もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

☆短期集中連載☆【Xmas Recommended Champagne】は【13】まで更新。(12/14/12:01)
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤篠峯 - 純米 伊勢錦 無濾過生原酒 30BY 3本目 1800ml! <奈良> ── dಠಠb「初日は木香ツヨーメ、2日目は持ち直し、3日目はユルユル、4日目は少し過激にブレンドしたモノを呑む」 




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 毎度チヨメン6組でスミマ仙太郎。


 関係ないけど──買い逃したクサイけど、30BYの「米鶴 生酛 純米」って6号酵母系だったのね。見かけたら買ってたんだけど、旨かったのだろうか。最近は楽天とNBR酒店ばっかで、最後にマチダヤに行ったのがいつなのかすら、すぐには想ひ出せない。気づけばワイン (シャンパーニュも含む) のストック数が日本酒の3倍になってたし。

 さて、伊勢錦66の通常ヴァージョンです。結論を先に言うと、720mlとは割りと別人66号ですね。飲んでから思ったんだけど、ちょうど29BYの「田圃ラベル Blanc」における「720ml vs 1800ml」と似たような相関性。たぶん、より「あらばしり」に近い部分なのかな。真実がどうあれ、1800mlの方が骨格がユルく、どうにも味わいが上滑ってる印象。あと、歴然と木香ツヨーメです。



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 bottle size:1800ml





【843】篠峯 -しのみね- 純米 伊勢錦 無濾過生原酒 30BY <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:奈良県産 伊勢錦/66%
▪︎酵母:協会6号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+7.0/2.3/1.1
▪︎ALC:16%
▪︎処理:無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H30BY/2019年8月 (※初回リリースは2018/12)
▪︎管理状況:2019/10/31に着後、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2019年11月4日 (月) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 ▼2018年8月8日放送の『ソノサキ』より。 (moukan1973♀も含め) すでにこの時からローランディスト。




 立ち香──720mlと同じニュアンスで、しっかりチヨメン6組。ややグレープフルーツ系の苦みに寄ってる気がしないわけでもないけど、そこそこ抽象性のある〝らしい〟フルーティネスは感じます。

 今日は軽い味見──。

 明らかに720mlより「木香」を感じるのと、少し砂糖甘いニュアンス。相対的にツルピカなテクスチャーで、表面的な味と香りが乗りやすい部分なので、たぶん、1800mlは〝頭の方〟なのかな。真実がどうあれ、歴然と「木香」は1800mlの方が強いです



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 ▲ゲストのシンディー・ローパー (Cyndi Lauper) を知らない。

 
 ▲オレ的にはEverything But The Girlのカヴァーの方が好きだけど。



 ♡☺♡「ちょっと木香あるねえ・・・。同じ酒なのに、こうも違うって、日本酒はホント難しい。飲んだ瞬間に『旨い!』が出て来ないもん。」

 麹の甘みの出方が少し野暮ったく、高酸度に纏わる渋み&苦みにも相対的に720mlよりもエグみを感じてしまう。だけど、全体の質量感としては720mlの方が筋肉質だと思うので、1800mlの方が、ある意味、シースルー (see-through) ゆえの、この余計な要素の知覚ということなんでしょう。液性そのものはクリアで軽やかだけど、感じたくない (見つけたくない) 味と香りにアクセスしやすい





── 2日目。

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 アタックはツルピカにシルキーで、前半は円みのあるポチャっとした旨みの球体が滑らかなテクスチャーに包まれてプチュンとジューシイに弾ける流れもあるんだけど、余韻の中に立ち現れる〝木香ライクな焦げみ〟が邪魔っちゃ邪魔。これさえなければ素晴らしい美酒なのに残念。

 とはイエイ、だいぶ初日よりは木香的なノイズは引っ込んでるので、割りと普通にスイスイ飲めてます──良かった。

 ♡☺♡「なんか今日は旨く感じたんだけど。」←少し薄めてます。



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 ▲映画『屍人荘の殺人』の主題歌。Perfumeって、オレの中では〝永遠に『Technopolis』と『Rydeen』を作り続けるYMO〟なんだよね (笑) 。ある意味、覚悟を持って〝その先〟を捨てたグループ。ここまで来たら〝エレポップ界のアルフィー〟を (ちょうど三人組だし) 目指せばいいと思うよ。マンネリも極めると〝至芸〟になるから──渥美清の寅さんみたいに。



