◤篠峯 - 純米大吟醸 愛山45 無濾過生原酒 30BY <奈良> ── dಠಠb「ここで終わる酒ではない」#Clear/High Grade 




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 毎度チヨメンです。


 一部の贈答用スペック (山田錦40) を除けば、チヨメン (千代酒造メンバー) の中では最も高価なお酒なので、都内では未扱いの特約店も多いです。まあ、飲食店が買い難い価格帯なので事情は分かるけど──店で出すと単価が高くなる──、一つ思うのは、この「愛山45」を飲まず (扱わずに) に、よく千代酒造の特約店を名乗ってられますね、ということです。

 3月にこの酒がリリースされた時に、堺杜氏から── (Type-9 同様) 愛山純米大吟醸も今は飲まない方が良いです。味しないです。──という忠告を受けていたけれど (笑) 、この酒の場合、むしろ新酒時期に味がしなければしないほど〝伸び代〟があるということを、先ずは「暗記事項」として今ここで覚えておくといいでしょう。

 29BYよりも明らかに〝長命〟なので、上を目指したい人は準備に入った方がいいでしょうね。26BYよりも27BYに近い味筋なので、氷温なら2年は余裕です。とはイエイ、そこまで待つのも面倒なので、ちょうど季節が都合良くなるので、最高気温が20℃を切ったら、再び最高気温が20℃を超える春まで常温で「タイムマシン熟成」するというのもアリです

 すでにストック中の賢明な人たちは、引き続きストック街道をそのまま直進です。2本以上ストックしているのなら、先ずは1本、今時期の状態を知っておくことは有意義です。





【蔵元コメント】

 華やかな香りの吟醸タイプではなく、9号酵母で醸す事で酸と甘味のバランスが取れた食事にも合わせやすい食中酒タイプのお酒です。また、空気と触れ合ってからの味の広がりが秀逸な愛山米の魅力を引き出し、封切りから時間と共に旨味が乗ってより深みのある美味しさを感じられるお酒を目指しています。

 篠峯らしい洗練された『酸味』とボリューム感ある上品な『甘味』がバランス良く味わえるお酒です。45%まで精米しているので味の輪郭も非常にクリアで上品、繊細でありながらスケールの大きさを感じる事が出来ます。




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 bottle size:720ml





【831】篠峯 -しのみね- 純米大吟醸 愛山45 無濾過生原酒 30BY <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


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▪︎酒米/精米歩合:兵庫県産 愛山/45%
▪︎酵母:協会9号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+7/2.0/0.8
▪︎ALC:16%
▪︎処理:無濾過生原酒
▪︎酒造年度/出荷日:H30BY/2019年4月
▪︎管理状況:2019/6/29に着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2019年10月5日 (金) /1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable
▪︎備考:ここで終わる酒ではない。まだまだ先がある。今後の追熟で「excellent」以上は〝ほぼ〟確定。

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──開けたての瓶口はうんともすんとも言わん (笑) 。注ぐと麗しのエレガント系マスカット。でも、なんか草っぽい渋みの先読みがあるな。徐々に削げた桃のアンドロイド的な抽象的なフルーティネスも出現。あとは、若いチヨメンにありがちな、柑橘系の果皮由来の苦渋。好意的に感じ取ればライチっぽい甘苦バランスというか。



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 飲んでみる──。

 今この瞬間は「飛び切り良くもないけど文句を言うほど悪くもない」という感じ。味として酸っぱいです。ガスは例年より弱め。それでも「篠峯」としての〝愛山45らしさ〟はシッカリ出てるので、最終的には何とかなるかも。まだまだ薄いし淡麗だけど、元々こういう酒なので、別に今時期はこんなものカナートという感じ。かの26BYですら、若い時期は「激淡麗」です。

 ちょい退けにかけてギスギスと渋いけど──まだ薄っすらと木香の残骸がある──、それでも、さすがに磨いてるので、そこまでノイジーでもないかな。遅れて〝丸いふくよかな米の甘み&旨み〟が優しくホクホクと広がるタッチは、まさにオレの中での「愛山」という感じ。



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 今後の熟成で最終的に〝27BYのような完璧なフィネス〟を得るかどうかは未知だけど、29BYよりはスリムかつクリアなので──旨みの肉がスマートに削がれている──、今飲んで、もう1本を来年の今頃に飲むと、きっとキミの日本酒に関する見識もワンランク上の領域へと飛翔するとは思います。当然、1800mlでストックするのがベターでしょうね。

 ちょっと木香由来の渋みが気になるところではあるが、意外に熟成で角が取れたりするので、オレは踏み出してみようかな。





── 3日目。

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 立ち香──初日は軽い味見なので、まだ3合くらい残ってます。まあ、9号酵母の純米大吟醸としては、日本酒全体で見れば、吟香の出力は間違いなく「下位10%ゾーンの少数派」レベルに穏やかでしょうね。「精米歩合50以下の愛山の生酒」というカテゴリーなら、もしかしたら「日本で一番香りの穏やかな愛山」かもしれない (笑) 。小さな領域でひっそりと花咲く可憐な白桃のアロマ。微かに乳酸ライクな甘酸の弾力感もある。マスカットっぽい蜜のニュアンスは引っ込んだかな。

 今日に関してはあまり「渋そう」な気配はないけれど──。

 ♡☺♡「アハハ。旨いな。思わず笑っちゃった。さっきのも旨かったけど、比べるとこっちのが旨いな (笑) 。」



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 初日よりも綾瀬はるかイイ。淡麗なんだけど、果実味に適度な弾力感がある。これは非常に「筋の良い」──堺杜氏の言う「素性の良い酒」──かと。個人的に30BYに関しては、これがあれば、もう「櫛羅 純吟」は要らないという感じではあります。Kodamaもコレで熟成ヴァージョンを作ればいいのに。

 まだまだギスギスした渋酸に当たるのと、ややアルコール感に棘があるものの、少し温度が上がると小粒ながらも佇まい壮麗な米の旨みが丸く膨らんで来るので、単に薄くて淡麗で退屈なだけの酒で終わらないことは明白。事前の予想 (願望) 通り、極めて27BYに近い味筋。将来的な「excellent」は〝ほぼ〟確定。もちろん「marvelous」も十分に目指せる逸材。このレベルともなると、もはや「醸し人九平次」や「澤屋まつもと」ごときでは、到底、太刀打ちできない。

 ♡☺♡「 (黒澤28BYは) 今日イチです。これ、いつ開けたヤツ?
 dಠಠb「2週間前かな。日に日に旨くなってたからアンタのために少し残しておいたんだよ。これがmarvelous酒の実力。まだ1本720mlが残ってる。」


moukan1972♂



※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


日本酒 篠峯 愛山 on_list_good

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