◤黒澤 - 生酛 純米大吟醸 金紋錦 2017 (29BY) 2本目! <長野> ── dಠಠb「ついでに2016 (28BY) と味クラーヴェ」 




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▼「ぴあ」の抽選をmoukan1973♀が当てたので、2019年9月20日 (金) に映画『HELLO WORLD』の初日舞台挨拶@TOHOシネマズ日比谷に二人で参加 with 双眼鏡×2。「!」の隅に肉眼で見えないくらい小さく「祈願!」と書いておけば逆に話題になるのと (Nice自虐!) 、より情報の質は素直で正確なモノとなった (笑) 。北村くんと松坂桃李は生で観ても〝TVのまんま〟で期待していたほどの驚きはなかった──特に北村くんは。一方の松坂桃李はTVで観るよりも線が細く、スタイルだけはやたらイイ。福原遥はリアルだと顔面が〝のっぺり〟していて──映画『賭ケグルイ』の「大ヒット御礼・舞台挨拶」の時も思ったけど──写真の方が可愛い (ショットが多い) 。一方の美波ちゃんは写真や2D映像だとアウトプットの情報量がまるで足りず、とはイエイ、3D (生) だと逆に視覚上の画像処理が脳内で全く追いつかないほどの〝異次元の美しさ/可愛さ〟で、瞬間瞬間の狭間で「時空」が歪むこともしばしば。ちなみに伊藤監督は──早稲田通りなら別だが──表参道でスレ違っても絶対に分からなそう (笑) 。それはそうと『屍人荘の殺人』は中村倫也ガールズたちが大量に押し寄せるだろうから当選倍率がスゲえ高そう。[初日舞台の模様①][][福原アナがインタビュー@ZIP

浜辺美波hello_world初日舞台挨拶2019_9_20▼肝心の──もはや「肝心」でもないが──映画の方は (なぜか『HELLO WORLD』を敵視する) 新海誠信者たちにとっては好都合に叩きやすい出来映えにはなってます──その逆はあっても決して村上春樹ファン (大多数派) は島田雅彦 (少数派) を叩いたりしないのに (規模的な格下を相手にしない強さを持て) 。美波ちゃんの一行瑠璃 (いちぎょうるり) は『となりのトトロ』のお父さんライク (糸井重里) という意味では、ファンタジー設定に対して一廉のリアリティを担保するための、いわば〝現実軸の音叉 (おんさ) 〟であり、これを「棒」と言うのは少し違う。というより、これは監督自身による演出方針であって、美波ちゃん独自の演技プランではない。賛否はあるが、むしろ〝その否〟のレバレッジ (表の意味でも裏の意味でもそれなりのインパクト) によって、美波ちゃんはまたしても新たな代表的アイコン (ファンが役名でその魅力を語ることのできるキャラクター) を獲得するに至ったと言えなくもない。つまり、一行瑠璃というアイコンは、今後も彼女のキャリアの中で語り継がれる可能性が高いということだ。

浜辺美波hello_world初日舞台挨拶2019_9_20b▼よく若い子や井戸の中のアニヲタが「プロの声優」という言葉を訳知り顔で使うけれど、そもそも「 (役割としての) 声優」はテレビ黎明期やラジオ全盛期に「俳優 (舞台&新劇役者) 」が始めたもので──皆さんは『声優』というけど、『声優』という商売はないんです。『声優』というのは、役者がやっているいろんなジャンルの一部分です」by 山田康雄──、キミたちの言う「プロの声優」とは、現代的な声優マーケット (ある種の「オタク&アイドル商法」) の成熟と共に定義づけられたオルタナティヴな存在に過ぎず、そればかりか「声優業における本質」ですらなく、歴史そのものもまだまだ浅いのだ。

▼アニメがアニメ的なる世界の中でアニメ式の抑揚でアニメ声を当てることこそが〝声優的なる何か〟と思い込んでいる糞ガキどもは『あしたのジョー2』の「第13話・丹下ジムは…不滅です」や「第26話・チャンピオン…そして、敗者の栄光」や「第27話・ボクシング…その鎮魂歌」を一度観ておくといいだろう──こんなハードな内容のドラマを月曜の夜7時に放映していた昭和という時代よ。残念ながら、キミの言う「プロの声優」の中に『あしたのジョー2』におけるウルフ金串や村上輝明を演じることのできる役者はもういない。つまり、こういうことだ。キミたちが「プロの声優を使って欲しかった」と言うのと同様、もしも今『あしたのジョー2』がリメイクされるとしたら、我々は「プロの役者を使って欲しかった」と言うだろうということだ。[WEBアニメスタイル・アニメ様365日 第57回 敗者の栄光




