もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 その吟醸、720mlが840円ナリ。
〜 日本酒の家呑みレポ&本日の1曲、安センベイ評、時々メガネ警察〜

◤山の壽 - 純米吟醸 雄町 27BY ── dಠಠb「旨い、旨いけどぉ、思ったよりも味の出方は薄い」#Fruity 




 山の壽です。ようやくです。もちろん初めて飲みます。なかなか個性的なキャラの杜氏さんのようで、そのへんのことは地酒屋こだまのHP内で詳しく書かれてます。

 ここの蔵の酒に生酒や直汲みはほとんどありません──あっても極々一部の限定品で、基本はすべて瓶燗火入れの商品になります。ラベルに「要冷蔵」と書いてあるので、おそらくは1回火入れの生詰なのかな? 今回は同梱先で山田錦が売り切れてたので、純吟雄町55を買ってみた。楽しみジャス (です) 。

 
 

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 bottle size:720ml





【133】山の壽 -やまのことぶき- 純米吟醸 雄町 27BY <福岡>

山の壽酒造 株式会社 (by 福岡県酒造組合) :http://www.fukuoka-sake.org


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yamanokotobuki_jungin_omachi3.jpg 瓶口からは花の蜜様のドゥワっとした濃醇な香り。花邑の雄町生とか花陽浴にも負けないドッカン華やかな立ち上がり。まるでシロップだよ。

 ここでチロリング (チロリにデカンタージュ) ──ワオ、トロピカル。甘酸っぱい顔立ち。パイナップル、マスカット、酢酸イソアミル系のバナナ&メロンも少しある。でも清々しい見通しの良い酸のキャラクターはリンゴ系だろうか。

 ガスは幻レベルに残ってるよ。火入れだけど、確かに他でよく言われるように、まるで生酒のようなフレッシュなタッチ。旨い、旨いけどぉ、思ったよりも味の出方は薄い。楯野川のあとに飲んだから、これは相対的な認識である可能性も高いが。

 もっと甘くてもいいな。リリースのアルコール感は比較的しっかりめ。苦みの余韻も長め。立ち香に比して含み香はホロ苦いタッチ。食中だと乾いた苦みがメインの酒質になっちゃうね。ただね、完成度というか、造りの良さはスゴイ伝わってくる。

 おかわり──

 あ、冷たい方が断然いいね。ガス感のもたらす凝縮感と甘苦渋いミネラリーな収斂性、及びフルーツ様のジューシイさが発揮されるのは、断然冷たい温度帯においてだよ。これ、酒単体で冷たいうちにガブガブ飲んだ方が楽しめるタイプの酒質かもね。

 もうトータルで2合以上飲んでるので、つづきは、また明日。今日はbirdばっか聴いてた。酒との親和性鬼高

 ♪bird - Souls (Especial Bossa Mix) 1999




── 2日目。


yamanokotobuki_jungin_omachi4.jpg 立ち香は相変わらずボリューミイ。トロみのある、少しハニーなツンとした光沢感のある甘やかさ。

 でも、含むと香りは全く気にならない。味わいの手仕舞いが素早すぎて少しついていけない (笑) 。もうちょい楽しみたいんだけど、キレ良すぎ。飲む前はあそこまで香るのに不思議。

 今日は食中の苦みはあんま気にならない。ホロ苦いタッチに少しサラサラした舌触りもあって、質量のない居心地のいい苦み。

 ちょっと開けるの早すぎたかな。いろんな酒屋で書かれてるほど、濃醇でも甘旨でもない。むしろ、恐ろしいまでの素早い味の収束感──なんていうか、潔いにもほどがあるというか、もう少し香りや味をステイさせればわかりやすく今っぽい酒になりそうなものを、そういう飲み手の安易な期待を意図的にバッサリ切り捨てる攻撃性というのかな、そんな少し意地悪だけど、杜氏の強い信念のようなスピリッツを感じさせる酒質だよ。

 少し予想してた酒質とは違ったけど、やはり、酒屋のコメントほどあてにならんものないということを再確認したという意味では有意義だったし、山田錦も今年中に是非買いたいと思った。まだまだこの酒の本質は掴みきれない。


moukan1972♂






日本酒 山の壽 雄町

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