◤Charles Noellat (シャルル・ノエラ) AOC Ladoix Rouge「Les Briquottes」2008

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 毎度アクセスありがとうございます。


 Côte de Beaune (コート・ド・ボーヌ) 地区の北に位置するアペラシオン「Ladoix (ラドワ) 」の「2006」と「2008」を味クラーヴェしてますが、Charles Noellat (シャルル・ノエラ) はネゴシアン (ブドウやワインを買い付けて瓶詰めする業態) なので、たぶん両ワインの生産者 (ブドウ栽培者) は別です。評価が異なるのでそれぞれ個別にUPしてますが、初日までの内容は同じです

 結論を先に言うと、素直でピュアなのは「2008」で、一方の「2006」は香りに少しクセがあり、長期熟成というオプションがなければ「はあ、、」という感じではあるものの、意外に食中は気になりませんでした。どっちも3,000円未満ですが、まあ、味わいそのものは〝値段なり〟で、特別の〝お得感〟はヌワイです。とはイエイ、特に「2008」は──きっと若い頃は〝ただ酸っぱいだけ〟のワインだったんだろうなあ──と思えるので、10年熟成というオプションが〝無料〟と考えれば、そこそこ満足の行く値付けではありました。

 ちなみにこれらはフィッチの「お取り寄せメルマガ」で買ったので、楽天では売ってません。





 photo: Anyway-Grapes






- Charles Noellat -
セリエ・デ・ウルシュリーヌのブランド名のひとつ

 シャルル・ノエラは最盛期にはアンリ・ジャイエとも比較されるほどの名ドメーヌでしたが、1980年代に売却され、現存しないドメーヌです。所有畑はラルー・ビーズ・ルロワ女史に買収されたことは有名ですが、「シャルル・ノエラ」という商標(ブランド名)については、ドメーヌ・シャルル・ノエラ当主の甥にあたる、ネゴシアンのセリエ・デ・ウルシュリーヌ当主が譲り受けることになりました。

 生産者、特にネゴシアンの多くは自社でブランド名を多数所有しており、マーケットや需要によってブランド名を使い分けて販売することがあります。セリエ・デ・ウルシュリーヌでも、「シャルル・ノエラ」という商標をブランドのひとつとして使用しています。そのため、エチケットにはシャルル・ノエラの記載がありますが、ワインはセリエ・デ・ウルシュリーヌが別の生産者から買い付けたものです。

 セリエ・デ・ウルシュリーヌは、1970年代に元クルティエのドミニク・ラヴォー氏によって設立されました。モットーは「よりコストパフォーマンスが高く、堅苦しくない親しみやすいスタイルで誰からも愛されるブルゴーニュワインを提供すること」。

 ネゴシアンとして、契約している優良な生産者よりワインを買いつけていますが、厳格なリュット・レゾネを実践し、丁寧に栽培された古樹からのブドウも購入しています。徹底的なグリーンハーヴェストや収量なども細かく制限し、ブドウはすべて手摘み。さらに選別を厳しくしたブドウのみを買い付ける徹底ぶりは、はっきりとワインの純粋さに現れています。伝統的かつ丁寧な醸造後、アリエ産のミドルトーストされた樽で熟成されます。新樽率は15~35%。ワインはボーヌ郊外にあるブリニー・レ・ボーヌ村の醸造所にて瓶詰め、その後自らのラベルを貼って販売しています。

 また、元クルティエならではのネットワークを活かして、生産者の蔵に眠っているオールドヴィンテージのボトル買いも行っています。その膨大なストックと品質の高さはブルゴーニュでも特に有名で、ルイ・ラトゥール、ジョゼフ・ドルーアンやアルベール・ビショーなどの優良なネゴシアンも買い付けるほどです。

ワイングロッサリーのHPより)



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◤シャルル・ノエラ AOCラドワ ルージュ「レ・ブリコット」20082,722 円

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 2006──

 立ち香──まずは開けたての瓶口から。一瞬クリームチーズ的な酸を感じたんだけど (笑) 。さすがにクセは強そう。海藻系のヌメり (そうそう「都の酢こんぶ」的な) も感じる。正直、この段階では旨そうには感じない。好き嫌いの分かれる色の濃い漬け物みたいな香り。うっすら〝ドブ川〟も感じるので、逝っちゃってる可能性も。ま、飲むまで5時間以上あるので、その頃には多少の変化もあるでしょう。

