もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 チャリは寒いけど (逆に汗が冷えてスースー) 、お燗用の1800mlを買って来た。これでしばらくは安心。その店、去年から〝あの銘柄〟を扱うようになったのでオレにとっては更に便利。他に気になったのは「諏訪泉 阿波山田錦 Vintage 2015」とか、もはや「生酒コーナー」なんか見向きもしなかったよ (笑) 。
〜 たぶん年ベースだと余裕で250本以上の酒瓶を空にし、記事の比重は徐々にワインが日本酒を侵食、週末には必ずシャン、なるべく毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評 (ほぼ「浜辺美波」関連) 、超時々メガネ警察、特に悪気はないが冗談は常にキツめ 〜

◤Chartogne Taillet (シャルトーニュ・タイエ) AOC Champagne Brut「Sainte-Anne」NV(2015 Base, Dégorgement:2018/04) 




2019_8_31Chartogne_Taillet9520.jpg








 毎度アクセスありがとうございます。

 フィラディスの6本セットのうちの1本。ただこのセット、ちょいちょい中身が入れ替わるので、今の内容がベストというわけでもありません。

 Chartogne Taillet (シャルトーニュ・タイエ) は、いわゆるセロシアン (セロスと共に働き直接大きな影響を受けた弟子達のシャンパーニュ) と呼ばれる──どうもこの響きが個人的にアレ (笑) ──、ジャック・セロスで修行したアンセルム・セロスの弟子のうちの一人アレクサンドル・シャルトーニュが手掛ける家族計画のドメーヌで──ブドウ栽培は1683年からで、元詰 (RM業) は1960年代から始めた──、シャンパーニュ生産地の主要地区ではないヴァレ・ド・ラ・ヴェル地区 (格付け村はZERO) のメルフィ村 (ランスから北西に7km) に拠点を構える。

 かつて18世紀にはヴェルズネイやアイなど、現在のグラン・クリュの村と同等の最高値でブドウが取引されていたが、20世紀に入り度重なる戦禍に見舞われ、ブドウ畑が壊滅。後に畑は復興されたものの、かつての輝きが失われ、現在その栄光を取り戻すべくアレクサンドル氏が奮闘している真っ最中。



Vallée_de_la_Vesle_Merfy



 前回のロットは「2013年ベース (60%) 、2012年 (40%) 、シャルドネ:35%、ピノ・ノワール:65%、ドザージュ:5.5g/1L」だったのに対して、今回のロットは「2015年ベース (50%) 、2014&2013年 (50%) 、シャルドネ:50%、ピノ・ノワール:50%、ドザージュ:5-6g/1L、瓶熟:21ヶ月」なので、そこそこ別物なレシピになってますが、実際にクワナリ〝削げた〟タッチはありました。良く言えば「スタイリッシュさが前進」、悪く言えば「分かりやすさが後退」という感じですので、まあ、シャンパーニュ初心者にはオススメしません。



2019_8_31Chartogne_Taillet9523.jpg





◤シャルトーニュ・タイエ AOCシャンパーニュ ブリュット 「サンタンヌ」NV 2015年ベース(4,752 円フィッチ価格。

Tag Link



2019_8_31Chartogne_Taillet9543.jpg




 立ち香──デリシャスなリンゴもありつつ、ピノらしいキュートなベリー感もありつつ、しっかりハチミツとバター。全体には端正かつエレガントにフルーティーながら、酸はスっと直線的に入って来る。

 ♡☺♡「こういう暑い日にはキリっとシャープな味わいは最高。なんか味わい深い。美味しい!



2019_8_31Chartogne_Taillet9546.jpg



 透明感の中にキリキリと締め上げるような独特のミネラリティを宿しつつ、果実味の出力はパワフル。前回よりも無駄の削げた情報量の少ない味設計ながら、細部のニュアンスは明確に味覚される。ますます〝泡付きのスティルワイン〟という感じに進化してますね。

 ただし──です。ちょっと風変わりなバランスの味わいそれ自体は別にいいのだけれど、今は少し「どっちつかず」な印象も。マロラクティック発酵は部分的にブロックしてるみたいだけど、少しだけオレの言う「木工用ボンド臭」がある (笑) 。つまり、乳酸の出方が少し痩せこけてるというか、だったらピノ・ノワールの比率を上げてノンマロにした方がいいような。ベースワインの樽発酵&熟成も部分的に都度都度みたいだけど、今回のロットではあまり感じなかったかな。

 まあ、今回も旨いっちゃ旨いし、前回よりも個性的なバランスだとは思うけど、ワインとしての力強さは前回の方が上だったとは思います。





── 2日目。

2019_8_31Chartogne_Taillet9567.jpg



 相変わらず果実味は濃いです。ミネラルの出方がコート・デ・ブランのシャルドネとは異なり、キリキリと軋むように鋭利。個人的な嗜好で言えば〝粉舞うタッチ〟──味のしないラムネ菓子をガリガリ噛み砕く感じ──の方がタイプなんだけど、透明感の中に鎮座する、この独特のアタックは面白いっちゃ面白いです。ノンマロにして余計な乳酸フレイヴァーを除去して樽のニュアンスを少しグイっと持ち上げてくれれば尚良し。

 こうなると、ちょっと久々にベレッシュのNVを飲みたくなったな。彼らは親友同士 (ベレッシュが立ち上げた「Terres et Vins de Champagne」という有志団体にも参加) で、重なる部分もあるので。ちなみにベレッシュ絡みだと、ウメムラの3本セットがニャカニャカの欲しさ・・・。


moukan1972♂moukan1973



※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


Chartogne_Taillet シャンパン シャンパーニュ Champagne

Comment

Add your comment