もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 日本酒を飲んで心底「面白い」と思ったのは久しぶりかも。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤Domaine Petit-Roy (プティ・ロワ) IGP/VdF「Altesse」2016 




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 ▲昭和の三大異人──「長嶋茂雄」「アントニオ猪木」、そして「矢沢永吉」。特別枠で「楳図かずお」。今週水曜の『スッキリ』は要注目。



 photo: リカーMORISAWA






 毎度アクセスありがとうございます。


 店主に「自然派っぽくないヤツ (不自然じゃないヤツ) を」とリクエストしてピックしてもらった1本。

Domaine Petit-Roy」は中国生まれ中国育ち (11才の時に帰国) の斉藤政一氏が2017年にブルゴーニュはコード・ド・ボーヌのChorey-Lès-Beaune (ショレイ・レ・ボーヌ) に設立したドメーヌ (ネゴシアンは2016年に設立) で、今回のキュヴェはボジョレーの東にあるSavoie (サヴォワ) の友人から買った「Altesse (アルテス) 」という品種で造ったネゴシアン・ワインになります。

 アルテスはサヴォワ地方では馴染みのある品種で、シノニム (同義語) は「Roussette (ルーセット) 」。なので、このエリアの「AOCルーセット・ド・サヴォワ」と言ったらセパージュは「Altesse (アルテス) 」になります。ソーヴィニヨン・ブランにも通じる「シトラス&草」を感じたので、今後は少し意識して漁ってみます。





アルテス Altesse :白ブドウ。別名ルーセット(Roussette)。フランスのサヴォワ地区やサヴォワ、ビュジェーで主に栽培される白ブドウの品種。低収量で遅熟なものの、灰色かび病に強い耐性がある。アルテスから生産されたワインはエキゾチックな香りのなかにかんきつ類や薬草の香りを含んでおり、上質な酸味があります。長期熟成可能な品種と考えられています。アルテスはフルミントに非常に近い品種といわれており、原産はキプロスという説もありますが、フランス原産の品種の可能性が高いと考えられています。

Town Shop TANAKA-YAより)




フランスワイン地図3 というわけDE、このたび、新たに「」というTagを作りましたので、ご活用下さい。世間一般で言われている「自然派ワイン」の多くを、うちのブログでは「不自然なワイン」と位置付けおり、そうなると逆に「不自然じゃない自然派ワイン」を差別化する必要があり、それでこういう運びとなりました。

 一般的なワインラヴァーとココでマジトークをする気はないし──たかだか田舎の農産品に過ぎないワイン領域で下衆な選民意識を振りかざすスノッブな連中 (伊勢丹新宿のシャンパン・イベントの各ブースにいる輸入元の全ババアの約95%) は大嫌い──ブショネを指摘した程度で逆ギレするバカ舌のくせに (笑) ──、なので、逆にそっちがオレをバカしてくれた方が楽だし、むしろそうして下さい (笑)




オレ版『自然派ワインってこんな感じ』
(恣意篇)

アペラシオン的なテロワールからは逸脱するので、1本1本は「場当たり」で、ほとんどの日本酒マニアと同じように違う地域の違う銘柄の酒を脈絡なく気分でその都度チョイスしては「はい、次!」とスタンプラリー制覇の如く周遊しながら気軽に自由にいろんな酒を楽しめる。 (※基本的に体系的知識の習得を必要としない。)
ゆえに、基本的には造り手でしかワインを選べない。 (※少なくともアペラシオン買いに特別な意味はヌワイ。)
酸化防止剤 (SO2=二酸化硫黄) が無使用だったり少なかったりするので、液性に日本酒で言う「生酒」のような緩み&撓みがある。
言われなきゃ「ワイン」であることすらよく分からない味や香りのするモノもある。 (※我々はこれらを「不自然なワイン」を呼ぶ。)
音楽で言うとインディーズや地下アイドル、純文学小説で言うと「文學界」「群像」「新潮」「文藝」以外の雑誌や公募で新人賞を取った作家と似たような存在。 (※王道ジャーナリズムからは相手にされないケースが多い。)
ポップでロックでパンクなエチケット (ラベル) が多い。
愛飲家の志向性 (信条の質) が菜食者のそれと被る。ゆえに若干「信仰的」な雰囲気を醸し出す。 (※200%恣意的な見解。)
なぜか地酒を扱う店でプッシュされていることが多い。 (※酒泉洞堀一IMADEYA登酒店)