 30分後──早くも諸々の〝エグみ〟が〝複雑みの端くれ〟に感じれるようになって来た程度には前向きな香りに変化してます。滲むような酸、重心低めのタンニンのヒント。とはイエイ、今のところ、あまり好きなタイプのピノ・ノワールではないです。

 グラスに注いで──徐々にフローラルな表情が膨らんで来た感じはある。遅れてニッキやシナモン系のスパイシーなアロマも。あとは繊維質の野菜──ルバーブっぽいニュアンスも。






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 2008──

 立ち香──まずは開けたての瓶口から。こっちは問題なさそう。爽やかエレガントで果実の瑞々しさもクリアに残ってます。チャーミングかつ柔らかなベリー系の甘みもあり、優しくじんわり旨みが横に広がりそうな予感。清楚に抑制されたフローラルネスは好ましいレベル。両者、買い付け先の蔵元は別々なんだろうけど、まるで香りの異なる2本です。

 グラスに注いで──クリアに愛らしくフルーティーながら、遅れてヨモギ系の草っぽさも。






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 ▲色はレンガ調に変化してます。透明度は低く、やや濁り系のくぐもりがある。


 2006──

 ややクセ強めながら──ワイン用語で言うところの「獣臭」なのか?──、含むと別に普通に飲める。すりおろし系の無濾過なテクスチャーで、旨みの連なりはポリフォニック。意外にコチラの方が横に広がるイメージ。タンニンのほどけは柔らかく、それなりに情報量の多い味わいながら、飲み疲れすることはないかな。少なくとも香りで感じたイヤな予感に浸食されることはヌワイです。

 ♡☺♡「飲むとそれほどでもないけど、香りは牛舎系 (笑) 。」
 dಠಠb「フローラルネスが少しこじれた感じ。」






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 ▲こっちの方が透明度は高い。パンを食ってるのは玉木宏の奥さん (木南晴夏) 。


 2008──

 アタックは流麗にしてシルキー。クリアな液性ながら、酸は躍動的でタンニンはアクセンテッド。含むと実際には縦のラインが端正な味筋で、収斂性もあり、キリキリとミネラリーで、ギュっと内側に味を閉じる流れ。まだまだキビキビと若々しくフルーティーながら、ちゃんと仕上がってる面もあり、値段を考えると、10年という歳月を一気に飛び越えることのできる手軽さに関する満足度は高い。

 ♡☺♡「こっちは普通に美味しい。これで3,000円しないならイイ。」






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 ▲ちょっと本気を出してラム・ブロックでシチューを作ってみた。ちゃんと食べたのは翌日。当日の別の食事を作りながらで約4時間。カレーもそうだけど、この手の料理の場合、ニンジンとジャガイモは絶対に使わない。


 2006&2008──。

 ♡☺♡「シチューには2006も合う。香りは正直キツイけど (笑) 。」

 食中の「2008」は少し縦のライン (端正なテクスチャー) が強調されるので、どちらかと言うと、ガッシリしたボルドー同様、グリル系の赤身肉の方が合うんでしょう。「2006」は液性が〝すりおろし系〟なので、口の中でフワっと溶けるタッチがあり、まあ、この料理との相性はコチラの方が上ではある。





──「2008」の2日目。

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 ▲「篠峯 純米 伊勢錦 うすにごり」は開けたての上澄みが一番旨い。ま、あまりに旨すぎて、二人なら1日で飲み切っちゃうでしょうね。もう1本あるので、あまり引っ張らずに開けようと思ってます。



 というわけDE、酸が強めで旨みの肉付きが細マッチョ系の「2008」は普通 (出汁系) の日本の家庭料理でもイケます。ま、ワインのレベル的には〝値段ナリ〟ですね。ただ、この値段で10年熟成の村名ピノ・ノワールが飲めることの意義は決して小さくない。同じ価格帯の〝ただ酸っぱいだけ〟のブルピノなんか腐るほどあるわけだし。

 気軽に普通に飲めるので、貰えるものなら喜んで貰っておきます。


moukan1972♂



※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン





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※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


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