 徐々にイイかも。正直、初日は「どうするっ……!? (カイジ風) 」とも思ったけど、1800mlという容量なので、結果的に捨てずにスイスイ飲めることに安堵侍。

 それでも、なんか薄っぺらく砂糖甘いけどな。この酒の基本的なキャラクターがそうであるように、この1800mlに閉じ込められた液もちゃんと酸っぱいしグレープフルーツ的な苦みも出てはいるんだけど、なんか甘みの出方が表面的で上っ面なんだよな。



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 結論としては720mlの方が旨いです29BYの「純米吟醸 山田錦 蒼 夏色生酒」しかり「田圃ラベル Blanc」しかり、どういうわけか、チヨメン6組の酒は1800mlだと、少し骨格がユルく感じる。





── 3日目。

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 立ち香──メロンとはまではイカないにしても、ちょっと瓜っぽい青めの渋い香りが出て来たかな。プリンスメロンの皮というか。

 うーん、少し渋いです。徐々にカニッキー (果肉) な集中力は出て来たけど、ウォッカみたいな辛みも増して来た。ま、飲めるけど・・・飲まなくてもいいっか・・・みたいな。

 残り4合弱の1800mlということもあり、ますますユルさを感じてしまう。「篠峯」の酒が日に日に水っぽくなることってあまりないんだけどな。



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 ブレンド (左奥の黒澤瓶) ──「いろいろ入ってる秘伝のタレ:30%+黒澤 Type-7:70%」くらい。

 なんかバニラリー&パウダリーなニュアンスが膨らんで来て、すごくフンワリしてます。余韻には心地良い焦げた香ばしさ。そこに「伊勢錦66」を30%ほど足すとイイ感じに酸が立って縦のラインがシュっとする。

 さて、この「伊勢錦 1800ml」の評価は難しいなー。まあでも、オレは多少なりともこの酒のイクラの味を知ってるからなあ。そう考えると、人には薦めないな。そして、2本目の720mlが「excellnet」寄りの「good」であることを考慮すると、やはり、この程度の出来で満足することはできない。





── 4日目。

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 Special加水ブレンド──「いろいろ入ってる秘伝のタレ:30%+黒澤 Type-7:70%」に対して、約75%ほどの「伊勢錦66」をブレンドし、それを〝そこそこ低アル〟になるまで水で薄め、3〜4時間ほど酒と馴染ませたモノ。

 立ち香──そこはかとなくブルーチーズ系の香りも漂わせつつ、もはや「黒澤」でも「篠峯」でもない、スリムな乳酸フレイヴァーが浮き上がる。香りの出力は極めて穏やかで、どちらかと言うと、生詰ライクな佇まい。



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 旨いじゃないか (笑) 。「黒澤 (生酛) 」もそこそこブレンドされてるので、加水することで〝薄められたカルピス現象〟が引き起こされ、乳酸由来の「甘酸」がキビキビと快活になって、余韻の〝渋み〟すらジューシイに感じる。これはスイスイ飲めるな。よしよし

 飲んだ感じ、たぶんALC.度数は13~14%くらいかな。確実に15%は切ってるけど、このブレンドに関してはこれくらいが丁度いいわ。もしも最初からこういう酒が目の前に出て来たら、思わず「on my list - excellent」と付けてしまいそうだわ (笑) 。



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 そうだなあ・・・比較を持ち出すなら、29BYの「旭興 雄町50生」をキッチリ酸っぱくした感じかな。アロエやナタデココのようなヨード感もありつつ、クリアにフルーティー。

 一つ言えるのは、オレくらいともなると、得意の銘柄であれば 、もはや最終的には「何とかなる」ということではあるのかな。たぶん、飲んだキミがビックリする程度には問題なく美味しいですよ。

 日本酒における「原酒信仰」ほど幼稚で合理性に乏しいモノはヌワイ。もっと〝その酒にとって望ましい状態〟を、造り手は探れ。「加水」は、もしかしたらシャンパーニュで言うところの「ドザージュ (補糖) 」と似たような作用をもたらす最終工程なのかもしれない。


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※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


日本酒 篠峯 浜辺美波 on_list_unsufficient

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