もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 低アル志向の「菊鷹」は一定の成果を上げているだけに、山本杜氏の移籍は痛い・・・。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤Vincent Couche (ヴァンサン・クーシュ) AOC Champagne Brut Nature「Chardonnay de Montgueux」NV(Dégorgement:2018/10/04) 




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 毎度アクセスありがとうございます。


 Vincent Couche (ヴァンサン・クーシュ) は、は、シャンパーニュ地方の最南エリアに離れ小島のように広がるコート・デ・バール地区のBuxeuil (ビュクセイユ) のRM。2008年からは完全にビオディナミ栽培に移行してますが、日本に輸出されてるミレジメ商品の最新ヴィンテージは「2004」なので、移行後の当たり年である「2008」や「2009」のキュヴェはこれからのリリースになります。



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 この「Chardonnay de Montgueux (シャルドネ・ド・モンギュー) 」に使用されるシャルドネは、トロアの西 (地図の左上) にある、この地方屈指のシャルドネ産地「Montgueux (モンギュー) 」で栽培されたもので、聖地コート・デ・ブランと同じ白亜石灰質土壌によるミネラル感が特徴。

 蔵元のPDFによると──裏のエチケットにもある通り (表のエチケットもマイナーチェンジされた) ──、最新ロットから商品名が「Extra-Brut」→「Brut Nature」に変更され、もしかしたら前からそうだったかもしれないけれど、ドザージュは完全に「ゼロ表示」になりました。ALC.度数が「12.5%」あるので、そこそこ熟した状態のブドウを使用しているはずで、実際、ノンドゼとは思えないジューシネスが弾けるキュヴェでした。

 ブレンド比は「2011:55%、2012:45%」で、マロラクティック発酵ON、酵母は土着の自然酵母を使用、ベースワインの27%は樽発酵。ボトリングが「2013/04/05」でデゴルジュが「2018/10/04」ということは瓶熟が「66ヶ月 (5年半) 」になるので、おそらく「蔵出しのレッサマン・デゴルジュ」でしょう。その割りにはまだまだフレッシュで熟感は皆無だったけれど。








【ビオロジック農法】

「有機栽培」のことを指し、「自然を尊重した農業形態」つまり、除草剤や殺虫剤などの化学薬品、化学肥料に頼らない農法のことをいいます。畑や作物にとって最も自然に近い環境作りを行います。



【ビオディナミ農法】

 化学薬品や化学肥料に頼らない自然な農法という点ではビオロジックと全く同じですが、ビオディナミ農法では、生物の潜在的な力を引き出し、土壌に活力を与 えて作物を育てるという点に重点が置かれています。その具体的な方法として、植え替えや剪定、接ぎ木など様々な農作業を、月や惑星の運行に則して行った り、プレパラシオンと呼ばれる自然の物質から生成された調合剤を畑に散布したりします。

 これはオーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーの思想をもとに体系化された農法で、ギリシャ語でビオは「生命」、ディナミーは「エネルギー」、つまり植物が生きるエネルギーを引き出す農法といえるでしょう。


(出典:自然派ワインのお店 プレヴナン




 ちなみにコート・デ・バールには格付けクリュはないけど、今も昔もピノ・ノワールの名産地であり、実際このエリアには多くの人気/実力シャンパン・ハウスが存在してます。最近だとMarie Courtin (マリー・クルタン) なんかも新星ドメーヌ (2009年デビュー) として注目されてます。[シャンパーニュ地方の全体地図




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◤ヴァンサン・クーシュ AOCシャンパーニュ ブリュット・ナチュール「シャルドネ・ド・モンギュー」NV4,892 円

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 ▲久々のケンシャ (ケンタッキー&シャンパーニュ) 。やはり、ケンタにはブラン・ド・ブランが合う。レモン代わりですね。



 立ち香──ノンドゼということではあるものの、ちゃんとシャンパーニュらしい甘香ばしいメイラードなトースト香もある。シャルドネらしい瑞々しい爽やかな果実感を含みつつも、やはり、このエリアならではの、どこかベリーな赤いニュアンスにも出会う。クセのある還元臭や鍾乳洞ライクなミネラル香はナシゴレン (笑) 。チャーミングにフルーティーです。

 あとは「若すぎ (飲み頃まだ先) 」問題だけ──。


 ♡☺♡「いや、結構最高。好きです。このねえ・・・よく言ってるけど、疲れた身体に酸が染み渡るのよ〜。」
 dಠಠb「疲れてんの?

 ♡☺♡「疲れたねえ・・・特に今週は。イマドキの若いヤツは腹立つわ、何なの!? ダメだな、26は。舐めんなよ。」←こんなんでも職場では一応「エライ人」なmoukan1973♀ (笑) 。

 これ、ホントのノンドゼなのかなあ──と思うくらいにジューシイ。含んだ感じは3~4gはありそうなタッチなんだけど、いずれにせよ、この段階でも十分に味が出てて旨いです。Vincent Couche (ヴァンサン・クーシュ) も、イイ意味で、なんか一皮剥けてスタイリッシュになったなあ──という感じ。もともと「野趣に富むパワフルさ」と「RMらしいトンガリ具合」とを両立するバランス感覚が好きだったんだけど、一気にワンランク上の高貴なフィネスを獲得してしまったかのようだ。ブラン・ド・ブランとして非常にハイレベルです。

 相変わらず果実味は濃いです。コート・デ・ブランのノンドゼにはない、ふくよかな旨みと豊かなコクみがあり、酸もそこまで厳しくはないので──日本酒と比べるなよ (笑) ?──、ノンドゼ初心者にも最適な1本。オススメです。楽天だとヴェリタスの独占販売ですね。同じコート・デ・バールなら「Pierre Gerbais “L' Audace” (ブラン・ド・ノワール) 」なんかと味クラーヴェするのも一興。


moukan1972♂moukan1973



※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


Vincent_Couche コート・デ・バール

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - Dégorgement


諸々の詳細をヴェリタスに問い合わせたら「わからない」ということで蔵元に連絡してくれてデゴルジュとヴィンテージが判明。

ブレンド比は蔵元のHPにある通り「2011:55%、2012:45%」で、となるとボトリングは「2013/04/05」で、今回のロットはデゴルジュが「2018/10/04」ということで、ぬわんと瓶熟はNVとしては異例の「66ケ月 (5年半) 」という長さでした。つまりこれ、おそらくは「蔵出しのレッサマン・デゴルジュ」──注文を受けてからの澱抜き──でしょう。

どうりでノンドゼのくせに味がバンバンに乗ってるわけだ。それでも全体としてはまだまだフレッシュで、ケレン味のある熟感は皆無。さっそくリピートしました。


2019.09.11 Wed 23:11
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