 
 ▲「声優っぽくやれ」と言われれば別にできますよ。ジャンル表現 (様式) とは、どの世界であれ〝「〜っぽさ」の集積 (歴史的な蓄積) 〟なわけで、実は創意や意匠としては必ずしも上位なわけではない。そればかりか、そうした強大なパラダイムやメソッドがいつしかジャンルそのものの発展にある種の硬直性や閉塞感をもたらすことだってある。そういう意味では「アニメ声」や「声優っぽい演技」という言葉を「プロの声優」たちが「侮辱の言葉」として認識した方が、より論の筋目は透き通ったものになるだろう。[BUMP OF CHICKEN「記念撮影」






 毎度クロサワで失礼します。


 そういや、まだ1本ほどストックしていた黒澤の純大です。28BYがデビューですね。今年も仕込んでるんでしょうか。4月に瓶詰めして熟成を経てから11〜12月に出荷するので、蔵元にとって、一応は年末商戦の高級ラインではあると思います。

金紋錦45の生酛」という、なかなかに攻めてるスペックで、使用酵母は非公開ながら、28BYとの連続性を考えると、おそらく「蔵付き天然酵母」ではなさそう。1本目は「2018年12月23日」に飲んでイマイチでしたが、さすがにその時よりは〝こなれて〟ました。せっかくなので銘酒28BYも一緒に開けました。こちらは既に7本目なので、いちいち個別にはUPしません。質問あれば下さい。



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 bottle size:720ml





【827】黒澤 -くろさわ- 生酛 純米大吟醸 金紋錦 29BY <長野>

黒澤酒造 株式会社:http://www.kurosawa.biz


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:長野県木島平産 金紋錦/45%
▪︎酵母:非公開
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:29BY「−2/2.0/─」、28BY「−5/2.0/─」
▪︎ALC:16.0%
▪︎処理:一回火入れ。▶︎ラベルより「北八ヶ岳山麓・松原湖でかつて氷を貯蔵していた地形と天然石を利用した室 (むろ) で夏越しの貯蔵・熟成を行いました。」←28BYはどうだか知らないけど、一回火入れの酒の「冷やし過ぎ熟成」に確固たる合理性あるとはオレには思えない。
▪︎酒造年度/製造年月/出荷日:29BY「2018年4月製造、2018年11月出荷」、28BY「2017年4月製造、2018年10月出荷」。
▪︎管理状況:29BY「2018/12/19に着、3℃で管理後、翌年4/11以降はセラーで12℃前後」、28BYは「2018/11/15に着、12℃前後で管理後、2019/7/11以降は3℃」。
▪︎試飲日時:2019年9月22日 (日) / 篠峯の次に2本目として開栓。
▪︎備考:前回は「2018年12月23日 (日) 」に試飲。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 ▲「タイムスリップするなら?」という質問に対して (笑) 。


 まずは食前酒に「篠峯 伊勢錦66 うすにごり」を──。

 3本目ですね。もはやケチらずとも、うちには上質な泡モノがたくさんあるので、気にせず開けてしまいます。そうしないと逆にmoukan1973♀は──週末は日本酒を飲まないことが多いので──「口開け」で飲む機会を失ってしまうんだよね。

 2本目よりキリキリと鋭利にミネラリーで、まるで酸っぱいデラウェアっぽさもある。そして、同じに日に同じ店で買ったのに、なぜかこの3本目の方がガスが明らかに弱いです。それでも素晴らしい仕上がり。

 ♡☺♡「旨いっ! とっても美味しい。いつまでも飲んでられる。」
 dಠಠb「ジャンル酒としての乳酸シュワシュワ属性はナゼカ乏しいけど、やはり〝育ちを経た30BY〟は良い出来映え。この価格帯の日本酒にこれ以上の何かを求めるのは酷。」

