もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

☆短期集中連載☆【Xmas Recommended Champagne】は【10】まで更新。(12/12/17:37)
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤醸し人九平次 - 純米大吟醸 山田錦「EAU DU DÉSIR」2018 (30BY/2019.8@伊勢丹新宿) & 雄町「SAUVAGE」の2本目! <愛知> ── dಠಠb「基本、コチラは用ナシ」#Fruity 




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 ▲さっそく三幸がパクって来やがった (笑) 。岩塚製菓『麻辣美味仙』はオレ的「煎餅AWARD 2019」のMVP候補。ただし、そこそこ辛いので、日本酒にはあまり合わない。




 まさかの「九平次」2連発で失礼します。


 伊勢丹新宿で買った「2019.8.」の「雄町50」が予想外に良い出来だったので、興に乗って「山田錦50 (EAU DU DÉSIR=希望の水) 」も買ってみました、醸し人九平次 (かもしびとくへいじ) です。

 この手の人気メジャー銘柄は初心者時代にチョロっと飲んで「ま、こんなもんか」で終わるケースも多いとは思うけれど、5年も経てば「自分の感じ方」だけでなく「蔵元の醸し方」だって、それなりには変化するもの。そういう意味で実は前々から「いつかは・・・」とは思っていたのだけれど、思いの外、楽しめますね。我々夫婦にとっては、断然「雄町50ではありますが、この「山田錦50」も悪くはないです──と、思ったのは初日だけでした。



 ▼1973年を生きる一般人の私服。
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 bottle size:720ml





【821】醸し人九平次 -かもしびとくへいじ- 純米大吟醸 山田錦「EAU DU DÉSIR」2018 (30BY) <愛知>

株式会社 萬乗醸造:http://kuheiji.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:山田錦/50%
▪︎酵母:協会9号系?
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:非公開 (※+5/1.6/1.0のイメージ。)
▪︎ALC:16%
▪︎処理:生詰 (だよね?)
▪︎酒造年度/出荷日:H30BY/2019年8月
▪︎管理状況:2019/9/5に購入、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2019年9月7日 (土) /「雄町50」の次に2本目として開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 先ずは2本目の「雄町50」から──。

 実はmoukan1973♀も1本目を飲んでるんだけど、家庭の事情で「悪条件」での試飲になってしまい、どうにも良い感想が出て来ない。DE、そんなはずはない──とばかりに、改めて口開けをグラスで飲ませたら、普通に♡☺♡「ああ、美味しい、美味しい。」となりまして。

 とはイエイ、僅かな個体差はありますね。同じ店の同じサイズの同じロットの瓶を買ったはずだけど、2本目の方がガスも弱く、やや透けたニュアンスの──ある意味で「純米大吟醸」らしいタッチもあり、全体としては「同じ酒」だとは思うけれど、口当たりは相対的に柔らかめです。まあ、いずれにせよ、品質に間違いはありません。



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 山田錦「EAU DU DÉSIR」──。

 立ち香──なぜかコチラは栓がスクリューキャップ。そして、意外や意外、(勝手にメロン吟醸な表情を想定したのに) この時点では「山田錦」の方が香らない。香りの外皮を纏う渋み表面に、どことなくカマンベールチーズっぽい苦み&乳酸を感じるのはナゼだ (笑) 。それでも微かに白桃、奥でリンゴ系の甘酸も。一方で「雄町」は「山田錦」と比べるとそれなりにグラマラスで、クリーミイかつトロピカルな膨らみもあり、一瞬だけ「ウっ」とはなるものの、含むと酸のラインはシャープという。

 まあいいや、飲んでみる──。

 ♡☺♡「畳 (笑) ? なんか渋く (青臭く) 感じるんだけど・・・。でも、旨い旨い──アタシは雄町の方が好きだけど。」

 こちらは甘み&旨みが横に広がるニュアンスで、なんか餡子を使った和菓子みたいな甘旨の膨らみも感じる。身も蓋もない言い方をすると「雄町」の方が〝より篠峯的〟なので我々の舌には馴染むということです (笑) 。「山田錦」は味わいが横に広がる分〝酸の縦割り感〟が弱めで、逆に退けにかけては (全体としては「雄町」より甘いのに) 辛みが少し前に出る。



