もう肝臓の無駄使いはしたくない夫婦の日本酒備忘録

 低アル志向の「菊鷹」は一定の成果を上げているだけに、山本杜氏の移籍は痛い・・・。
〜 平日は日本酒、週末はシャン、毎日「本日の1曲♪」、合間にお菓子 (主に安煎餅) &女優評、超時々メガネ警察〜

◤篠峯 - 超辛口 大吟醸 赤磐雄町 30BY <奈良> ── dಠಠb「酒屋の冷蔵庫に並べてもあんま意味ヌワイ」#Clear 




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 毎度アクセスご苦労様です。


 チヨメン (千代酒造メンバー) の新商品 (チャレンジ酒?) ですね。しかもオレが特に可愛がっている「チヨメン6組 (千代酒造の6号酵母酒) 」の転入生です。

 雄町50、6号酵母、アル添、加水火入れ──という、ちょっと他であまり見掛けないレシピではあるものの、堺杜氏自身はそこまで奇異な酒を造るつもりはなかったようで、おそらくは「チヨメンとしての上質な食中酒」というコンセプトなんだろうと思いますが──裏のラベルにも書いてある──、それでもこのレシピにするあたりに〝彼特有の捻くれ者資質〟を感じずにはいられません (笑) ──「どうせやるなら山田錦50の9号酵母じゃ面白くない」的な。

 だったら来年は「伊勢錦45、28号酵母」でお願いします (笑) 。



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 bottle size:720ml長澤まさみ18歳





【803】篠峯 -しのみね- 超辛口 大吟醸 赤磐雄町 30BY <奈良>

千代酒造:http://www.chiyoshuzo.co.jp


Moukan's tag:





▪︎酒米/精米歩合:赤磐産 雄町/50%
▪︎酵母:協会6号
▪︎日本酒度/酸度/アミノ酸度:+12/1.5/0.6
▪︎ALC:15%
▪︎処理:一回火入れの加水。(※造った本人に確認済み。)
▪︎酒造年度/出荷日:H30BY/2019年6月出荷。
▪︎管理状況:2019/6/29に着、3℃で管理。
▪︎試飲日時:2019年7月13日 (土) / 1本目に開栓。
▪︎JudgementOn My List / Not On My List
▪︎Grademarvelous/excellent/good/insufficient/faulty/indeterminable

※On My Listの酒に「faulty (失敗している) 」はない。Not On My Listの酒に「marvelous (驚くべき) 」はない。On My Listの「good」とNot On My Listの「good」は同じではない。On My Listされた時点で当ブログの嗜好を満たすものとする。「indeterminable (判定不能) 」の酒は各Listに振り分けせず。

※「Judgement」「Grade」内の単語は全てリンク済み




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 立ち香──くわなり穏やかだけど、ちゃんとチヨメン6組の表情はある。うっすらエレガントにフローラルなあたり、さすがは香りが乗りやすいアル添スペック。グラスに注ぐと爽やかなシトラス香&赤い果実。閉じ気味の乳酸フレイヴァーも微かに。遅れてエアリーに甘やかなミネラル香。

 期待です!──「期待せずにお飲み下さい!^_^ 」by 堺杜氏。

 ♡☺♡「水か (笑) 。これを『水』と言うよ! 無味・・・アハハハ! あれ?みたいな。香りだけ纏って口の中に広がるけど、味は水。軽快どころか超軽快。ある意味、笑える。」



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 ではないけど、堺杜氏が「期待せずに」と言った意味はわかった (笑) 。まさに酔えるスポーツドリング (笑) ! オレは嫌いじゃないな。なんというか、「旨さ」に意識を持って行かれることもない代わりに「不味さ」に足を引っ張られることもヌワイというか

 ♡☺♡「食事の邪魔をしない静かな酒。」
 dಠಠb「割りと素直に鏡のようにスペックをそのまま映し出してる。」

 ある意味、モダン淡麗酒の極北。まあでも、Blancの火入れをロックにしたみたいな雰囲気もあるし、オレにとって火入れのアル添ってどういうわけか──「八海山 特別本醸造」しかり──ストラクチャーがスカスカな分、逆に〝米の旨みの立体〟を捕まえやすかったりするんだよね。コツンと米に当たるニュアンス。



