 (ほぼ「浜辺美波」関連) 、超時々メガネ警察、特に悪気はないが冗談は常にキツめ 〜

◤Henriot (アンリオ) AOC Champagne Brut「Souverain」NV 




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 ▲コチラは謎ロットの旧エチケット。

 ▼2018年のどこかで切り替わった新エチケット。

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 毎度アクセスありがとうございます。


 Henriot (アンリオ) は、偉大なシャンパン・ハウス (ヴーヴ・クリコ、シャルルとパイパーの2のエドシック、クリュッグ、ランソン、ポメリー、ルイ・ロデレール、テタンジェなど) の本部──名著『シャンパン』のマイケル・エドワーズ曰くまるで何かの勲章授与のため名前を読み上げているかのようだ──が軒を連ねる、シャンパーニュ地方の大都市Reims (ランス) に拠点を構える家族経営の老舗メゾン。17世紀よりワイン造りに携わり、1808年に自らの名をラベルに冠したシャンパンを初めて世に送り出した老舗中の老舗でありながら、今でも家族経営を核とし、生産量は年間約100万本と、世界規模で考えれば、これでも小規模だそう──日本酒換算なら4000石くらいか。

 2年くらい前はそこそこ安い価格で並行品が拾えたけど、徐々に安く買えなくなって来てます。今回は「フェリシティー (楽天最安値) 」で拾ってみたけど、案の定と言うべきか、エチケット (ラベル) が旧デザインでしたね。去年の伊勢丹新宿のシャン祭り (ノエル・ア・ラ・モード/2018/11) の時には「新エチケット」になっていたので、つまり──ココ大事!──「旧エチケットの瓶は最低でもリリースから1年以上は過ぎてる」ので、少し注意が必要です。




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 新エチケットのセパージュは「シャルドネ:50%、ピノ・ノワール:45%、ムニエ:5%」となってるみたいだけど、あれ???──確かアンリオって「ムニエ」は使わなかったはずでは。いずれにせよ、ここのメゾンが重視しているのは、とにかく「シャルドネ (コート・デ・ブラン産) 」です。大手&老舗メゾンの定番NVでここまで「シャルドネ」の割合の高いキュヴェは少ないです。そして、リザーヴ・ワイン (秘伝のタレ) を約30%も投入するのが売りですね。これにより、エントリークラスのNVでも長期熟成させたミレジメのような風格を漂わせます。



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◤アンリオ AOCシャンパーニュ ブリュット「スーヴェラン (=至高) 」NV4,180 円

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 立ち香──結構まろやかにクリーミイ。特に〝老ね〟は感じないけど、ちょっとアンリオっぽさからは離れてるような。でも、徐々に香ばしいアンリオらしい焙煎コーヒーのアロマも伸びて来た。ほんのりピノ・ノワール由来の、鼻毛そよぐクミン系のスパイシーなアロマ。そして、非常に〝らしい〟鍾乳洞なミネラル香 (笑) 。

 ♡☺♡「チュロスみたい。あとはクミン系のスパイシーな香り。」
 dಠಠb「我々の言うところの『大久保2丁目アロマ』です (笑) 。」



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 ▲市販のストレート鍋用スープを2種類ブレンドして、隠し味に「すりおろしリンゴ」を1/4くらい入れてます。あえて「野菜少なめの肉重視」にしてるので、これで元々の〝野菜を入れることを前提に味設計されている強めの塩気〟を緩和します。豆乳や牛乳を入れるのもアリ。あとは我が家の「秘伝の料理酒 (ブレンド) 」を割りとドバドバ。もちろん鶏肉は下茹でして、よく洗います (骨の隙間の血を取り除きます) 。



 どんなもんでしょう──。

 ♡☺♡「旨い。泡はだいぶ少なくなってるけど、リッチ感があっていい。アンリオらしさがちゃんと出てる。」

 だいぶ円やか&柔らかになってますね。安価な長熟シャンパーニュという感じで、コクみ&旨みもリッチに広がって、秋の夜長をゴージャスに彩るためには最適な4,000円シャンパン。アンリオらしいダンディー&エレガントな佇まいは健在で、シャルドネ由来のビシっとした縦のラインは、たおやかにして厳格。香ばしい焙煎カカオのようなアロマにコート・デ・ブランらしいチョーキーなミネラル感が折り重なる様は、まさにこのメゾンの御家芸。そして、広がる香りと旨みを最終的には凝縮感のある果実味が全て内に収める。隙がない。無駄もない。そして何より、旨い。



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 ある意味、コレはアリ。どういう意味で「アリ」なのかと言うと、今「フェリシティー」で買うと、自前で熟成させる手間が省けるので、たった4,180円で熟成シャンパンを気軽に楽しめる。流石にこの価格帯でここまでシックに色づいたNVは滅多にないのでは?

 時間を追うごとにどんどん旨くなる。この「至高 (Souverain) 」と名付けられたキュヴェに相応しく、正確無比にアンリオのスタイルが表現されてる。これはブラインドで飲んでも「アンリオっぽいな」と分かるくらいに〝アンリオ・アンリオ〟してます。やっぱ好きだわ、アンリオ。





── 2日目。

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 ▲ちょっとブルジョア価格 (328円) ではあるが、こめの里本舗『昔ながらのあとひき煎 サラダ』は旨い。「歌舞伎揚げ」に近いテクスチャーだが、まるで油っぽくヌワイ。それでいてサラセン流儀のコクはあるから薄塩でもイケる。ちょうど日新製菓『サラダふくべ煎』のエレガントVerという感じ。また買う。moukan1973♀も気に入った模様。



 うーん、2日目の方が旨いじゃないか。開けたては少し還元臭があるので、飲む2〜3時間前に抜栓しておくといいでしょうね。泡はますます減るけど、なんなら初日はブショネの確認だけして、残りは翌日に飲んだって大丈夫。

 ちょっと「スーヴェラン」は久々だったけど、やっぱり好きです。問題は「ブラン・ド・ブラン NV」の値上がり方がちょっとエグいことなんだよね。こっちも旨いはずなんだけど、もう4,000円台じゃ買えないし、5,000円台もボチボチ難しくなってます。なんだろうな、新エチケットにして少しアッサンブラージュのレシピを見直した (グラン・クリュの割合を上げた) のかな。確かに去年「伊勢丹新宿」で試飲した時もスゲえ旨かったんだよな。







 というわけDEクリスマスお薦めシャンパーニュですね。シャンパン初心者は新エチケットで飲んだ方が無難だけど、熟成シャンパーニュに興味のある人は、少し冒険して「フェリシティー」で拾うのもアリ。あと、徐々に市場から消えつつあるけど、どこかで「ミレジメ2006」を見つけたら──オレはなぜか6,783円のポイント15倍で買えたんだよな (謎) ──、これは10,000円でも買う価値があるので (10,000円の日本酒が如何に💩なのかがよく分かる) 、ぜひ!


moukan1972♂moukan1973



※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


Henriot シャンパン シャンパーニュ Champagne

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