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 ▲フリトレー『マイク・ポップコーン しおとごま油味』は青のり風味で意外にイケる。クワナリ塩気が強いので、どちらかと言うとビール向き。



 まあ、これはこれで良い出来だとは思います。さすがに〝ふくよかさ〟は「雄町」よりあるので、余韻も長めで味も広がるけれど、我々が好みなのは、よりタイトでスリムな味筋を感じれる「雄町」ということですね。

 それと、元々「九平次」がこういう酒なのかは知らないけれど、ちょっと木香っぽい渋みがどちらの酒にも共通項としてある。香りの外皮に漂う、少しウッディーな節度ある草っぽい渋みが、結果的に「酸増強剤」のような役割を果たしていて、それもあって、オレの肯定を引き出す結果になったのかもな、とも思う。





── 2日目。

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 香りは瑞々しく麗しいんだけど、含むと少し渋いな。そして、本日もまた、甘みがほどける過程で〝こしあん〟のようなテクスチャーが現れて、少し余韻はうるさいですね。甘みの総量は「雄町50」より多めに感じるんだけど、相対的にテンションに乏しいので、味が広がって視界が開けた先に、どうしてもノイジーな辛みを感じてしまう。

 ♡☺♡「ちょっとクドいかなー。これをずっと飲み続けるのはツライ。」



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 雄町「SAUVAGE」──。

 やはり、こちらの方がスリム&タイトは味筋で、縦割りの酸が酒の芯に一切のブレを与えない。旨みの弾力感も筋肉質で、そこに一廉のフィネスとエレガンスが宿る。「山田錦50」は少し我々には大らかで味が出過ぎです。

 ♡☺♡「こっちは飲み続けられる。」

 あと、ナゼカ「山田錦50」の方が木香ライクな渋みが強めに出てます。これがそこそこ邪魔で、この酒のエレガンスを覆い隠す、決して小さくない欠点の一つになってます。そして、これはいつも思うことだけれど、この手の味クラーヴェは大して面白くはないです。日本酒の場合、結局は常に「酒そのもの仕込みの出来映え」だけが問題になるので、同一銘柄における酒米や酵母や精米歩合の違いがそのままダイレクトに味クラーヴェに反映されないという現実がある。つまり、両者が似たようなレベルの出来映えでない限り、有意義な比較になることは絶対にアリエナイということだ





── 3日目。

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 ▲越後製菓『味の追求 ソフト塩せん』は「ノンフライ」的な乾いたカロリーオフなテクスチャーもありつつ、米表現のメソッドとしては「亀田式」ではあるものの、意外にこのスカスカな質量感がイイ。



 やっぱ甘い、そして少し味が出過ぎ。どう考えても──少なくもこの「伊勢丹ストーリーは突然に」シリーズに関しては「雄町50」の勝利。言うなら、あっちはちゃんと程良く固まってるゼリーという感じ。

 ただ、食中は「山田錦50」もさほど甘みも感じないです。その代わり、甘旨が横に広がる際に、またしても〝こしあん〟なテクスチャーが出現 (笑) 。そして当然ながら「雄町50」は食中だとますます骨格の堅牢さが露わになって、米の旨みの立体にも心地良くアタックするニュアンスが前に出る。

 逆に言うと「九平次、大好き!」という人には出来の良い「篠峯」を飲んで大いに仰け反って欲しいので、今回買った30BYシリーズの中に〝そーゆー酒〟があればいいのだけれど。



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 ワイングラス──予定にはなかったけれど。

 ダメですね。ますます「うるさい酒」になって──ミルキーに甘やか──、フィネス&エレガンスが削減されます。とにかく「日本酒」は元から情報量の多い酒なので、真にワイングラスが活きるには、それなりの〝仕上がり具合〟は必須です。そしてそして、うーん、なんか「山田錦50」には、どうしても邪魔な木香のニュアンスがあるんだよなあ。

 開けたての状態には張り詰めたテンションも残っていてそれなりに飲めたけど、徐々にダラしないボディになり、今はもう、正直、いつまでも720mlがなくならないことに疲れ始めた (笑) 。こんなものを「美酒」とは言わせない。


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※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


日本酒 醸し人九平次 雄町 not_on_list_good

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