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 絶対的に旨いわけじゃないけど、同一ジャンル (精米歩合50以下の火入れ大吟醸) の中で相対化させれば決して無価値な酒じゃない。気軽な居酒屋や日本酒居酒屋ではなく、むしろ「お一人様・お任せ10,000円~」とかの高級和食割烹高級鮨屋に常備させておくべき商品。どうせドイツもコイツもソイツもアイツも「黒龍」や「磯自慢」のジョウジェモニイ大吟醸を15,000円とかで提供してるんだろ?──マヌケめ。

 だったらコレだろ──という話。これならボトルを5,000円くらいで出せて「黒龍」や「磯自慢」の15,000円より旨いだろ。

 あと、僭越ながら──とも思ってないけど (笑) ──堺杜氏に一つアイディアを提供しておくと、この酒は「流通」というか「販売方法」を少し工夫した方がいい。シャンパーニュには「マルク・ ダシュトゥール (MA=(marque d`acheteur) 」という業容スタイルがあって、簡単に言うと、ホテルやレストランからの依頼を受けて店オリジナルのPBとして瓶詰めするシャンパーニュのことを言うんだけど、日本酒でもありますよね?──「店オリジナル」ってヤツ。


 あれを少し発展させて、ベースとなるシンプルなラベルだけ手前で用意して、そこに「名入れ」するスタイルで「篠峯」を取り扱う関西圏の高級和食屋に営業をかける──「ボトル5,000円で提供できる和食に合うキレイな大吟醸を造ったんですが、本商品は店の名入れサービス付きです」みたいな。

 中身はどこの店も同じだけど、ラベルの「名入れ」だけ変えて流通させるという新スタイル (笑) 。DE、隅の方に小さく「Shinomine」と書いておいて、関西圏のリッチマンたちに「これ、黒龍や磯自慢より安くて美味しいですやん」と言わせたら勝ちという最終目標を立てる、と。

 この酒にとっての最大のアドバンテージは、ズバリその値段の安さ (1,728円) 、こそにある。だがしかし、このタイプの酒 (火入れのアル添) はエンドユーザー (日本酒マニアさんたち) には人気がないし、贈答用としては逆にその安さが前向きな購入を阻害させるし、居酒屋は基本1800mlしか買わないしで、となれば、やはり、ボトル5,000円で提供することを視野に入れている高級和食店に1本でも多く流通させるべきであり、そのために何をどうするかを考えるべきである。

 つまり、商品コンセプトそのものの正しさよりも、それを正しい場所に流通させることの方が、この酒にとってはより大事になる。実際、こういうタイプのこの価格帯の日本酒を求めている飲食店は必ず一定数以上は存在するはずである。存在しないのなら、新しい価値をでっち上げて定着させればいい





── 3日目。

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 立ち香──チヨメン6組らしいクリアな乳酸フレイヴァーに抽象的な赤めのフルーティネスがエレガントに重なる、いつもの〝あの感じ〟は確かにあるものの、生酒のようなビビッドな光彩には乏しいです。

 ♡☺♡「あ、旨いな。初日よりいい。飲んだ瞬間にそう思った。いいお酒。他の銘柄にはない何かがある。」

 食事と合わせると〝丁度いい塩梅の出汁感〟がある。明らかに火入れの質感ながら、それでも「苦い」だの「重い」だの「うるさい」だのの不出来な (仕上がり前の) どうしようもない生原酒よりは綾瀬はるかにマシ。







 チヨメン6組らしい〝桃のアンドロイド感〟もあるし、何より、まあ「食事」に対しての「出汁」としての関わり方ですよね──まさに関西地酒アイデンティティーにおける〝エレガントな箇条書きの良き一例〟という。

 この酒は絶対に「高級和食/鮨店のボトル」向け。うちは滅多に夜二人で外食もしないし、ましてや高級店なんかには更に行かないけれど、それでも極稀に行ったことのある「水たき 玄海」にコレが5,000円でオンリストされていれば、当然チョイスは視野に入る。


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※2019年4月22日よりコメントは「承認制」に、同年6月15日より非公開コメントが「不可」になりました。[詳細&ガイドライン


日本酒 篠峯 on_list_good 浜辺美波

Comment

Name - moukan1972♂  

Title - To めいさん

毎度です。

「まるで村名クラスの!」とか言われてますが、そもそも値段が「村名クラス」なので (笑) 。酸が強い割りにちゃんと凝縮感があってそこそこ旨いですが、3,000円台前半でも旨いヤツはあるので、貰えるものなら貰っておくという感じです。

2019.07.18 Thu 11:55
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Name - めい  

Title - 

おばんです。

おっと、クロードデュガですか(笑)
旨そうですね…
2019.07.17 Wed 21:29
Edit | Reply |  

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