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◤ドメーヌ・プティ・ロワ IGP/ヴァン・ド・フランス「アルテス」20163,772 円

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 ▲彼の作る音楽には全く興味ないが、どこを切り取っても「絵」になるのはスゴい。



 立ち香──まずは開けたての瓶口から。そんなに不自然じゃないぞ (笑) 。なんか我々好みの柑橘系だな。これセパージュなんだっけ???──※「アルテス」です。なんかボルドーの白 (ソーヴィニヨン) みたいだな。ほんのりトロピカルだけど、あくまでも輝ける酸が主導する流れだし、しっかりちゃんと瑞々しくフルーティー。

 グラスに注いで──あ、ちょっと不自然侍キタ (笑) ? でも、イイ感じにジューシイな予感。基本的には柑橘ファイヤー。アプリコットのハチミツ漬けなんかもある。エレガントにフローラル。樽香はそれほどでも。



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 これはヨサーゲ司祭の小間使いなのか!?──。

「不自然」と「自然」の境界線で矢沢永吉がシャウトする。香りで感じたほど酸は強くないけど、旨みにポチャっとした──まるで日本酒の生酒のような──弾力感があって、こういう部分が普通のワインでは感じにくい要素で、不自然派としては最大のアドバンテージではあるだろうね。それでも縦のラインはシュっと端正で、このあたりのヤリ過ぎてないハイブリッド点は好評価──DESUGA!──ちょっと甘い。

 もちろん「あべ返し」から帰還すれば超酸っぱいけど。つうか永ちゃん、いちいちフォトジェニック過ぎるんですけど (笑) 。スタンドマイクを持ってるだけで全てが〝決めポーズ〟になる。



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 チロリタージュしてるけど、なんかジワジワとイイ感じにボルドーライク。それでいて、甘みや明るいトーンのコクのテカり具合には南フランスっぽさもあって──※実際には中央東エリア──、ニュアンスとしては、まさに「不自然なボルドー白=自然な不自然派」という体裁。値札さえ見なきゃ「まあまあ」かな。とはイエイ、このレベルで2,000円台は難しいかなー。

 ようやくグラスから樽由来の香ばしいアロマが開いて来た。あとは不自然派っぽい天然酵母香と、ややオレンジワインっぽいアロマ、余韻にはハツミツ様のコク。食中は極めて自然ですね。特にリピはないけど「ふざけるなこの不自然野郎!」も、またヌワイ。これでアンダー2,000円なら「歓喜」だけど、世の中そう甘くはヌワイ侍。



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 ▲ものすごぉ〜く凡庸なメロディーなんだけど、永ちゃんが歌うと非凡な歌に聴こえるから不思議。



 I LIKE THIS, OK.──値段さえ見なきゃ満足な白。





 1973チャレンジ!!!
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 ▲独特過ぎる表現 (笑) 。本人曰く「ホントはもうゆっくりしてもいいんだけど」「周りが放っておいてくれない」んだと。でも、本人はそれが「楽しい」んだって。もうすぐ70歳。化け物。



 ♡☺♡「なんか香りがスモモみたい。うん、爽やか。結構イイ値段じゃーん。」
 dಠಠb「一応『自然派』系。」

 ♡☺♡「ちょっとわかる (笑) 。」
 dಠಠb「でも、そこまで『不自然』じゃないだろ?

 ♡☺♡「別に飲める。」
 dಠಠb「これで2,000円以下ならリピート有り。誰かが手土産に持って来てくれれば素直に喜べるワイン。」





── 2日目。

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 ▲睨み顔 or 顰めっ面になると奥二重になります。



 今日はミネラルに〝塩気〟を強く感じる。これくらいリジッドな味筋の方がオレは好み。「Altesse (アルテス) 」という品種を覚える良いキッカケになったので、同梱で拾ってみます。2,000円前後で買えるヤツ、ある。

 今回ピックしてもらった3本の中ではコレが一番旨かったです。他の2本はジョウジェモニイ (どうでもいい) ──特に味も値段も不自然なアルザスのピノ・ノワール──です。


moukan1972♂



※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


ジュラ・サヴォワ 不自然じゃない自然派ワイン

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