 4,000円以上のシャンパーニュと比べて特にコスパが良いとも思えないけど、同価格帯のスパークリングよりは上質。



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 立ち香──28BYは〝あのまま〟のニュアンス。そこまで進んでいる風でもないが、さすがにアロマの表面はマットで、触るとベトつくニュアンスはある。29BYは〝やや〟バナナ (酢酸イソアミル) 寄りで、もしかすると少し粉渋いかも。両者に同じ酒としての共通性はあるものの、言うなら、同じ空の、別の日の、別の空模様という感じ。



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 まずはブラインドで試飲させてます──。

 ♡☺♡「こっち (29BY) はブランデーみたい。こっち (28BY) の方が好きかな。酸っぱくて黒ちゃんっぽい。ああ、でもやっぱこっち (29BY) の方がいいかな。複雑。わかりやすいのはこっち (28BY) だけど、ちょっと〝お酢〟が強すぎるかも。アタシはこっち (29BY) の方が好き。」



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 ▲2015.03.03@TOKYO DOME CITY HALL。確かに過去の自分にはある程度の食育が必要だな。[TOKYO POP LINE

 ▼そりゃあ、松坂桃李が久々に美波ちゃんに会って、その変わりように驚くわけだ (笑) 。[映画『HELLO WORLD』 キャストインタビュー
松坂桃李_浜辺美波_hello_world



 moukan1973♀はそう言ってるけど、28BYの方が酒としてのフィネス&エレガンスは二枚ほど上手29BYは香りの第一印象と同様、やはり少し粉苦いのと、渋みのアタック感は強め。それでも、この29BYですら、リリース直後の状態よりは〝こなれて〟はいるかな。

 何よりも透明度が違う。正直、28BYのスムースな飲み口を経た後だと、もう29BYは飲みたくないレベル。雑味もあるけど、ちょっと炭のような焦げ感があって、これがこの酒に求めるべき透明感を覆い隠す。〝味わう〟という前向きな試飲を今すぐ止めれば黙って飲めるけれど、悲しいかな、もう〝そういう飲み方〟なんか忘れてしまったよ。





── 3日目。

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 立ち香──やっぱ29BYの方がバナナ成分は多めなのと、少しメイラード的な甘焦げ感がある。28BYはグニュリとカニッキー (果肉ライク) で、2年熟成らしいドライフルーツ感もあるけれど、透き通ったチェリーっぽさも残ってるんだよね。



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 ▲興奮度MAXの菅谷大介アナ (47) は〝隠れキミスイおじさん〟なのだろうか、いくらなんでもコレは前のめり過ぎ (妄想大爆発) 。ベテランおじさんアナウンサーが下唇を噛みながら前歯をニカっと出すな。そもそも〝手作り〟とは言ってない (笑) 。



 29BYはザラザラとした苦みもあるにはあるんだけど、1本目よりも軽くはなってるので、まあ、飲めます。28BYは、まあクリスタル。なんかこれまでに飲んだ中で一番クリアなんじゃないか──とすら思える。余韻はふくよかにチョーキーなミネラル感が舞い上がり、これはそれなりのレベルのブルゴーニュ・ブランと張れるレベル。



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 ▲おじさんの暴走に怯むことなく19歳らしからぬ如才ない対応を見せる美波ちゃん。[動画




 何を思ったのかmoukan1973♀は29BYの支持者らしいので、これは彼女に消化させよう。レベルが違い過ぎる。温度が上がると28BYからは和菓子な甘やかさも膨らんで来て、なかなかに清楚。それでいて凝縮感は29BYと比べて桁違いという。



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 28BYのワイングラス──。

 ちょっと求めるべき透明感からは離れるかなー。少し好みとは外れるニュアンスで肉付くニュアンス。仕方ないから29BYを足してロックにすると味気なさは割り増すものの、何も考えずにスイスイ飲める、旨みのサイズ感の程良いキレイな酒になりますね。普通にRS (れいしゅ) の28BYをクイクイやるのがいいです。





── 4日目。

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 29BYです──28BYは大事に行く。う〜ん、微妙 (笑) 。別に飲めるけどね──どこかの名もなき田舎酒としてなら。しかしながら、この酒は生まれながらに名家の出なのだよ。どうしたって28BYとの比較だけが話の中心になる。渋くて苦い酒の全てを否定する気はないけれど──要はバランスの話なので──、それでも、この酒の持つ〝渋み&苦み〟は〝酒の汚れ〟として感じてしまう。


moukan1972♂moukan1973



※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


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